大江駅 (愛知県)

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大江駅
2004年に改築された大江駅駅舎
2004年に改築された大江駅駅舎
おおえ - ŌE
所在地 名古屋市南区加福本通二丁目8-1
所属事業者 名古屋鉄道
駅構造 地上駅
ホーム 3面5線
乗車人員
-統計年度-
2,550人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1917年(大正6年)5月10日
乗入路線 2 路線
所属路線 常滑線
キロ程 3.8km(神宮前起点)
道徳 (1.4km)
(1.5km) 大同町
所属路線 築港線
キロ程 0.0km(大江起点)
(1.5km) 東名古屋港

大江駅(おおええき)は、愛知県名古屋市南区加福本通にある、名古屋鉄道(名鉄)のである。

概要[編集]

常滑線から築港線が分岐する急行停車駅(平日朝には一部の快速急行も停車)。

堀田駅と同様に、名古屋方面は当駅を出ると事実上名古屋本線西枇杷島駅または犬山線西春駅まで待避ができない[注釈 1]。そのため日中は急行または準急と普通が緩急接続を行っており、一部の普通は更にミュースカイや特急の通過待ちも同時に行うため、10分ほど停車している。

新車が搬入される際は、日中、当駅まで名古屋臨海鉄道ディーゼル機関車にひかれて搬入後、検査等が行われて深夜に当駅を離れ、豊明検車区あるいは舞木検査場まで自走もしくは電気機関車に牽引されて移動する(途中金山駅でスイッチバック)。名古屋市営地下鉄鶴舞線桜通線の新車も当駅までは前記のように搬入される。そのあとは、電気機関車に牽引されて金山駅、知立駅を経由して日進工場まで運ばれる。

かつては、築港線ホームそばから築港線東名古屋港駅まで築港線に並行して高架でHSSTシステムの実験線が存在していた(現在は撤去)。2002年頃から、試運転のためにリニモ車両(編成番号01)が大江駅のHSST実験線上に留置されていたことがある。

ローマ字表記は「ŌE」であり、名鉄では国府駅 (KŌ) とともに最短の駅名である。他社も含めローマ字2字の駅名は全国にいくつかあり、いずれもローマ字としては最短の駅名である。

駅構造[編集]

  • 常滑線用に2面4線、築港線用に1面1線のホームを持つ有人駅。ホーム有効長は常滑線用の1~4番線が8両分、築港線用の5番線が4両分である。常滑線用は奇数ホームが本線、偶数ホームが待避線になっており、須ヶ口駅(待避はできないが、奇数ホームに津島線の電車、偶数ホームに本線の電車が入る当駅と似た形)と同じく、名鉄では珍しい。
のりば
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 常滑線 下り 太田川常滑中部国際空港知多半田方面 本線
2 常滑線 下り 太田川・常滑・中部国際空港・知多半田方面 待避線
3 常滑線 上り 神宮前名古屋犬山岐阜方面 本線
4 常滑線 上り 神宮前・名古屋・犬山・岐阜方面 待避線
5 築港線 下り 東名古屋港ゆき  

両線は駅北側で分岐し、扇に近い形となるが、その間に電車の留置線がある。

改札口は2ヶ所で、電車の発着のある時間帯は駅員が常駐[注釈 2]。1ヶ所は駅の東側にある駅出入口と、もう1ヶ所は跨線橋上にある築港線との中間改札口(東名古屋港駅の改札処理を行うもの)で、駅外へは出られない。改札口と各ホームとは跨線橋で結ばれている。

名古屋方面が不通になった際に、太田川方面からの列車が当駅で折り返しとなることがある。

バリアフリー工事により、今まで設置されていなかったエレベーターや列車案内が設置されるようになった。ちなみに列車案内は、フルカラーLED式2段表示である。フルカラーLED式2段表示は、布袋駅、青山駅、堀田駅、新安城駅の次に設置された(2010年11月より)。同時に自動放送[注釈 3]も稼動した。それまでは駅員が放送を行っていた。

配線図[編集]

大江駅 構内配線略図 (2009年現在)
東名古屋港方面

中部国際空港
河和方面
大江駅 構内配線略図 (2009年現在)
神宮前
名古屋方面
凡例
出典:[1]



2面3線時代の大江駅 (1986年)
東名古屋港方面

常滑
河和方面
2面3線時代の大江駅 (1986年)
神宮前・
新名古屋方面
凡例
出典:[2]



利用状況[編集]

名古屋市統計年鑑によると、当駅の一日平均乗客数は以下の通り推移している。

  • 2005年度 - 2,461人
  • 2006年度 - 2,593人
  • 2007年度 - 2,639人
  • 2008年度 - 2,718人
  • 2009年度 - 2,550人

近隣の準急停車駅である大同町駅や普通列車のみの停車駅である柴田駅よりも利用客は少ないが、駅の構造上緩急接続が可能なため急行が停車する。なお、2005年1月29日のダイヤ改正まで、河和線直通の急行は一部を除いて停車しなかった。

駅周辺[編集]

歴史[編集]

  • 1917年大正6年)5月10日 - 愛知電気鉄道の駅として開業する[3]
  • 1919年(大正8年)4月16日 - 道徳寄りに0.1マイル移転[4]
  • 1924年(大正13年)1月15日 - 道徳寄りに0.5マイル移転。築港線が開業し同線との分岐駅となる[5]
  • 1935年昭和10年)8月1日 - 名岐鉄道と合併し名古屋鉄道が発足したことにより同社の駅となる。
  • 1990年平成2年)10月29日 - 準急が廃止され、普通のみの停車となる。
  • 1991年(平成3年)12月 - 築港線ホームを分離し、下り副本線新設、留置線増強など駅構内が大幅に改良される[6]
  • 2004年(平成16年)12月15日 - 新駅舎が開業し移転する。築港線乗り換え口がトランパス対応に改修されるとともに、東名古屋港発の硬券乗車券ならびに車内補充券式の乗車券の販売が終了する。
  • 2005年(平成17年)1月29日 - ダイヤ改正に伴い、すべての急行の停車駅になる(それ以前は2000年より主に常滑駅発着の急行の一部が停車していた)。
  • 2009年(平成21年)10月3日 - 築港線の4両運転に伴い、5番線を3両から4両ホームへと延長される。同時にホームの拡幅およびかさ上げも行われた。
  • 2011年(平成23年)
    • 2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
    • 3月26日 - ダイヤ改正に伴い、平日朝に名鉄名古屋駅を7時台に発車する快速急行3本が停車するようになる。
  • 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。

隣の駅[編集]

名古屋鉄道
常滑線
ミュースカイ特急快速急行
通過
快速急行(特別停車)
神宮前駅 - 大江駅 - 太田川駅
急行
神宮前駅 - 大江駅 - (一部大同町駅聚楽園駅) - 太田川駅
準急
神宮前駅 - 大江駅 - 大同町駅
普通
道徳駅 - 大江駅 - 大同町駅
築港線(普通のみ運転)
大江駅 - (名電築港駅) - 東名古屋港駅

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ (一宮方面の場合、6両以上の列車は二ツ杁駅、急行なら新清洲駅まで待避不可。金山駅では構造上待避が可能であるが本数が多いため通常は行わない)
  2. ^ 駅入口の改札は常滑線の始発から終電まで、築港線中間改札口は東名古屋港ゆきが運転される時間帯のみ駅員が配置される。また、築港線改札口の駅員は案内上東名古屋港駅の駅員となっている。
  3. ^ 近年普及しつつある、種別→行先の順に読み上げるタイプ(例・「急行・新鵜沼行き」)のもの。

出典[編集]

  1. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  2. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第473号 1986年12月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、付図「名古屋鉄道路線略図」
  3. ^ 「軽便鉄道停留場設置」『官報』1917年5月30日(国立国会図書館デジタル化資料)
  4. ^ 「軽便鉄道停車場位置変更」『官報』1919年6月7日(国立国会図書館デジタル化資料)
  5. ^ 「地方鉄道運輸開始並営業哩程変更」『官報』1924年2月26日(国立国会図書館デジタル化資料)
  6. ^ 『鉄道ピクトリアル No.624 1996年7月号臨時増刊』 鉄道図書刊行会、p.25

関連項目[編集]

外部リンク[編集]