四日市駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| 四日市駅 | |
|---|---|
駅舎
|
|
| よっかいち - Yokkaichi | |
| 所在地 | 三重県四日市市本町3-85 |
| 所属事業者 | 東海旅客鉄道(JR東海) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
| 電報略号 | ヨカ |
| 駅構造 | 地上駅 |
| ホーム | 1面3線 |
| 乗車人員 -統計年度- |
2,232人/日(降車客含まず) -2007年- |
| 開業年月日 | 1890年(明治23年)12月25日 |
| 乗入路線 2 路線 | |
| 所属路線 | 関西本線 (伊勢鉄道伊勢線直通含む) |
| キロ程 | 37.2km(名古屋起点) |
|
◄富田浜 (4.2km)
(3.2km) 南四日市►
|
|
| 所属路線 | 関西本線(貨物支線) |
| キロ程 | 0.0km(四日市起点) |
|
(3.3km) 塩浜►
|
|
| 備考 | みどりの窓口 有 |
四日市駅(よっかいちえき)は、三重県四日市市本町にある東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)関西本線の駅である。
当駅では関西本線名古屋方面からの折り返し普通列車の区間運転便が日中を中心として設定されている。また関西本線の列車のほか、河原田駅を起点とする伊勢鉄道伊勢線の列車も乗り入れている。ただし、四日市 - 河原田間はJR線への乗り入れという扱いとなるため、伊勢鉄道線普通列車であってもこの区間の運賃はJRの運賃として計算される。
目次 |
[編集] 概要
市名を冠した駅であるが、四日市市の代表駅の地位は、近畿日本鉄道(近鉄)の四日市付近における経路変更と住宅地の内陸方向への展開により西に2kmほど離れた近鉄四日市駅になっている。市民のあいだで「四日市駅」とは「近鉄の駅」であり、こちらは「JRの四日市駅」と呼ばれている。市街地も近鉄四日市駅を中心に形成されており、当駅はコンビナートを中心とする工業地帯に近い一角に位置している。
東にある四日市港まで日本貨物鉄道管轄の側線(通称:四日市港線)2.5kmが伸びており、途中の千歳運河を渡るところに国の重要文化財になっている現役唯一の可動鉄道橋末広橋梁があることで有名。また、当駅より関西本線貨物支線が塩浜駅まで伸びている。
[編集] 駅構造
1面3線の島式ホームを持つ地上駅。伊勢鉄道直通の普通列車(当駅始発)が使用する3番線は、2番線を南四日市側に50mほど歩いた先に設置されている。その為当番線のみ架線が引かれていない。ホームと駅舎は、多数の側線を跨ぐため長い跨線橋で連絡している。
駅構内・駅舎は広大であるが今では使われず閉鎖されている区画が多い上に、跨線橋にエレベーターやエスカレーターの設備がないなどバリアフリー対策も遅れている。トイレは改札内になく、改札口を出たホールにもない。トイレに行くには、駅舎内の閉鎖区画があるため、駅出入口から駅舎外へ出て南に50mほど歩き、再び駅舎に入りトイレに行く必要がある。 早朝や深夜のほか、昼間でも短時間ではあるがみどりの窓口が閉まっている時間帯がある。なお、昼間は駅内にあるJR東海ツアーズでも購入可能である。自動券売機・自動改札機は深夜は使用停止となるため、自動改札機は扉なしの簡易型に格下げ、無人駅と同じ集札箱も設置された。
| 1 | ■関西本線 | (下り) | 亀山方面 |
|---|---|---|---|
| (上り) | 桑名・名古屋方面(一部の列車) | ||
| ■伊勢線経由 | 鈴鹿・津・鳥羽・新宮方面(特急・快速) | ||
| 2 | ■関西本線 | (上り) | 桑名・名古屋方面 |
| 3 | ■伊勢線直通 | 鈴鹿・津方面(普通列車) | |
[編集] 貨物駅
コンテナホームは4面、コンテナ荷役線は7線ある。ホームは、駅舎に近い側から島式1面2線、単式1面1線、島式1面2線、単式1面2線の順に配置されている。最も東側のホームは海上コンテナ・大型コンテナ専用で、ホームに近い荷役線も舗装されている。なお、駅舎に最も近いホームは使用されておらずコンテナ置場となっている。このホームの北端に、営業窓口のJR貨物四日市営業支店がある。
構内には複数の留置線と2本の検修線があり、検修庫が1棟設置されている。この検修庫では、四日市周辺で運用されるコンテナ車や石油輸送用タンク車、炭酸カルシウム輸送用ホッパ車などの点検などを行っている。
駅構内北端からは、本線東側に沿って北上するコスモ石油専用線が分岐している。専用線の終端、三滝川付近に同社四日市製油所のタンク車用石油荷役線が4本あり、石油製品の積み込みが行われている。荷役を終えたタンク車はJR貨物のディーゼル機関車により発送される。空車の受取は日本通運が保有する小型ディーゼル機関車が行う。
旧四日市港駅へ向かう側線は、駅構内南端から分岐している。前述の末広橋梁を渡った先にある着発線の北端より先には太平洋セメント専用線が敷設されている。。専用線の終端には太平洋セメント藤原工場四日市出荷センターのセメント荷役設備があり、入換作業は太平洋セメントが保有するディーゼル機関車が行う。
[編集] 取扱う貨物の種類
コンテナ貨物は、JR規格の12フィート・20フィート・30フィートコンテナや、20フィート・40フィートISO規格海上コンテナを取り扱っている。これは、JR貨物が取り扱う全種類のコンテナ規格である。主な輸送品目は化学薬品・食品・清涼飲料水などとなっている。また産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の取扱許可を得ており、これらが入ったコンテナも発着している。
車扱貨物は、コスモ石油専用線から発送されるガソリン・重油などの石油類や、太平洋セメント専用線のセメント・骨材を取り扱っている。石油類は、当駅からタンク車で南松本駅(日本オイルターミナル松本営業所)へ発送される。セメント・骨材は、太平洋セメント藤原工場で生産され、三岐鉄道東藤原駅で貨車に積み込まれ当駅まで輸送後、港湾部の出荷センターを経由し海上輸送される。
[編集] 貨物列車
- コンテナ車を連結する高速貨物列車は、名古屋貨物ターミナル駅との間に1日3往復運行されている。
- タンク車などを連結する専用貨物列車は、下りが1日4本、上りが1日2本稲沢駅方面との間に運行されている。その他富田駅との間にも、1日3往復が運行されている。
- その他、塩浜駅や南四日市駅との間にも数本列車が運行されている。
[編集] その他
[編集] 利用状況
- JR東海
- JR貨物
- 2003年度の発送貨物は534,885トン、到着貨物は973,146トンであった。
[編集] 駅周辺
西側には街路樹のある中央通りがあり、2kmほど行くと近鉄四日市駅がある。東側は四日市コンビナートの一帯となっている。
- タクシープール(駅前)
- ロータリー(駅前)
- 四日市市役所
- 四日市ハローワーク(四日市公共職業安定所)
- 四日市郵便局
- シー・ティー・ワイ - 地元四日市市のケーブルテレビ
- 国道23号(名四国道)
- 国道164号
- 住友電装本社
- 東邦ガス四日市営業所・ショールーム「リベナス四日市」
- 諏訪神社
[編集] バス路線
- 三重交通
- 1番乗り場
- 71系統 福王山(近鉄四日市経由)
- 94系統 市立病院(近鉄四日市経由) ※1日1本平日のみ
- 95・96系統 ガーデンタウン東日野(近鉄四日市経由)
- 2番乗り場
- 61系統 宮妻口(近鉄四日市・室山・高花平経由)
- 62系統 山本・椿大神社(近鉄四日市・室山・高花平経由)
- 63系統 小山田病院(近鉄四日市・室山・高花平経由)
- 64系統 高花平(近鉄四日市・室山経由) ※1日1本平日のみ
- 3番乗り場
- 95系統 四日市港(千歳町経由)
- 96系統 四日市港(曙町経由)
- 4番乗り場
- 01系統 市立病院(東新町・近鉄四日市経由)
- 02系統 近鉄四日市(東新町経由)
- 1番乗り場
- 三岐鉄道バス
[編集] 歴史
かつて、伊勢電気鉄道線(のち近鉄名古屋線)が国鉄駅に隣接して四日市駅を設置して接続駅としたが、1956年の善光寺カーブを始めとする急曲線の解消、短絡を目的とした経路変更により廃止し、西側の諏訪駅近傍に近鉄四日市駅を建設した。
伊勢電気鉄道はのちに四日市駅西口前の四日市市駅まで路線を延ばしていた三重軌道より四日市市 - 諏訪間の線路敷を譲受して桑名へ路線を延伸した。
- 1890年(明治23年)12月25日 - 関西鉄道が柘植駅から延伸した際の終着駅(一般駅)として開業。
- 1894年(明治27年)7月5日 - 当駅から桑名仮停車場まで路線延伸。途中駅となる。
- 1907年(明治40年)10月1日 - 国有化。
- 1909年(明治42年)10月12日 - 線路名称制定。関西本線の所属となる。
- 1915年(大正4年)12月25日 - 三重軌道 四日市市 - 諏訪前間が開業(近鉄内部線の前身)。
- 1916年(大正5年)3月3日 - 四日市鉄道 四日市 - 諏訪間が開業(近鉄湯の山線の前身)。1919年までに四日市市駅に改称。
- 1920年(大正9年)12月21日 - 四日市港駅までの関西本線貨物支線が開業。
- 1922年(大正11年)3月1日 - 伊勢鉄道(のちの伊勢電気鉄道)の新四日市駅開業(近鉄名古屋線の前身)。
- 1922年(大正11年)10月1日 - 伊勢鉄道 新四日市駅を四日市駅に改称。
- 1927年(昭和2年)11月29日 - 四日市鉄道 四日市市 - 諏訪間廃止。
- 1928年(昭和3年)1月29日 - 三重鉄道 四日市市 - 諏訪前間廃止。
- 1944年(昭和19年)6月1日 - 塩浜駅までの関西本線貨物支線が開業。
- 1952年(昭和27年)12月1日 - 四日市駅から三岐鉄道三岐線へ直通する旅客列車が運行開始。
- 1956年(昭和31年)9月23日 - 近鉄名古屋線が経路変更。海山道 - 四日市 - 諏訪(現在の近鉄四日市)間廃止。
- 1960年(昭和35年)2月28日 - 跨線橋が完成。
- 1964年(昭和39年)10月1日 - 三岐線直通旅客列車が廃止。
- 1985年(昭和60年)3月14日 - 四日市 - 四日市港間が廃止(路線自体は現在もJR貨物の側線として存続)。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 荷物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅となる。
- 2006年(平成18年)11月25日 - TOICA対応改札機稼動開始。
[編集] その他
- バブル期からの計画として四日市市の再開発の一環で、近鉄四日市駅方面とを結ぶ中央通りを四日市港まで延伸するとともに、駅を高架化し貨物施設は霞地区へ移転させる案があったが、移転場所が具体化せず、実現の可能性も低くなってきた。
- 関西本線は名古屋駅から四日市駅まで特定区間運賃を採用し、並行する近鉄よりも安価な運賃(JR¥460、近鉄¥610)で巻き返しを図っているが、利用者数および発着本数は圧倒的に近鉄の方が多い。なお、2009年3月14日改正では名古屋 - 亀山に快速が毎時1本設定され、これにより日中の名古屋 - 四日市では快速「みえ」と合わせて毎時2本の快速列車が運転されるようになり、動向が注目されている。
- かつて四日市駅と富田浜駅との間に牛起駅が存在した。三岐鉄道からの乗り入れの普通列車(気動車)のみ停車し、関西本線の普通列車は通過していた。
- 駅舎の南半分には、1階部にホールがあり、2階部にはかつてレストランが営業していたが、現在はどちらも使われていない。
[編集] 隣の駅
- 東海旅客鉄道
- 関西本線
- 特急「南紀」停車駅
- 日本貨物鉄道
- 関西本線貨物支線
- 四日市駅 - 塩浜駅
[編集] かつて存在した路線
- 日本国有鉄道
- 関西本線貨物支線
- 四日市駅 - 四日市港駅
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
|
|||||
|
|||||

