布袋駅

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布袋駅
仮駅舎
仮駅舎
ほてい - HOTEI
石仏 (2.4km)
(2.0km) 江南
所在地 愛知県江南市布袋町
所属事業者 名古屋鉄道
所属路線 犬山線
キロ程 14.2km(枇杷島分岐点起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
3,905人/日(降車客含まず)
-2009年-
開業年月日 1912年大正元年)8月6日

布袋駅(ほていえき)は、愛知県江南市布袋町にある、名古屋鉄道犬山線である。現在、当駅は仮ホームとなっており、2019年度完成に向けた高架工事が行われている(後述)。

駅構造[編集]

8両編成対応の島式2面4線を有する地上駅で、現在は高架駅への改良工事中につき、仮ホームである。かつては貨物扱いの拠点駅のひとつであった。

駅舎とホームは跨線橋で繋がっている。終日駅員配置駅で自動券売機自動改札機LED発車標列車種別のみフルカラー表示〈これは名鉄内のすべての駅の中で最も早くフルカラーLEDになった〉。仮ホーム移行の際、エレベーターが設置され、バリアフリー対応となった。自動放送も行われている。

待避線があり、2008年(平成20年)12月27日のダイヤ改正までは当駅で待避する列車が多数あったが、同改正後は当駅での追い越しは少なくなっている。仮線に切り替わる前の下りホーム西側の貨物側線は廃車予定の車両や新造車両の疎開留置に使用される場合もあり、近年では、2008年(平成20年)12月26日(前述のダイヤ改正前日)までのしばらくの間、1700系(1702F)の留置に使用された他、同日からは入れ替わりに同日で運用を離脱した、7000系(7041Fと7043Fの2編成)が数ヶ月間留置されていた。

ホーム屋根の骨組みや柱は知立駅と同じく古レールを再利用したもので、CARNEGIE 1897(1897年 カーネギー鉄鋼:現USスチール)の銘があるものもある。

のりば
ホーム 路線 方向 行先
1・2 犬山線 下り 江南犬山新鵜沼岐阜新可児方面
3・4 犬山線 上り 岩倉名古屋豊橋中部国際空港地下鉄鶴舞線方面

配線図[編集]

布袋駅(仮駅移行前) 構内配線略図

上小田井・
名古屋方面
布袋駅(仮駅移行前) 構内配線略図
江南・
犬山方面
凡例
出典:[1]



旧駅舎について[編集]

旧駅舎は名鉄駅で最古となる1912年大正元年)の開業当初からのもの。外観は大正浪漫を感じさせる擬洋風建築となっており、洋風のハイカラな車寄せと、瓦葺き屋根という対照が瀟洒な印象を生んでいた。なお、かつては、同線の岩倉、古知野(現、江南駅)、扶桑などといった駅も同様の駅舎であったが、地下駅舎化や橋上駅舎化などによって次々と取り壊され、最後に残ったのがこの布袋駅であった。車寄せの飾りには名古屋電気鉄道時代の社紋が刻まれている。

布袋地区の有志は駅舎を保存する活動に乗り出し、2007年(平成19年)5月21日テレビ愛知速ホゥ!で取り上げられた。2009年(平成21年)11月には、一部保存に向けて住民有志約30名が「布袋駅舎保存会」を設立した[2]

その後、布袋駅の旧駅舎が地元住民の保存運動が実り、名鉄から市に一部が譲り渡されることが決まった。市が名鉄と交渉し、2010年(平成22年)5月27日に基本合意に至った。旧駅舎の取り壊しは免れなかったが、車寄せや飾り天井など建物の一部や備品類を市が名鉄から譲り受けることとなった。駅舎の備品の取り外しは同年9月下旬ごろ行われ、江南市民まつりで展示された。10月より駅舎解体工事に着手、仮駅舎の工事は下り線ホームが2011年に完成した。仮線の工事も進められ、2012年10月27日の始発より下り(犬山方面)が仮線に切り替わった。駅北側にあったの木は仮線工事の支障となるため、2012年2月に切り取られた。

駅高架化計画[編集]

布袋地区を対象とした、江南市の「都市再生整備計画」の関連事業として、当駅と、その前後1.4kmの名鉄犬山線線路を高架化予定である。開始は2004年度(平成16年度)、2009年(平成21年)10月より着工し、完成は上り線が2016年度(平成28年度)、下り線が2019年度(平成31年度)とされている[3]2010年(平成22年)2月6日より旧駅舎西側に建てられた仮駅舎の供用を開始し、旧駅舎の使用は前日の2月5日に終了した。

利用状況[編集]

1日平均の乗車人員(降車客含まず)は、愛知県統計年鑑によると2007年度(平成19年度)は4,178人で、江南市の統計によれば、2009年度(平成21年度)で3,905人である。

犬山線の駅では、17駅中9位である(平成17年度)。

駅周辺[編集]

駅南の小折地区に、かつて尾張藩小牧代官所出張所があり、布袋にはがたって栄えた。明治時代になると、現在の江南市岩倉市犬山市一宮市などにわたる丹羽郡を管轄した役所が設置されるなど、地域の行政の中心地となった。

江南市は布袋町古知野町(江南駅近隣附近)などが昭和戦後に合併して誕生した市で、江南市役所の本庁舎は江南駅の近隣にある。現在の布袋駅周辺は静かな住宅地である。

  • 布袋ふれあい会館(館内に江南市役所布袋支所が同居)
  • 布袋の大仏(御嶽薬師尊)江南駅方面線路沿い西側にあり、電車の車窓からも見える。
  • 布袋の大仏(木造阿弥陀如来坐像)
  • いちい信用金庫 布袋支店
  • 大口屋(和菓子屋) 本店
  • ピアゴ 布袋店
  • 江南保健所
  • 江南警察署
  • 交通児童公園(警察署に隣接)
  • 県立尾北高校
  • 江南市立布袋中学校(尾北高校に隣接)
  • 国道155号(バイパス。東名・名神・中央道の小牧IC及び名古屋高速の小牧北出入り口に直結)
  • 県道名古屋江南線(通称:名草線)

バス[編集]

歴史[編集]

開業直後の構内から見た駅舎
  • 1912年大正元年)8月6日 - 開業。
  • 1996年平成8年) - 4番線ホーム延伸(6両→8両)。それまでは、名古屋方面に向かう急行で8両編成の列車が特急待避を行う場合、犬山寄りの2両はドアカットを実施していた。
  • 2004年(平成16年)2月15日 - SFパノラマカードユリカが使用可能となる。
  • 2009年(平成21年)10月 - 高架化工事着工。
  • 2010年(平成22年)2月6日 - 仮駅舎での営業を開始。この際に名鉄の駅のでは初めてフルカラーLED方式の発車標を採用した。
  • 2011年(平成23年)2月11日 - ICカード乗車券「manaca」供用開始。
  • 2012年(平成24年)2月29日 - トランパス供用終了。
    • 10月27日 - 下り1・2番線を仮設ホームに移転。
  • 2013年(平成25年)10月27日 - 上り3・4番線を仮設ホームに移転[4]。当初は10月26日に移転する予定だったが、台風27号の影響により延期となった。

隣の駅[編集]

石仏駅との間に小折口駅があったが、廃止された。

名古屋鉄道
犬山線
ミュースカイ快速特急特急
通過
快速急行急行
岩倉駅 - 布袋駅 - 江南駅
準急・■普通
石仏駅 - 布袋駅 - 江南駅

脚注[編集]

  1. ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』通巻第816号 2009年3月 臨時増刊号 「特集 - 名古屋鉄道」、巻末折込「名古屋鉄道 配線略図」
  2. ^ “名鉄最古の布袋駅、住民が「保存会」設立へ”. 中日新聞 CHUNICHI Web (中日新聞社). (2009年10月26日). オリジナル2009年10月28日時点によるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20091028165803/http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2009102602000218.html 
  3. ^ [1][リンク切れ]
  4. ^ 布袋駅付近鉄道高架化事業 上り線を仮線に切り替えて運行開始 (PDF) - 名古屋鉄道

関連項目[編集]

外部リンク[編集]