今津駅 (兵庫県)

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今津駅
いまづ - Imazu
所在地 兵庫県西宮市
所属事業者 阪神電気鉄道駅詳細
阪急電鉄駅詳細

今津駅(いまづえき)は、兵庫県西宮市にある、阪神電気鉄道阪急電鉄。駅番号は阪急はHK-21、阪神はHS 16。西宮市道今津西線を横断する阪神線踏切の廃止を主目的として2001年に完全高架化された。

利用可能な鉄道路線[編集]

駅構造[編集]

阪急と阪神の駅は屋根付きの連絡通路で結ばれている。この連絡通路にはエレベーターも2か所設置されており、バリアフリーにも配慮されている。

阪神電気鉄道[編集]

阪神 今津駅
2001年に高架化された阪神今津駅
2001年に高架化された阪神今津駅
いまづ - Imazu
HS 15 久寿川 (0.6km)
(1.3km) 西宮 HS 17
所在地 兵庫県西宮市津門呉羽町
駅番号 HS 16
所属事業者 阪神電気鉄道
所属路線 本線
キロ程 15.4km(梅田起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
27,321人/日
-2010年-
開業年月日 1926年大正15年)12月19日

相対式ホーム2面2線を有する高架駅分岐器絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口コンコースは2階にあり、1か所のみ。ホームは3階にある。ホームは高架化時に延伸され、有効長は19m級車両6両編成分(約120m)から8両編成分(約160m)となった。近畿日本鉄道の21m級車両6両編成の停車も可能となっている。

コンコースはエキーマ今津(後述)2階部分と直結している。また、終電前後には若者がダンスの練習をしている光景がよく見受けられる。

区間特急急行停車駅であり、土曜・休日は快速急行も停車する。

のりば
ホーム 路線 方向 行先
1 本線 上り 尼崎大阪(梅田)難波奈良方面
2 本線 下り 神戸(三宮)明石姫路方面
  • 魚崎駅武庫川駅と同形式のLED案内表示装置が両ホームとも2か所ずつ階段付近に設置され、2008年11月28日から本格的に使用を開始している。同時に自動放送も固定音声から詳細放送に変更された。
  • 従来は駅構内に上記の番線標は存在しなかったが、ホームの案内表示装置には大阪方面が (1) 、神戸方面が (2) と、それぞれ表記(正確には丸付き数字)されている。ただし2009年9月時点ではその番号は自動放送に反映されていない(芦屋駅と同じ形式)。
  • ホームへの案内表示装置設置に合わせ、2階改札口付近にも、大阪方面・神戸方面それぞれ直近の停車列車2本を表記するLED式案内表示装置が同時に設置された。
今津駅配線略図

梅田方面
今津駅配線略図
三宮・元町方面
凡例
出典:[1]



阪急電鉄[編集]

阪急 今津駅
Hankyu Imazu stn..JPG
いまづ - Imazu
◄HK-22 阪神国道 (0.7km)
所在地
駅番号 HK-21
所属事業者 阪急電鉄
所属路線 今津線
キロ程 9.3km(宝塚起点)
西宮北口から1.6km
駅構造 高架駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度-
24,736人/日
-2012年-
開業年月日 1926年大正15年)12月18日

島式ホーム1面2線を有する高架駅。改札口は2階にあり、阪神線寄りに1か所のみ。ホームは3階にあり、有効長は4両編成対応となっている。

阪神線との連絡通路には売店ラガールショップ)があったが閉店している。その向かいにはかつてほっかほっか亭が営業していたが閉店し、その後は金券ショップマッサージ店理髪店へと変わるなど、入れ替わりが激しい。

阪神国道駅との駅間距離は700m強しかない。これは阪急電鉄で最も短い駅間距離であり、直線でもあるため互いの駅同士が肉眼で確認できる(電車の動きもよく分かる)。駅高架化の際に駅間距離が短縮され、その影響で甲東園駅までが初乗り区間(大人150円)となるなど一部の駅で当駅までの運賃が値下げされた。

のりば[編集]


今津駅(阪急)
配線図

阪急今津駅

阪神国道駅

1 2


STRg STRf
ABZld ABZrd
STR+BSl STR+BSr
ENDEe+BSl ENDEe+BSr
のりば
ホーム 路線 行先
1 今津線 西宮北口大阪神戸京都宝塚方面
2 今津線 西宮北口・大阪・神戸・京都・宝塚方面(主にこちらから発着)

基本的には2号線(画像参照)に発着するが、朝ラッシュ時は1号線も使用される。

地上駅時代[編集]

暴走した阪急電車が今津駅を突破し阪神久寿川駅のホームに衝突(1949年12月13日)

阪急今津線が当駅まで延伸した当時は現在とほぼ同じ位置に駅があり、阪神線とはL字接続であった。後に阪急今津駅は編成増強などもあり、約200m南へ移転し、現在ある阪神今津駅北側のロータリーのあたりでほぼ直角の単線急カーブとなりながら阪神線とほぼ平行になるよう延伸された。

阪急線の線路は、戦時中に阪神線と繋げられたが、戦後に阪急車両が久寿川駅まで暴走した[2]阪急今津線暴走事故を参照)こともあって分断され、高架化されるまで続いた。この当時有効長6両編成分のホームがあったが、1984年に西宮北口駅で今津線が分断されて以降は3両編成しか発着しなくなったため、ホーム中央部には柵が設けられ、東側の3両編成分には立ち入りできなくなった。また、阪急ホームの北側には阪神の保線車、事業用車などが留置される線路が伸びていたが、これらは堀切信号場に移設されている。

高架化される直前までは、北から順に、阪急線降車ホーム⇒(線路)⇒同乗車ホーム(金網を挟んで)阪神線上りホーム⇒(上下線線路)⇒同下りホーム、という構造であった。また阪急線の降車ホームと乗車ホームとは改札口が完全に別になっていた。阪急線降車ホーム・乗車ホーム、阪神線上りホーム・下りホーム、いずれも神戸方面端部にのみ改札口があった。また、阪神線ホームには構内地下道が設けられていた。

阪急線⇔阪神線下りの乗り換えは、改札口外にあった地下道(現在は廃止)か、改札口西側の踏切を横断しての連絡であった。

利用状況[編集]

  • 阪急電鉄
    • 2012年の平日1日平均乗降人員24,736人(乗車人員:12,384人、降車人員:12,352人)である[3]
    • 2011年の年間乗車人員は4,502,000人である。したがって、1日平均乗車人員は12,334人である。
  • 阪神電気鉄道
    • 2009年の1日平均乗降人員は27,117人[4]である。
    • 2011年の年間乗車人員は5,090,000人である。したがって、1日平均乗車人員は13,945人となる。

近年の1日平均乗降・乗車人員の推移は下記の通り。

1日平均乗降・乗車人員推移[5]
年次 阪急電鉄 阪神電鉄
平日限定
乗降人員
乗車人員 乗車人員
平日+土休日 平日限定
2005年(平成17年) 9,865 10,879
2006年(平成18年) 10,128 11,148
2007年(平成19年) 20,354 10,792 10,192 11,594
2008年(平成20年) 21,387 10,972 10,702 11,849
2009年(平成21年) 22,303 11,194 11,182 12,644
2010年(平成22年) 23,213 11,797 11,634 13,660
2011年(平成23年) 24,067 12,334 12,058 13,945
2012年(平成24年) 24,736 12,384

備考[編集]

  • 今津駅を基点として、阪急線・阪神線それぞれの初乗り区間相互を利用する際は乗り継ぎ割引制度が適用され、それぞれの合算運賃から大人20円・子供10円が割引される(ただし、連絡乗車券が購入できる駅に限られる)。
  • 梅田駅 - 三宮駅間を含む、阪急または阪神の定期券を所持している場合、他方にも乗車することができるというルールがあるが、当駅での乗り継ぎは不可となっている。

駅周辺[編集]

パチンコ店居酒屋カラオケ店ラブホテルなどがある歓楽街である。以前は、TOHOシネマズ西宮OSができるまで西宮市内で最後の映画館となっていた「今津文化」があった。同館はピンク映画のみ上映していたが、阪神・淡路大震災後の一時期は、通常の映画を上映していた。

  • エキーマ今津(阪神今津駅高架下・南隣)- 2008年3月13日開業。高架下・駅南隣の1階にはスーパーライフをはじめ大阪王将やよい軒松屋などの飲食店が、改札口向かい・駅南隣の2階にはマツモトキヨシなどの専門店、パン屋、美容院、マッサージ店、歯科医院などが入居している。このうち、やよい軒、パン屋、美容院は、高架移転時からの開業である。
  • 居酒屋「虎」 - 今津西線沿い、阪急今津駅西側。阪神タイガースファン御用達の「聖地」とされている。
  • 今津駅前交番 - 今津西線沿い、阪神本線高架下。
  • 播州信用金庫 - 今津西線沿い、阪神今津駅南側。
  • 西宮津門(つと)郵便局 - 今津西線沿い、阪神今津駅南側。
  • 浄願寺
  • 津門中央公園
  • 国道43号

この他、やや離れた臨港線沿道には多数のロードサイド店舗が集まっている。

バス[編集]

北側阪急駅舎の横に阪神今津駅前停留所がある。

阪神バス

  • 西宮尼崎線 阪神西宮駅/甲子園駅尼崎駅方面 - 2011年6月現在、阪神西宮 - 阪神甲子園間は1日8往復、阪神甲子園経由阪神尼崎発着は土日祝のみ1日1往復。
    • 通称・臨港線。以前は今津駅と津門西口の間は駅南口から国道43号を東に行き、阪神久寿川より津門小学校を経由していた。この他、阪神西宮始発で今津駅南口から久寿川、今津港、今津出在家町、浜松原町を経て阪神西宮へ向かう循環系統も存在した。

歴史[編集]

今津線の西宮北口駅 - 今津駅間延伸に伴い、阪神と阪急の接続駅として双方ほぼ同時に開設された駅である。なお、当駅の開業前は隣駅の久寿川駅が今津駅を名乗っていた。

  • 1926年大正15年)
    • 12月18日 - 今津線の西宮北口駅 - 今津駅間延伸により、阪急今津駅開業。
    • 12月19日 - 今津線との接続駅として阪神電気鉄道本線上に阪神今津駅(2代目)開業。同時にそれまでの今津駅(初代)は久寿川駅に改称。
  • 1949年昭和24年)12月13日 - 阪急今津線暴走事故発生。今津線の電車が暴走して当駅から阪神本線の上り線に侵入。上り線を約700m驀進し、隣駅の久寿川駅ホームに接触して停止した。
  • 1993年平成5年)5月23日 - 阪急今津駅、200メートル北側の仮設ホーム(現在の高架駅舎の1階部分。頭端式)へ移設。
  • 1995年(平成7年)
  • 1998年(平成10年)5月30日 - 阪神今津駅、下り線のみ高架駅へ切替。
  • 2001年(平成13年)
    • 3月3日 - 阪神今津駅、高架駅へ完全切替。
    • 3月10日 - それまでも一部時間帯に行われていた阪神の快速急行・急行停車の時間帯が拡大し、快速急行は全列車停車、急行は平日夕方以降と土曜・休日終日の停車となる。
  • 2009年(平成21年)
    • 3月20日 - 阪神でダイヤ改正が実施される。快速急行と急行の停車時間帯が見直され、急行は全列車停車になる代わりに、快速急行は土休日のみの停車となる。
    • 3月23日 - 改正後最初の平日ダイヤでの運行日。区間特急の停車開始。
  • 2013年(平成25年)12月21日 - 阪急今津駅に駅番号導入。
  • 2014年(平成26年)4月1日 - 阪神今津駅に駅番号導入。

隣の駅[編集]

阪神電気鉄道
本線
直通特急・特急・快速急行(平日)
通過
区間特急(梅田行きのみ運転)
甲子園駅 (HS 14) ← 今津駅 (HS 16)香櫨園駅 (HS 18)
快速急行(土休日)・急行
甲子園駅 (HS 14) - 今津駅 (HS 16) - 西宮駅 (HS 17)
普通
久寿川駅 (HS 15) - 今津駅 (HS 16) - 西宮駅 (HS 17)
阪急電鉄
今津線(今津南線)
阪神国道駅 (HK-22) - 今津駅 (HK-21)

脚注[編集]

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  1. ^ 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア-神戸駅』 川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2009年ISBN 978-4-06-270017-7 28頁
  2. ^ 高架の阪神国道駅から地上の今津駅への下り勾配を走行中にブレーキが故障し、地上に下りるまでに加速した結果、今津駅からの地上区間を惰性で走行し、当時阪急よりも車両限界が狭かった阪神の久寿川駅のホームに衝突して停止した、との記録がある。
  3. ^ 阪急電鉄 鉄道情報ホームページ 駅別乗降人員(上位50位)
  4. ^ 「ハンドブック阪神 2010」阪神電気鉄道株式会社広報室/編、阪神電気鉄道株式会社、2010年
  5. ^ 西宮市統計書

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 今津駅(路線図・駅情報) - 阪神電気鉄道
  • 今津駅(鉄道情報ホームページ) - 阪急電鉄