KORAIL空港鉄道

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仁川国際空港鉄道
AREX EMU2000.jpg
路線総延長 58.0 km
軌間 1,435 mm
電圧 25 kV 60 Hz(交流
仁川国際空港鉄道
各種表記
ハングル 인천국제공항철도
漢字 仁川國際空港鐵道
発音 インチョングクチェコンハンチョルド
日本語読み: インチョンこくさいくうこうてつどう
英語 Incheon International Airport Railroad
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仁川国際空港鉄道(インチョンこくさいくうこうてつどう)は、大韓民国ソウル特別市龍山区にあるソウル駅と仁川広域市仁川国際空港駅とを結ぶKORAIL空港鉄道鉄道路線

2009年7月ソウル地下鉄9号線開花駅 - 新論峴駅)の開通と、2010年12月29日の金浦空港 - ソウル駅区間の延長開通で、利便性が大幅に向上し利用率が上がると期待されている。

ラインカラー水色。

沿革[編集]

使用車両[編集]

路線データ[編集]


駅一覧[編集]

  • 直通:●は停車、◆:2014年4月のKTX開業時から停車、|は通過。
  • 建設中の区間の駅名は変更される可能性がある。
駅番号 駅名 駅間キロ (km) 累計キロ (km) 直通 接続路線 所在地
日本語 ハングル 英語
A01 ソウル駅 서울역 Seoul Station 0.0 0.0 韓国鉄道公社KTX京釜高速線京釜線
1号線 (133)・京義線 (P313)
ソウルメトロ1号線 (133)・4号線 (426)
ソウル特別市 龍山区
A02 孔徳駅 공덕역 Gongdeok 3.3 3.3 | ソウル特別市都市鉄道公社5号線 (529)・6号線 (626)
韓国鉄道公社:京義線 (K312)
麻浦区
A03 弘大入口駅 홍대입구역 Hongik Univ. 2.8 6.1 | ソウルメトロ:2号線 (239)
韓国鉄道公社:京義線 (K314)
A04 デジタルメディア
シティ駅
디지털미디
어시티역
Digital Media City 3.4 9.5 | ソウル特別市都市鉄道公社:6号線 (618)
韓国鉄道公社:京義線 (K316)
恩平区
  麻谷ナル駅未開業 마곡나루역 Magongnaru 未開業 | ソウル市メトロ9号線9号線 (905、建設中) 江西区
A05 金浦空港駅 김포공항역 Gimpo Int'l Airport 10.9 20.4 | ソウル特別市都市鉄道公社:5号線 (512)
ソウル市メトロ9号線:9号線 (902)
A06 桂陽駅 계양역 Gyeyang 6.6 27.0 | 仁川交通公社仁川1号線 (I110) 仁川広域市 桂陽区
A07 黔岩駅 검암역 Geomam 5.5 32.5 韓国鉄道公社:KTX空港鉄道線 (建設中)
仁川交通公社:仁川2号線 (建設中)
西区
A071 青蘿国際都市駅未開業 청라국제도시역 Cheongna International City 建設中 | 2014年5月3日開業予定
A072 永宗駅未開業 영종역 Yeongjong | 2014年12月開業予定 中区
A08 雲西駅 운서역 Unseo 18.6 51.1 |  
A09 空港貨物ターミナル駅
空港貨物庁舎駅
공항화물청사역 Incheon Int'l Airport
Cargo Terminal
4.3 55.4 |  
A10 仁川国際空港駅 인천국제공항역 Incheon Int'l Airport 2.6 58.0 韓国鉄道公社:KTX空港鉄道線 (建設中)
仁川交通公社:仁川空港磁気浮上鉄道
(M01、建設中)
  第2旅客ターミナル駅
仮称・未開業
제2여객터미널역 Incheon Int'l Airport
Terminal2
計画中    
  龍游駅
未開業・臨時駅
용유역 Yongyu 建設中   仁川交通公社:仁川空港磁気浮上鉄道
(M06、建設中)
  • 金浦空港 - 仁川国際空港間は2007年3月23日開業。
  • ソウル駅 - 金浦空港間は2010年12月29日開業。ただし、麻谷ナル駅は2014年頃開業予定。
  • 2012年以降、金浦空港から地下鉄9号線と直通運転を行う予定。その際電圧が異なるため(空港鉄道は交流電化、9号線は直流電化)、9号線の交直流電車が使用される予定。
  • 所要時間は、仁川国際空港 - ソウル駅が途中無停車の直通列車(1時間に2本)で43分、一般列車(1時間に5本、他5本はソウル駅 - 黔岩間の区間運転)で53分。
  • 龍游駅は、現在でも臨時駅として、周辺観光を目的とした臨時列車が不定期に運行されている。列車は、主に直通列車が龍游駅まで延長運転する形をとる(直通列車は通常、仁川国際空港に到着後、職員輸送を目的に龍游車両基地まで回送運転されている)。乗車券は、仁川国際空港までの運賃で乗車可能(ただし、仁川国際空港 - 龍游駅間のみ利用の場合、基本運賃の1000ウォン)。車両基地内に設けられているため、ホームや駅舎は無く、タラップを使い乗り降りする。車両基地入り口には、臨時の改札口(自動改札機)が設けられる。なお、これとは別に仁川国際空港 - 龍游間は仁川空港磁気浮上鉄道が開業する予定である。2013年時点では既に駅舎は完成しており、2014年初の開業に向けて試運転が行われている。なお、今後は仁川空港磁気浮上鉄道で常時アクセス可能になることから、龍游駅行きの臨時列車は、2013年11月24日をもって終了したが、仁川空港磁気浮上鉄道の開通が2014年6月に延期になったため、2014年も臨時列車は運行される。
  • 2012年を目標に[3]KTXの乗り入れが検討されている。2013年末開業を目指して韓国鉄道施設公団京義線水色駅から空港鉄道黔岩駅までの連絡線2.2㎞を整備しているが[4][5]、設備不具合の発見により開業は2014年2月となる見通しとなり[6]、さらに4月に延期した。ただし、本線は在来線規格で設計されているため、最高速度は在来線最高速度に制限される。
  • ソウル駅に、大韓航空アシアナ航空済州航空搭乗手続きが可能なチェックインカウンター(都心空港ターミナル)が設置されている[7]。ただし、利用は直通列車利用者に限られる。運用時間は、午前5時20分から午後7時までで、空港鉄道の乗車券購入後、航空機出発の3時間前まで受け付ける[8]

運賃[編集]

2010年12月29日の全線開通後に改定が行われて、一般列車と直通列車の運賃が大きく異なることとなった。 [9]

2012年現在、当路線の運賃賃率については、直通列車は、10kmまでの基本運賃2,776ウォン+10km以上1kmごとに240ウォン追加。一般列車は、10kmまでの基本運賃(ソウル駅 - 黔岩駅は1,050ウォン、黔岩駅 - 仁川国際空港駅は900ウォン)+10km以上ソウル駅-黔岩駅は5kmごとに100ウォン、黔岩駅 - 仁川国際空港駅は1kmごとに95ウォン追加される。いずれも、50ウォン未満切捨て、50ウォン以上100ウォン未満は100ウォンに切上げられる。 [10]

直通列車については、仁川国際空港駅 - ソウル駅の運賃は、従前の特例運賃を廃し、原則の賃率(上記参照)を適用したため、14,500ウォンとなった(小児半額)[11]。なお、直通列車は首都圏統合料金制は適用されない。

一般列車については、従前は、首都圏電鉄と異なり、独自の料金体制となっており、乗り換え割引も全くなかったが、内陸区間のソウル駅~黔岩駅間のみ首都圏統合料金制が適用されることとなった。黔岩駅以遠まで乗車する場合、黔岩駅までの運賃に雲西駅1,700ウォン、空港貨物ターミナル駅2,100ウォン、仁川国際空港駅2,400ウォンの追加料金が加算される。ただし、桂陽駅から雲西駅、空港貨物ターミナル駅、仁川国際空港駅まで乗車する場合のみ、新料金のほうが高くなるため、従前の料金が適用される。なお、2014年5月3日の青蘿国際都市駅開業後は、同駅までが首都圏統合料金制の適用範囲となる。

なお、2009年7月24日のソウル地下鉄9号線開通に伴い、首都圏電鉄の割引制度と合わせるために、従来75%割引だった高齢者、障害者、国家功労者、光州事件負傷者は無賃に、今までなかった青少年割引(青少年交通カード利用時20%割引)を導入した。ただし、割引運賃を利用した場合、直通列車には乗車できない。小児半額運賃は一般列車、直通列車ともに従前から適用されてきた。

乗車する際には、乗車券を購入するか、前払い式交通カードを使う。なお、2009年7月24日から、首都圏電鉄各駅と空港鉄道各駅間を通しで乗車券が購入できるようになった(ただし乗換割引はなく、それぞれの運賃を合算)。乗車券は、従来からある空港鉄道のみ利用可能なリライト方式のICカード乗車券(保証金不要)、首都圏電鉄に乗り換え可能な1回用交通カードの2種類があり、券売機で現金及びクレジットカードで販売する。交通カードは韓国で発行されるものの大部分が利用できるが、一部では認識されない場合もあるので注意が必要。

直通列車は、原則的に列車、座席が指定された専用乗車券を購入する必要がある。また直通列車の乗車券のみ、KORAILの駅(インターネット含む)でも発売している。なお、2011年7月1日より交通カードでも直通列車に乗車できるようになった(運賃の5%割引)。ただし、事前に登録が必要。従前は、全席指定で運用されていたが、現在は全席自由に変更された(ただし、列車や日時は指定される。KORAILの通勤列車と同様)。

乗車時、乗車券と交通カード共に改札機の読取り機の上にタッチする。下車時、交通カード(1回用交通カード含む)は再びタッチ、空港鉄道専用乗車券は回収用投入口に入れる。もし出るときに乗車券をタッチするとエラーになる。使用した1回用交通カードは、保証金返還機に投入すると保証金が返還される。

全線開通に伴い、弘大入口駅、デジタルメディアシティ駅、金浦空港駅、桂陽駅の乗換通路に自動改札機が設置されたが、9号線と同様、通過しても運賃は引かれない。

首都圏鉄道の統一料金制を採用していなかった理由は、公企業の形態である他の鉄道事業体とは違い、民間資本の鉄道のため赤字を税金によって補填できず、安く抑えられている統一料金制では立ち行かなくなるためだ(ただしこれは表向きの話で、実際は補填される=下記参照)。結果的に乗り換えの不便を乗客に強いることになっている。全線開業後には幾分このような不便は解消されることになる。

  • 一般列車利用時大人普通旅客運賃

前払い式交通カード利用の場合。現金で乗車券を購入する場合は100ウォン追加。

仁川国際空港
900 空港貨物ターミナル
900 900 雲西
2400 2100 1700 黔岩
3050 2850 2450 1050 桂陽
3550 3250 2850 1150 1050 金浦空港
3750 3450 3050 1350 1250 1150 デジタルメディアシティ
3850 3550 3150 1450 1350 1150 1050 弘大入口
3850 3550 3150 1450 1350 1250 1050 1050 孔徳
3950 3650 3250 1550 1450 1250 1050 1050 1050 ソウル駅

(単位ウォン・小児は半額) 2012年10月27日現在。

脚注[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]