屋代駅

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屋代駅
駅舎全景
駅舎全景
やしろ - YASHIRO
千曲 (2.8km)
(1.9km) 屋代高校前
所在地 長野県千曲市大字小島3139
所属事業者 しなの鉄道
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 しなの鉄道線
電報略号 ヤシ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
2,192人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1888年明治21年)8月15日
キロ程 59.9km(軽井沢起点)
備考 終日駅員配置
しなの鉄道の管轄駅
標高:361m
屋代駅
屋代線ホーム
屋代線ホーム
やしろ - YASHIRO
(1.3km) Y2 東屋代
駅番号 Y1
所属事業者 長野電鉄
所属路線 屋代線
キロ程 0.0km(屋代起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
2,190人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1922年大正11年)6月10日
廃止年月日 2012年平成24年)4月1日

屋代駅(やしろえき)は、長野県千曲市大字小島にある、しなの鉄道日本貨物鉄道(JR貨物)の

2012年3月31日までは長野電鉄屋代線起点でもあった。共同使用駅として、しなの鉄道が駅業務を担当していた。

概要[編集]

北信地方の都市・千曲市(旧更埴市)の代表駅で、同市の中心市街地に位置する。

しなの鉄道と、貨物鉄道事業者であるJR貨物が管轄する駅である。しなの鉄道線経由で小諸駅や終点の軽井沢駅とJR長野駅を結ぶ列車が発着している。JR貨物はしなの鉄道線を利用する第二種鉄道事業者で、当駅を発着する臨時貨物列車はしなの鉄道線を経由する。

駅の開業は1888年明治21年)である。元々はしなの鉄道線の駅ではなく、軽井沢より東の高崎駅を起点とし、新潟駅を終点とする日本国有鉄道信越本線の途中駅であった。また、特急「あさま」の一部が停車する駅でもあった。1987年(昭和62年)の民営化により東日本旅客鉄道(JR東日本)とJR貨物が継承した。その後長野新幹線開業に伴って軽井沢・篠ノ井間がJR東日本より分離されたためしなの鉄道の運営となり、現在に至っている。

一方、屋代線が乗り入れを開始したのは1922年大正11年)で、運営会社変更・線名改称を経て2002年平成14年)より廃止当時の名称となった。

駅構造[編集]

ホーム・配線[編集]

地上駅であり、ホームも地面に接する構造である。

しなの鉄道のホームは、単式ホーム島式ホームが1面ずつあり、単式ホームに1線、島式ホームに2線線路が接する。乗り場は西側の単式ホーム側から順に1番線・2番線・3番線である。線路の名称は1番線が下り本線、2番線が中線、3番線が上り本線であり、1番線に長野方面行きの列車、3番線に軽井沢方面行きの列車が発着する。ホームに接しない線路もあり、3番線の東側にしなの鉄道線の上り1番線がある。

この東側に長野電鉄線が発着していたホームがある。木造建築の待合室がある島式ホーム構造であるが、4番線に相当するしなの鉄道側の線路にはフェンスが設置されており、定期列車は5番線のみを使用していた。

乗り場の使用状況
1 しなの鉄道線 篠ノ井長野方面
2 しなの鉄道線 (上下待避線)
3 しなの鉄道線 上田小諸軽井沢方面

駅構内南東には、長野電鉄の車両の点検・整備をおこなっていた長電テクニカルサービス屋代車両検査場がある。この検査場はしなの鉄道車両の検査を受託しているため、屋代線廃止後も引き続き営業中である。検査場内には屋代線に繋がる3線の線路があったが、このうちの1線からしなの鉄道線の上り1番線に繋がる線路が分かれていた[1]。屋代線の廃止時点ではこの検査場を介してのみしなの鉄道線と接続していたが、1937年昭和12年)に国有鉄道から長野電鉄河東線(後の屋代線)に初めて直通列車が乗り入れてから、1982年(昭和57年)の急行志賀」運行廃止まで、直通用の連絡線が存在した(志賀の運行廃止後まもなく線路は撤去された)。しなの鉄道車両の検査をおこなう関係で、検査場から同線につながる線路は現在も使用されている。

駅舎・その他設備[編集]

駅舎は駅西側の単式ホーム(1番線)側に設置されている。ホームの上屋や、JRホームと駅舎を結ぶ跨線橋木造である。 廃止された屋代線の駅業務はしなの鉄道が担当し、長野電鉄の社員は配置されていなかった。ただし屋代駅では長野電鉄線内の駅で購入した切符や整理券は運転士が回収していた。それと引き換えに精算済証が交付され、出場時に改札で駅員に渡していた。また屋代から精算済証を持ったまましなの鉄道線に乗車し、目的地で屋代からの運賃を精算するようになっていた。

ホームでは信越本線時代に導入された発車メロディがそのまま使用されている。1番線が「JR-SH5-1」、2・3番線が「JR-SH3-1」である。なお、屋代線の5番線ホームでは発車ベルが用いられていた。

貨物取扱[編集]

現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっており、貨物設備はなく、専用線も接続していないため定期貨物列車の発着はない。屋代線廃止までは長野電鉄向けの甲種車両輸送の終着駅となっていた。屋代線廃止後に長野電鉄が車両輸送をどのようにおこなうかは明らかにされていない。

1993年平成5年)ごろまで、現在長電テクニカルサービス屋代工場となっている場所にあったシェル石油の油槽所へ至る専用線があり、油槽所向けの石油の取扱いがあった。また国鉄分割民営化前までは、駅舎の北側に有蓋車用の貨物ホームが1面設置されていた。

利用状況[編集]

1日あたり乗車人員は次のとおり[2]

年度 乗車人員推移(1日平均)
しなの鉄道 長野電鉄
1999 3,249 257
2000 3,166 225
2001 2,776 192
2002 2,672 154
2003 2,528 158
2004 2,454 165
2005 2,475 171
2006 2,474 176
2007 2,422 175
2008 2,458 176
2009 2,318 183
2010 2,192 185
2011 2,190

歴史[編集]

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

しなの鉄道
しなの鉄道線
快速「しなのサンライズ」(下りのみ運転)・快速「しなのサンセット」(上りのみ運転)
通過
快速(上記2快速除く。)
戸倉駅 - 屋代駅 - 篠ノ井駅
普通
千曲駅 - 屋代駅 - 屋代高校前駅

かつて存在した路線[編集]

長野電鉄
屋代線
屋代駅 (Y1) - 東屋代駅 (Y2)

脚注[編集]

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  1. ^ 「HiSE威風堂々 -長野電鉄1000系日車豊川→屋代763.5km 甲種輸送の旅路-」『鉄道ファン』通巻543号(2006年7月号)、交友社、2006年
  2. ^ 「千曲市統計書」による
  3. ^ a b c d e f g h i 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』 JTB、1998年、ISBN 4-533-02980-9

関連項目[編集]

外部リンク[編集]