西上田駅

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西上田駅
駅舎(2009/5/24)
駅舎(2009/5/24)
にしうえだ - NISHI-UEDA
上田 (4.4km)
所在地 長野県上田市下塩尻341-2
所属事業者 しなの鉄道
日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 しなの鉄道線
キロ程 44.4km(軽井沢起点)
電報略号 ニシ
キシ(改称前)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
879人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1920年大正9年)6月1日
備考 終日駅員配置
標高:421m

西上田駅(にしうえだえき)は、長野県上田市下塩尻にある、しなの鉄道日本貨物鉄道(JR貨物)のである。

概要[編集]

上田市の中心部にある上田駅の一つ西側の駅で、同市の塩尻地区に位置する。

長野県内の軽井沢駅篠ノ井駅を結ぶ鉄道路線しなの鉄道線の中間駅で、しなの鉄道の旅客駅という側面と、JR貨物の貨物駅という側面を併せ持つ。しなの鉄道線は、全線にわたってしなの鉄道が施設を保有する第一種鉄道事業者で、西上田駅と篠ノ井駅の間ではJR貨物がそれを借りて列車を運行する第二種鉄道事業者となっている。元々は、高崎駅群馬県)と新潟駅新潟県)を結ぶ信越本線の駅で、1987年国鉄の民営化では東日本旅客鉄道(JR東日本)とJR貨物に継承されたが、1997年に信越本線の一部区間がしなの鉄道に移管されたため、JR東日本に替わってしなの鉄道の駅に移行した。

1920年の開業で、1956年までは北塩尻駅(きたしおじりえき)と称した。[1]

駅の構造[編集]

ホーム・配線[編集]

ホームが地面に接する地上駅と呼ばれる形態をとる。

ホームは合計で2面あり、南側にあるホームが両側に線路が接する島式ホーム、北側にあるホームが片側のみ(この駅では南側)に線路が接する単式ホームという形式である。2つのホームは上田駅方にある跨線橋で繋がる。

乗り場は単式ホーム側から順に1番線・2番線・3番線とされている。1番線は上り本線で軽井沢方面行きの上り列車が使用し、3番線は下り本線で篠ノ井方面行きの下り列車が使用する。2番線は中線で、貨物列車の発着に使用される。

番線 路線名 主な行先
1 しなの鉄道線(上り) 上田小諸軽井沢方面
2 しなの鉄道線 (貨物列車の発着に使用)
3 しなの鉄道線(下り) 戸倉篠ノ井長野方面

駅舎[編集]

駅舎は、構内北側、すなわち単式ホーム側(1番線)に隣接して設置されている。有人駅で、しなの鉄道の社員配置駅の一つ。

なおかつて構内には「古屋敷踏切」と呼ばれる遮断機のない第3種踏切が設置されており、前後で隣接する踏切が離れていたことから利用者が多く、JR時代から踏切への飛び出し等によるトラブルがたびたび発生していた。こうした中、しなの鉄道移管後には当駅を最寄とする上田西高校の生徒が中心となって上田市に対し、駅の北側から南側に通じる自由通路の設置を求める陳情を行った結果、上田市は自由通路と駅南側のロータリ―の整備を行うことを決定し、2003年3月に「古屋敷踏切」は廃止された。

貨物用施設[編集]

着発線へ移動するタキ車。右奥にあるのは、住友大阪セメント西上田SSに隣接する生コン工場(2009年1月)

JR貨物の駅は車扱貨物の取扱駅であり[2]、構内に貨物用の施設が置かれている。

駅の東に隣接して、日本オイルターミナル (OT) の油槽所石油の物流基地、事業所名は上田営業所)があり、油槽所の荷役線が旅客ホーム南側の側線から分岐している。油槽所への石油は浮島町駅神奈川県)に隣接する東燃ゼネラル石油川崎製油所から輸送されており[3]川崎貨物駅(神奈川県)と当駅の間で1日1往復の専用貨物列車が設定されている。また、季節運行の臨時列車の設定もある。

駅西側には住友大阪セメント(旧・住友セメント)のセメント包装所セメントの物流基地、事業所名は西上田サービスステーション)があるが、かつてはこの包装所へのセメント輸送も行われていた。青海駅(新潟県)からのセメント輸送が2001年3月に終了した後も荷役設備の建物が残っており、構内入換用の機関車の車庫として用いられている[3]

1970年および1983年の専用線一覧表では住友セメントの他にも、三井物産石油(現・三井石油)の専用線(モービル石油(現・エクソンモービル)が第三者利用者となっている)が記載されている。

構内の入換作業はJR貨物グループのジェイアール貨物・信州ロジスティクスが受託する[3]。 ただし、平成23年3月のダイヤ改正で西上田行きの貨物列車の設定が無くなっており、このまま全面廃止なのかどうかは不明である。

利用状況[編集]

旅客[編集]

年間乗車人数及び1日あたりおおよその平均乗車人員は次のとおり[4]

  • 2000年度 416千人 : 1,140人/日
  • 2001年度 372千人 : 1,019人/日
  • 2002年度 376千人 : 1,030人/日
  • 2003年度 373千人 : 1,019人/日
  • 2004年度 374千人 : 1,025人/日
  • 2005年度 359千人 : 984人/日
  • 2006年度 351千人 : 962人/日
  • 2007年度 343千人 : 937人/日
  • 2008年度 355千人 : 973人/日
  • 2009年度 335千人 : 918人/日
  • 2010年度 321千人 : 879人/日

貨物[編集]

上田市の統計によれば、年間の貨物(いずれも車扱貨物)の取扱量は以下の通りに推移している。

  • 2000年度:発送 28,498トン、到着 288,487トン
  • 2001年度:発送 25,289トン、到着 258,832トン
  • 2002年度:発送 23,636トン、到着 240,956トン
  • 2003年度:発送 22,356トン、到着 228,095トン
  • 2004年度:発送 20,232トン、到着 211,071トン
  • 2005年度:発送 19,092トン、到着 195,351トン
  • 2006年度:発送 20,028トン、到着 204,785トン

歴史[編集]

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

しなの鉄道
しなの鉄道線
快速(「しなのサンライズ」・「しなのサンセット」含む)
通過
普通
上田駅 - 西上田駅 - テクノさかき駅

脚注[編集]

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  1. ^ 本来は塩尻で良かったが、中央本線塩尻駅との混同を避けるために北が付いた。
  2. ^ 『2010 JR貨物時刻表』 鉄道貨物協会、2010年
  3. ^ a b c 『鉄道ファン』第50巻第7号
  4. ^ 「上田市の統計」による
  5. ^ 日本オイルターミナル株式会社 - 当社のあらまし・沿革

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

西上田駅(しなの鉄道)