宝ヶ池駅

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宝ケ池駅
駅構内の様子
駅構内の様子
たからがいけ - Takaragaike
所在地 京都市左京区上高野上荒蒔町
駅番号  E06   E06 
所属事業者 叡山電鉄
駅構造 地上駅
ホーム 3面4線
乗車人員
-統計年度-
393人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1925年大正14年)9月27日
乗入路線 2 路線
所属路線 叡山本線
キロ程 3.8km(出町柳起点)
修学院 (0.9km)
(0.6km) 三宅八幡
所属路線 鞍馬線
キロ程 0.0km(宝ケ池起点)
(修学院方面)
(0.9km) 八幡前
駅構内踏切

宝ケ池駅(たからがいけえき)は、京都市左京区にある叡山電鉄叡山本線鞍馬線駅ナンバリングE06

駅ナンバリングは叡山本線の番号のみ付与されているが、駅番号を表記する色はホームごとにそれぞれの路線のラインカラーが使われている。また、構内に設置されている駅名標や路線図・公式サイトなどにはすべて宝ケ池と表記されているほか、新型駅名標に併記された中国語表記では「宝池」と表記されている。

駅構造[編集]

島式1面・相対式2面4線のホームを持つ無人駅。当駅の南側(出町柳側)で複線の叡山本線から鞍馬線が左方向に複線分岐して、当駅ホーム部分では各々の複線が並行し、叡山本線が1・2番線、鞍馬線が3・4番線(2・3番線が島式の形状)となっている。

各ホームの中ほどには上屋が設置されているほか、2・3番ホームには待合室もあるが、室内には自動販売機と建付けの幅の細いベンチが設置されているだけで、出入口の扉や窓ガラスは撤去されている。通路の中央付近に出町柳方面の先発電車を示す簡単な表示板がある。また発車案内用の自動放送設備がある。

ホームの南側に駅構内踏切(第1種甲)があり各ホームを結んでいるが、無人駅で改札口が無いため一般の人や自転車の横断も多く、車両通行禁止であるにも関わらずバイクの通行もある。また、踏切の東西には有料駐輪場があるほか、かつては西側にトイレが設置されていた。

バリアフリー対応の状況は、西側の白川通側入口から鞍馬方面の4番線ホームへはスロープとなっているため車椅子などでの移動が可能だが、他のホームへは踏切のレール面からホームの高さまで3,4段の緩やかな階段があるため、車椅子などでの利用は介護者が必要である。

のりば
1 叡山本線 修学院出町柳方面 (八瀬比叡山口からの電車)
2 叡山本線 八瀬比叡山口方面
3 叡山本線 修学院・出町柳方面 (鞍馬方面からの電車)
4 鞍馬線 二軒茶屋鞍馬方面

鞍馬電気鉄道開業時から駅の基本構造は変っていない。直通開始まで2・3番線ホームは中央で区切られ、階段に面して各々の改札口(簡単な仕切のみ)が設けられていた。駅すぐ西側の白川通との間の現在はマンションとなっている所は鞍馬電気鉄道の本社のあった場所であり、京福電気鉄道時代には木造の大きな建物が事務所として用いられていた。[1]

3番線ホームの八幡前側に鞍馬方面下り線への片渡り線がある。以前は朝に1本のみ3番線から岩倉への折返し電車が存在したが1990年前後に廃止となり[2]、現在この駅での折返し営業電車は異常時以外存在しない[3]。なお、ここは開業時には両渡り分岐が設置されていた[4]

柱に残る「やまはな」の旧駅名

3・4番線から修学院方向に伸びる側線は、以前は複線分岐であり、3番線からの線路は下りの叡山本線から鞍馬線への線路と平面交差していた[5]。2・3番ホームの上屋の柱の一部の広告看板が取り外された跡には、広告取り付け中はペンキの塗り替えを免れたため、複数の手書きの「宝ケ池」の古い表示が残され、1本の柱はその字さえも剥落して「やまばな」(山端)の旧駅名の仮名書き表示が判読できた。2009年に上屋の塗り替えが行われ、「宝ケ池」の字の残っていた柱は塗り潰されたが、「やまばな」の字の残る部分だけは敢えて塗り残され、透明塗料で剥落防止措置がなされた上で、「旧駅名標」の説明書きが添えられ保存されている。

配線図[編集]

叡山電鉄 宝ケ池駅 構内配線略図

叡山本線
出町柳方面
叡山電鉄 宝ケ池駅 構内配線略図
鞍馬線
鞍馬方面
↓ 叡山本線
八瀬比叡山口
方面
凡例
出典:(参考)川島令三、『全国鉄道事情大研究 - 京都・滋賀篇』 119p、草思社、1992
宝ケ池駅(各駅情報) - 叡山電鉄



乗換時の取扱い[編集]

叡山本線と鞍馬線の乗換駅となっているが無人駅のため、乗換えのさいは乗客から乗務員への申し出により以下の取り扱いが行なわれる。

  • 目的駅までの乗車券を所持している場合は、検札のみを実施。
  • 無人駅から乗車の場合などで目的駅までの乗車券を所持していない場合は、車内で目的駅までの運賃を支払ったうえで目的駅までの乗車券を発行する。
  • 回数券を利用している場合は、「乗換」と書かれた押印を実施。
  • スルッとKANSAI共通カードを利用している場合は、ひとまず宝ヶ池駅までの運賃を引き落としたうえで、目的駅で差額を引き落とす。なお、乗り換え列車に乗るさいには簡易改札機(カードリーダー)に挿入する必要がある。

駅周辺[編集]

白川通国道367号)に面し、駅南側で川端通(国道367号)と分かれた白川通の高架橋が線路を跨ぐ。周辺は白川通沿い以外は山に挟まれた狭い住宅地となっている。

駐輪場コインパーキングが近くにある。また、北西約1kmに京都市営地下鉄烏丸線国際会館駅がある。

路線バス[編集]

駅の西口を出てすぐの白川通に、宝ヶ池バス停が設置されている。

北行(道路向い側)

南行

  • 京都市営バス
  • 京都バス
    • 10系統:京阪出町柳駅行(土曜・休日のみ)
    • 16系統:京阪出町柳駅・三条京阪 経由 四条河原町行
    • 17系統:高野橋東詰・京阪出町柳駅・三条京阪・四条河原町 経由 京都駅行
    • 21・41系統:高野橋東詰・京阪出町柳駅・府立医科大病院・河原町三条 経由 四条河原町行
    • 京阪出町柳駅行(平日のみ)
    • 川端通り 経由 高野車庫

歴史[編集]

4番ホーム端部に残る低床ホーム
  • 1949年(昭和24年)12月11日 - 元田中から当駅まで京都市電の直通運転を開始。近隣の宝が池公園にあった競輪場への輸送に対応するためである。当駅には市電用の低床ホームが設けられ、現在も4番ホームの北側にその跡が残っている。
  • 1951年(昭和26年)7月1日 - 当駅~八瀬間が再び複線となる。
  • 1954年(昭和29年)6月10日 - 駅名を宝ケ池駅に変更。
  • 1955年(昭和30年)9月1日 - この日限りで京都市電の直通運転を終了。
  • 1958年(昭和33年)4月9日 - 当駅~岩倉間が再び複線となる。
  • 1986年(昭和61年)4月1日 - 路線が京福から分離設立した叡山電鉄へ譲渡され、同社の駅となる。

隣の駅[編集]

叡山電鉄
叡山本線
修学院駅(E05) - 宝ケ池駅(E06) - 三宅八幡駅(E07)
鞍馬線
宝ケ池駅(E06) - 八幡前駅(E09)
  • ()内は駅番号を示す。

脚注[編集]

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  1. ^ 『叡山電車形式集』 1998年 レイルロード編、の掲載写真より
  2. ^ 『京阪時刻表』 1987年版(1987年4月1日現在)と1991年版(1990年2月28日現在)の比較による。
  3. ^ 2008年11月1日に運転されたデオ600形のさよなら運転では、1本のみ3番線から二軒茶屋への折返し電車が設定された。
  4. ^ 『叡山電車形式集』 1998年 レイルロード編、の掲載写真より。なお、線形変更の時期は不明。
  5. ^ 『叡山電鉄(会雑誌 no25)』 1992年 京都大学鉄道研究会

関連項目[編集]

外部リンク[編集]