芸備線

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JR logo (west).svg 芸備線
坂根駅 - 市岡駅間を走行するキハ120形(2010年4月14日)
坂根駅 - 市岡駅間を走行するキハ120形
(2010年4月14日)
路線総延長 159.1 km
軌間 1067 mm
最高速度 85 km/h

芸備線(げいびせん)は、岡山県新見市備中神代駅から広島県三次市三次駅を経て広島県広島市広島駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線地方交通線)である。

概要[編集]

中国山地西部の山間を走るローカル線の一つ。中国自動車道の開通や、山陽新幹線と接続する伯備線特急列車網の整備などで、広島市から広島県北部を経て木次線を経由して松江市米子市などと結んでいた陰陽連絡路線のメインルートからは外れ、現在は、広島市 - 三次市間の都市間輸送や広島市 - 三次市 - 庄原市および新見市 - 庄原市東城町といった沿線の通勤・通学輸送が主体の路線となっている。

上深川駅以南では中国ジェイアールバス雲芸南線が並行するほか、広島市内と三次以北との間では備北交通広島電鉄などが運行する高速バス広島 - 三次 - 庄原 - 東城線)と競合している。

三次駅 - 広島駅間では急行みよし」が運行されていたが、2007年7月1日のダイヤ改正で廃止され、快速「みよしライナー」へ置き換えられた。

狩留家駅 - 広島駅間は「広島シティネットワーク」として広島市の近郊区間に位置づけられており、IC乗車カードICOCA」の岡山・広島エリアに含まれている。

備中神代駅 - 備後落合駅間は岡山支社、備後落合駅 - 三次駅間は広島支社三次鉄道部、三次駅 - 広島駅間は広島支社の直轄、支社境界駅である備後落合駅は岡山支社の管轄である(上り場内信号機が支社境となっている)。日本国有鉄道(国鉄)時代は塩町駅が岡山鉄道管理局と広島鉄道管理局の境界で、同駅は岡山局の管内だった。

岡山支社管内で独自に設定されているラインカラーはターコイズブルー([1]、広島支社管内で独自に設定されているラインカラーは赤()。

路線データ[編集]

  • 管轄(事業種別):西日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者
  • 路線距離(営業キロ):159.1km
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:44(起終点駅含む、広島貨物ターミナル駅をのぞく)
    • 芸備線所属駅に限定した場合、伯備線所属の備中神代駅と山陽本線所属の広島駅が除外され[2]、42駅となる[3]
  • 複線区間:なし(全線単線
  • 電化区間:なし(全線非電化
  • 閉塞方式:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
  • 列車交換可能駅:18
  • 最高速度:85km/h
  • 運転指令所:広島総合指令所

沿線概況[編集]

備中神代駅からは中国山地の谷を高梁川水系の神代川や成羽川に沿って走行する。野馳駅 - 東城駅間の大竹山トンネルで岡山県から広島県に入る。坂根駅備後八幡駅小奴可駅周辺では、かつてたたら吹きが行われていた。道後山駅の少し手前で芸備線の最高所に達し、ここから日本海に注ぐ江の川の水系に入る。次の駅の備後落合駅との標高差は160mもあるため、蛇行しながら25の勾配を下っていく。比婆山駅から田園地帯になり、備後西城駅から平地がだんだん開けていき、馬洗川を渡って福塩線と合流して塩町駅から馬洗川の左岸を走行し、三次駅に到着する。

三次駅から江の川(広島県内では可愛川)沿いになり、県道の拡張のために経路が変更された上川立駅 - 甲立駅間を走行し、ここで芸備線で最長の郷原トンネルを通過する。中深川駅を過ぎたあたりから周囲が開け、車窓にはニュータウンが見えてくる。下深川駅の先で太田川の堤防沿いに南下し、山陽新幹線車両基地を眺めながら山陽本線と合流し、広島駅に到着する。

運行形態[編集]

2012年3月17日現在の運行形態は次の通り[4]

普通列車快速列車のみの運転で、全線を通して運転される列車はなく備後落合駅と三次駅で運転系統が分かれている。なお、広島駅に向かう列車が「下り」となっている。以下の運行形態各節では広島側から記述する。

広島駅 - 三次駅間の一部列車をのぞいて、全線でワンマン運転を行っている。

広島駅 - 三次駅間[編集]

この区間は芸備線の中でも運行本数が多く、広島駅 - 三次駅間で1時間あたり1本程度が運転されているほか、広島駅 - 下深川駅狩留家駅志和口駅間・狩留家駅 - 三次駅間の区間運転の列車も運転されており、当路線の中で特に利用客数の多い広島駅 - 下深川駅間は快速を含めて日中約20 - 30分間隔で運転されている。この区間では、広島発三次駅経由福塩線府中行きの列車も2本が設定されている。

普通列車のほかにも、快速「みよしライナー」が4往復運転されており、所要時間は約1時間20分である。2007年7月1日のダイヤ改正以前は「通勤ライナー」も設定されていた。

上り始発列車の1830Dは、キハ120形気動車で広島駅 → 備後庄原駅・福塩線府中駅間(三次駅で分割)で運転されている。備後庄原行きは休日は三次駅止まりである。

三次駅 - 備後落合駅間[編集]

この区間は三次駅 - 備後落合駅間で普通が5往復と、三次駅 - 備後庄原駅間の普通が2往復(朝の1往復は休日運休)運転されており、曜日によっては5 - 6時間ほど運転されない時間帯がある。以前は日中に第1日曜日に運休する列車が存在した。塩町駅 - 三次駅間は福塩線の列車が乗り入れている。

このほかに臨時列車として、備後落合駅で「奥出雲おろち号」に接続する普通列車が、「奥出雲おろち号」の運転日に合わせて三次駅 - 備後落合駅間で1往復運転されている。

備後落合駅 - 新見駅間[編集]

この区間を走る列車はすべて伯備線の新見駅発着で、備中神代駅から芸備線に入る。伯備線の新見駅 - 備中神代駅間の布原駅は芸備線の列車のみが停車するため、運転系統上は芸備線扱いとなっている。新見駅からの列車の半分は東城駅までの運転で、備後落合駅 - 東城駅間は1日わずか3往復の超過疎路線となっている。新見 - 東城間の朝の1往復は平日のみの運転である。2005年3月1日のダイヤ改正までは備後落合駅 - 東城駅間が5往復、東城駅 - 新見駅間が7往復であった。

2000年3月11日のダイヤ改正では、土曜日も運転する列車が設定されていた。

この区間は快速列車が、新見発備後落合行きとして早朝に1本のみ運転されている。

快速は、キハ120形の方向幕に「快速 備後落合」という表示がないため、方向幕には「備後落合」とのみ掲出、前面窓に「快速」(白地に赤文字)と記載された行先票を挿入したうえで運転される。2004年夏には臨時快速としてキハ120形を使用した「奥出雲」号が新見駅 - 木次線出雲坂根駅間で運転された。

過去の列車[編集]

かつては急行「ちどり」「たいしゃく」「みよし」などの優等列車が運行され、1980年代頃までは陰陽連絡線として多くの急行列車で賑わっていた。2007年7月1日に廃止された当線最後の急行「みよし」は、廃止直前時点で4往復が運転され、当時のJRの急行としては唯一2往復以上運行される列車となっていた。またほかの急行列車が客車電車、一般形のキハ47形気動車を使用していたことから、急行形気動車キハ58系で運用される日本で唯一の急行列車となっていた。

国鉄時代は前述の急行列車を含めて1日10数本の運行だったが、広島駅 - 新見駅間を走破する列車も設定されていた。また、最終列車も早く、広島駅から三次駅までが21時台、志和口駅までが22時台だった。

かつての優等列車は山陽本線木次線伯備線姫新線などと直通で運転されていたが、晩年は芸備線内のみでの運転となっていた。一時期、可部線と直通する普通列車も存在し、臨時列車の急行「江の川」・快速「SLみよし」などは三江線に乗り入れていたが、いずれも現在は運転されていない。

使用車両[編集]

現在の使用車両[編集]

すべて気動車で運転されている。

  • キハ120形
    • 新見駅 - 備後落合駅 - 三次駅間の全列車(塩町駅 - 三次駅間で福塩線から乗り入れる列車を含む)と、三次駅 - 広島駅間の2往復で運用されている。備後落合駅以西では下関総合車両所広島支所所属の車両が、備後落合駅以東では岡山気動車区の車両が使用される。以前はこの車両にはトイレが設置されていなかったが、現在はすべての車両に設置されている。
  • キハ40・47・48形(キハ48は2両)
    • 広島駅 - 三次駅間の大半の列車で運用されている。下関総合車両所新山口支所所属の車両を使用しており、送り込みのため新山口駅 - 広島駅間で回送列車が運転されている。

過去の使用車両[編集]


高速化提案[編集]

2006年に、地元経済界による芸備線と木次線の大幅な高速化が提言されている。そのほか、広島支社から本社に対して、広島周辺の一部区間の電化などの要望が挙がっていた。これらはすべて費用の全額を地元が負担することがJR西日本本社の方針と見られるため(同社は公式には方針として表明していないが、過去の整備事業はほとんどが原則として地元負担となっている)、地元がどう資金を負担するかが鍵となっている。1991年11月には四国旅客鉄道(JR四国)の特急用気動車である2000系を使用した試運転が東城駅 - 広島駅間で行われた[5]

歴史[編集]

広島駅 - 備後庄原駅間は芸備鉄道により開業した。備後庄原駅 - 備後落合駅間は国有鉄道(鉄道省)により庄原線として、小奴可駅 - 備中神代駅間は三神線として建設された。広島駅 - 備中神代駅間が全通したのは1936年で、翌年には芸備鉄道全線が買収され芸備線となった。

戦前戦後の一時期には、姫新線と一体のダイヤが組まれ、姫路駅 - 津山駅 - 新見駅 - 備後落合駅 - 三次駅 - 広島駅間直通という列車が1日に数往復も設定されていたことがあった。

芸備鉄道[編集]

  • 1911年(明治44年)3月2日:鉄道免許状下付(広島-三次間)[6]
  • 1913年大正2年):下深川停車場で起工式。
  • 1915年(大正4年)
    • 4月28日芸備鉄道 東広島駅(初代) - 志和地駅間(36.7M≒59.06km)が開業。東広島駅・矢口駅(現在の安芸矢口駅)・下深川駅・狩留家駅・中三田駅・志和口駅・井原市駅・向原駅・吉田口駅・甲立駅・川立駅(現在の上川立駅)・志和地駅が開業[7]
    • 6月1日:志和地駅 - 三次駅間(4.8M≒7.72km)が延伸開業。三次駅(現在の西三次駅)が開業[8]
  • 1916年(大正5年)4月15日:戸坂停留場・玖村停留場・粟屋停留場が開業[9]
  • 1917年(大正6年)11月5日:軽便鉄道免許状下付(双三郡十日市町-比婆郡庄原町間)[10]
  • 1920年(大正9年)7月15日:広島駅 - 東広島駅間(0.4M≒0.64km)が貨物線として開業。国鉄広島駅に乗り入れ開始[11]
  • 1921年(大正10年)11月1日:全線で0.1M(≒0.16km)短縮。
  • 1922年(大正11年)6月7日:三次駅 - 塩町駅間(4.4M≒7.08km)が延伸開業。八次駅・塩町駅(初代・現在の神杉駅)が開業。粟屋停留場が廃止[12]
  • 1923年(大正12年)12月8日:塩町駅 - 備後庄原駅間(10.0M≒16.09km)が開業。中深川仮停留場・和田村駅(現在の下和知駅)・七塚駅・備後庄原駅が開業[13]
  • 1924年(大正13年)9月20日:山ノ内駅が開業[14]。中深川仮停留場を中深川駅に変更。
  • 1925年(大正14年)2月1日:和田村駅が下和知駅に改称[15]
  • 1926年(大正15年)1月21日:東広島駅 - 広島駅間の旅客営業を開始。東広島駅の旅客営業が廃止され、貨物駅になる[16]
  • 1929年昭和4年)3月20日:矢賀停留場・中山停留場(のちの安芸中山駅)・上深川停留場が開業。瓦斯倫動力併用[17]
    • 停留場の新設は、並行道路を走るバスとの競合対策で、ガソリン動力併用認可を受けて気動車(ガソリンカー)を導入したことに伴うものである。これらの停留場およびその後広島駅 - 三次駅間に設置された停留場は、ホームの長さが車両1両分のガソリンカー専用駅で、「飛乗り駅」と呼ばれた[18]。芸備鉄道は、以後1936年に至るまでほぼ毎年のように気動車を大量増備し、停留場の新設や宇品線借り入れ運転などの旅客誘致策にその機動性を活用した(「買収気動車」の項も参照)。
  • 1930年(昭和5年)
    • 1月1日:白木山口停留場(現在の白木山駅)・弥谷停留場・三田吉永駅(現在の上三田駅)・十日市駅(のちの三次駅)が開業。
    • 4月1日:営業距離の単位をマイルからメートルに変更(56.2M→90.7km)。
    • 4月21日:木戸停留場(のちの備後木戸駅)が開業。
    • 4月22日:田幸停留場(現在の塩町駅)が開業。
    • 4月25日:石ヶ原停留場・小田停留場(のちの安芸小田駅)・長田停留場(のちの下長田駅)・戸島停留場(のちの安芸戸島駅)・下原停留場・三日市駅(現在の備後三日市駅)が開業。
    • 12月13日:旅客運輸営業免許(広島-宇品間)[19]
    • 12月20日:芸備鉄道が宇品線を借り受け同線の旅客営業を開始[20]
  • 1931年(昭和6年)7月15日:青河停留場が開業。
  • 1933年(昭和8年)5月19日:ディーゼル動力併用認可[17]
  • 1937年(昭和12年)6月30日:鉄道旅客運輸営業廃止(許可)(1930年12月13日免許 広島-宇品間)[21]

庄原線[編集]

  • 1933年(昭和8年)
    • 6月1日:備後十日市駅 - 備後庄原駅間 (21.8km) が国有化され庄原線となる[22]。十日市駅が備後十日市駅に、木戸駅が備後木戸駅に、三日市駅が備後三日市駅に改称。機関車3両、ガソリンカー3両、客車14両、貨車117両を引き継ぐ[23]
    • 10月20日:福永臨時停留場が開業。
  • 1934年(昭和9年)
    • 1月1日:塩町駅(初代)が神杉駅に、田幸駅が塩町駅(2代目)に改称。
    • 3月15日:備後庄原駅 - 備後西城駅間 (15.3km) が延伸開業。備後木戸駅・下原駅廃止。高駅・備後西城駅が開業。
  • 1935年(昭和10年)12月20日:備後西城駅 - 備後落合駅間 (8.6km) が延伸開業。備後熊野駅(現在の比婆山駅)・備後落合駅が開業。

三神線[編集]

  • 1930年(昭和5年)
    • 2月10日:国有鉄道三神線 備中神代駅 - 矢神駅間(6.2M≒9.98km)が開業。坂根駅・矢神駅が開業。
    • 4月1日:営業距離の単位をマイルからメートルに変更(6.2M→10.0km)。
    • 11月25日:矢神駅 - 東城駅間 (8.8km) が延伸開業。野馳駅・東城駅が開業。
  • 1935年(昭和10年)6月15日:東城駅 - 小奴可駅間 (14.8km) が延伸開業。備後八幡駅・小奴可駅が開業。
  • 1936年(昭和11年)
    • 10月10日:小奴可駅 - 備後落合駅間 (11.0km) が延伸開業。庄原線(備後落合駅 - 備後十日市駅間)を編入。
    • 11月21日:道後山駅が開業。

芸備線[編集]

  • 1937年(昭和12年)7月1日:芸備鉄道の広島駅 - 備後十日市駅間を国有化[24]、改キロ (-0.1km)。三神線が旧・芸備鉄道線を編入し芸備線に改称。停留場が駅に変更。川立駅が上川立駅に、戸島停留場が安芸戸島駅に、長田停留場が下長田駅に、三田吉永駅が上三田駅に、白木山口停留場が白木山駅に、矢口駅が安芸矢口駅に、小田停留場が安芸小田駅に、中山停留場が安芸中山駅に、向原駅が「むかいばら」から「むかいはら」に改称。福永臨時停留場・東広島駅が廃止。
  • 1941年(昭和16年)8月10日:青河駅・安芸戸島駅・下長田駅・上三田駅・弥谷駅・白木山駅・上深川駅・安芸小田駅・石ヶ原駅・安芸中山駅・矢賀駅が営業休止。ガソリン動車使用停止によるもの。
  • 1942年(昭和17年)10月28日:休止中の矢賀駅が信号場に変更されて矢賀信号場が開設。
  • 1943年(昭和18年)4月2日:矢賀信号場が駅に変更されて矢賀駅が開業。
  • 1948年(昭和23年)8月10日:上三田駅・上深川駅の営業再開。
  • 1952年(昭和27年)2月1日:平子駅が開業。
  • 1953年(昭和28年)10月1日:市岡駅が開業。
  • 1954年(昭和29年)
    • 11月10日:三次駅(初代)が西三次駅に改称。
    • 12月10日:備後十日市駅が三次駅(2代)に改称。
  • 1955年(昭和30年)
  • 1956年(昭和31年)12月20日:備後熊野駅が比婆山駅に改称。
  • 1959年(昭和34年)4月13日:快速「ちどり」が準急に格上げ。
  • 1962年(昭和37年)3月15日:準急「たいしゃく」が運転開始。
  • 1963年(昭和38年)12月5日:白木山駅の営業再開。
  • 1966年(昭和41年)3月5日:準急「ちどり」「たいしゃく」が急行に格上げ。
  • 1969年(昭和44年)3月1日:東広島駅(2代目・現在の広島貨物ターミナル駅)が開業。東広島 - 広島間の貨物営業廃止。
  • 1983年(昭和58年)
    • 3月1日:三次駅 - 広島駅間に列車集中制御装置 (CTC) を導入[25]
    • 10月31日:備中神代駅 - 三次駅間に CTC を導入[26]、CTCセンターは備後庄原駅に設置。これにより国鉄の CTC 化8,000kmを達成。
  • 1985年(昭和60年)3月15日:急行「みよし」が運転開始。
  • 1986年(昭和61年)11月1日:備中神代駅 - 東広島駅の貨物営業廃止。

民営化以降[編集]

  • 1987年(昭和62年)4月1日国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道が承継。
  • 1991年平成3年)
    • 4月1日:備後落合駅 - 三次駅間が広島支社の管轄から三次鉄道部の管轄に、備中神代駅 - 備後落合駅間が岡山支社から備中鉄道部の管轄に変更[27]。新見駅 - 三次駅間でワンマン運転開始[27]
    • 11月1日:三次駅 - 広島駅間でワンマン運転開始[27]
    • 11月10日:東城駅 - 広島駅間でJR四国の2000系気動車が試運転のため入線[5]
  • 1995年(平成7年)
    • 9月1日:新見駅 - 備後落合駅間の全列車がキハ120形気動車になる[28]
    • 12月22日:東広島駅を広島貨物ターミナル駅に改称。
  • 1996年(平成8年)3月16日:三次駅 - 備後落合駅間でキハ120形気動車が運用開始[28]
  • 2001年(平成13年)3月3日:新見駅 - 備後落合駅間で休日・第1日曜運休列車が導入され、土曜運転の列車が廃止。
  • 2002年(平成14年)
    • 3月22日:急行「ちどり」「たいしゃく」が、急行「みよし」に統合される[29]
    • 3月23日:備後落合駅 - 三次駅間で減便し、第1日曜運休列車を導入。
  • 2003年(平成15年)10月1日:快速「みよしライナー」が運転開始、既存の快速は「通勤ライナー」に変更。広島駅 - 三次駅間で増発。
  • 2006年(平成18年)
    • 4月23日県道広島三次線を拡幅するため上川立駅 - 甲立駅間が経路変更。これに伴う営業キロの変更はなし。
    • 7月19日:大雨の影響により備後落合駅 - 比婆山駅間で土砂流入が発生し、備後落合駅 - 備後西城駅間で運転見合わせ[30]
    • 7月20日:備後落合駅 - 備後西城駅間で列車の時刻に合わせてバスによる代行輸送を実施[30]
  • 2007年(平成19年)
    • 4月1日:備後落合駅 - 備後西城駅間で運行再開[31]
    • 7月1日:急行「みよし」と快速「通勤ライナー」が廃止され、快速「みよしライナー」に統合され、停車駅が変更される[32]
  • 年月日不明:備中鉄道部が廃止され、備中神代駅 - 備後落合駅間が岡山支社の直轄になる[33]
    • 9月1日:狩留家駅 - 広島駅間が「ICOCA」の利用エリアになる[34][35]
  • 2014年(平成26年)

駅一覧[編集]

便宜上、備中神代駅から全列車が直通する伯備線新見駅からの区間を記載する。

  • [広]特定都区市内制度における「広島市内」エリアの駅
  • 停車駅
    • 普通…すべての駅に停車
    • 快速…●印の駅は停車、|・↓印の駅は通過(↓は矢印の方向のみ運転)
      • 新見駅発の快速は早朝下り1本のみ運転
      • 三次駅 - 広島駅間の快速は「みよしライナー」
  • 線路(全線単線) … ◇・∧:列車交換可能、*:列車交換可能だが交換時は下り列車のみ客扱い可、|:列車交換不可
路線名 駅名 駅間営業キロ 備中神代からの営業キロ 快速 接続路線・備考 線路 所在地
伯備線 新見駅 - 6.4 西日本旅客鉄道伯備線倉敷方面)・姫新線 岡山県
新見市
布原駅 3.9 2.5 (芸備線の列車のみ停車)
備中神代駅 2.5 0.0 西日本旅客鉄道:伯備線(伯耆大山方面)
芸備線
坂根駅 3.9 3.9  
市岡駅 2.5 6.4  
矢神駅 3.6 10.0  
野馳駅 3.6 13.6  
東城駅 5.2 18.8   広島県 庄原市
備後八幡駅 6.5 25.3  
内名駅 3.7 29.0  
小奴可駅 4.6 33.6  
道後山駅 4.2 37.8  
備後落合駅 6.8 44.6 西日本旅客鉄道:木次線
比婆山駅 5.6 50.2    
備後西城駅 3.0 53.2    
平子駅 4.2 57.4    
高駅 4.9 62.3    
備後庄原駅 6.2 68.5    
備後三日市駅 2.0 70.5    
七塚駅 1.7 72.2    
山ノ内駅 3.0 75.2    
下和知駅 4.9 80.1     三次市
塩町駅 3.1 83.2   西日本旅客鉄道:福塩線[* 1]
神杉駅 1.5 84.7    
八次駅 3.3 88.0    
三次駅 2.3 90.3 西日本旅客鉄道:三江線
西三次駅 1.6 91.9  
志和地駅 7.7 99.6  
上川立駅 2.6 102.2  
甲立駅 4.3 106.5   安芸高田市
吉田口駅 3.4 109.9  
向原駅 6.2 116.1  
[広] 井原市駅 5.9 122.0   広島市
安佐北区
[広] 志和口駅 4.0 126.0  
[広] 上三田駅 3.5 129.5  
[広] 中三田駅 4.5 134.0  
[広] 白木山駅 2.3 136.3  
[広] 狩留家駅 2.2 138.5  
[広] 上深川駅 2.2 140.7  
[広] 中深川駅 2.8 143.5  
[広] 下深川駅 1.4 144.9  
[広] 玖村駅 1.9 146.8  
[広] 安芸矢口駅 2.5 149.3  
[広] 戸坂駅 2.8 152.1   広島市
東区
[広] 矢賀駅 4.8 156.9  
(貨)広島貨物ターミナル駅 0.6 157.5   広島市
南区
[広] 広島駅 1.6 159.1 西日本旅客鉄道:山陽新幹線山陽本線呉線[* 2]可部線[* 2]
広島電鉄本線
  1. ^ 福塩線の路線の終点は塩町駅だが、列車は三次駅まで乗り入れる
  2. ^ a b 呉線の正式な終点は山陽本線海田市駅、可部線の正式な起点は山陽本線横川駅だが、運転系統上は両線とも広島駅に乗り入れる

残りの駅は簡易委託駅または無人駅である(ただし簡易委託駅のうち、備後庄原駅と甲立駅にはPOS端末が設置されている)。

廃駅[編集]

( )内は備中神代駅起点の営業キロ。

  • 下原駅:1934年廃止、七塚駅 - 山ノ内駅間 (73.7km)
  • 備後木戸駅:1934年廃止、山ノ内駅 - 下和知駅間 (78.1km)
  • 粟屋停留場:1922年廃止、西三次駅 - 志和地駅間 (94.8km)
  • 青河駅:1941年休止、西三次駅 - 志和地駅間 (96.4km)
  • 安芸戸島駅:1941年休止、吉田口駅 - 向原駅間 (113.5km)
  • 下長田駅:1941年休止、向原駅 - 井原市駅間 (119.5km)
  • 弥谷駅:1941年休止、上三田駅 - 中三田駅間 (132.0km)
  • 福永臨時停留場:1937年廃止、中三田駅 - 白木山駅間 (136.1km)
  • 安芸小田駅:1941年休止、安芸矢口駅 - 戸坂駅間 (150.5km)
  • 石ヶ原駅:1941年休止、戸坂駅 - 矢賀駅間 (153.1km)
  • 安芸中山駅:1941年休止、戸坂駅 - 矢賀駅間 (155.6km)
  • (貨)東広島駅:1937年廃止、矢賀駅 - 広島駅間 (158.5km)

脚注[編集]

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  1. ^ ただし駅掲示時刻表の駅一覧ではライムグリーンが使われている
  2. ^ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6
  3. ^ 鉄道事業ダイジェスト - 西日本旅客鉄道
  4. ^ 『JR時刻表』2012年3月号、交通新聞社
  5. ^ a b 西日本旅客鉄道広島支社編『JR西日本広島支社10年史 : 次なる10年に向かって 1987〜1997』西日本旅客鉄道広島支社、1997年、p.380。
  6. ^ 「軽便鉄道免許状下付」『官報』1911年3月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  7. ^ 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1915年5月3日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  8. ^ 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1915年6月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  9. ^ 「軽便鉄道停留場設置」『官報』1916年4月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  10. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1917年11月6日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  11. ^ 「地方鉄道貨物運輸開始」『官報』1920年7月21日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  12. ^ 「 地方鉄道運輸開始」、「地方鉄道停留場廃止」『官報』1922年6月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  13. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1923年12月21日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  14. ^ 「地方鉄道駅設置」『官報』1924年10月1日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  15. ^ 「地方鉄道駅名改称」『官報』1925年2月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  16. ^ 「地方鉄道旅客運輸開始」『官報』1926年1月30日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  17. ^ a b 『地方鉄道及軌道一覧 昭和10年4月1日現在』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  18. ^ 広島市役所『白木町史』1980年
  19. ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1930年12月16日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  20. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1931年2月12日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  21. ^ 「鉄道旅客運輸営業廃止」『官報』1937年7月2日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  22. ^ 「鉄道省告示第204・205号」『官報』1933年5月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  23. ^ 『鉄道統計資料. 昭和8年』(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)
  24. ^ 「鉄道省告示第208・209号」『官報』1937年6月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  25. ^ 広島CTCセンター20年のあゆみ編集委員会『広島CTCセンター20年のあゆみ』広島CTCセンター20年のあゆみ編集委員会、1990年、p.1。
  26. ^ 日本国有鉄道広島鉄道管理局『広島鉄道管理局昭和50年代史』1986年、p.206。
  27. ^ a b c ジェー・アール・アール編『JR気動車客車編成表 2010』交通新聞社、2010年。ISBN 978-4-330-14710-9
  28. ^ a b 『JR気動車客車編成表 '96年版』ジェー・アール・アール、1996年。ISBN 4-88283-117-1
  29. ^ 平成14春 ダイヤ改正について 在来線特急・急行列車インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2001年12月14日
  30. ^ a b 芸備線の運転状況について (PDF) (インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2006年9月26日
  31. ^ 芸備線 備後落合から備後西城駅間の運転再開(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2007年3月16日
  32. ^ 平成19年夏のダイヤ改正(広島・山口エリア) 別紙詳細 (PDF) (インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2007年5月9日
  33. ^ データで見るJR西日本 2007』には記載されているが、『データで見るJR西日本 2008』には記載されていない
  34. ^ 岡山・広島エリアに「ICOCA」デビュー!(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2007年8月8日
  35. ^ 岡山・広島エリアへICカード乗車券「ICOCA」を導入します(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2006年5月24日
  36. ^ 8月16日から続く大雨等による被害状況について(第5報) (PDF)”. 国土交通省 (2014年8月20日). 2014年8月30日閲覧。
  37. ^ 8月16日から続く大雨等による被害状況について(第9報) (PDF)”. 国土交通省 (2014年8月22日). 2014年8月30日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]