松山駅 (愛媛県)

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松山駅
駅舎(2008年6月)
駅舎(2008年6月)
まつやま - Matsuyama
Y54 三津浜 (3.7km)
(3.5km) 市坪 U01
所在地 愛媛県松山市南江戸一丁目14-1
駅番号 Y55・U00
所属事業者 JR logo (shikoku).svg四国旅客鉄道(JR四国)
JR logo (freight).svg日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 予讃線
キロ程 194.4km(高松起点)
電報略号 マツ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度-
7,238人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1927年昭和2年)4月3日
備考 みどりの窓口
プラットホーム
ホームからみた松山運転所

松山駅(まつやまえき)は、愛媛県松山市南江戸一丁目にある、四国旅客鉄道(JR四国)予讃線日本貨物鉄道(JR貨物)のである。駅名標のコメントは「坊っちゃん、マドンナと道後温泉の駅」。愛媛県の代表駅(県庁所在地駅)である。

本稿では、松山駅前にある伊予鉄道松山駅前駅(まつやまえきまええき)についても記述する。

目次

利用可能な鉄道路線[編集]

  • 四国旅客鉄道(JR四国)
  • 伊予鉄道(松山市内線)

駅構造[編集]

JR四国 松山駅[編集]

駅舎に接した単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の合計2面3線のホームを持つ地上駅である。駅構内には松山運転所車両基地)が置かれている。みどりの窓口や自動券売機はあるが自動改札機はない。

2011年4月19日より、列車接近メロディが「瀬戸の花嫁」から「この街で」に変更されている。これは松山市とのパートナーシップ協定の一環であり、当日には協定締結式がホームにて行われた。なおこのメロディが採用されたのは松山市「ことばのちから」イベントで生まれた歌であることから。

高架化が計画されている。詳細は「高架化事業」の節を参照。

のりば[編集]

当駅では、1番のりば北側に岡山高松発着の「しおかぜ」・「いしづち」、南側に宇和島発着の「宇和海」が向かい合わせに止まる珍しい形態を取ることが多い(そのため右上の写真にあるように1番ホームの長さが2・3番ホームの長さより長い)。しかし、下り基準で「しおかぜ」編成の前側と「宇和海」の後ろ側は自由席がメインで、指定席・グリーン車を利用しての「しおかぜ」「宇和海」相互の乗り換えには時間と距離を要する。また、電車を使用する「しおかぜ」「いしづち」はここで折り返すため、車内清掃終了後すぐに発車となる(到着後10分程度で発車する)。

1 予讃線 (上り) 今治伊予西条新居浜高松岡山方面 (特急「しおかぜ」・「いしづち」を含む)
(下り) 伊予市伊予大洲八幡浜宇和島方面 (特急の大半を含む)
2 予讃線 (上り) 今治・伊予西条・新居浜方面 (特急「ミッドナイトEXP松山」を含む)
(下り) 伊予市・伊予大洲・八幡浜・宇和島方面 (特急の一部を含む)
3 予讃線 (上り) 今治・伊予西条方面  
(下り) 伊予市・伊予大洲・八幡浜・宇和島方面 (特急の一部を含む)
  • 主として、特急は1番のりば、普通は2・3番のりばを使用するが、例外もある。

伊予鉄道 松山駅前駅[編集]

松山駅前駅
松山駅前駅(2011年)
松山駅前駅(2011年)
まつやまえきまえ - Matsuyama Ekimae
宮田町 (0.4km)
(0.3km) 大手町駅前
所在地 愛媛県松山市宮田町
所属事業者 Botchan-mark.jpg 伊予鉄道
所属路線 大手町線
キロ程 0.8km(古町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1927年昭和2年)4月3日
JR貨物松山駅
JR貨物松山営業所
伊予鉄道バスのりば
JR四国バスのりば

愛媛県道19号松山港線上に千鳥式に配置された2面2線の安全地帯が設けられている電停である。本電停を境に古町方は単線、西堀端方は複線となっている。それぞれ、松山市駅前・道後温泉方面行きと、古町・鉄砲町方面行きとなっている。後者については5系統が当駅を終着とするため、継続電車と当駅止電車で停車位置を分けている。

また、後述する高架化が完成した暁には、予讃線軌道直下に移設される。また、同時に南江戸方面への延伸も計画されている。

貨物駅[編集]

JR貨物の施設は、駅舎の南側に位置する。本線を挟んだ西側は松山運転所が広がる。コンテナホーム2面、荷役線3本が設置されている。駅の着発線と荷役線は市坪駅方面に伸びる引き上げ線を介して接続している。また、駅構内には営業窓口のJR貨物松山営業所も置かれている。

取り扱う貨物の種類[編集]

貨物列車[編集]

貨物列車は、1日1往復高松貨物ターミナル駅方面との間に高速貨物列車が運行されているのみ。なお、当駅終着の下り列車は高松貨物ターミナル駅始発だが、当駅始発の上り列車は大阪貨物ターミナル駅を経由し金沢貨物ターミナル駅まで直通する。

利用状況[編集]

JR松山駅の2010年度の1日平均の乗車人員は7,238人で、JR四国の駅では高松駅徳島駅に次いで3位である[1]

人口50万人を抱える四国最大の県庁所在地の代表駅としては利用者は少ない。これは当駅が松山市街地の西端に位置することや、長距離客の利用が中心で短距離の利用は伊予鉄道の方が利便性が良いこと、松山市駅が市の実質的な中心駅としての機能を担っていることなどが挙げられる。

近年の1日平均乗車人員は以下のとおり[2]

  • 8,461人(2000年度)
  • 8,205人(2001年度)
  • 7,907人(2002年度)
  • 7,718人(2003年度)
  • 7,461人(2004年度)
  • 7,368人(2005年度)
  • 7,282人(2006年度)
  • 7,245人(2007年度)
  • 7,090人(2008年度)
  • 6,593人(2009年度)

バスのりば[編集]

駅前には伊予鉄道とJR四国バスのバスのりばが設置されている。

一般路線バス[編集]

伊予鉄道

  • (8) JR松山駅前・松山市駅 - 愛媛大学農学部前 - 道後温泉駅前
  • (10) 久米駅前 - 大街道 - 松山市駅 - JR松山駅前・津田団地前
  • (52・53) 奥道後・湯の山ニュータウン - 道後温泉駅前 - 松山市駅 - 松山空港(旧空港通り経由)
  • (62) 松山市駅・JR松山駅前 - 勝岡東・運転免許センター
  • (90) JR松山駅前 - 本町六 - 愛媛大学前 - 東高前 - 道後温泉駅前〈東西線〉
  • 〈特急〉JR松山駅 - 松山市駅 - 四国がんセンター - (国道11号線・桜三里経由) - 小松 - 西条 - 新居浜駅前(瀬戸内運輸と共同運行)
  • 松山空港リムジン 道後温泉 - 大街道 - 松山市駅 - JR松山駅前 - 松山空港(新空港通り経由)
  • 松山観光港リムジン 道後温泉 - 大街道 - 松山市駅 - JR松山駅前 - 松山観光港

瀬戸内運輸

  • 〈特急〉JR松山駅 - 松山市駅 - 四国がんセンター - (国道11号線・桜三里経由) - 小松 - 西条 - 新居浜駅前(伊予鉄道と共同運行)

JR四国バス

高速バス[編集]

松山市駅前発着の高速バスはJR松山駅前を経由しないものも多い。

駅弁[編集]

主な駅弁は下記の通り。

  • 醤油めし[3]
  • あなご寿司
  • 特選あなご寿司
  • 特選幕の内
  • 四季の友
  • マドンナ辨當
  • 坊っちゃん辨當
  • 汽車辨當
  • 松山鮨
  • 愛媛甘とろ豚麦みそ弁当
  • 愛媛甘とろ豚そぼろ弁当

駅周辺[編集]

沿革[編集]

開業当時の松山駅

1927年に高松方面から延びてきた予讃線の駅として開業したが、松山市内には既に1888年に開業していた伊予鉄道の松山駅が存在していた。国有鉄道を当時運営していた鉄道省では伊予鉄道に駅名改称を要求し、伊予鉄道は国鉄駅の名前を「伊予松山駅」とすればよいと反発した。鉄道省は伊予鉄の運輸課長を東京の本省に呼び出して圧力を掛けるなどし、結局伊予鉄側が折れて伊予鉄の駅を松山市駅に改称して松山駅の名前を国鉄に譲った[4]。しかし国鉄の駅は市街地から離れていて、その後も松山における中心駅としての地位は松山市駅が占め続け、国鉄の駅は長距離客のみ使用するものという雰囲気が形成され、現在に至る。

JR四国 松山駅[編集]

  • 1927年昭和2年)4月3日 - 国有鉄道の駅として、讃予線(現在の予讃線)伊予北条駅 - 松山間開通と同時に開業。
  • 1930年(昭和5年)2月27日 - 伊予市駅まで讃予線が開通。
  • 1934年(昭和9年)3月24日 - 予土線(自動車線。現在の松山高知急行線)松山・久万間開業により、自動車線の一般運輸営業を取扱う。
  • 1965年(昭和40年)3月18日 - 北四国急行線(自動車線)高松・松山間運行開始。ただし、当駅発着は国鉄便のみであった。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR四国・JR貨物の駅となる。
  • 1990年平成2年)11月21日 - 伊予北条 - 伊予市間電化。
  • 2006年(平成18年)3月1日 - 駅番号表示を開始。

伊予鉄道 松山駅前駅[編集]

  • 1927年昭和2年)4月3日 国鉄松山駅の開業と同時に古町 - 松山間の連絡線が地方鉄道法による鉄道として開通。
  • 1936年(昭和11年)5月1日 古町 - 国鉄駅前(現在の松山駅前) - 西堀端間が軌道法による軌道として開業。古町 - 松山間の連絡線廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 JR発足に伴い、駅名を国鉄駅前からJR松山駅前に変更。

高架化事業[編集]

現在、松山駅では高架化事業が進んでいる。2008年に都市計画決定および事業計画決定が為され、同年より先行買収に着手した。先行買収は2011年度中に終了する予定である。また、並行して埋蔵文化財の調査も行われている。

経緯[編集]

当駅は県都松山市の玄関口のひとつであるが、昭和28年に建築され老朽化した駅舎が現役である。2000年に駅本屋をレトロ調に改装したものの、駅舎の西方に運転所が併設されている関係で西口が設置できないなど、旧態依然とした構造ゆえに依然として利用者に不便を強いている。加えて、予讃線により当駅付近の中心市街地・主要道路が南北に分断されており、朝夕のラッシュ時には踏切により交通が遮断されるなど、都市生活にも支障を来しており、高架化による改良が決定された。

また、当駅は松山市街の中心(大街道や松山市駅など)からはずれた中心市街地西端に位置している。これは、全国的に同様の事例がいくつかあったようだが、国鉄線開業が昭和に入ってからと遅かったため松山市が市街中心部への鉄道引き込みを拒否した為である。結果、当時の温泉郡南江戸村(現松山市南江戸1丁目)の田園地帯に駅を設置され、現在に至っている。今でも周辺部に市街化調整区域が残っており、ビルの横に田んぼというアンバランスな様相を呈している。道路も狭隘で、市街地として抜本的な改良が待たれる。そのため、土地区画整理事業を行うことも決定された。これは高架化とあわせて市街地としての再生も目指すものである。

事業概要[編集]

具体的には

である。

完成は愛媛県で国民体育大会が開催される2017年を予定していたが、事業計画の遅れにより2020年に変更された。

詳細は、松山駅周辺整備課(松山市ホームページ)を参照。

松山市駅との関係[編集]

松山市内には、前述の通り伊予鉄道の松山市駅もある。こちらは「市駅」と略して呼ぶことが多い。特に区別を要する場合、松山駅は「JR松山駅」と呼ばれる。路線の関係から、JR松山駅は主として県内外の主要都市と結ぶ足のやや長い交通、伊予鉄道の方は松山平野内の交通と棲み分けている。どちらかというと、松山市駅の方が市内中心部に近いことから、両社の相互乗り入れは絶えず課題となっている。ただし架線電圧の違い(予讃線は1500V、伊予鉄道線は750V)など、相互乗り入れには障害も多い。また、予讃線西衣山駅伊予鉄道高浜線西衣山駅に併設して連絡させる計画もあった。

隣の駅[編集]

※特急停車駅は各列車記事を参照のこと。

四国旅客鉄道
予讃線
普通(大半が当駅を境に運転系統が分かれる)
三津浜駅(Y54) - 松山駅(Y55, U00) - 市坪駅(U01)
伊予鉄道 大手町線
1・2 環状線
大手町駅前駅 - 松山駅前駅 - 宮田町駅
5 JR線
大手町駅前駅 - 松山駅前駅

脚注[編集]

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  1. ^ JR四国会社案内
  2. ^ 愛媛県統計年鑑
  3. ^ JR時刻表2010年8月号(交通新聞社刊)492ページ
  4. ^ 武智 恒喜 「伊予鉄道開業120年をめぐって」 鉄道ピクトリアル802号 pp.27-31 電気車研究会 2008年4月

関連項目[編集]

外部リンク[編集]