予讃線

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予讃線
予讃線の特急「しおかぜ」
予讃線の特急「しおかぜ
予讃線の路線図
路線総延長 297.6 km
軌間 1067 mm
電圧 高松 - 伊予市間:
1500 V 架空電車線方式 (直流)
最大勾配 33 パーミル
最小半径 200 m
最高速度 130 km/h

予讃線(よさんせん)は、瀬戸内海宇和海に沿って香川県高松市高松駅から愛媛県松山市松山駅を経て、愛媛県宇和島市の宇和島駅に至る四国旅客鉄道(JR四国)の鉄道路線幹線)である。このほか向井原 - 内子間、新谷 - 伊予大洲(実際は伊予若宮信号場)間の支線を持つ。

日本国有鉄道(国鉄)時代は予讃本線と呼ばれていたが、民営化後の1988年にJR四国は線路名称を改正し予讃線に改称された。高松 - 坂出 - 宇多津間は本四備讃線宇野線とともに瀬戸大橋線という愛称が付けられている。

なお、『時刻表』や『鉄道要覧』では内子経由の短絡ルートの分岐点を伊予大洲駅としているが、実際の分岐点は五郎 - 伊予大洲間にある伊予若宮信号場である。ここでは便宜上『時刻表』や『鉄道要覧』に倣い伊予大洲駅を分岐点として記述する。

目次

[編集] 概要

松山以東は国鉄時代から四国の重要幹線として位置づけられ、早くから一線スルー化やRC(遠隔操作)化でスピードアップに取り組んでいた。さらに1986年、向井原 - 伊予大洲間について内子経由の新線が完成し、これまで伊予灘に面した伊予長浜経由の従来線で運転されていた特急・急行列車は、内子線を含めた内子経由の短絡ルートに変更され所要時間が短縮された。このことは、従来線でしばしば起こった台風上陸などによる運転見合わせから解放されたという点でも重要である(2005年夏に、相当な豪雨のため、並行する松山自動車道国道56号、長浜経由の旧線と並行する国道378号がすべて不通になったときもこの路線だけ不通とならなかった)。しかし依然として八幡浜 - 宇和島間は、総じて旧線と同じくらいかそれ以上に険しい道のりであり、2006年夏に八幡浜 - 双岩間で倒木に上り特急列車(2000系)の先頭車が接触し損傷してからは、旧線が運転見合わせになった場合、ほぼそれに合わせて徐行または運転見合わせをするようになった。民営化後も高松から伊予市までの電化による電車(8000系7000系)の投入や重軌条化、未改良だった駅構内の一線スルー化、弾性分岐器化により高速化が図られ、単線区間を運転する列車の表定速度は全国でもトップレベルである。

ただし、多度津以西は単線であるのと、各駅の有効長が特急停車駅でも8両であるため、輸送力は限界に来ている(ダイヤを見れば分かる通り、交換駅ではほとんど待避列車がある)。また、特急停車駅以外では有効長の短い駅が多いのと運転停車を減らすため、ダイヤ面で特急列車の交換は極力特急停車駅で行うように苦心している。特に松山駅以西では多客期に特急列車を増結して最大8両編成(通常は3 - 4両、朝の上り「しおかぜいしづち10号」のみ通勤通学対応で7両)にするために、交換駅の変更やローカル列車の運転時刻変更を余儀なくされている。なお、かつて特例として、団体輸送のためにキハ185系「しおかぜ」の5両編成を2組併結した10両編成や1990年11月ダイヤ改正前に2000系の松山運転所への車両の送り込みで6両(営業)+4両(回送)の10両編成で高松 - 松山間を運転したことはある。

近代的な線路と裏腹に、通票閉塞時代の面影を残す駅が多く、昔ながらの雰囲気を好む鉄道ファンを喜ばせている。

トンネル断面(建築限界)が小さいまま電化したため(かの身延線よりも小さい)、パンタグラフ折りたたみ高さが3900mm以上の電車(JR四国以外の電車のほぼすべて)は予讃線高松側から最初のトンネルである箕浦駅西側の鳥越トンネルを越えて愛媛県に入ることができない(貨物列車牽引のEF65形EF210形電気機関車および285系(サンライズエクスプレス)は鳥越トンネル通過対策済み)。また、「マリンライナー」専用車の5000系は、223系がベースとなっていてパンタ折りたたみ高さが3900mmを超えるため、JR四国の電車では唯一鳥越トンネルを越えられない。

なお、JR四国は2006年に国土交通省交通政策審議会・交通体系分科会の地域公共交通部会に提出した資料で、長期的に望まれる投資として伊予市駅 - 内子駅 - 宇和島駅間の電化と高縄半島の付け根を結ぶ伊予西条駅 - 松山駅間の短絡線建設を挙げている[1]。ただし、これはあわせて挙げられているフリーゲージトレインによる瀬戸大橋線を介した新幹線との直通列車の運行とセットになったものと考えられる。

[編集] 路線データ

  • 管轄・路線距離(営業キロ):
    • 四国旅客鉄道(第一種鉄道事業者):
      • 高松 - 宇和島間 297.6km
      • 向井原 - 内子間 23.5km
      • 新谷 - 伊予大洲間 5.9km(新谷 - 伊予若宮信号場間は3.5km)
    • 日本貨物鉄道第二種鉄道事業者):
      • 高松 - 伊予横田間 (203.0km)(2008年3月15日改正現在、実際に定期貨物列車が運行されているのは高松貨物ターミナル - 松山間)
  • 軌間:1067mm
  • 駅数:
    • 旅客駅:94駅(起終点駅・臨時駅含む)
    • 貨物駅:1駅(高松貨物ターミナル駅)
  • 複線区間:高松 - 多度津間
  • 電化区間:高松 - 伊予市間(直流1500V)
  • 閉塞方式:全線CTC
    • 複線自動閉塞式(高松 - 多度津間)
    • 単線自動閉塞式(多度津 - 向井原 - 内子間、新谷 - 伊予若宮信号場間)
    • 特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)(伊予上灘 - 伊予白滝間)
    • 自動閉塞式(特殊)(上記以外の区間)
  • 最高速度:
    • 高松 - 松山間 130km/h
    • 松山 - 内子間、伊予石城 - 卯之町間 120km/h
    • 新谷 - 伊予石城間、卯之町 - 宇和島間 110km/h
    • 向井原 - 伊予長浜 - 伊予若宮信号場間 85km/h
  • 最急勾配:33(八幡浜-伊予石城間、下宇和-立間間、伊予吉田-高光間)
  • 最小曲線半径:200m

[編集] 沿線概況

予讃線の沿線には日本100名城にも選定されているが多い。特に日本に12箇所しか残っていない現存天守のうち、丸亀松山宇和島の3城を沿線に持つ。予讃線始発駅は高松駅本州四国連絡橋ができるまでは、宇高連絡船高松城(別名玉藻城)の月見櫓を横に見て入港した。丸亀城天守丸亀駅南側の石垣で覆われた亀山山頂(標高66m)にあり、車窓からも見える。

高松からしばらく住宅地と田園風景の入り混じる中を走り、海岸寺から詫間にかけては海沿いを走る。この両駅の間には、毎年8月4・5日の津島神社大祭期間中しか営業しない臨時駅の津島ノ宮がある。詫間から観音寺までは内陸部を進み、香川・愛媛県境付近で再び海沿いに出る。愛媛県に入ると川之江伊予三島の製紙・化学工場が海側に広がる。新居浜伊予西条付近では、四国最大の工業地帯を北側に、西日本最高峰の石鎚山から続く山並みを南側に望むことができる。なお、伊予西条駅の2・3番ホーム上には石鎚山系の伏流水を引き入れた「うちぬき」のモニュメントがある。

伊予小松からは西進するほうが松山市に近いが、予讃線は四国第5(県都以外では四国最大)の都市・今治(ちなみに利用者数は愛媛県で2位である)を無視できず、海岸線と並行するように北へと回り込む。その今治には、しまなみ海道来島海峡大橋今治城模擬天守があるが、市街地の向こうにあり良く見えない。大西から大浦付近にかけては予讃線電化区間で最も長く瀬戸内海に沿い、視界が良好な日には広島県の島々まで見渡せる絶景区間が広がる。日本最古の道後温泉を擁する四国最大の都市松山は、明治の俳人正岡子規に「春や昔十五万石の城下かな」と詠われた城下町で、駅の東側に松山城天守が標高132mの勝山山頂にそびえ、西側に西欧の古城の形をした松山総合公園展望台(標高131m)が見える。

伊予市で電化区間が終わりを告げ、その次の向井原では旧線と新線が別れる。旧線には下灘など海に近い駅として知られる駅があり海岸路線のイメージが強いが、伊予長浜で進路を南東に変えると伊予大洲まで肱川をさかのぼる。一方、内子を経由する新線には四国最長の犬寄トンネル(長さ6,012m)を始め多くのトンネルが介在し、山峡の風景はあまり広がらない。新旧両線が合流する伊予大洲から宇和島寄りに少し進み肱川橋梁(長さ269m)上に出ると、車窓には2004年に再建された大洲城の木造復元天守が現れる。

夜昼トンネル(長さ2,870m)を抜けると港町八幡浜へ向かう下り坂の行路となるが、八幡浜駅を過ぎても海岸には沿わず、最大33‰の急勾配で再び山中に分け入り、やがて穀倉地帯の宇和盆地へと達する。内子以西では、この宇和盆地内の平坦で直線区間が多い伊予石城 - 卯之町間だけ120km/h走行が可能である。下宇和から終点宇和島駅まで一気に下る途中ではリアス式海岸の風景が顔を出し、予讃線のハイライトとなっている。宇和島城天守は宇和島駅から徒歩15分ほどの標高80mの山頂にそびえている。

[編集] 運行形態

[編集] 優等列車

以下の区間に特急列車が通る。松山 - 宇和島間を通る列車はすべて内子経由で運転される。

高松 - 伊予西条・松山・内子間、新谷 - 宇和島間
特急「いしづち」:高松 - 伊予西条・松山・宇和島間
高松 - 伊予西条間
特急「ミッドナイトEXP高松」:高松→伊予西条間
宇多津 - 伊予西条・松山・内子間、新谷 - 宇和島間
特急「しおかぜ」:岡山 - 伊予西条・松山・宇和島間
松山 - 内子間、新谷 - 宇和島間
特急「宇和海」:松山 - 宇和島間
高松 - 多度津間
特急「しまんと」:高松 - 高知・中村・宿毛間
宇多津 - 多度津間
特急「南風」:岡山 - 高知・中村・宿毛間
高松 - 宇多津間
特急「うずしお」:徳島 - 岡山間
高松 - 坂出 - 宇多津(通過線)間
寝台特急「サンライズ瀬戸」:高松 - 東京間。なお、夏期・冬季の多客時には高松 - 松山間を延長運行される。
新居浜 - 松山間
特急「ミッドナイトEXP松山」:松山→新居浜

[編集] 地域輸送

普通列車はおおむね観音寺駅・伊予西条駅・松山駅で運転系統が分かれており、各区間を跨って運転される列車もあるが、高松 - 宇和島の全線を通して運転される列車はない。ここ数年、長距離を運行する普通列車が増えてきており、伊予西条 - 高松間直通の快速「サンポート」や、高松 - 松山間194kmを5時間以上かけて走る列車も下り1本のみだが設定されている。

本四連絡列車として高松 - 坂出間に快速「マリンライナー」、宇多津 - 観音寺・琴平間には岡山との直通列車が、また、高松 - 多度津間には土讃線の琴平との直通列車もあり、高松 - 琴平・観音寺(一部は伊予西条・松山)間には快速「サンポート」が運転されている。「マリンライナー」と「サンポート」は同じ快速という種別でありながら、前者は高松・坂出間は早朝・深夜を除き途中の駅には止まらない。よって、高松から乗り、坂出で降りる時は「マリンライナー」を、そこから先(宇多津方面)へ行く客は「サンポート」を使う傾向がある。このような運転形態のため、高松・坂出間には、日中時間帯1時間に4本も快速列車が運転されている。さらに、2本の普通列車、特急「いしづち」1本(特急「しまんと」運転時間帯は2本)が走るため、通過列車が多い。

愛媛県内の電化区間は日中で毎時1 - 2本、松山以南伊予大洲までにおいては、伊予長浜経由・内子経由の気動車列車がほぼ交互に運転されており、1 - 2時間に1本の運転(2時間半ほど開く時間帯あり)になっている。これらの多くは松山から八幡浜や宇和島までの運転である。松山 - 伊予市間は、1990年の電化後数年は昼間は大半が電車での運転だったが、伊予市での乗り換えが嫌われたことと7000系電車は松山 - 多度津間で重点的に運用する都合から、近年は電車は気動車列車のすき間を埋める形での運転体系になり、伊予市駅を始発及び終着とする気動車列車は上下各4往復のみとなっている。

八幡浜 - 宇和島では、33勾配の登坂でスリップを頻発して列車ダイヤを乱れさせたキハ32形は、一部の日の1往復を除いて異車種を増結して走行しているのも特徴である。

[編集] 使用車両

特記ないものはJR四国所有車

  • 113系電車(高松 - 伊予西条)
  • 115系電車(宇多津 - 多度津) - JR西日本所有。
  • 121系電車(高松 - 伊予西条)
  • 5000系電車(高松 - 坂出) - 快速「マリンライナー」で運用
  • 223系5000番台2000番台電車(高松 - 坂出) - 快速「マリンライナー」で運用。JR西日本所有。
  • 6000系電車(高松 - 観音寺)
  • 7000系電車(高松 - 伊予市) - 四国島内の電化区間のすべて(宇多津 - 児島を除く)で見られる
  • キハ185系3100番台気動車(松山 - 宇和島)
  • キハ47形気動車(松山 - 八幡浜)
  • キハ32形気動車(松山 - 宇和島)
  • キハ54形気動車(松山 - 宇和島)

[編集] 過去の使用車両
  • 213系電車(高松 - 坂出) - 1988年から2003年まで快速「マリンライナー」で運用。JR西日本所有。
  • 117系電車(高松 - 坂出) - 瀬戸大橋の開業間もない頃、「臨時マリンライナー」や高松 - 岡山間の臨時快速で使用された。JR西日本所有。
  • 115系3000番台電車(高松 - 坂出) - 瀬戸大橋の開業間もない頃、「臨時マリンライナー」で使用された。JR西日本所有。
  • 167系電車(高松 - 坂出) - 瀬戸大橋の開業間もない頃、高松 - 岡山間の臨時快速で使用された。
  • 221系電車(高松 - 坂出) - 登場間もない1989年頃、「臨時マリンライナー」で使用された。JR西日本所有。
  • キハ28形・58形気動車 - 2008年秋で運行終了。
  • キハ65形気動車 - 2008年秋で運行終了。
  • 50系客車 - 1990年で運用終了。

[編集] 貨物列車

貨物列車は高松貨物ターミナル駅 - 松山駅間で運行されている。コンテナ車のみで編成された高速貨物列車が、高松貨物ターミナル駅 - 伊予三島駅間に1日2往復、高松貨物ターミナル駅 - 新居浜駅間に1日2往復、高松貨物ターミナル駅 - 松山駅間に1日1往復、高松貨物ターミナル駅 - 坂出駅 - 西岡山駅間に1日4往復設定されている。EF65形電気機関車が全区間で牽引するほか、EF210形電気機関車が西岡山駅 - 高松貨物ターミナル駅 - 新居浜駅間で運用されている。

予讃線の貨物列車の発着がある駅は高松貨物ターミナル駅、伊予三島駅、新居浜駅、松山駅。このほか、高松駅・多度津駅が新車の引渡しのため貨物駅(臨時車扱)に設定されている。

[編集] 歴史

[編集] 概略

讃岐鉄道により開業した高松 - 多度津 - 琴平間を、山陽鉄道による買収を経て、1906年に国有化し讃岐線とした。その後、多度津駅から川之江駅、伊予西条駅までと順次延伸開業し、壬生川駅まで開業した際に讃予線と改称された。その後、予讃線、予讃本線と名を改め1945年に高松 - 宇和島間が全通した。

うち伊予長浜 - 伊予大洲間は軽便鉄道であった愛媛線を1067mm軌間に改軌して編入したもの、宇和島 - 卯之町間は宇和島線を編入したものである。支線であった多度津 - 琴平間は後に阿波池田まで延伸され、高知線と繋がった際に土讃線として分離された。

[編集] 年表

[編集] 高松 - 下灘間

  • 1889年(明治22年)5月23日 讃岐鉄道により丸亀 - 多度津(のちの浜多度津) - 琴平間が開業。
  • 1897年(明治30年)2月21日 高松 - 丸亀間が開業。
  • 1904年(明治37年)12月1日 山陽鉄道が讃岐鉄道を買収。
  • 1906年(明治39年)12月1日 山陽鉄道を国有化。
  • 1909年(明治42年)10月12日 線路名称制定。高松 - 多度津 - 琴平間を讃岐線とする。
  • 1910年(明治43年)7月1日 高松駅移転。
  • 1913年(大正2年)12月20日 多度津 - 観音寺間が開業。多度津駅移転。これまでの多度津駅が(貨)浜多度津駅となり、貨物支線多度津 - 浜多度津間が開業。
  • 1915年(大正4年)5月7日 (臨)津島ノ宮駅開業。
  • 1916年(大正5年)4月1日 観音寺 - 川之江間が開業。
  • 1917年(大正6年)9月16日 川之江 - 伊予三島間が開業。
  • 1919年(大正8年)9月1日 伊予三島 - 伊予土居間が開業。
  • 1921年(大正10年)6月21日 伊予土居 - 伊予西条間が開業。
  • 1923年(大正12年)5月1日 伊予西条 - 壬生川間が開業。讃岐線から讃予線に改称。
    • 10月1日 壬生川 - 伊予三芳間が開業。
    • 12月21日 伊予三芳 - 伊予桜井間が開業。
  • 1924年(大正13年)2月11日 伊予桜井 - 今治間が開業。
    • 8月10日 高松桟橋 - 高松間が開業。高松駅構内扱い。
    • 12月1日 今治 - 伊予大井(現在の大西)間が開業。
  • 1925年(大正14年)6月21日 伊予大井 - 菊間間が開業。
  • 1926年(大正15年)3月28日 菊間 - 伊予北条間が開業。
  • 1927年(昭和2年)4月3日 伊予北条 - 松山間が開業。
  • 1929年(昭和4年)7月2日 石鎚山駅開業。
  • 1930年(昭和5年)2月27日 松山 - 南郡中(現在の伊予市)間が開業。
    • 4月1日 高松 - 南郡中間、多度津 - 阿波池田間を予讃線に改称。讃予線では山陽線と紛らわしいことが理由にあったとされる[要出典]
  • 1932年(昭和7年)12月1日 南郡中 - 伊予上灘間が開業。
  • 1933年(昭和8年)4月1日 伊予寒川駅開業。
    • 8月1日 予讃線から予讃本線に改称。
  • 1935年(昭和10年)6月9日 伊予上灘 - 下灘間が開業。

[編集] 下灘 - 八幡浜間

  • 1918年(大正7年)2月14日 愛媛鉄道の長浜町(現在の伊予長浜) - 大洲(現在の伊予大洲)間が開業。軌間762mm。
  • 1928年(昭和3年)7月16日 加屋駅移転。
  • 1933年(昭和8年)10月1日 愛媛鉄道を国有化。愛媛線とする。長浜町駅を伊予長浜駅、加屋駅を伊予白滝駅、大洲駅を伊予大洲駅に改称。
  • 1935年(昭和10年)10月6日 下灘 - 伊予長浜間が開業。愛媛線の伊予長浜 - 伊予大洲間を1067mmに改軌して予讃本線に編入する。同時に伊予白滝駅 - 五郎駅の線路と八多喜駅を移設。
    • 11月28日 多度津 - 阿波池田間を土讃線として分離。
  • 1936年(昭和11年)9月19日 伊予大洲 - 伊予平野間が開業。
  • 1939年(昭和14年)2月6日 伊予平野 - 八幡浜間が開業。

[編集] 八幡浜 - 宇和島間

  • 1914年(大正3年)10月18日 宇和島鉄道 宇和島 - 近永間が開業。現在の予土線。
  • 1933年(昭和8年)8月1日 宇和島鉄道を国有化。宇和島線とする。
  • 1941年(昭和16年)7月2日 宇和島線の北宇和島 - 卯之町間が開業。
  • 1945年(昭和20年)6月20日 八幡浜 - 卯之町間が開業、宇和島線の宇和島 - 卯之町間を編入し予讃本線全線開通。

[編集] 全通後

  • 1949年(昭和24年)12月27日 貨物支線 坂出 - 坂出港間開業。
  • 1950年(昭和25年)4月1日 上老松駅を伊予出石駅に改称。
  • 1952年(昭和27年)1月27日 香西駅、讃岐府中駅、八十場駅、讃岐塩屋駅、高瀬大坊駅開業。
  • 1957年(昭和32年)4月1日 南郡中駅を伊予市駅に改称。
  • 1959年(昭和34年)9月15日 高松駅移転。高松桟橋駅を高松駅に統合し廃止。0.3km延長。
    • 10月1日 上高瀬駅を高瀬駅に、伊予大井駅を大西駅に改称。
  • 1960年(昭和35年)3月1日 赤星駅、波方駅開業。
  • 1961年(昭和36年)4月15日 関川駅、伊予横田駅開業。
    • 6月1日 柳原駅、伊予氷見駅開業。
    • 10月20日 西大洲駅、春賀駅開業。
  • 1963年(昭和38年)2月1日 高野川駅、玉之江駅開業。
    • 2月1日 伊予市 - 高野川間に三秋信号場開設。
    • 10月1日 向井原駅開業。
  • 1964年(昭和39年)10月1日 串駅開業、椿宮仮乗降場が駅に昇格し市坪駅開業。
  • 1965年(昭和40年)9月15日 高松 - 香西間複線化。
  • 1966年(昭和41年)4月6日 丸亀 - 多度津間複線化。
  • 1967年(昭和42年)9月22日 香西 - 鬼無間複線化。
  • 1968年(昭和43年)9月25日 端岡 - 国分間複線化。
  • 1970年(昭和45年)3月27日 鬼無 - 端岡間複線化。
  • 1979年(昭和54年)7月1日 貨物支線 多度津 - 浜多度津間が廃止。
  • 1984年(昭和59年)2月1日 松山 - 宇和島間の貨物営業廃止。貨物支線坂出 - 坂出港間廃止(線路は1986年(昭和61年)10月31日まで残り、同年10月12日にキハ185系気動車で臨時列車「坂出市民号」が運転されている)。
  • 1985年(昭和60年)3月14日 高松 - 松山間CTC化。
  • 1986年(昭和61年)3月3日 向井原 - 内子間、新谷 - 伊予大洲間開業。内子線内子 - 新谷間とあわせて短絡ルートが完成。特急・急行列車が内子経由に変更。
    • 向井原 - 高野川間の三秋信号場廃止、五郎 - 伊予大洲間に若宮信号場開設。
    • 松山 - 伊予上灘間、伊予白滝 - 宇和島間、向井原 - 内子間、伊予大洲 - 新谷間CTC化。
    • 11月1日 光洋台駅、鳥ノ木駅開業。多度津 - 松山間高速化(最高速度95km/h)。
  • 1987年(昭和62年)3月23日 高松 - 坂出間、多度津 - 観音寺間が電化。高松 - 松山間高速化(最高速度110km/h)。
    • 4月1日 国鉄分割民営化により四国旅客鉄道に承継。日本貨物鉄道が高松 - 松山間を第二種鉄道事業者として承継、松山 - 内子間、新谷 - 宇和島間の第二種鉄道事業開始(松山 - 宇和島間では貨物の運行はなし)。
    • 10月2日 坂出 - 多度津間が電化、宇多津駅移転、宇多津 - 丸亀間高架化。
      • この区間のみ電化開業が後回しになったのは、宇多津駅の移転・高架化と坂出 - 多度津間の電化を同時に行うためである。
  • 1988年(昭和63年)4月10日 伊予北条 - 八幡浜間でワンマン運転開始。
    • 6月1日 線路名称改正により予讃線に改称。
  • 1989年(平成元年)3月11日 八幡浜 - 宇和島間でワンマン運転開始。
  • 1990年(平成2年)10月30日 今治駅付近高架化。
    • 11月21日 伊予北条 - 伊予市間が電化。浅海 - 伊予北条間に大浦信号場開設。高松 - 宇和島間高速化(最高速度120km/h、一部110km/h)。
  • 1991年(平成3年)3月16日 大浦信号場が駅に昇格し大浦駅開業。
    • 11月21日 伊予上灘 - 伊予白滝間CTC化。
  • 1992年(平成4年)7月23日 観音寺 - 新居浜間、今治 - 伊予北条間が電化・ワンマン運転開始。
  • 1993年(平成5年)3月18日 新居浜 - 今治間が電化・ワンマン運転開始。高松 - 松山間高速化(最高速度130km/h)。
    • 西条祭りだんじり等が架線にひっかかることが懸念され、この区間のみ電化が遅れた。
    • 9月21日 坂出駅高架化工事に伴う仮線移転と同時に坂出 - 丸亀間複線化(それまでは坂出駅から瀬戸中央自動車道をくぐる手前までと宇多津 - 丸亀間が単線のままだった)。
    • 10月1日 多度津 - 観音寺間でワンマン運転開始。
  • 1994年(平成6年)12月3日 高瀬大坊駅をみの駅に改称。
  • 1997年(平成9年)2月26日 坂出駅高架化完成。
  • 2000年(平成12年)8月16日 (貨)高松貨物ターミナル駅開業。
  • 2001年(平成13年)5月13日 高松駅移転。新駅ビルが完成。0.3km短縮。
  • 2006年(平成18年)4月1日 伊予横田 - 内子間、新谷 - 宇和島間の第二種鉄道事業廃止。
  • 2008年(平成20年)3月15日 ダイヤ改正で高松 - 松山間から気動車普通列車が姿を消す。
    • これによってこの区間を走る快速・普通列車は「マリンライナー」の5000系5100形を除き、すべて3ドア車に統一された(普通車自由席に限ってみれば「マリンライナー」を含めたすべての快速・普通列車が3ドア車で運行されることになった)。

[編集] 駅一覧

  • 普通列車は全旅客駅に停車する。
  • 特急列車の停車駅についてはしおかぜ (列車)いしづち (列車)宇和海 (列車)ほか、各列車の記事を参照。
  • (臨)は臨時駅、(貨)は貨物専用駅を表す。それ以外の駅で駅名欄に◆・◇を付した駅は貨物取扱駅を表す(貨物専用駅を除く。◇は定期貨物列車の発着なし)。
凡例
停車駅 … ●:全列車停車、▲:一部の列車が停車、|:通過
単線/複線、列車交換 … ∥:複線区間、◇:単線区間(列車交換可能)、|:単線区間(列車交換不可)、∨:ここより下は単線、∧:ここより下は複線

[編集] 高松駅 - 伊予西条駅間

  • 快速サンポート:快速「サンポート南風リレー号」を含む。ただし快速でない「南風リレー号」は全旅客駅に停車する。
電化/非電化 駅番号 駅名 駅間営業キロ 累計営業キロ 快速サンポ丨ト 快速マリンライナ丨 接続路線 単線/複線 所在地
電化 Y00 高松駅 - 0.0 四国旅客鉄道高徳線 (T28)
高松琴平電気鉄道琴平線高松築港駅
香川県 高松市
Y01 香西駅 3.4 3.4  
  (貨)高松貨物ターミナル駅 1.3 4.7  
Y02 鬼無駅 1.4 6.1  
Y03 端岡駅 3.4 9.5  
Y04 国分駅 2.4 11.9  
Y05 讃岐府中駅 2.3 14.2   坂出市
Y06 鴨川駅 2.4 16.6  
Y07 八十場駅 2.0 18.6  
Y08 坂出駅 2.7 21.3 四国旅客鉄道:本四備讃線瀬戸大橋線:「マリンライナー」直通[* 1]
Y09 宇多津駅 4.6 25.9 本四備讃線直通 四国旅客鉄道:本四備讃線(瀬戸大橋線:多度津方面・高松方面[* 1]と直通あり) 綾歌郡
宇多津町
Y10 丸亀駅 2.6 28.5   丸亀市
Y11 讃岐塩屋駅 1.5 30.0  
Y12 多度津駅 2.7 32.7 四国旅客鉄道:土讃線 (D12)(宇多津方面と直通あり) 仲多度郡
多度津町
Y13 海岸寺駅 3.8 36.5  
  (臨)津島ノ宮駅 3.3 39.8   三豊市
Y14 詫間駅 2.2 42.0  
Y15 みの駅 2.5 44.5    
Y16 高瀬駅 2.5 47.0    
Y17 比地大駅 3.0 50.0    
Y18 本山駅 2.4 52.4    
Y19 観音寺駅 4.1 56.5     観音寺市
Y20 豊浜駅 5.5 62.0    
Y21 箕浦駅 4.4 66.4    
Y22 川之江駅 5.8 72.2     愛媛県 四国中央市
Y23 伊予三島駅 5.4 77.6    
Y24 伊予寒川駅 4.1 81.7    
Y25 赤星駅 4.2 85.9    
Y26 伊予土居駅 2.7 88.6    
Y27 関川駅 3.6 92.2    
Y28 多喜浜駅 7.2 99.4     新居浜市
Y29 新居浜駅 3.7 103.1    
Y30 中萩駅 4.8 107.9    
Y31 伊予西条駅 6.4 114.3     西条市
下表へ続く
  1. ^ a b 高松方面から本四備讃線に直通する列車は宇多津駅のホームには入らないが、同駅構内を通行する。運賃計算上は宇多津駅経由と見なされる

[編集] 伊予西条駅 - 伊予長浜駅 - 宇和島駅間

電化/非電化 駅番号 駅名 駅間営業キロ 高松
からの
営業
キロ
接続路線 列車交換 所在地
上表より続き
電化 Y31 伊予西条駅 - 114.3   西条市
Y32 石鎚山駅 3.5 117.8  
Y33 伊予氷見駅 2.5 120.3  
Y34 伊予小松駅 1.3 121.6  
Y35 玉之江駅 2.9 124.5  
Y36 壬生川駅 2.3 126.8  
Y37 伊予三芳駅 3.4 130.2  
Y38 伊予桜井駅 7.6 137.8   今治市
Y39 伊予富田駅 3.8 141.6  
Y40 今治駅 3.3 144.9  
Y41 波止浜駅 4.7 149.6  
Y42 波方駅 2.7 152.3  
Y43 大西駅 4.1 156.4  
Y44 伊予亀岡駅 5.5 161.9  
Y45 菊間駅 4.0 165.9  
Y46 浅海駅 4.7 170.6   松山市
Y47 大浦駅 3.2 173.8  
Y48 伊予北条駅 3.1 176.9  
Y49 柳原駅 2.2 179.1  
Y50 粟井駅 1.2 180.3  
Y51 光洋台駅 2.0 182.3  
Y52 堀江駅 2.6 184.9  
Y53 伊予和気駅 2.1 187.0  
Y54 三津浜駅 3.7 190.7  
Y55
U00
松山駅 3.7 194.4 伊予鉄道大手町線松山駅前駅
U01 市坪駅 3.5 197.9  
U02 北伊予駅 2.4 200.3   伊予郡
松前町
U03 伊予横田駅 2.7 203.0  
U04 鳥ノ木駅 1.8 204.8   伊予市
U05 伊予市駅 1.2 206.0 伊予鉄道:郡中線郡中港駅
非電化 U06
S06
向井原駅 2.5 208.5 四国旅客鉄道:予讃線(内子方面) 伊予市
S07 高野川駅 5.4 213.9  
S08 伊予上灘駅 3.2 217.1  
S09 下灘駅 5.3 222.4  
S10 串駅 2.6 225.0  
S11 喜多灘駅 3.2 228.2   大洲市
S12 伊予長浜駅 4.9 233.1  
S13 伊予出石駅 2.8 235.9  
S14 伊予白滝駅 3.4 239.3  
S15 八多喜駅 2.4 241.7  
S16 春賀駅 1.7 243.4  
S17 五郎駅 2.3 245.7  
  伊予若宮信号場 - (247.1) 内子線方面との実際の分岐点
S18
U14
伊予大洲駅 3.8 249.5 四国旅客鉄道:予讃線(新谷方面)(U14)
非電化 U15 西大洲駅 2.1 251.6   大洲市
U16 伊予平野駅 1.9 253.5  
U17 千丈駅 7.1 260.6   八幡浜市
U18 八幡浜駅 2.2 262.8  
U19 双岩駅 4.7 267.5  
U20 伊予石城駅 4.9 272.4   西予市
U21 上宇和駅 3.0 275.4  
U22 卯之町駅 2.0 277.4  
U23 下宇和駅 2.6 280.0  
U24 立間駅 6.6 286.6   宇和島市
U25 伊予吉田駅 2.7 289.3  
U26 高光駅 4.6 293.9  
U27 北宇和島駅 2.2 296.1 四国旅客鉄道:予土線 (G46)[** 1]
U28 宇和島駅 1.5 297.6 予土線の駅番号も併有 (G47)
  1. ^ 予土線の起終点は北宇和島駅だが、列車はすべて宇和島駅へ乗り入れる

[編集] 向井原駅 - 内子駅 - 伊予大洲駅間

  • 便宜上、内子線の区間も合わせて記載。
  • 全駅愛媛県に所在。
電化/非電化 路線名 駅番号 駅名 駅間営業キロ 累計営業
キロ
接続路線 列車交換 所在地
非電化 予讃線 U06 向井原駅 - 向井原
から

0.0
高松
から

208.5
四国旅客鉄道:予讃線(松山方面 (U06)・伊予長浜方面 (S06))
全列車伊予市駅・松山駅方面へ直通
伊予市
U07 伊予大平駅 2.8 2.8 211.3  
U08 伊予中山駅 7.4 10.2 218.7  
U09 伊予立川駅 6.7 16.9 225.4   喜多郡
内子町
U10 内子駅 6.6 23.5 232.0  
内子線 新谷
から

5.3
U11 五十崎駅 1.6 3.7 233.6  
U12 喜多山駅 2.5 1.2 236.1   大洲市
U13 新谷駅 1.2 0.0 237.3  
予讃線
  伊予若宮信号場 - (3.5) (240.8) 伊予長浜方面との実際の分岐点
U14 伊予大洲駅 5.9 5.9 243.2 四国旅客鉄道:予讃線(宇和島方面 (U14)・伊予長浜方面 (S18))
一部宇和島方面へ直通

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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  1. ^ 四国地域における鉄道等の活性化について第3回地域公共交通部会(2006年11月14日)資料
ウィキメディア・コモンズ