JR四国7000系電車

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JR四国7000系電車
7000系を使用した松山行の快速サンポート(2009年5月 讃岐塩屋-丸亀間)
7000系を使用した松山行の快速サンポート
(2009年5月 讃岐塩屋-丸亀間)
編成 両運転台付単行車(7000形)
片運転台制御車(7100形)
営業最高速度 110 km/h
起動加速度 1.8 km/h/s (1M2T)
編成定員 85(立)+64(席)=149名(1M)
170(立)+133(席)=303名(1M1T)
最大寸法
(長・幅・高)
20,800×2,800×3,570 mm
車体材質 ステンレス
編成質量 38.0t(1M)
64.0t(1M1T)
軌間 1,067 mm
電気方式 直流 1,500V
出力 120 kW / 基
駆動装置 TD継手式平行カルダン駆動
制御装置 VVVFインバータ制御
制動方式 回生ブレーキ併用電気指令式ブレーキ
保安装置 ATS-SS
製造メーカー 近畿車輛
1996年3月24日
予讃線 観音寺 - 箕浦

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2000年7月15日
予讃線 観音寺 - 箕浦

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7000系電車(7000けいでんしゃ)は、四国旅客鉄道(JR四国)の直流近郊形電車1990年平成2年)の松山地区電化開業にあわせて登場した。

概要[編集]

7000形はJR移行後初めて新製された両運転台構造の電車で、路面電車を除いた両運転台構造・ワンマン運転対応の電車では日本で初めてVVVFインバータ制御が採用された。全車両が近畿車輛で製造された。

両運転台構造の制御電動車7000形と片運転台構造(伊予市琴平向き)の制御車7100形があり、7000形単独の他、7000形または7100形を増結して運用され、最大で4両編成を組む。また、6000系と連結する運用もある。

箕浦駅以西の超狭小トンネルに対応するため、車体全体を低屋根構造とし、新たに開発されたS-PS58形パンタグラフを搭載することでパンタ折りたたみ高さを3900mmに抑えた。

軽量ステンレス車体で、客用ドアは片側3箇所で両端は片開き、中央は両開きである。ただしワンマン運転時は中央の扉が締め切り扱いとなる。車内の座席はクロスシートとロングシートを点対称に配置。これらは先に登場した1000形気動車の構造を踏襲している。側窓は1000形の二段窓に対し、一段下降式となっている。ワンマン運転に対応するため整理券発行器が、運転台がある側には運賃箱運賃表示器も搭載されている。 VVVFインバータ装置の制御素子GTOサイリスタが採用されたが、7000形のデハ7016号車はIGBT素子に換装され(高松運転所所属)、試験車として長期試験に供され他車と共通に運用されている。

なお、7000系電車は近郊形車両に分類されるが、一部の子ども向けの図鑑では通勤形車両に分類されている。[1]

編成[編集]

  • 7000形 (cMc)
  • 7100形 (Tc)

運用[編集]

2007年(平成19年)現在、7000形25両、7100形11両が松山運転所高松運転所に配置され、予讃線高松駅 - 伊予市駅間・土讃線多度津駅 - 琴平駅間で運用されている。新製時の考え方によりトイレは設置されていないため本四備讃線瀬戸大橋線)での運用はない。予讃線のすべての電化区間と土讃線の多度津 - 琴平間において通勤通学時間帯以外を中心にワンマン運転を実施している。

JR四国では、会社発足後新規に導入した系列について車体への所属区所略号標記を省略している(JR西日本への乗り入れがある5000系を除く)ため、一見しただけでは所属区所がどこであるかは判別できない。

脚注[編集]

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  1. ^ 講談社最新カラー百科6 「JR電車」平成3年7月6日 第1刷発行


関連項目[編集]