JR四国2000系気動車

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JR四国・土佐くろしお鉄道2000系気動車
2000系(しまんと4号・南風4号)
2000系(しまんと4号・南風4号)
最高速度 120km/h
130km/h(N2000系)
車両定員 座席68名(2200形2202 - )
最大寸法
(長・幅・高)
21,300mm/2,839mm/3,385mm
(2200形)
車体材質 ステンレス
機関出力 330ps(SA6D125H形)×2基 / 両
355ps*(SA6D125H-1形)×2基 / 両
*はN2000系
駆動装置 液体式
変速段 変速1段・直結2段 TACN22-1601
台車 ロールゴム式制御振子ボルスタレス台車
S-DT56
S-DT61(N2000系)
制動方式 電気指令式空気ブレーキ
機関ブレーキ・排気ブレーキ併用
保安装置 ATS-SS
製造メーカー 富士重工業
備考 TSEのみ受賞
Wikipedia laurier W.png
第30回(1990年
ローレル賞受賞車両


2000系気動車(2000けいきどうしゃ)は、四国旅客鉄道(JR四国)と土佐くろしお鉄道特急形気動車

目次

概要[編集]

四国島内の高速道路網整備に伴い、特に四国山地を横断し急勾配・急カーブが続く土讃線における特急列車の速度向上を目的としてJR四国と鉄道総合技術研究所(鉄道総研)が共同で開発した形式である。

西暦2000年を目前に開発されたことから、『2000系』という、日本国有鉄道(国鉄)式の「キハ」等の文字を使用せず四桁数字だけで表記する私鉄車両のような形式称号が付与され[1]、以後、JR四国の新型車両は1000形気動車7000系電車8000系電車6000系電車5000系電車1500形気動車と四桁数字だけの形式称号を名乗ることとなった。

エンジンから台車への動力伝達の反作用から困難とされてきた振り子式気動車を、2つのエンジンから生じる回転力を相殺させることにより実現[2]し、また遠心力による車体傾斜に先行して機械的に車体傾斜を生じさせ乗り心地の改善を図る制御付自然振り子が採用された。振り子式気動車としては世界初、制御付振り子式車両としては日本初の車両である。

制御つき自然振り子はあらかじめ走行線区の線形データを記憶させ、これに応じて車体傾斜させるため、線形データが入っていない線区では振り子が使用できない。また、宇野線本四備讃線では振り子を使用しない。振り子機構はコロ式。振り子作用時の車体最大傾斜角は5°で、曲線半径600mで本則+30km/hの120km/hの運転を可能とした。

ブレーキシステムは電気指令式空気ブレーキで、制動距離の短縮のために機関ブレーキ排気ブレーキを併用している。重心を下げるため車輪径を810mmに小径化し、客用扉部分のステップをなくす(TSEおよび量産車導入に際しホーム高さの低いは嵩上げが行われた)とともに、ステンレス製の車体外板に1.2mm厚(通常の軽量ステンレス車は1.5mm、他はJR東日本209系0番台車に例がある程度)の薄いものを使用して車体の軽量化を図っている。連結器は密着連結器が採用された。

エンジンはコマツ製の直噴式SA6D125H形で出力は330ps。JR四国での社内制式名称はないが、東日本旅客鉄道(JR東日本)ではこのエンジンにDMF11HZという社内制式名称を与えている。新潟コンバータの直結2段式液体変速機TACN22-1601との組み合わせで、25パーミル上り勾配での均衡速度は95km/hを達成している。

客用扉にはプラグドアを採用。キハ185系に合わせて片側2箇所となっており、これは8000系電車も同じである。また、客用扉が開いたまま動き出しても、5km/hを超えると自動的に閉まるようになっている。

製作年度により以下の3種類があり、相互に連結することで柔軟に運用することができる。

試作車両「TSE」[編集]

2000系試作車両
1990年1月7日 / 高松駅 - 坂出駅間

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2008年7月30日 / 丸亀駅 - 多度津駅間

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1989年平成元年)に富士重工業で製作された試作編成3両で、「TSE」(「Trans Shikoku Experimental」(四国横断実験)[3]の略。)の愛称を持つ。最高運転速度は120km/h。テープ式(1993年に音声合成式へ交換)の自動放送装置やLED車内案内表示装置行先表示器(2201を除く)を備えている。

座席冷房吹き出し口はキハ185系の流れをくんでいたが、AV装置を搭載して前面展望の映像を流したり、また連結面の内側に化粧板パネルが設置されていたり、座席は少し窓側を向くように固定できるようになっているなど、団体専用列車としても使用できるような設備とされていた。これらの設備は量産化改造後に撤去されて座席化され、座席を窓側へ向けての固定はできなくなっている。

座席の前後間隔はキハ185系より40mm拡大した980mmとしている。2001、2201の座席は増設部も含めて全面モケット張りの同じ座席だが、2101の座席は元ソファースペースを含む4列が量産車と同じバックシェルタイプ(後述)の座席とされた。

鉄道友の会ローレル賞」「日本機械学会賞」を受賞。これを受けて一時期、2001の前面中央部に大型の、2101運転席上部に小型横長の「'90 LAUREL PRIZE」と表記されたステッカーが貼付されていた。

1989年に高松運転所に配置され、特急「南風」、「しまんと」の臨時列車として運用開始。1990年(平成2年)には編成ごと方向転換し、量産化改造のうえで松山運転所に転出、主に岡山駅 - 松山駅間で「しおかぜ」増結車として使用された。

1993年(平成5年)には予讃線特急に8000系電車が投入されたことにより、方向転換されて再度高松運転所に配置された。土讃線特急の「あしずり」「しまんと」の特定運用や、中間車2201を外した2001と2101の2両での運用、2101の外側貫通扉の代替とされる板を外し2001+2101+2100形の編成を組んだ「しまんと」での運用などに用いられた。2001、2101の連結側と2201の連結器が量産車と同じ密着連結器+電気連結器に交換された後は、2001+2201+2100形または2400形の3両、2150形または2450形+2101の2両で伊予西条駅 - 高松駅 - 徳島駅間の「うずしお」に運用されるなど様々な使い方がされていた。

2003年(平成15年)10月に松山運転所に再転属され、2200形1両を組み込んだ4両編成で特急「宇和海」のほか2005年(平成17年)3月までは朝の高松発宇和島行1本と夜の松山発高松行1本の特急「いしづち」でも運用されていた。2006年(平成18年)3月18日改正からはTSEとして落成した車両のみの3両編成に減車し、一部の「宇和海」で運用されている。

  • 2000形(2001)
    編成の下り寄り先頭に組成される、運転台付きの普通車。定員48名(登場時は46名)。振子制御装置を搭載し、行先表示器とトイレ・洗面所が設置されている。登場時は密着自動連結器で、前面に大きなカバーを備えていたが、後にカバーを撤去したうえで密着連結器+電気連結器に変更された。
  • 2200形(2201)
    編成の中間に組成される、運転台なしの普通車。定員56名(登場時は54名)。業務用室、車販準備室、車掌室、テレホンカード公衆電話をそなえた電話室を設置(公衆電話は2000年に撤去)。
  • 2100形(2101)
    編成の上り寄り先頭に組成される、運転台付きの普通車。定員48名。2001とは異なり平面的な前面である。行先表示器とトイレ・洗面所が設置されている。
    登場時は2分割式プラグドアの外側貫通扉が設置されていた。後に板式のヘッドマークが取り付けられた時期もあったが、量産化改造の際にプラグドアレールを外して外側貫通扉を撤去し、幌が取り付けられた。高松運転所に転属した際に幌は撤去されて外側貫通扉の代替となる板が付いた。この板にはヘッドマーク掛けがないため、現在までヘッドマークが掲出されていない。
    かつては運転台がない車端寄りに、線路方向に座席を配したソファースペースが設けられていた(この当時の定員は座席36名、ソファー7名)。登場時は密着自動連結器で、キハ185系と併結できるような仕様になっていたが、実際に連結されて営業運転されたことはなかった。後に量産化改造で密着連結器+電気連結器に変更されている。

量産車[編集]

2000系量産車「しまんと」

試作車両「TSE」での性能試験を経て1990年から富士重工業で量産された車両である。この形式のみJR四国と土佐くろしお鉄道の共同製作である。最高運転速度は「TSE」と同じ120km/h。

先頭車には字幕式の列車愛称表示器が設けられたほか、前面ブラックフェイス化による昼間時の遠方視認性低下を考慮して、前照灯尾灯ユニット付近に警戒色(黄橙色)が入れられた。座席の背面をFRP製化粧板で覆ったバックシェルタイプに変更。座席の前後間隔はグリーン車がキハ185系より10mm拡大した1170mm、普通車が「TSE」と同じ980mm。「TSE」にあった各席の荷物棚下の冷風吹き出し口を廃止。またLED式の号車番号表示器が設置され、車内の仕切扉の機構は「TSE」の空気式から電気式に、連結器は「TSE」の密着自動連結器から密着連結器+電気連結器に、自動放送装置はテープ式から音声合成式にそれぞれ変更された。

土佐くろしお鉄道所有の4両(2030、2130、2230、2231)は車体中央に土佐くろしお鉄道のロゴマーク (TKT) が、2030と2130は車端に高知県のロゴマーク(国民休暇県高知)がそれぞれあること以外は同一仕様で製造され、高知運転所に配置された。車両番号は十位を3として区別している。1990年11月の運用開始時は4両が同じ運用に入っており、後に1両単位で運用されるようになったが、「アンパンマン列車」となった現在は4両固定編成で運用されている(後述)。

当初のねらい通り、従来キハ181系やキハ185系により運行されていた岡山発着の「しおかぜ」「南風」の大部分を置き換え[4]、運転開始当初は、宇多津駅 - 高松駅間には入線しなかった。なお、1991年にはJR西日本広島支社に貸し出され、芸備線で試験走行を行っている。

当初は瀬戸大橋上での騒音対策のため、キハ181系、キハ185系と同様に神道山トンネル - 北備讃瀬戸大橋中央付近で65km/h運転を行う措置が取られていたが、曲線通過速度や最高運転速度の引き上げにより、所要時間が最大で約40分短縮された。なお、1993年(「うずしお」のみ1998年)からは8000系電車と同じ95km/hで減速区間を通過している。

また、前述の措置によって一部列車が児島駅を通過し、西日本旅客鉄道(JR西日本)とJR四国の乗務員交代は多度津駅で行うか、乗務員交代を行わずにJR四国の乗務員が岡山駅まで乗務していた。現在は全ての特急列車が児島駅に停車し、JR西日本とJR四国の乗務員交代を行っている。

2007年頃には、大半の車両の客用扉が窓ガラス面積の小さいものに交換され、2008年からは同年3月15日の完全禁煙化に先行して、すでに喫煙車として運用されない車両では肘掛けの灰皿の撤去も行われている。

  • 2000形(2002 - 2011・2030)
    編成の下り寄りに組成される、運転台付きの非貫通型先頭車。「TSE」の全席普通車からグリーン普通合造車に変更されている。定員はグリーン席18名(3列×6)・普通席16名(4列×4)。振子制御装置を搭載しており、行先表示器とトイレ・洗面所が設置されている。グリーン室の荷物棚には当初蓋が設置されていたが、蓋の落下事故を受けて全車通常の荷物棚に改修された。車販準備室とカード式公衆電話が普通席寄りデッキに設置されていたが、後にいずれも撤去され車販準備室跡には清涼飲料水自動販売機が設置された。
  • 2100形(2102 - 2123・2130)
    編成の上り寄りに組成される、運転台付きの貫通型先頭車。全席普通車で、定員52名。行先表示器とトイレ・洗面所が設置されている。2101から前面デザインが変更され、貫通扉も一般的な片開き式になった。機器配置の見直しで、2101より定員が増えた。一部の車両では洗面所を撤去して喫煙ルームを設置する改造がなされている。
  • 2150形(2151 - 2157)
    編成の下り寄りに組成される、運転台付きの貫通型先頭車。全席普通車で、定員52名。内装・外装共に2100形とほぼ同一だが、グリーン車非連結の運用に対応するため、振子制御装置を搭載している。行先表示器とトイレ・洗面所を設置。
  • 2200形(2202 - 2219・2230・2231)
    編成の中間に組成される、運転台なしの普通車。定員68名。2201にあった業務用室、車販準備室、車掌室、電話室が廃止され、若干定員が増えた。

ギャラリー[編集]

N2000系[編集]

N2000系「うずしお」(2003年8月13日 徳島駅)
2003年11月30日 / 高松駅 - 志度駅間

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N2000系の通称を持つこのグループは、最高速度130km/h運転を目的として高徳線向けに製造した改良型である。在籍する16両のうち、12両が編成を固定のうえで運用され、残りの4両は予讃線・土讃線でも運用される。全車が富士重工業で製造された。

改良には智頭急行HOT7000系の技術をフィードバックしており、搭載エンジンの出力は330馬力から350馬力(コマツ製SA6D125H-1A)に増強された。基礎ブレーキ装置も量産車の踏面ブレーキからディスクブレーキに改められ、滑走防止装置が搭載された。また、環境問題を考慮して、冷房装置の冷媒には代替フロンが使用されている。客用扉のロック方式が量産車と異なり、5km/hを超えると「パスッ」の動作音とともにロックされる。

1995年(平成7年)に先行車2両(2424・2458)が、1997年(平成9年)に2500形が量産車として落成し、同年の年末年始繁忙期輸送で営業運転を開始した。1998年から量産車の先頭車が登場し、最終的に量産車は3形式合わせ14両が製造された。

先行車は従来の2100形と外観や座席がほぼ同じだが、貫通扉、客用扉の色が赤色とされ、黄色の前面警戒色の帯が太いことで区別されていた。量産車は前面もリニューアルされ、貫通型高運転台構造のスタイリッシュなデザインとされ、車体外装も紺色と赤のツートンカラーとされた。これを受けて、先行車2両の外装も量産車に準じたものに変更された。

座席は全面モケット張りとされている。座席の前後間隔はTSE、量産車と同じ980mmとしている。グリーン・普通合造車はなく、2400・2450・2500の各形式があり、車両番号は従来車の続番+300とされた。

  • 2400形(2424 - 2429)
    上り寄りの先頭車で、全席普通車。定員47名。行先表示器を装備し、洋式トイレ小便所、洗面所、車椅子対応座席が設置されている。前面助士席寄り窓下には「SHIKOKU」の文字が、乗務員室下側面に「N2000」の文字が表記されている。
  • 2450形(2458 - 2463)
    下り寄りの先頭車で、全席普通車。定員52名。行先表示器と振子制御装置を搭載し、トイレと洗面所を設置。量産車のみ、トイレ寄りデッキにカード式公衆電話が設置されていたが、後に撤去された。
  • 2500形(2520 - 2523)
    編成の中間に組成される、運転台なしの普通車。定員68名。

現況[編集]

運用[編集]

  • TSE
    • 特急「宇和海
      1・4・15・18・21・24・27・28号で使用。
  • 量産車
    • 特急「しおかぜ
      9・10・21・22号で使用。
    • 特急「いしづち
      3・4・10・13・22・25・34号で使用。
    • 特急「ミッドナイトEXP高松」
    • 特急「宇和海」
      上記(TSE)を除く全列車で使用。
    • 特急「南風
    • 特急「しまんと
    • 特急「あしずり
  • N2000系
    • 特急「うずしお
      7・8・29・32号を除く全列車で使用。
    • 特急「いしづち」
      4号(平日のみ)で使用。
    • 特急「ミッドナイトEXP高松」
      平日のみ使用。

※ N2000系の一部は量産車との共通運用で、量産車の運用に入ることもある。

配置・所属[編集]

量産車は松山運転所・高知運転所・高松運転所に59両が在籍するが、グリーン・普通合造車の2000形および中間車の2200形は高松運転所には配置されていない。なお、2005年3月2日に土佐くろしお鉄道宿毛駅構内で発生した列車衝突事故で、事故編成3両の前2両(2008・2218)が大破した。宿毛駅復旧作業の開始により、当初は現地にて解体搬出の予定だったが、大型クレーンでつり上げて撤去された(2両とも同年3月31日付で廃車)。比較的損傷の少なかった2116は多度津工場へ回送・修理された後に営業運転に復帰した。

宿毛駅の営業が再開した2005年11月1日以降、廃車となった2両の代替新造は果たされていないが、その代替分として松山運転所の2006が高知運転所配置とされ、続いて2006年3月18日付けで2206も同所に転入した。予備のすべての車両が高松・松山・高知の共通運用となっている。

N2000系は当初、2424のみ高知運転所に配置されていたが、現在は全車両が高松運転所に配置されている。

形式/所属 高松運転所 松山運転所 高知運転所 備考
TSE・量産車 2000形 2001・2004・2005 2002・2003・2006・2007
2009・2010・2011・2030
2006は松山・高知の共通運用
2030は土佐くろしお鉄道所属
2100形 2118・2119・2120
2121・2122・2123
2101・2107・2109・2110
2111・2112・2113・2114
2102・2103・2104・2105・2106
2108・2115・2116・2117・2130
2130は土佐くろしお鉄道所属
2150形 2153・2154・2155 2151・2152・2156・2157
2200形 2201・2204・2207・2208
2209・2210・2211・2214
2215・2216・2217
2202・2203・2205
2206・2212・2213
2219・2230・2231
2230・2231は土佐くろしお鉄道所属
N2000系 2400形 2424・2425・2426
2427・2428・2429
2450形 2458・2459・2460
2461・2462・2463
2500形 2520・2521
2522・2523

アンパンマン列車[編集]

量産車の一部は「アンパンマン列車」として運転されている。数回のリニューアル後、車内を「アンパンマン」の内装にし、車内チャイムオルゴールの「アンパンマンのマーチ」に変更する改造が実施された。特に2000形の普通車指定席部分は「アンパンマンシート」となっており、座席や内壁にアンパンマンのキャラクターが描かれている。

2012年3月現在、「アンパンマン列車」として運転されている車両は以下の通り。なお、高知運転所所属の2006は外装こそ量産車と同一であるが、内装にアンパンマンシートが配置されている。このため、「アンパンマン列車」の2000形が検査などで運用を外れている場合は、2006が代走運用に入る。

  • 土讃線
    2種類が存在し、いずれも基本的に固定編成で運用される。なお、ヘッドマークは使用しない。
    • 1号(グリーン):2007 + 2212 + 2104
      特急「南風」(2・3・24・25号)で使用。当初は4両編成で運行されていたが、運用の変更で2203が外されて3両になった。
    • 2号(オレンジ):2030 + 2230 + 2231 + 2130
      特急「南風」(6・7・18・19号)と「あしずり」(9号)で使用。全車両を土佐くろしお鉄道が所有している。なお、中間の2230・2231は順番が入れ替わる場合がある。
  • 予讃線
    特急「しおかぜ」(9・10・21・22号)、「いしづち」(10・13・22・25号)、「宇和海」(下り:5・11・17・29・31号、上り:2・8・14・20号)で使用。こちらは1両単位で運用されている。
    • 2000形
      • 「ばいきんまん号」:2004
      • 「ドキンちゃん号」:2005
    • 2100形
      • 「カレーパンマン号」:2107
      • 「しょくぱんまん号」:2109
      • 「クリームパンダ号」:2110
      • 「メロンパンナちゃん号」:2113
    • 2150形
      • 「ロールパンナ号」:2152
    • 2200形
      • 「おむすびまん号」:2204
      • 「どんぶりまんトリオ号」:2208
      • 「あかちゃんまん号」:2210
      • 「パンこうじょうのなかま号」:2217
沿革
  • 2000年(平成12年)10月14日:土讃線にアンパンマン列車1号(ブルー)が登場。当初は2007 + 2203 + 2212 + 2104の4両編成。
  • 2001年(平成13年)
    • 3月3日:土讃線にアンパンマン列車2号(ピンク)が登場。2030 + 2230 + 2231 + 2130の4両編成。
    • 10月1日:予讃線の11両(2000形2両、2100形4両、2150形1両、2200形4両)が登場。同時に土讃線の2編成をリニューアル。
  • 2002年(平成14年)10月:全車両をリニューアル。
  • 2003年(平成15年)12月:土讃線の2編成をリニューアル。同時に1号(ブルー)の2203がアンパンマン列車の運用から外れる。
  • 2005年(平成17年)10月:予讃線の「ばいきんまん号」・「ドキンちゃん号」に「アンパンマンシート」を導入。
  • 2008年(平成20年)
  • 2009年(平成21年)10月1日:土讃線の2編成をリニューアル。1号はグリーン、2号はオレンジに塗装を変更し、ヘッドマークの使用を停止。
  • 2010年(平成22年)10月:予讃線の全車両をリニューアル。
  • 2012年(平成24年)10月:予讃線の全車両をリニューアル。

リニューアル[編集]

本系列は登場から20年が経過し、行先表示機や室内設備の老朽化が目立ち始めたため、一部の車両において2010年から室内設備のリニューアルを図ることとなった。対象は2000系38両(うちグリーン席付き車9両)、N2000系12両の先頭車両・計50両[5]で、中間車の2200形、2500形は対象外となる。

コンセプトは8000系のリニューアル時に掲げていた「癒しの国四国」を踏襲し、床や壁、デッキを木目調とし、腰掛けモケットを変更した。また、2000形の一部のトイレを洋式化し、ベビーシート・ベビーキープを設置。一部の2000・2100・2150・2450の各形式は和式トイレのままだが壁面と便器をリニューアルする。なお、アンパンマン列車におけるリニューアルとは別であるため、アンパンマンシートは変更されていない。

2010年9月24日、完成した普通車先頭車 (2121) が報道陣に公開された。同年以降年間で7、8両の改造を予定している[6][7]

2012年12月現在、以下の車両がリニューアル施工済である。2004と2007はトイレが洋式化されている。

  • 2000形:2003、2004、2007、2010
  • 2100形:2103、2104、2105、2107、2109、2110、2113、2114、2115、2117、2118、2119、2121、2123
  • 2150形:2151、2152、2153、2155、2156

トイレについて[編集]

本系列に設置されているトイレは、2400形が洋式であるほかはすべて和式である。従来、JR四国は地域性を理由に車内トイレの洋式化を見送っており、6000系電車では和式トイレが設置された。しかし、交通バリアフリー法制定後、1000形気動車に追加設置されたトイレや1500形気動車では車椅子対応の洋式とされた。8000系電車のリニューアルでも5箇所中3箇所は洋式(1箇所は落成時から洋式)とされている。

なお、2010年度のJR四国の事業に盛り込まれたリニューアルによって一部の2000形にも洋式のトイレが設置される予定である。

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 参考文献 交友社『鉄道ファン』1989年4月号 No.336 特集:JR各社のステータス・トレイン
  2. ^ 実際には後の実験で、エンジン1基で振り子を作動させても問題はないことが判明している。機関故障で予備車両のやりくりがつかない場合は、エンジン1基のみで振り子を作動させている(鉄道データファイル299号より)。
  3. ^ 参考文献 交友社『鉄道ファン』1989年4月号 No.336 特集:JR各社のステータス・トレイン
  4. ^ キハ181系は8000系電車量産車が投入された1993年に全車が廃車された。キハ185系は20両が九州旅客鉄道(JR九州)に譲渡され、JR四国に残った32両のうち一部は普通列車仕様(3000番台、3100番台)に改造された(詳細については「国鉄キハ185系気動車」を参照)。
  5. ^ 実際には先頭車が土佐くろしお鉄道籍の2両を含めて53両あるが、どの先頭車両が対象外かは不明。
  6. ^ 2000系特急気動車のリニューアルについて JR四国ニュースリリース 2010年9月17日付
  7. ^ 特急気動車の内装、木目調に一新/JR四国 四国新聞 2010年9月24日

関連項目[編集]