香美市立やなせたかし記念館

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アンパンマンミュージアム > 香美市立やなせたかし記念館
やなせたかし記念館
Yanase Takashi Memorial Hall
香美市立やなせたかし記念館の位置(高知県内)
香美市立やなせたかし記念館
高知県内の位置
施設情報
正式名称 香美市立やなせたかし記念館[1]
愛称 アンパンマンミュージアム
専門分野 美術館
収蔵作品数 12,968点[2]
来館者数 239,715人(2009年度)[3]
事業主体 香美市
管理運営 公益財団法人やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団(指定管理者
開館 1996年7月21日[4]
所在地 781-4212
高知県香美市香北町美良布1224番地2
位置 北緯33度38分51.7秒 東経133度47分1.5秒 / 北緯33.647694度 東経133.783750度 / 33.647694; 133.783750座標: 北緯33度38分51.7秒 東経133度47分1.5秒 / 北緯33.647694度 東経133.783750度 / 33.647694; 133.783750
外部リンク 公式ホームページ
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詩とメルヘン絵本館

香美市立やなせたかし記念館(かみしりつ やなせたかしきねんかん)は、高知県香美市(旧香北町)に位置する漫画家・絵本作家やなせたかし美術館である。愛称は「高知アンパンマンミュージアム」、道路標識の途中案内も「アンパンマンミュージアム」と記されている。

概要[編集]

やなせのゆかりの地である高知県香美市で1996年7月に開館した。施設は「アンパンマンミュージアム」、「詩とメルヘン絵本館」、「やなせたかし記念館別館」及び「やなせたかし記念館公園」で構成され(詩とメルヘン絵本館のみ館内撮影禁止)、道の駅美良布に隣接する。

館名は当初やなせが自分の名前を冠することを遠慮して「アンパンマンミュージアム」と名付けようとしたが、香北町が「やなせ・たかし記念館」を望んだことから、その両方を取った「やなせ・たかし記念館アンパンマンミュージアム」という名称となった[4]

施設データ[編集]

利用案内[編集]

詳細は公式サイト内「Information 利用料金と交通案内」を参照。

開館時間・休館日
  • 開館時間:9:30 - 17:00(最終入館:16:30)
夏休み期間(7月20日〜8月31日)は9:00より開館
  • 休館日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)
春休みゴールデンウィーク・夏休み・冬休み期間は無休
入館料
  • 大人:共通券 700円/メルヘン館のみ 400円
  • 中学生・高校生:共通券 500円/メルヘン館のみ 200円
  • 小人(3歳以上・小学生):共通券 300円/メルヘン館のみ 100円
  • 3歳未満:全館無料
※共通券は有料施設である「アンパンマンミュージアム」と「詩とメルヘン絵本館」の両館に入館可能(この2施設以外は無料施設)
※チケットは当日の17:00まで有効(当日中は再入館も可能)

展示[編集]

沿革[編集]

  • 1992年12月 - 香北町総合文化会館構想を発表[5]
  • 1994年
    • 1月 - 総合文化会館をやなせたかしの記念館とすることが決定、この時点での名称は「アンパンマン美術館(仮称)」。
    • 8月 - 正式名称を「香北町立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」に決定。
  • 1995年
    • 6月 - 「アンパンマンミュージアム」起工。
    • 11月 - 財団法人アンパンマンミュージアム振興財団設立。
  • 1996年7月 - 「香北町立やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」開館。
  • 1997年10月 - 「詩とメルヘン絵本館」起工。
  • 1998年8月 - 「詩とメルヘン絵本館」開館。
  • 2001年1月 - 「香北町立やなせたかし記念館別館」開館。
  • 2005年2月 - 「やなせたかし記念公園」開園。町の有志により「やなせ兎像」を園内に設立。
  • 2006年
    • 3月 - アンパンマンミュージアムの「アンパンマンワールド」コーナーをリニューアル。
    • 4月 - 市町村合併に伴い、「香美市立やなせたかし記念館」に名称変更。
    • 7月 - 開館10周年を迎える。
  • 2008年11月 - 「ジャイアントだだんだん像」をアンパンマンミュージアム脇に設立。
  • 2011年
    • 7月 - 開館15周年を迎える。「アンパンマン像」をアンパンマンミュージアム前に設立。「アンパンマンワールド」コーナーを再リニューアル。
    • 10月 - 大型収蔵庫が竣工。
  • 2012年11月1日 - 公益法人制度改革に伴い、運営主体が公益財団法人やなせたかし記念アンパンマンミュージアム振興財団に移行。
  • 2017年
  • 2018年7月18日 - 詩とメルヘン絵本館の開館20周年を機に、詩とメルヘンの創刊号から最終号までの表紙画などを展示する「『詩とメルヘン』とやなせたかしの歩み展」が同年10月15日にかけて開催される。8月10日には開館記念日セレモニーが挙行され、8月12日にはやなせがデザインしたキャラクターである、「ごめん・なはり線」のキャラクターとの撮影会や握手会も催された[10]

交通アクセス[編集]

自動車
※無料駐車場あり(50台)
公共交通機関
  • 土讃線土佐山田駅よりジェイアール四国バス大栃線で約25分、終点の美良布(アンパンマンミュージアム前)下車。徒歩約5分。
    • 2020年3月31日までは大栃まで運行され、途中の最寄りに「アンパンマンミュージアム前」停留所(香美市営バス移管後は「大宮前」に改称)が設置されていた[12]

ギャラリー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 香美市立やなせたかし記念館の設置及び管理に関する条例
  2. ^ 博物館等の施設及び利用状況 - 高知県庁ホームページ
  3. ^ (財)アンパンマンミュージアム振興財団21年度事業報告 (PDF) - 香美市立やなせたかし記念館
  4. ^ a b 『やなせ・たかしの世界 増補版』サンリオ、1996年7月25日、61頁。ISBN 4-387-96008-6 
  5. ^ 香美市立やなせたかし記念館公式発行物「We love アンパンマン 15th Anniversary!!」より(A3二つ折程のリーフレット)
  6. ^ やなせたかし記念館NEWS Vol.75(第21巻第1号)” (PDF). 香美市立やなせたかし記念館. p. 7 (2018年3月15日). 2019年4月30日閲覧。
  7. ^ 全世界のアニメファンが選んだ『訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年版)』発表” (PDF). 一般社団法人アニメツーリズム協会 (2017年8月26日). 2018年3月11日閲覧。
  8. ^ 『訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2018年版)』一覧” (PDF). 一般社団法人アニメツーリズム協会 (2017年8月26日). 2018年3月10日閲覧。
  9. ^ 「アニメ聖地88」にあの名作がない! 選定基準に疑問の声、実施協会に質問すると...”. J-CAST (2017年9月3日). 2018年3月10日閲覧。
  10. ^ 詩とメルヘン絵本館20周年 『詩とメルヘン』とやなせたかしの歩み展”. アイエム(丹青社. 2022年2月2日閲覧。
  11. ^ 当館公式サイトおよび当館公式発行物より
  12. ^ 大栃線一部区間の廃止について”. ジェイアール四国バス (2020年1月28日). 2020年4月1日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]