ばいきんまん

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ばいきんまんラテン文字表記:Baikinman)は、やなせたかし作の絵本『アンパンマン』およびその関連作品に登場する架空のキャラクター。アニメ版の声優は中尾隆聖

目次

[編集] 人物

アンパンマンの宿敵。アンパンマンを倒すために、ばいきん星から赤ちゃんのときにやってきたウィルス[1]一人称は「俺様」[2]。二人称は主に「お前」[3]。バイキン城を根城とし、当初は一人暮らしだったが、現在はドキンちゃんや、かびるんるんなどの手下と生活している(ホラーマンは居候で、いたりいなかったりする)。

ばいきんまんが登場することになったのは、やなせたかしが、『アンパンマンに“何か”が足りない』と思い悩んでいた頃、やなせの友人だったいずみたくが演出したミュージカル「怪傑アンパンマン」が上演されたときに、その観客の様子を観察していたやなせが、「悪役が必要だ」と思い至ったことによる[4]

なお、一部のキャラクターグッズで見られるカタカナ表記の「バイキンマン」は間違いであり、正確にはひらがな表記の「ばいきんまん」である(しかし、原作者のやなせたかしは、『アンパンマン伝説』など、自作でよくカタカナで「バイキンマン」と表記する)[5]

[編集] 外見

小悪魔のような黒い体に2本の角のような耳、胸に紫のボタン、矢印のような尻尾を持ち、ぎざぎざした歯が剥き出し、舌は青く長い[6]。背中にハエのような小さながあり、アニメ初期では主にこの羽根を使って飛行していたが、現在は一人乗りのUFOバイキンUFO)に乗っているため、ほとんど使用しない。本人もたまに羽があることを忘れているときがあるが、最近の話でもまれに使用することがあるため、一応は覚えているようである。胴の黒い部分は服、胸のボタンはマイクロフォン、手足は手袋という設定[7]だが、その上から服を着ることも多い。

ばいきんまんのモチーフはハエであり、絵本に登場する初期のばいきんまんは頭部と羽が非常に大きく、歯のギザギザ模様はまだ存在せず、また体はやせており胸にボタンが二つあった[8]

[編集] 性格

いたずらや悪さが大好きで、いつもみんなを困らせることばかりする。「卑怯は俺様の得意技」と公言し、他人に変装、もしくは騙したり、人質を取ったりなど、後述するような汚い手を好んで使うことが多い。また、不潔を好み、風呂掃除など清潔に関連することが嫌い。風呂に入ったり石鹸で洗われたり浄化作用のある物質に当たると体が小さくなったり、白くなってしまう[9][10]。また、アニメ版における『アンパンマンのマーチ』や『アンパンマンたいそう』など、アンパンマンに関連する主題歌も嫌っており、ひどい場合には曲を聞いただけでじんましんが発症したこともあった[11]。単純で間抜けな面もあり、そこを指摘されると大声で「うるさーい!」と言って激怒し、指摘されてばかりいると、理性が切れ、冷静さを失って、アンパンマン達に襲いかかってくる。他人を騙すが、ばいきんまん自身も騙されやすく、映画『キラキラ星の涙』ではドロンコ魔王にあっさり騙され彼に協力してアンパンマン達を倒そうとしており、アンパンマン達とドキンちゃんの説得にも全く聞く耳を持たなかった。

その一方でかなりの努力家でもあり、アンパンマンを倒すためにはどんな苦労も惜しまず、幼少より密かにトレーニングに明け暮れている。修行の末、肉弾戦(UFOを使わず、この時は鎧を身にまとっていた)でアンパンマンと互角に戦ったり、変身やパワーアップによる姿でアンパンマンを後一歩というところまで追い詰めることもあった。

非常に大食いで、食い意地も人一倍である。しかし、辛いもの、酸っぱいもの(梅干など)、ミントちゃんのミントティーなど、殺菌作用のあるものは苦手。またかわいい女の子や美しい女性(おことちゃん、シュークリーム姫、ポットちゃん、ナプキンさんなど)が大好きで、彼女たちの前では紳士的に振る舞ったり、悪事を控えるということもある。

ゆきんこユキちゃんやラズベリーちゃん、いくらどんちゃんなど、悪意を全く持っていない人々とは、エピソードによっては友達付き合いをしている。また、簡単にあきらめない性格から、チェロヒキーさんやヒヤリコなど、失敗に挫けそうになっている人々を励ますこともある。このように悪役らしかぬ面も多いが、彼自身は自分が悪であり、「正義の敵」であることに誇りを持っている[12]

[編集] いたずら好き

普段は暇を持て余して町をうろついていたり、パン工場でのアンパンマンたちの会話を盗み聞きしたりしており、その中で数々のいたずらを思いついては実行に移している。いたずらの内容としては、登場する2人のゲストキャラの一方に変装してもう一方に対して悪さを行い、本物のキャラがその犯人だと疑わせる、アンパンマンとあまり面識のないゲストキャラに対してアンパンマンが悪者だと嘘を吹き込んで敵視させる、などがある。また、ばいきんまんがおなかをすかせて登場し、ゲストキャラが作る食べ物を奪おうとすることも多い。その場合には直接ゲストキャラを拉致して無理やり料理を作らせようとすることもあるが、おなかをすかせた子供に変装したり(このときの名を「バイ吉」または「バイ太郎」という)、2人のゲストキャラの料理の味を比べてやるなどと言って料理を食べつくしたりする場合もある。

だが、いたずらはいつも失敗に終わる。失敗のパターンとしては、ストーリーの序盤でゲストキャラの何らかの攻撃によって一旦退けられ、その後ゲストキャラから攻撃手段を奪ったり、拉致したりしてピンチに陥れるも、アンパンマンによって再び敗れる、といったものが見られる(初めのゲストキャラの攻撃がない場合や、ゲストキャラではなくアンパンマンがアンキックなどで撃退する場合もある)。アンパンマンについても、顔を濡らすなどして弱らせることに成功することがあるが、新しい顔が用意されることで必ず形勢が逆転する。そうするとばいきんまんは自暴自棄になって、主に体当たりを実行するが、アンパンチで確実にやられてしまう。また、逃げたりすることはほとんどない。逆に逃げようとしたエピソードが少々あるも、ほとんどの場合やられてしまう。変装でごまかして難を逃れようとすることもあるが、アンパンマンの目の前で変装してしまうことで正体がばれてしまい、結局、アンパンチでやられてしまう。ただし、必ずアンパンマンにやられるわけではなく、自身の発明したメカが暴走して、自身のUFOと激突した爆発で吹っ飛ばされたり、自身の間抜けな性格で自滅してしまうこともある。

このように、ほぼ毎回アンパンマンと対決して敗れるばいきんまんだが、まれにイタズラをするわけでもなく、ほかのキャラと特別に絡んだりもせずに第三者的な立場で登場するだけで終わる場合もある。特にばいきんまんが苦手とするおしんこちゃんなどのキャラがゲストである話の場合、アンパンマンと戦うことはほとんどない。

また、いたずらをする話の場合でも、必ずしも本人の意思でいたずらをしているとは限らず、単にドキンちゃんのわがままに振り回されて使い走りにされ、しぶしぶゲストキャラを拉致していることも少なくない。

[編集] 変装

前述のように、悪さをするに際して変装をすることが多い。この変装はどれもよく見れば判りそうなものなのばかりであるが、いかなるキャラクターも初めはばいきんまんの変装に気づかない[13]。変装中はキャラクターの声によっては極端に声が高くなったりする場合があり、その最中につい通常の声で喋ってしまって怪しまれてしまうこともある。また、しょくぱんまんに変装した時に「背が縮んだ」「少し太った」と言われた時があった。変装がばれる場合は、かつら等が取れてしまったり、2本角やしっぽが見えてしまうことや、ばいきんまんが変装をしたキャラクターの本人が現れたりめいけんチーズに匂いで変装を見破られることが殆どである(前者2つはやけどを負ったとき、驚いたとき、壁にぶつかったとき、転んだとき、くしゃみしたとき、彼と共に変装したドキンちゃんと取り合いになったときなどにバレることが多い)。

変装のバリエーションは下記のように非常に多い。

  • おはぎ姫(テレビ/アンパンマンとおはぎちゃん)- おはぎちゃんのおはぎを食べるためにばいきんまんが変装した姿。
  • どんぶり仙人(テレビ/アンパンマンとどんぶり山) - どんぶりまんトリオのどんぶりを食べつくすためにばいきんまんが変装した姿。
  • どんぶり大王(テレビ/かまめしどんとちゅうかどんまん) - 釜めし中華丼の味を比べてやると言ってかまめしどんとちゅうかどんまんを騙して、両方食べつくすためにばいきんまんが変装した姿。
  • なべ将軍(テレビ/ばいきんまんとスキヤキの里) - しらたき姫のすき焼きを食べるためにばいきんまんが変装した姿。
  • ニセあざみちゃん(テレビ/アンパンマンとあざみちゃん)
  • ニセアンパンマン(テレビ/かいじゅうアンコラとカレーナ、アンパンマンとそっくりぱん、アンパンマンととんかちどり、アンパンマンとあざみちゃん、いなりずしのみこととニセアンパンマン、ドリアン王女のひなまつり) - ばいきんまんがアンパンマンの評判を落としたり、食べ物を盗むために変装した姿。『アンパンマンとそっくりぱん』の回に登場したニセアンパンマンは、外見では本物とまったく区別がつかない。人々に泥をかけたり、食べられないパンを配ったりなど迷惑をかけ通し、本物のアンパンマンが牢に閉じ込められてしまった。しかし、本物が牢に閉じ込められているのを知らずに、人々にパンを配ったため、アンパンマンへの疑いが解け、本物と対峙する中で、アンパンマンが顔を取り外したのに対抗して被り物をとったことで正体がバレてしまった。2000年代以降に登場するニセアンパンマンは、ばいきんまんの顔の下半分が露わになっている。
  • ニセおことちゃん(テレビ/うなどんまんとおことちゃん、テレビ/ニガウリマンとおことちゃん、かつぶしまんとおことちゃん)
  • ニセおしんこちゃん(テレビ/ナットーマンとおしんこちゃん)- おしんこちゃんに変装したばいきんまん。おしんこちゃんの家から彼女を迎えに来たナットーマンから納豆を奪おうと彼女に変装した。声は完全にばいきんまんの声の裏声で、顔の下半分が露に成っている。この事から、流石に無理があったのか、ナットーマンから「お、おしんこちゃん?何かへーんだナーット」と言われた。しかし、ナットーマンにばれる事は無く、彼を川に誘い出して、ナットーマンから納豆を貰った後は、用済みとして川に落として、自ら正体を明かした。
  • ニセかつぶしまん(テレビ/かつぶしまんとしらたき姫、かつぶしまんと鉄火のマキちゃん、かつぶしまんとたぬきおに)
  • ニセカレーパンマン(テレビ/アンパンマンとカレーまつり、カレーパンマンとうなどんまん) - カレーパンマンに変装したばいきんまん。本物の評判を落としたり、食べ物を盗み喰いするために変装することが多い。テレビ版『アンパンマンとカレーまつり』では、子供たちに激辛カレーを食べさせ、子供達を一時的にカレー嫌いにさせてしまった。
  • ニセキックぼうや(テレビ/アンパンマンとサッカーぼうや)- キックぼうやに変装したばいきんまん。バイキンボール2号をあやつって街をめちゃくちゃにした。ボール型を維持するために、ばいきんまんは前傾姿勢をとりつづけるという少々無理のある変装となった。
  • ニセクリームパンダ(テレビ/クリームパンダと妖精バック)
  • ニセコアンコラ(テレビ/カレーパンマンとコアンコラ、クリームパンダとコアンコラ、ばいきんまんとコアンコラ、こむすびまんとコアンコラ)- コアンコラに変装したばいきんまん。親のアンコラを大暴れさせたり、食べ物を盗み食いするために変装することが多い。テレビ『ばいきんまんとコアンコラ』では、レバーを引くと飛ぶギミックが仕掛けられている。これで、アンコラにアンパンマンにいじめられているふりの場面を見せて、アンパンマンに濡れ衣を着せた。
  • ニセジャスミンさん(テレビ/カップラーメンマンとジャスミンさん)
  • ニセジャムおじさん(テレビ/かつぶしまんとまつたけまん、しらたまさんとジャムおじさん) - ジャムおじさんに変装したばいきんまん。鼻にセロテープのようなテープを貼っている。ドキンちゃんが変装したニセバタコさんと一緒に登場することが多い。もぐりんをアンパンマン号に偽装したこともある。
  • ニセしょくぱんまん(テレビ/しょくぱんまんとやきそばパンマン、テレビ/カレーパンマンとしょくぱんまん) - しょくぱんまんの評判を落とすために変装したばいきんまん。しょくぱんまん号の荷台に本物を閉じ込め、悪事を働いた。町の住民からは「少し太った」などと言われている。テレビアニメ版『カレーパンマンとしょくぱんまん』ではドキンちゃんを騙したこともある。
  • ニセしらたき姫(テレビ/ニガウリマンとしらたき姫)
  • ニセすすきちゃん(テレビ/しょくぱんまんとすすきちゃん)
  • ニセじょんがらくん(テレビ/ニガウリマンとじょんがらくん)
  • ニセちゃわんむしまろ(テレビ/ちゃわんむしまろとダテマキマン、ちゃわんむしまろとおことちゃん)
  • ニセてんどん母さん(テレビ/てんどんまんとてんどん母さん)- てんどん母さんに変装したばいきんまん。ばいきんまんがてんどんまんの背中に背負っている風呂敷の中身のパンを奪う為に変装した。本物のてんどん母さんを家ごと谷に連れて行き、家は張りぼてにして、家を引っ越したと嘘を付き、アンパンマンとてんどんまんの前に現れる。顔は明らかに、てんどん母さんと全く異なり、二本の角が露になってる上に、声は完全にばいきんまんの声と無理が有り過ぎる。てんどんまんには、声を不審がられたが、「自分が心配ばかり掛けたから声が変わった」と思い込んだ為に気付かれる事はなかった。しかし、アンパンマンには珍しく不審がられており、尻尾が露になっていた事であっさり変装がばれ、アンパンマンにそこを指摘された後は、張りぼての家をアンパンマンとてんどんまんに向けて倒して、UFOで逃走した。
  • ニセナンドバット(テレビ/ばいきんまんとナンドバット)
  • ニセナットーマン(テレビ/ナットーマンとおしんこちゃん) - ナットーマンに変装したばいきんまん。おしんこちゃんのおしんこを全部奪うために彼に変装した。ナットーマンの姿に成るが、ばいきんまんの顔半分と手足が露に成っていて、声も通常のままである。「皆がどうしても、かぼちゃのおしんこが食べたい」と嘘を吐き、おしんこちゃんが野菜村にかぼちゃを取りに行った時を狙って、おしんこを1つ奪ってUFOに乗せた。
  • ニセはみがきまん(テレビ/アンパンマンとはみがきまん) - はみがきまんに変装し、虫歯を惹き起すまっくろ歯ブラシを森中にくばったばいきんまん。テレビアニメ中でばいきんまんが最初に披露した変装である。また、「バイバイキン」もこの回で初めて使われた。
  • ニセピーター(テレビ/ニガウリマンとピーター)
  • ニセピザパイむすめ(テレビ/ぶたまんまんとピザパイむすめ)
  • ニセフーセンガムキッド(テレビ/やきそばパンマンとフーセンガムキッド)
  • ニセめざましくん(テレビ/メロンパンナとめざましくん)
  • ニセやきそばパンマン(テレビ/しょくぱんまんとやきそばパンマン、やきそばパンマンとフーセンガムキッド)
  • ニセ妖精バック(テレビ/カレーパンマンと妖精バック、どんぶりまんトリオと妖精バック)

[編集] 頭脳

間が抜けているが、メカやコンピュータに関する科学力・技術力は非常に高く、主に金槌などを使って奇妙ながらさまざまな武器や機能を備えたメカやロボット(バイキンメカと称される)を次々と造り、またそのメカをまるで自分の手足のように動かせる。メカ以外ではバイキン光線を発射する光線銃や巨大なハンマーなどを使って戦う。「天才科学者」と自称しており、前述のメカ開発の他悪巧みにも長けていて、いい作戦が思いつくと「俺様は何て頭がいいんでしょ~!!」と自画自賛する。しかしそれ以外の知識には相当のムラがあり、ドキンちゃんに簡単な足し算の問題を出されても答えられなかった(ただし第63回放送『アンパンマンとクリスマスの谷』で、サンタクロースが筆記体の英語で書いた文章を訳しながら読んでいるシーンがある)。一方で、アンパンマンたちより知識に長けている描写もある(ばいきんまんが化けた考古学者に対して、アンパンマンは考古学自体を知らなかったりなど)。バイキン城のモニターで映し出された場所を即座に当てたり(テレビ『アンパンマンとおかしのくに』など)、城の中には相当の蔵書数がある図書館のような部屋がある描写(テレビ『はしれ!ホラ―マン』など)もあるため、ばいきんまんの頭脳や知識に関しては「ケースバイケース」といえる。

新兵器を作るときや実験を行うときは、白衣、眼鏡、黄色のカツラとつけひげをつけることが多い(「バイキン博士」「ドクター・バイキーン」などと名乗る)。

[編集] 話し言葉の特徴

ばいきんまんのセリフには下記のような独特な言い回しが多い。

  • 喜んだ時や登場時には「ハ〜ヒフ〜ヘホ(フ)ー!」と笑う。元ネタは1970年代後半から上演されたアンパンマンのミュージカル(ばいきんまんが誕生したのはこの作品[14])での台詞から。当初、笑い声は必ずしもハ行に固定されておらず、稀にパ行やバ行になることもあったが、子供の反応がよかったのでハ行で定着した[15]。それをアニメ版の声優・中尾隆聖が普段のハスキーな声をさらにつぶして独特の濁声に至る[16]。このセリフが原因で変装がバレたこともある。
  • アンパンマンが現れた時には「出たな、お邪魔虫!」と言う(「出たな」の部分は「来たな」「現れたな」になることもある)。
  • アンパンマン達に敗れ、山の彼方へ吹っ飛んで星になるときのセリフは「バイバイキ〜ン(「バイバイ」と「バイキン」をかけたあいさつ)!」(なお、2回に渡って敗れるパターンの場合、最初は「覚えてろ〜!」で、2回目が「バイバイキ〜ン!」となる)。のちに、ドキンちゃんなどの敵キャラクターもこのセリフを言っている。
  • 『アンパンマンととぶ木馬』では、ドキンちゃんがアンパンマンに救出されて喜んだときに「バンザイキーン!」と言ったことがあった。
  • 正義キャラに攻撃されるか苦いものを食べさせられて、反撃するときは「よくもやったなー!」や「もう(本気で)怒ったぞー!」と言うことが多い。
  • 日常の会話などでよく「ハヒ(ハヒ〜…)」と言う(疲れたりした時の溜息など)。
  • 語尾につける言葉は初期が「バイキン(キン)」、中盤から現在は「のだ。」が多い。
  • 騙していたゲストキャラクターに真相がばれて詰め寄られると「騙される方が悪いんだ!」と開き直る(騙されたゲストキャラが自責の念にかられていると、バタコさんやメロンパンナちゃんに「悪いのはばいきんまん」と励まされることが多い)。
  • アンパンマンを倒したと思い込んだ時は、「やったー!ついに俺様、アンパンマンをやっつけたぞー!」と感激して号泣する。
  • 変装しているときは「俺様・・・、じゃなかった、○○(変装したキャラクターの一人称)・・・」と言うことが多い(子供に変装しているときは「僕」と言う)。

[編集] 人物関係

日頃の行いにより、町の人達や子供達からは、恐がられたりしている。

ドキンちゃんに対しては、当初は「居候」として強気に接していた(映画『キラキラ星の涙』、テレビ『アンパンマンとふけつまん』など)が、メロンパンナがレギュラーになったころには夫婦漫才のようなやり取りが多くなり(初期にもテレビ『アンパンマンとクータン』などではそうしたやりとりが見られる)、ロールパンナが加わった頃からは完全に尻に敷かれている。行方不明になると夜を徹して探しにいくなど、何だかんだで仲は良く、彼女が死んだと思ったりした時は号泣している。また、ドキンちゃんには何らかの感情を抱いている様子で、彼女のしょくぱんまんへの好意と見ると嫉妬したり悔しがったりして、彼を困らせようとすることも多い。

仲間・部下思いなところもあり、かびるんるんたちに対しては、ご飯をあげないせいで家出されたとき、心配でたまらず、UFOに乗って探しに行った(その様子をドキンちゃんに見られたとき、一人称が「僕」になったり、「ドキン君」と呼びかけたりと、動揺している)。メカかびるんるんが暴走したときに、かびるんるんが自分のために戦ったのを見て、許している。また、かびるんるんが無事帰ってきたことに涙し、主従抱き合ったこともあった(映画『人魚姫のなみだ』)。しかし、普段はおやつを取り合ったりすることなどもあり、まずまず仲良くバイキン城で暮らしている。

やなせたかしの絵本では、テレビアニメほどアンパンマンたちと敵対しているわけではなく、アンパンマンの誕生日に、ジャムおじさんたちと共同でアイディアを出し合い、盛大なパーティーを開くエピソードもある。

[編集] 女性キャラとの絡み・関係

ドキンちゃん以外にも女性キャラとの絡みが非常に多い。か弱い女の子、お転婆な女の子(ドキンちゃんなど)、何をするかわからない子(コキンちゃん、ミントちゃんなど)、みみ先生には弱い。また、プリンちゃん&エクレアさんやしらたまさん等の押しの強い子や、自分の悪事をすべて良くとってしまう極端にポジティブな考えの人(マダム・ナン、おくらちゃん、おしんこちゃんなど)も苦手としており、これらのキャラクターから「いい人」と思われてしまうエピソードも多い。

シチューおばさんやチーズフォンデュさんなどの年配の女性からも好印象を持たれている。ミス・マリーネやさくらもちねえさんなど、大人っぽい雰囲気を持った女性からは「坊や」と呼ばれることがある。本人はそれを嫌っている。てんどん母さんからは「あたしがあんたのおっ母さんになってやるよ」と言われ、散々説教を受けたため、やはり苦手としている。ちびぞうくんの母親であるでかこ母さんも苦手だが、彼女の持つ母性に甘えるエピソードもある。

映画『くろゆき姫とモテモテばいきんまん』では、くろゆき姫と終始いい雰囲気になっていたが、最終的には呪いの解けた彼女の誘いを「俺様は悪役だから」と潔く断っている。

[編集] アンパンマンへの協力・共闘

自分の手でアンパンマンを倒すことを夢に見ているが、アンパンマンに助けられたり顔を食べさせてもらったときは協力する(アンパンマンに助けられた(=負けた)ことを認めたくないというのも理由の一つである)など、潔い一面もある。

アニメにおいて初めてアンパンマンに協力したのは『アンパンマンとイタイノトンデケダケ』で、奪ったイタイノトンデケダケを持ってアンパンマンから逃げる際に洞窟の川に落ちてしまう。アンパンマンは、最初は川に流されているばいきんまんを無視して、ばいきんまんと共に川に流されているイタイノトンデケダケを拾おうとしたが、アンパンマンに何度も助けを求めるばいきんまんを、結局は放っておく事が出来ず、ばいきんまんを助ける。そして、ばいきんまんはアンパンマンに無事に助けられるが、イタイノトンデケダケは滝に流されてしまい、疲れて気絶したアンパンマンを最初は嘲笑したが、自分を助けてくれたアンパンマンを放っておけなかったのか、洞窟の中で別のイタイノトンデケダケを見つけ、それをアンパンマンの元に置いて隠れる。その後、目を覚ましてそれに気づいたアンパンマンは、ばいきんまんへのお礼を口にしながら帰って行き、それを隠れて聞いていたばいきんまんは「礼を言われたくてやったんじゃないやい、バーロー」と頬を染めながら呟いていた。

『アンパンマンととぶ木馬』では、自分が作ったとぶ木馬にドキンちゃんが乗って遊ぼうとしたが、その木馬をドキンちゃんが壊してピンチになり、アンパンマンの協力を拒否して一人で助けようとするが、UFOが岩場にぶつかって壊れて助ける方法がなくなり、アンパンマンもドキンちゃんを助ける途中で滝の水を被って顔を濡らしてしまう。このことで、ばいきんまんは、悔しがっていたがドキンちゃんを助けられるのは、アンパンマンしかいないと判断し、自ら、ジャムおじさん達のいるアンパンマン号の元に向かい、アンパンマンの新しい顔を受け取り、アンパンマンを助けると言う意外な一面を見せた。この御陰でドキンちゃんはアンパンマンに無事救出される(このとき「バンザイキーン」と言って喜んでいた)。アンパンマンは、自分を助けてくれたばいきんまんに感謝し、ジャムおじさん達も彼にお礼を言い、ドキンちゃんも自分を助けてくれたアンパンマンにお礼を言った。ばいきんまんは、「これぐらいの事で、アンパンマンと仲良くなると思うなよ」と呟き、ドキンちゃんと共にUFOに乗って去って行ったが、その去り際にはまんざらでもないような笑顔を見せていた。

映画では『夢猫の国のニャニィ』『ブラックノーズと魔法の歌』など、アンパンマンに救われたときや、ほかの悪役に姿を変えられたときは、ドキンちゃん・ホラーマンなどと一緒に、アンパンマンの新しい顔を届けるのに協力することもある。一方、自分やドキンちゃん達にも危害を加える敵(ラッピーや黒雪姫など)が現れた時はアンパンマンと共闘することもある。

自分がピンチに陥って、その場にアンパンマンがいると、つい助けを求めてしまうこともある。映画『キラキラ星の涙』では、逆さマンの糸で縛られた際、アンパンマンに、「アンパンマーン!助けてー!」と助けを求め、偶然、通りかかったアンパンマンの隣を飛んでいた、ひのたまこぞうのお陰で助かった。カバ夫君達が、ばいきんまんが新しく作ったもぐりんに興味を持ち、もぐりんを乗っ取られたときは、自ら、アンパンマン達と手を組んでもぐりんを取り返そうとする意外なこともあった。

[編集] その他のエピソード

  • 特技は変装や発明以外にも、剣の腕もなかなかのもので、アンパンマンやナガネギマンとフェンシングでほぼ互角に戦ったこと(『アンパンマンとらくがきこぞう』、テレビスペシャル『消えたジャムおじさん』、映画『怪傑ナガネギマンとドレミ姫』など)がある。また音楽好きの一面もあり、特にチェロはチェロヒキーさんに仕込んでもらったことで、コンサートで聴衆をうっとりさせたほどの腕前である。
  • テレビアニメでは、悪事のレベルは「いたずら」と取れるものがほとんどだが、たまに悪質な行為を行うこともある。例として、1998年の『ばいきんまんとシーボーズ2号』では、ジャムおじさんやバタコさんたちもろとも、パン工場を海底深く沈めて2度とアンパンマンの新しい顔を焼けないようにしようと企んだり(海底の火山近くまでジャムおじさんたちは引きずりこまれ、水圧でパン工場の外壁は損傷していた)、『アンパンマンとバイキンヘリコプター』ではアンパンマンやジャムおじさんたちもろともパン工場を非常に高度のある場所から地面に叩きつけようとしたり、などである。
  • 『アンパンマンとやさしいばいきんまん』では、一度雷に打たれてアンパンマンと身体が入れ替わった際、ばいきんまんの身体になったアンパンマンにパンチ技を繰り出されたが、体を優しく叩かれるだけで、このことで、ばいきんまんは「何て情けないパンチ。こんなのでアンパンマンを倒そうとしていたのか」とがっかりしていた。
  • やなせの絵本『アンパンマンとムシバラス』では、「バイキンの王様」と名乗り、アンパンマンの十倍はあろうかという巨大な姿で登場。巨大化や極小化という能力を見せるが、カバくん(カバオくんではない)に踏みつけられてしまった(ちなみに、この時の表記は「バイキンマン」である)。
  • 悪巧みやアンパンマン打倒のためにほかの悪役と手を組むこともあるが、逆にアンパンマンと絡まずにほかの悪役と戦うときもあり、そのときはたいてい勝利する(黒バラ女王、ゴピラーなど)。
  • 映画『ばいきんまんと3ばいパンチ』で初登場した、外見がそっくりのアカキンマンとアオキンマンとはバイキントリオを結成している。映画では彼らの協力を得て、バイキンUFOのバイキンパンチでアンパンマンを吹き飛ばし、星のように輝かせたときは、仲間の二人がたじろぐほど、感極まって号泣した。作中では、バイキントリオの乗る、その時点での“最強メカ”『トリプルヘッド』が、アンパンマン・カレーパンマン・しょくぱんまんのトリプルパンチにより破壊され、結局敗れている。
  • 冬の季節になるとコートを着る。コートの色は初期は紫系のコートだったが途中から黄緑に変更されている。
  • やなせたかしは、ばいきんまんの人気について、「怠けたい、いたずらをしたいなどという人間の欲求不満を表現している」「ばいきんまんは時にはいいこともする。悪に徹しきれないところがある」「決してばいきんまんは死ぬことはない。人間が風邪を一度ひいて、またかかるように、やられても平気な顔をして次に出てこられる」などと語っている[17]
  • アンパンマン達にやられた後、ほとんど飛ばされる先はバイキン城である。のちに、ドキンちゃんがバイキン城にいる場合にぶつかってこっ酷く怒られるオチも多い。
  • 『ばいきんまんとハテナのとう』で、夢の中とはいえ、アンパンマンに勝利したが、自分はアンパンマンと戦うのが一番の楽しみだったと気づき、虚しくなっていた。
  • 泳ぐことはできない様子(テレビアニメ版『アンパンマンとイタイノトンデケダケ』で「泳げない」と言っている)で、溺れる描写が何度も見られる。しかし、いざというときは火事場の馬鹿力のように、根性で乗り切る(テレビアニメ版『ばいきんまんとみみせんせい』など)。
  • おくらちゃんの手伝いをしたためか、野菜栽培にも詳しい。
  • 2004年シャープの除菌イオン空気清浄機のCMキャラクターにアンパンマンと一緒に起用された。
  • ただの悪党として思われるのは嫌いなようで、町中に指名手配された時は激怒していた。
  • バイキン城とは別に、バイキンログハウスという別荘を建てている。これに続く第二秘密基地をアンパンマン達の住む町の丘の上に作ろうとしたこともあった(結局プリンちゃんとエクレアさんによって遊園地になってしまい失敗している)。他にも、エピソードによってはばいきんまんの顔を模した民家(テレビ『しょうゆくんとソースくん』)や、見晴らしのいい別荘(映画『くろゆき姫とモテモテばいきんまん』)など、いくつかほかの棲家を持っている。
  • 誕生日は設定されていないが、『ドキンちゃんのドキドキカレンダー』ではアニメの放送開始日にあわせて10月3日とされている。てれび電話の玩具『てれびっこ』では、アンパンマンと誕生日が同じであるが、アンパンマンのバースディパーティの盛大さに比べ、誰一人祝ってくれないことに嫉妬し、パーティに乱入しているエピソードがある(その後一緒に祝ってもらった)。
  • 映画版ではテレビ本編以上に悪役らしさが強調されていることが多い。それらのエピソードでは強力なバイキンメカを駆使してアンパンマンたちを極限まで追い詰めるが、そのメカが暴走して自分も巻き添えを食らったり、登場する真の黒幕の引き立て役になってしまうこともある。
  • 登場しない作品は「おむすびまん」のみだが、前述の通り第三者的な立場である場合、出番が少ないこともある(これはアンパンマンも同様である)。
  • 1995年8月、サザンオールスターズのライブ『ホタル・カリフォルニア』で、桑田佳祐がばいきんまんに扮して登場した。この時、桑田は『仮面ライダー』のライダー1号が乗る『新サイクロン』に似せたスクーターに跨り、『いくぞ!ばいきんまん』をBGMにしている。ゲストの西城秀樹に対し「ヒデちゃん、バイバイキーン!!」と言った後、その格好のまま「いなせなロコモーション」を歌い、途中でお面を取った。
  • 2008年7月、『世界まる見え!テレビ特捜部』のスタジオにばいきんまんとドキンちゃんのぬいぐるみが現れ(この時の声は中尾と鶴ひろみがあてている)、七夕を楽しんでいる、着ぐるみの所ジョージ楠田枝里子水鉄砲を手に襲った。そこにアンパンマンに扮したビートたけし(これは顔出しの着ぐるみ)が登場し、アンパンチで二人を撃退した。これは映画『妖精リンリンのひみつ』のプロモーションで、この時ばいきんまんは、たけしの代名詞である「コマネチ」のポーズをとっていた。

[編集] 変身キャラクター

術などではない変装によるキャラクターに関しては#変装を参照。

赤ばいきんまん
声:鈴木勝美
ばいきんまんが開発した、身体を増やす薬を飲んで生まれた、ばいきんまんの分身。気が早く、ケンカっぱやい。薬を飲むと副作用として爆発が伴う。
おそうじばいきんまん
バイキン仙人の巻物を盗み見て、強くなる呪文を唱えるはずが、呪文を間違えてきれい好きになってしまったばいきんまん。汚い所を見ると率先して掃除をしてしまう。術が効いてくるにしたがい、身体が白くなっていく。最初は本人もあまりに普段の自分と違うため、泣きながら去っていった。なぜか女性口調になり(このときの中尾の声は、『ドレミファ・どーなっつ!』の「れっしー」の声のように高い)、アンパンマンのことを「アンさん」と呼ぶ。アンパンマンやバタコさんはあまりの変わりようにたじろぎ(アンパンマン曰く、「普段より手強かった」)、ドキンちゃんにいたっては泣きだしてしまった。最後は、バイキン仙人から、アンパンチを喰らうことで術が解けることを知らされたドキンちゃんによりハンマーの一撃を喰らい、アンパンマンにバイキン城まで吹き飛ばされ、元のばいきんまんに戻った。
海賊バイキング
本編とはパラレルワールドである、テレビアニメ『パン三銃士と海賊バイキング』に登場したばいきんまん。船を襲撃し積荷を強奪する海賊。このストーリーでは、大航海時代のような舞台になっている。
カッパばいきんまん
盗んだ河童の皿を頭に乗せて水中を泳げるようになったばいきんまん。
白ばいきんまん
声:梁田清之
身体を増やす薬で、赤ばいきんまんと共に生まれたばいきんまんの分身。のんき者でほとんど寝ている。赤ばいきんまんと共にアンパンマンを困惑させ、あと一歩のところまで追いつめたが、薬の効果が切れ、一人に戻る時の爆発でばいきんまんはバイキン城まで吹き飛ばされた。
スーパーばいきんまん
あくびどりの夢の中でヒーロー風の姿に変身したばいきんまん。アンパンマンを倒すつもりでこの姿になったのだが、なぜか良いことばかりしてしまう。
鉄骨ばいきんまん
鉄骨マシーンで変身したばいきんまん。スーパーマンの如き体型で、だだんだん並みの巨体である。背中には、普段の羽とは違い、悪魔のようなが生えている。必殺技の『鉄骨バイキンパンチ』は岩をも砕き、アンパンチとも互角に渡り合う。
テレビでの初登場は『アンパンマンとてっこつばいきんまん』。この時は、トレーニング中に、鉄骨マシーンが誤作動したことで変身した。ジャムおじさんたちを人質にとってアンパンマンと一対一で戦うが、最後はアンパンマンの3連続アンパンチを喰らい、元の姿に戻った。この時は飛べなかったらしく、UFOに跨るようにしてアンパンマンと戦っていた。
テレビ&映画20周年作品『みんなのヒーロー!アンパンマン』で再び変身する。このときは自分の意思で鉄骨マシーンに入ったことと、ドキンちゃんがマシーンを蹴飛ばしてショートしてしまったことで、前回よりもはるかにパワーアップしており、ロールパンナ並みのスピードで空を飛び、更にトリプルパンチにも耐えることができる。最後は、『アンパンマンとバイキン黒騎士』の回や劇場版同様に、全身を輝かせたアンパンマンの渾身のアンパンチに打ち負け、元の姿に戻りバイキン城まで吹き飛ばされた。
ドクロマン(TV・アンパンマンとかいじんドクロマン)
バイキン仙人の杖とメガホンを用いて、寝ている人々を起こそうとするばいきんまん。バイキン仙人の杖を拝借したこと(ただし、勝手に)で遥かにパワーアップしており、レーザーすら使用できるため、アンパンマン・カレーパンマン・しょくぱんまんの3人がかりでも苦戦していた。たまたま床屋に落っこちた時に、3人にシャンプーで洗われて小さくなってしまい敗北した。
ナゾダスーラ
フレーベル館『アンパンマンのなぞなぞのくに』シリーズで、ばいきんまんが変身する怪獣。角がクエスチョンマークになっている。アンパンマンたちとなぞなぞで対決する。「なぞなぞの実」を食べることで更にパワーアップした「ナゾナゾナゾダスーラ」に変身できる。
ニセメロンパンナ
バイキン仙人からもらった変身カードでメロンパンナに変身したばいきんまん。
バイキンアリジゴク
変身カードを使ってアリジゴクに変身したばいきんまん。砂漠でアンパンマンを倒そうとする。
バイキン蚊
変身マシーンで間違えてと合体してしまったばいきんまん。蚊と同じサイズになっているため、誰にも気づいてもらえなかった。最後は変身マシーンまで何とか辿り着き、元の姿に戻ることができた。
バイキンかぜこんこん(テレビ/メロンパンナちゃん誕生)
幻の谷へ行く飛行船アンパンマン号を吹き飛ばそうと、変身カードでかぜこんこんに変身したばいきんまん。本人いわく「ブサイク」。
バイキンカメレオン
変身カードで変身したばいきんまん。舌を伸ばしてアンパンマンを捕らえようとする。
バイキン巨大魚
変身カードで、ナマズのような巨大な魚に変身したばいきんまん。水に落ちたアンパンマンを捕まえようとする。
バイキン巨大猫
忍者のニャンジャから盗んだ巻物の呪文で、猫に化けたばいきんまんが、パン工場に潜入した後に、さらに巨大化した姿。語尾に「ニャ」とつける。ニャンジャとアンパンマンの協力戦法によりバイキン城に吹き飛ばされ、呪文を忘れてしまったため、しばらく元に戻れなくなってしまった。
バイキングモ(映画・ばいきんまんの逆襲)
バイキン仙人からもらった変身玉で足が6本の大グモに変身したばいきんまん。を吐いて敵の動きを止める(ただし3回しか使用できない)。この頃のばいきんまんはクモが嫌いだったらしく、変身した時は自分の姿を見て気持ち悪がっていた(ただし、これ以降の話では蜘蛛型のスパイメカやロボットを作ることも多い)。糸でアンパンマンやどんぶりまんトリオたちをがんじがらめにするが、上記の弱点を聞かなかったためすぐに使い果たし、しょくぱんまん、カレーパンマン、ひのたまこぞうの救援で逆転された。
バイキン黒騎士
バイキン仙人が封印していたバイキン黒馬ロボのを身に着けて黒騎士の如き姿となったばいきんまん。アンパンチやアンキックも容易に弾き返すなどかなりの強さを誇り、アンパンマンを苦しめた。倒したアンパンマンをパン工場に連れ帰り、新しい顔を焼かせたうえでまた倒そうとする余裕さえ見せる。新しい顔になって復活したアンパンマンと宇宙空間にまで及んで激闘を繰り広げるが、結局最後はみんなを守るために戦おうと奮起するアンパンマンの、劇場版同様の、全身を光輝かせたアンパンチでやられてしまった。バイキン城に飛ばされた後、元のばいきんまんに戻り、鎧や黒馬ロボもバイキン仙人によって再び封印された。
バイキンこおり鬼(TV:メロンパンナちゃん誕生)
変身カードでこおり鬼に変身したばいきんまん。幻の谷へ行く飛行船アンパンマン号を凍らせるが、氷の女王を眠りから妨げた為、吹き飛ばされた。
バイキンしょくぱんまん
ばいきん大魔王(映画・ばいきんまんの逆襲)
メコイスの壺の魔法で強くて巨大な大魔王に変身したばいきんまん。コウモリのような翼と耳が生え、大魔王の服を着ている。アンパンチも効かず、吐息だけでアンパンマンを吹き飛ばし、パンチで叩きのめして追い詰める。救援に駆けつけたしょくぱんまん、カレーパンマン、ハンバーガーキッド、あかちゃんまん達の攻撃で一度は形勢が逆転するが、怒りのパワーでそれらを弾き飛ばし、そのまま本物のメコイスの大魔王へと変貌を遂げた。書籍によっては、後にテレビ本編に登場するバイキン大魔王と区別するために「バイキン魔王」と表記されていることもある。
バイキンドッグ
ドッグレースの優勝商品を手に入れるため、バイキン仙人の仙術で犬の姿になったばいきんまん。ドキンちゃんと共にさまざまな罠でレースを優位に進めるが、誤って罠にかかり、木に衝突して元の姿になった。その後、お仕置きとしてバイキン仙人の車を引いて走らされた。
バイキンドラゴン
  • バイキン仙人からもらった変身カードで巨大なドラゴンに変身したばいきんまん。大きな翼と口から出すが武器。アンパンマンを苦戦させるが、変身カードの時間制限のためでばいきんまんに戻り、やられてしまう。ドキンちゃんの妨害で猫と融合したことがある。
  • 上記の失敗の後、新型の変身カードで別タイプのドラゴンに変身したばいきんまん。角が生えた龍に変身するが、変身カード1枚では虫かごに入るほどの大きさにしか変身できない。ドキンちゃんが投げたもう1枚のカードで巨大化し、アンパンマンたちを苦戦させる。しかし、メロンパンナを助けようとしたバイキン仙人の仙術で妨害され、アンパンチに敗れた。
  • 映画『ばいきんまんの逆襲』で初登場したバイキンドラゴンはバイキン仙人からもらった変身玉で変身したドラゴンで、口から出す炎は3回しか使用できない。炎以外にも翼を羽ばたかせての強風や、尻尾を使って戦う。アンパンマンとの一騎打ちで優位に立つも、アンパンマン号とアンパンマンの協力の前に敗れた。
バイキンドラネコ
変身カードで変身したばいきんまん。ドキンちゃんの妨害でドラゴンを合わせたような怪物になった。力は巨石を投げ飛ばすほど強く、火を吹くこともできる。ロールパンナと共にアンパンマンを倒そうとしたが、メロンパンナが介入したことでロールパンナの良い心が働き、隙ができたところでアンパンチを喰らい元の姿に戻った。
ビー玉ばいきんまん
びいだまんによってビー玉に変えられてしまったばいきんまん。しかし、素早い動きと体当たり攻撃でかつぶしまんやアンパンマンたちを翻弄する。ビー玉かつぶしまんの体当たりでビー玉川に落とされ、元の姿に戻った。言葉尻に「~ビイ」とつける。
みえないまん
自ら調合した薬品を飲み、透明人間になったばいきんまん。町中を荒らすが、名犬チーズの嗅覚で居場所がわかってしまう。仕返しにチーズの鼻をスパイスで利かなくしようとするが、自分がスパイスを詰め込んだ瓶の中に落ちてしまい、薬の効力も切れた。
メコイスの大魔王(映画・ばいきんまんの逆襲)
ばいきん大魔王がさらに変身し、とうとう本物の大魔王になった姿。大魔王の意識に取り込まれたのか(変身する際に苦しみながら「助けて!!」と叫んでいる)、最早ばいきんまんの意思や面影を残しておらず、怪物のように咆哮を上げながら暴れまわる。圧倒的な力でアンパンマンたちを追い詰めるが、最後はメコイスの壺の力を抜かれ元に戻った。

[編集] テーマソング ・キャラクターソング

アニメ版における持ち歌。映画の挿入歌も合わせると全キャラ中一番多く、特に代表曲の『いくぞ!ばいきんまん』は劇中でも度々使用されており、『それいけ!アンパンマン』関連のアルバムの収録率も高い。また、『ハ行で笑うばいきんまん』は1993年発売のシングル『アンパンマンのマーチ』のカップリング曲として収録されている。

  • いくぞ!ばいきんまん
  • ハ行で笑うばいきんまん
  • ずっこけ!ばいきんまん
  • 悪いはすてき(映画『ハピーの大冒険』)
  • ゆうれい船の歌(映画『ゆうれい船をやっつけろ!』)
  • 悪い魔法の歌(ドキンちゃんと、映画『リリカル☆マジカル まほうの学校』)
  • バイキントリオ 3ばいパンチ(アカキンマン・アオキンマンと、映画『ばいきんまんと3ばいパンチ』)
  • つみきの城(映画『つみき城のひみつ』)
  • ダ ダン ダン!(映画『だだんだんとふたごの星』ほか)
  • 天下無敵のズダダンダン(映画『妖精リンリンのひみつ』)

[編集] 脚注

  1. ^ 『それいけアンパンマン!いのちの星のドーリィ』によれば、「ばいきん星から落ちてきた雷のエネルギーで生まれた」とのことである。
  2. ^ 変装時は「我輩」も使う。初期では「俺」や「オイラ」のときもあった。稀に「僕」「僕ちゃん」とも言う。
  3. ^ 初期では「貴様」とも言っていた。キャラクターによっては「あんた」「あなた」と言うこともある。
  4. ^ やなせたかし『アンパンマン伝説』フレーベル館、1997年、p.14
  5. ^ 映画「それいけ!アンパンマン ばいきんまんVSバイキンマン!?」ではゲストキャラクターとして片仮名表記の「バイキンマン」が登場する。
  6. ^ 主にどんぶりまんトリオの頭の中身等の食べ物を巻き取るが、過去にはそれ以外の用途にも使われた。初期には辛いものがあたって舌先が分かれる描写もあった。
  7. ^ 『アンパンマン大研究』裏扉
  8. ^ やなせたかし『アンパンマン伝説』1997年,フレーベル館,pp.15。
  9. ^ 『ロールとローラ うきぐも城のひみつ』エンディング終盤のエピローグでは、ローラの雨によってかびるんるんと共に体色が白くなり、ドキンちゃんに別人扱いされてバイキン城に入れてもらえなかった。
  10. ^ この後は、『シャボン玉のプルン』など、バイキン城の復元マシンを使用して元の姿に戻っているようである
  11. ^ しかし、映画『ブラックノーズと魔法の歌』では、アンパンマンを応援するために、カーナ、町の人々と共に『アンパンマンのマーチ』を歌っている。
  12. ^ テーマソングの一つ、『ハ行で笑うばいきんまん』でも、それを歌っている
  13. ^ これに関して作者のやなせたかしは「疑わないことがアンパンマン世界での一つの約束」と語っている。また、ばいきんまんもアンパンマンの偽者に引っかかったり、ドキンちゃんの変装に気づかない時もある。
  14. ^ やなせたかし『人生なんて夢だけど』2005年、フレーベル館、pp.207-209。
  15. ^ やなせたかし『人生なんて夢だけど』p.210。
  16. ^ ちなみにアニメ放送開始当時放送されていた日本テレビ系の音楽番組「歌のトップテン」にて、レポーターの吉村明宏が同番組司会の和田アキ子のような口調で「ハ〜ヒフ〜ヘホー!」と言いながら登場していたが、ばいきんまんの方が元祖である。
  17. ^ 2002年、VAP『それいけ!アンパンマン にんきものだいしゅうごう! キャラクターベスト15』(DVD、VHS) やなせたかしのコメント。
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