キャラ弁

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キャラ弁(きゃらべん)とは、弁当の中身を漫画アニメ芸能人等のキャラクターの形に模したものをいう。

パンダのキャラ弁

目次

[編集] 概要・沿革

子供向けの弁当にタコさんウインナーなどのようなキャラクター的なおかずを付けることは、従来から行われていたが、目鼻が付いているものはほとんど無く、キャラクターとしての認識は弱かった。

顔を盛り込んだ弁当が確認できるものとしては、料理研究家フルタニマサエ1997年5月に出版した、「こどものかわいいおべんとう」がある。ただし、アニメや有名人の顔ではなく、現代的な意味でのキャラ弁とは異なっていた。

アメリカ合衆国在住のブレネクユキコ2000年3月に出版した「キャラクターいっぱいのおべんとう」で、アンパンマンウルトラマンなどの顔を模したものが発表された。その後、ブレネクはキャラ弁関係の出版を重ね、キャラ弁関係の著書だけで16冊(2010年8月現在)を数える。

[編集] 日本国内のキャラ弁事情

[編集] ブログ

2003年7月に、千葉県在住の主婦、ハンドルネーム「ちびぶー」こと宮澤真理が、「お絵かきお弁当」[1]を発表するサイト[2]を開設、自らの作品を発表する傍ら投稿コーナーを設けたことから、主婦がキャラ弁作品を発表するようになる。

本格的なキャラ弁ブームのきっかけとなったのは、栃木県在住の主婦、ハンドルネーム「霞ん」が2005年4月に開設したブログ[3]であるとされる。「“お弁当作り”なんて『早起き・地味・メンドクサイ』し、感謝もされず」[4]などが発端で、知恵を絞った弁当を紹介するブログであったが、Yahoo!ブログで総合2位のアクセス数を集めた。

[編集] 出版

主婦がブログで発表を行ってきたキャラ弁作品に関する著書の出版も行われている。

その最初の出版物は、2005年10月に出版されたハンドルネーム「まい」の『キャラ弁ごっこ』、宮澤真理の『おいしいお絵かきお弁当』の2冊である。その後も霞んの『愛のギャク弁』(2006年2月)、寺島淳子(ハンドルネーム:ricoco)の『お弁当アートの作り方』(2006年6月)などが続けて出版されたが、ヒットと呼べる出版物はなかった。

2008年に出版されたハンドルネーム「akinoichigo」の『わくわく! キャラクターのおべんとう』が、主婦が著者であるキャラ弁関連本としては、初めて8万部を超えるヒットとなり、主婦のキャラ弁関連本の出版が加速されるきっかけとなった。

もちろん、フルタニマサエ、ブレネクユキコら、プロの料理研究家によるキャラ弁関連本の出版も続いており、キャラ弁関連本は、すでにお弁当レシピ本の中で、一ジャンルを構成するに至っている。

[編集] テレビ

テレビ東京ロンブーの怪傑!トリックスター」において、キャラ弁を扱ったクイズコーナー「トリックキャラ弁」が、2007年8月〜2009年2月の間、放映された[5]

ワイドショーなどを中心に、「宮澤真理」、「霞ん」など、キャラ弁を作る主婦が出演する機会も多い[6]

また、ハンドルネーム「モアイ」など、わが子のためにキャラ弁を作る父も、テレビで見かける機会が増えている[7]

[編集] ソフトウェア

iPhone向けには、『キャラ弁』、『キャラ弁教室』など、キャラ弁レシピのソフトウェアも発売されている。

[編集] その他

主婦が作るキャラ弁は、主に子供のための弁当であるため、子供の成長により、作る機会も減るようになるが、新たに弁当を作るようになる主婦らによって、キャラ弁の技術や技能が引き継がれている。

近年、弁当を自ら作る男性が増加しつつあるが(弁当男子を参照)、キャラ弁を作る男性も現れている。

[編集] 日本以外の国でのキャラ弁事情

2011年現在、アメリカ合衆国フランスなどの欧米諸国でもキャラ弁は注目を集めている。特に欧米では子供向けのメニューやランチボックスなど殆ど見かけることがない。昼食に市販のサンドイッチやクラッカー、リンゴをそのまま一つ持たせるようなことも多く、栄養価の偏りが指摘され、子供の肥満なども問題視されている昨今、食べ過ぎを予防する観点からも「BENTO」が注目されている。「食べてなくなるものにそこまで手間を掛ける必要があるのか」と議論されるも、ランチボックスを開けた子供がその見た目の色とりどりの楽しさや工夫を凝らしたおかずに積極的に手を伸ばし、野菜や肉などを食べる傾向が見られ、健康志向の観点からも注目されている。 アジア圏の例としてはインドネシアで、親が子供の嫌いな食べ物を克服させたり、学校で薬品の使われたお菓子などをお昼ご飯代わりにしないようになどの理由で、食の安全・安心・栄養に関心が高まったことや国内の経済成長をきっかけに、富裕層を中心に子供に持たせる弁当にキャラ弁を盛り込もうとする動きがある。日本語のキャラ弁の本を使って先生が母親に教えている[8]

[編集] 注記

  1. ^ その作品がキャラクターものだけに限らないことからか、自らの作品をこう呼んでいる。他の主婦(まい、Ricocoなど)の作品を中心とした特設コーナーも設けられている。
  2. ^ e-お弁当作っちゃいました!
  3. ^ ★彡次男坊にゃ虐待弁当&ダンナは倦怠期弁当=逆切れギャク弁!★彡
  4. ^ ブログ紹介文より
  5. ^ このコーナーにおいてキャラ弁を作っていたのはブログ「のんびり日記~ムクのキャラ弁~」を中心にキャラ弁を発表していたハンドルネーム「ムク」(徳光ゆう子)である。番組内容はキャラ弁の材料や調理過程を見ながら、作成しているキャラクターを回答者が答えるというもの。
  6. ^ フジテレビジョン全国一斉!日本人テスト」、NHKふるさとの食 にっぽんの食」、日本テレビズームイン!!SUPER」など
  7. ^ 「モアイ」は、NHK「ふるさとの食 にっぽんの食」にも出演していた。
  8. ^ 2011年6月16日放送のワールドWave トゥナイトNHK BS1)より。

[編集] 関連項目

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