るるる学園

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るるる学園
RURURUGAKUEN
モチーフ ひと[注釈 1]
発売年 1989年
デザイナー 原千恵子
キャラクター大賞順位 2位(第7回)[1]
関連キャラクター 高美なおみ
魚尾まいこ
賀上ちえ
縦乗よしこ
立津手とも
雨田てるみ
公式サイト るるる学園プロフィール
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るるる学園(るるるがくえん、ラテン文字表記:RURURUGAKUEN)は、日本サンリオによるキャラクター

来歴[編集]

  • 1989年 - キャラクター開発[2]・デビュー
  • 1993年 - 3月29日、トミー発の子供向け電子手帳「るるる学園・お電子手帳」にキャラクターとして起用[3][4]。簡易な電子手帳への需要の開拓に成功した。

設定[編集]

るるる学園と呼ばれる架空の学校に通う生徒で、とても明るくて元気な6人組。

高美なおみ(たかび)
加賀百万石の城下町金沢市出身。文字通り高ビーで涙もろい、完璧主義で[5]温室育ちのお嬢様。好きなものは高級メロン[5]。ひとりっ子でパパは世界中を航海する船乗り。誕生日は8月15日[6]
魚尾まいこ(うおお、うおー)
横須賀市出身。ヒデくんという男のコに恋する元祖ぶりっこ[5]で彼氏に夢中。また、頑張り屋でもある。趣味は内緒でラグビー観戦をすること。好きなものはケーキ[5]。誕生日は4月6日[6]
賀上ちえ(かがみ)
東京都国立市出身で、中学校はゲンジの赤坂クンと同じ。宝塚に憧れを抱く派手好き。「歌姫チェリー」という芸名を持ちダンスや歌のレッスンをしていて[7]、身体は柔軟である[5]。性格は表情の起伏が多彩。好きなものはウニ[5]。誕生日は12月22日[7]
縦乗よしこ(たてのり)
元気で明るく月に5回ライブへ通うほどロックが大好き[8]。また、オヤジ少女と呼ばれながらも実は超純粋。少しきついツッコミをするが、気弱になる一面もある。誕生日は7月14日[9]
立津手とも(たちつて)
横浜市出身のはまっ子。情報魔でナイーブで感受性が強い。また、明るく元気いっぱいな一方で[8]せっかちな側面もある。大声と腕をグルグル回すことが得意。身長と体重が同じな双子の兄のとも太がいる。誕生日は9月9日[7]
雨田てるみ(あまだ)
山梨県の田舎町出身。健康優良児[8]超礼儀正しく、テニスF1・彼氏に夢中な明るいスポ根少女。趣味は体を鍛えることや、カラオケで歌を歌って喉も鍛えること[9]。礼儀正しい子が好み。双子の姉がいる。誕生日は12月18日[9]

イメージソング[編集]

「Dancing All Day Long -うわさのるるる学園-」
作詞:伊藤アキラ 作曲:富田伊知郎 編曲:兼崎順一 歌:みずうみ、Mickey[10]
1992年8月21日にサンリオより発売されたCDアルバム「みんなでうたおう!キャラクターソング」の5曲目に収録[10]。2分46秒。

商品[編集]

ノート、ペンケースなど紙モノ雑貨や文具雑貨が多い。

  • 「るるるのピュアパッション!メモ」
  • 「ポストカード風メモ」
  • 「かさねがきPEN」

出版物[編集]

るるるがくえんの恋愛心理ゲーム』
発売日:1993年1月
著者:吉田千史
出版社:サンリオ
ISBN 978-4387923015
『るるるがくえん 超能力ゲーム』
発売日:1993年9月
著者:智尋未宇
絵:原千恵子
出版社:サンリオ
ISBN 978-4387930518
『るるる学園』
発売日:1995年7月
著者:歌姫ルル・貴みなこ
出版社:角川書店
ISBN 978-4048525893

キャラクター大賞[編集]

1975年創刊の「いちご新聞」で1986年から始まり、毎年実施しているサンリオキャラクターの人気投票企画。1992年度(第7回)は2位を受賞し、1994年度(第9回)までは5位以内に入っていた[1]

2013年サンリオキャラクター大賞の特別企画である「これやります宣言」では、「25位以内なら制服変えます」と宣言していたが[11]、ランクインを逃した。

  • 1992年(第7回) - 2位。
  • 1993年(第8回) - 3位。
  • 1994年(第9回) - 4位。
  • 1995年(第10回) - 6位。
  • 1996年(第11回)〜2010年(第25回) - 10位圏外[1]
  • 2011年(第26回) - サンリオキャラクター大賞50位[12]
  • 2012年(第27回) - 48位[13]
  • 2013年(第28回) - 71位[14]
  • 2014年(第29回) - 20位圏外[注釈 2](いちご新聞ランキング66位[16]
  • 2015年(第30回) - 出場なし[17]
  • 2016年(第31回) - 63位[18] / なでる投票 65位[19](いちご新聞ランキング51位タイ)
  • 2017年(第32回) - 64位[20](いちご新聞ランキング56位)
  • 2018年(第33回) - 59位[21](いちご新聞ランキング56位タイ[22]
  • 2019年(第34回) - 60位(いちご新聞59位タイ)
  • 2020年(第35回) - 65位(いちご新聞63位)

豆知識[編集]

  • 『いちご新聞』でるるる学園が初めて表紙を大きく飾ったのは、1992年11月号(297号)[23]
  • るるる学園がデビューした1989年には他にも「ぽんぽんひえた」や「笑う女」というシュールなキャラクターも誕生している。
  • サンリオが1996年2月16日に発売した「サンリオタイニーパーク」というエデュテインメントソフトに、るるる学園のコンテンツである「るるるがくえんのまちがいさがし」という間違い探しが収録されている[24]
  • サンリオピューロランドにて「ハローキティのロックンロールサーカス るるる学園大パニック」と称するボリショイサーカスとタイアップしたサーカスショーが1994年10月15日から1995年1月16日にかけて催された[25]。なお、るるる学園のなおみ、ちえ、よしこはピューロランドに出演している時期があった。
  • エクサムが発売するキッズ向けトレーディングカードアーケードゲームであるハローキティとまほうのエプロン 〜サンリオキャラクター大集合!〜の第4弾『〜みんな集まれ!お料理パーティー!〜』に登場するキャラクターのひとつとして、るるる学園(貴美、魚尾、雨田)が起用された[26]
  • キャラクターのモデルはサンリオの女性社員たちであり[27]、ちえのモデルはデザイナーの原千恵子である[28]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ サンリオ公式ホームページの「キャラクターをさがす」を参照。
  2. ^ この回は全100種のキャラクターをA〜Eグループの5グループに分けて予選が行われ、各グループの上位4種、全20種のキャラクターから決戦が行われ順位が決定されたため、21位以下が存在しない。「るるる学園」はAグループにノミネートしていた[15]

出典[編集]

  1. ^ a b c 竹村真奈 (2013, pp. 140–144)
  2. ^ 『サンリオキャラクター大図鑑』株式会社ポプラ社、2010年11月、12頁。ISBN 978-4-591-12108-5 
  3. ^ “お小遣いでも買える?トミー、子供向け電子手帳。”. 日経産業新聞 (日本経済新聞社): p. 13. (1993年4月8日) 
  4. ^ “トミーの「るるる学園お電子手帳」――電子メモ機能を利用(開発トピックス)。”. 日経流通新聞 (日本経済新聞社): p. 17. (1993年6月10日) 
  5. ^ a b c d e f 『みんなでうたおう!キャラクターソング』(ライナーノーツ)サンリオ、日本、1992年8月21日、21頁。SACV-2030。 
  6. ^ a b サンリオキャラクター ミニ図鑑』72-73頁。
  7. ^ a b c サンリオキャラクター ミニ図鑑』75頁。
  8. ^ a b c 『サンリオキャラクター大図鑑』株式会社ポプラ社、2010年11月、83頁。ISBN 978-4-591-12108-5 
  9. ^ a b c サンリオキャラクター ミニ図鑑』74頁。
  10. ^ a b 『みんなでうたおう!キャラクターソング』(ライナーノーツ)サンリオ、日本、1992年8月21日、8頁。SACV-2030。 
  11. ^ 2013年 サンリオキャラクター大賞 中間発表”. サンリオ (2013年6月21日). 2013年6月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月12日閲覧。
  12. ^ サンリオキャラクターからみんなへ「ありがとう」 第26回 輝け!! 2011年SANRIO キャラクター大賞 結果大発表”. サンリオ. 2011年9月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月14日閲覧。
  13. ^ 2012サンリオキャラクター大賞結果発表(1位〜100位) サンリオキャラクター大賞 公式サイト”. サンリオ. 2012年9月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月14日閲覧。
  14. ^ 総得票数176万票超え!ハローキティが2連覇達成!中間5位から1位を奪還「2013年サンリオキャラクター大賞」結果発表”. サンリオ (2013年7月20日). 2016年11月19日閲覧。
  15. ^ 各グループ組み合わせ決定! 投票は5月10日(土)から”. サンリオ. 2014年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年10月14日閲覧。
  16. ^ 『いちご新聞』2014年10月号(560号) pp.26-34。
  17. ^ 『いちご新聞 568号』(2015年6月号)3-8頁。
  18. ^ 31st サンリオキャラクター大賞 総合順位”. 株式会社サンリオ (2016年). 2016年11月19日閲覧。
  19. ^ 31st サンリオキャラクター大賞 なで時間ランキング”. 株式会社サンリオ (2016年). 2016年11月19日閲覧。
  20. ^ 32nd サンリオキャラクター大賞 総合順位”. 株式会社サンリオ (2017年). 2017年7月11日閲覧。
  21. ^ 32nd サンリオキャラクター大賞 総合順位”. 株式会社サンリオ (2018年). 2017年8月11日閲覧。
  22. ^ いちご新聞2018年9月号(607号)p. 8。
  23. ^ 竹村真奈 (2013, pp. 145–157)
  24. ^ サンリオ タイニーパーク”. 株式会社サンリオ (1997年). 2000年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月19日閲覧。
  25. ^ 『サンリオピューロランドニュース 1994.10-1995.1』2-3頁。 - サンリオピューロランド(館内誌、A3二つ折りのリーフレット)
  26. ^ ハローキティと魔法のエプロン - みんな集まれ!お料理パーティー - 遊び方とカード紹介” (PDF). エクサム (2011年). 2011年12月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月13日閲覧。
  27. ^ 『サンリオデイズ いちご新聞篇』発売記念ファンシー・トークナイト!に行ってきた
  28. ^ はらちえこFacebook

参考文献[編集]

  • 竹村真奈『サンリオデイズ いちご新聞篇 ー「いちご新聞」から生まれたキャラクターのヒミツがいっぱい ー』ビー・エヌ・エヌ新社、2013年10月19日。ISBN 978-4861009020 
  • 『サンリオキャラクター ミニ図鑑』サンリオ、1992年8月31日。ISBN 4-387-92157-9 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]