鉄道総合技術研究所

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鉄道総合技術研究所
Railway Technical Research Institute
略称 鉄道総研、JR総研、RTRI
設立年 1986年12月10日
種類 鉄道
地位 公益財団法人
目的 鉄道に関する基礎・実用的研究
本部 東京都国分寺市光町二丁目8番38号
位置 北緯35度42分10秒
東経139度26分36秒
メンバー 職員数:526名(2013年3月)[1]
関連組織 JRグループ
予算 185億円(2013年度)[1]
ウェブサイト http://www.rtri.or.jp/index_J.html
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公益財団法人鉄道総合技術研究所(てつどうそうごうぎじゅつけんきゅうしょ、英称:Railway Technical Research Institute)[2]は、日本国有鉄道(国鉄)の鉄道技術研究所などから業務を引き継いで発足した研究機関で、JRグループの公益財団法人である。略称は「鉄道総研」または「JR総研」。コーポレートカラーは薄紫色。

概要[編集]

1986年昭和61年)12月10日国鉄本社の技術開発部門および鉄道技術研究所鉄道労働科学研究所等の業務を継承する法人として設立許可が運輸大臣運輸省)から出され、1987年(昭和62年)4月1日より本格的な業務を開始した。初代会長はソニー創業者の井深大

鉄道技術や鉄道労働科学に関する研究開発、調査等を全般的に手掛ける。また重大な鉄道事故が発生した際、国土交通省運輸安全委員会(旧航空・鉄道事故調査委員会)と共に事故原因の調査などを行うこともある。設立以来世界初の物も含め数多くの技術開発などを行った実績があり、現在でも鉄道技術に関する様々な研究開発を行っている。

会長正田英介理事長熊谷則道。鉄道総研の維持のために、JRグループの鉄道事業7社(北海道旅客鉄道東日本旅客鉄道東海旅客鉄道西日本旅客鉄道四国旅客鉄道九州旅客鉄道日本貨物鉄道)が負担金を支出することが協定で定められており[3]、その額は平成25年度予算で約115億円となっている[4]

沿革[編集]

  • 1907年明治40年)4月1日 - 帝国鉄道庁鉄道鉄道調査所として新橋駅構内に創設。
  • 1910年(明治43年)4月1日 - 鉄道院鉄道試験所に改称。
  • 1913年大正2年)5月5日 - 鉄道院総裁官房研究所に改称。
  • 1920年(大正9年)5月15日 - 鉄道大臣官房研究所に改称。
  • 1942年昭和17年)3月14日 - 鉄道技術研究所に改称。
  • 1949年(昭和24年)6月1日 - 日本国有鉄道(国鉄)設立に伴い本社直轄の研究機関となる。
  • 1959年(昭和34年)10月16日 - 国立研究所本館完成に伴い移転。
  • 1963年(昭和38年)7月1日 - 鉄道労働科学研究所開設。
  • 1986年(昭和61年)12月10日 - 財団法人鉄道総合技術研究所設立を運輸省(当時)が許可。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化に伴い財団法人鉄道総合技術研究所が業務を継承。
  • 2000年平成12年) - 基本計画「RESEARCH21」制定。
  • 2005年(平成17年) - 基本計画「RESEARCH 2005」制定。
  • 2010年(平成22年)
    • 基本計画「RESEARCH 2010」制定。
    • 11月 - 内閣総理大臣に公益認定申請。
  • 2011年(平成23年)
    • 3月30日 - 公益財団法人への移行が認定。
    • 4月1日 - 財団法人から公益財団法人に移行[5]

研究施設・オフィス[編集]

国分寺市にある鉄道総合技術研究所 国立研究所
鉄道総合技術研究所の位置(日本内)
鉄道総合技術研究所
鉄道総合技術研究所
勝木
勝木
鉄道総合技術研究所
塩沢
塩沢
風洞
風洞
国立
国立
鉄道総研 Red pog.svg 研究施設 Blue pog.svg オフィス
研究施設
オフィス
  • 東京オフィス
    • 所在地:東京都千代田区丸の内三丁目4番1号 新国際ビルヂング8階 844号室 - 最寄駅:東京駅
  • 新宿オフィス
    • 所在地:東京都渋谷区代々木二丁目2番2号 JR東日本本社ビル7階 - 最寄駅:新宿駅

国立研究所(最寄り駅が国立駅のためこの名で呼ばれている)の所在地である国分寺市光町(ひかりちょう)は、同研究所が開発を行った新幹線列車愛称ひかり」号に由来する。国分寺市が1966年(昭和41年)に町名整理を行った際、同研究所での新幹線開発と1964年東海道新幹線開業を記念し、旧地名の平兵衛新田から改称したものである[6]。由緒ある旧地名のため研究所は地元市民との交流の機会にもなっている一般公開を「平兵衛まつり」と名付けている。

試験線[編集]

国立研究所の構内に列車の走行試験を行える試験線を備えている。1961年(昭和36年)に完成した設備で、当時は研究所を1周するように敷設されて環状線となっていた。全長は約1.4キロメートル、東西方向532メートル、南北方向316メートルの単線で、最急勾配は10パーミルであった。公道や研究所内通路を横断する部分には踏切も設置されて、試験走行の際には要員を配置して閉鎖していた。中央本線国立駅から分岐する引込線がこの試験線に接続されていた。昭和40年代には将来的な無人運転の実施をにらんだ、列車の自動運転装置の研究がこの試験線で行われていた[7]

東側と南側は1995年(平成7年)に軌道の撤去工事が行われて環状線ではなくなり、構内で残された約600メートルの区間を往復して試験が行われている。中央本線国立駅と接続する引込線も廃止となっている[7]

主な研究開発等[編集]

JR最初の試験車 超電導リニア ML100(平兵衛まつりの際国立研究所の外に展示される)

出版物[編集]

  • 鉄道総研報告 - 研究成果に関する論文集
  • RRR(Railway Research Review) - 鉄道技術に関するPR集

イベント[編集]

平兵衛まつり
毎年10月14日鉄道の日)付近の週末に国立の研究所で開催されるイベントである。当日は総研の研究のパネル展示や研究施設の公開などが行われる。

協力会社[編集]

  • 財団法人研友社
  • ジェイアール総研サービス
  • TESS
  • ジェイアール総研情報システム
  • ジェイアール総研電気システム
  • ジェイアール総研エージェント
  • ジェイアール総研エンジニアリング
  • ANET

脚注[編集]

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  1. ^ a b 公益財団法人鉄道総合技術研究所 鉄道総研とは 研究所の概要”. 鉄道総合技術研究所. 2014年3月8日閲覧。
  2. ^ 公益財団法人鉄道総合技術研究所の財団名の「鉄」の字は“金を失う”と言う意味を避けるため、ロゴ文字では「金矢」(金偏に弓矢の矢、鉃)という字を採用しているが、正式な財団名は「」である(四国旅客鉄道以外のJR他社も同様)。
  3. ^ 公益財団法人鉄道総合技術研究所定款 (PDF)”. 鉄道総合技術研究所. 2014年3月8日閲覧。第6条
  4. ^ 平成25年度収支予算書内訳表 (PDF)”. 鉄道総合技術研究所. 2014年3月8日閲覧。
  5. ^ “鉄道総研 公益財団法人に移行” (日本語). 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (2011年4月5日) 
  6. ^ 光町と新幹線のはなし”. 国分寺市 (2009年4月6日). 2014年3月8日閲覧。
  7. ^ a b 小野田滋「鉄道総研の技術遺産 File No.23 研究所の試験線 (PDF) 」 、『Railway Research Review』第71巻第2号、2014年2月、 34 - 35頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]