韓国鉄道公社
| 種類 | 公企業 |
|---|---|
| 略称 | KORAIL |
| 本社所在地 | 大田広域市東区蘇堤洞 293-74番地 |
| 設立 | 1899年9月13日 |
| 業種 | 陸運業 |
| 事業内容 | 旅客鉄道事業 他 |
| 資本金 | 8兆1489億ウォン(2005年) 9兆3051億ウォン(2006年) |
| 主要株主 | 大韓民国政府など |
| 主要子会社 | 韓国鉄道流通 KORAILネットワークス KORAILサービスネット KORAILツアーサービス KORVANS |
| 関係する人物 | チョン・ジャン・ヨン |
| 外部リンク | 韓国鉄道公社(朝鮮語) |
| 韓国鉄道公社 | |
|---|---|
| 各種表記 | |
| ハングル: | 한국철도공사 |
| 漢字: | 韓國鐵道公社 |
| 発音: | ハングクチョルトゴンサ |
| 日本語読み: | かんこくてつどうこうしゃ |
| 2000年式: MR式: 英語案内: |
Hanguk Cheoldo Gongsa Hankuk Ch'ŏlto Kongsa Korea Railroad Corporation (KORAIL) |
韓国鉄道公社(かんこくてつどうこうしゃ、英: Korea Railroad Corporation)は、大韓民国の鉄道を運営している鉄道運営公社である。本社は大田広域市にある。社長は鄭昌永(ジョン・チャンヨン)。愛称は、英称から KORAIL、코레일(コレイル)。
韓国の鉄道は、1963年から2004年まで鉄道庁が運営していたが、2005年1月1日付けで上下分離とともに公社化された(施設所有は韓国鉄道施設公団)。
旅客列車、貨物列車のほか、韓国高速鉄道や広域電鉄の運行、更には鉄道博物館の運営も行っている。
目次 |
設立の根拠[編集]
- 韓国鉄道公社法[1]
組織[編集]
- 本社:6本部8室4段64処
- 所属機関(現業):12地域本部、20附属機関
- 定員:27,866人(駅22.4%、乗務25.2%、車両17.7%、施設14.2%、電気10%、サポート12%)[2]
社長[編集]
- 安全質 - 安全計画処、安全支援先、安全調査処
- 広報文化室 - メディア広報処、文化広報処
副社長[編集]
- 輸送企画処
- 旅客本部 - 旅客計画処、旅客マーケティング処、旅客輸送処、商品開発処、駅運営処、営業支援処
- 広域鉄道本部 - 広域計画処、広域営業処、広域輸送処
- 物流本部 - 物流計画処、物流マーケティング処、物流施設処、物流輸送車両処、物流事業段
- 技術本部 - 車両技術段、施設技術段、電気技術段
- 人事労務室 - 総務処、人事企画処、人事運営処、労使協力処、福祉厚生処
- 輸送調整部 - 列車計画処、管制処、緊急計画処
- 海外事業段 - 国際協力処、海外事業開発処
経営総括本部長[編集]
- 事業開発本部
- 企画調整室
- 経営革新室
- 財務管理室
地域本部[編集]
- ソウル本部:ソウル駅
- 首都圏東部本部:清凉里駅
- 首都圏西部本部:永登浦駅
- 江原本部:東海駅
- 忠北本部:堤川駅
- 大田忠南本部:大田駅
- 全北本部:益山駅
- 光州本部:光州駅
- 全南本部:順天駅
- 慶北本部:栄州駅
- 大邱本部:東大邱駅
- 釜山慶南本部:釜山駅
沿革[編集]
- 2005年1月1日 - 鉄道庁の上下分離により発足。
- 2005年1月20日 - 京釜線餅店駅 - 天安駅間が電化、複々線化され同区間において通勤電車の運行を開始。
- 2005年3月30日 - 忠北線の全区間を電化。
- 2005年7月5日 - 京元線石渓駅付近に里門電動車事務所が開所。
- 2005年12月16日 - 中央線清凉里駅 - 徳沼駅間が複線化され、同日中央電鉄線が開業、龍山駅 - 徳沼駅間において通勤電車の運行を開始。
- 2005年12月21日 - 京仁線朱安駅 - 東仁川駅間が複々線化され急行運転区間を延長。
- 2006年11月1日 - 一般旅客路線において大規模なダイヤ改正を実施。
- 2006年12月8日 - 京釜線沃川駅 - 新洞駅間が電化され、ここに京釜線は全線が電化された。
- 2006年12月15日 - 京元線議政府駅 - 東豆川駅(旧東安駅) - 逍遥山駅間が電化、複線化され同区間において通勤電車の運行を開始。さらに、龍山駅 - KTX光明駅間においてシャトル列車の運行を開始。
- 2007年1月 - 6000系電車の運行を開始。
- 2007年3月30日 長項線牙山駅が開業、毛山駅が新線上に移転のうえ排芳駅に改称。
- 2007年6月1日 - ダイヤ改正。
- 2007年12月 - 中央電鉄線(中央線)が八堂駅まで延伸開業。また、盆唐線竹田駅・京元電鉄線徳渓駅が開業。
- 2008年1月1日 - 長項線長項駅 - 群山駅間が開業し群山線大野駅 - 益山駅間が長項線に編入される。
- 2009年9月18日 - 本社を移転。
経営[編集]
鉄道庁から分離した韓国鉄道公社だが、その経営は、発足当初から2013年に至るまで一貫して赤字続きとなっている。韓国鉄道公社は、韓国政府が100%の株式を持って運営しており、その損失は韓国の国民の負担となる。2013年には龍山の開発事業が債務不履行の状態となっており、非常経営体制を発足させた[3]。
運行形態[編集]
ソウル特別市近郊の首都圏では、通勤輸送のため広域電鉄を運行している。首都圏を除く一般路線では、高速鉄道KTXのほか、セマウル号とムグンファ号、通勤列車が運行されている。
韓国の優等列車は、行き先別に愛称が分かれるのではなく、種別ごとに分かれている。よって、特急や急行と言った種別名はないが、全ての列車に列車名がついている。
一方、広域電鉄には急行・特急が運行されている。
2008年からはツアー専用列車として韓国初の豪華個室寝台列車ヘランが運行されている。
列車種別[編集]
。
一般路線[編集]
- KTX - 高速線を使用して京釜線・湖南線を走る最速達列車。
- ITX-青春 - 368000系電車を用いて京春線で運行されている準高速列車[独自研究?][要出典]。
- ITX-セマウル - 2014年から導入予定の列車。
- セマウル号 - 在来線の最速・最高級列車。特急に相当[独自研究?][要出典]。KTXの開業後はKTXが経由しない路線を主力にソウルと地方都市を結ぶ。
- ヌリロ号 - 2009年6月からソウル - 新昌間で運行を開始した新種別。200000系特急形電車を使用。運賃はムグンファ号運賃を適用。
- ムグンファ号 - 在来線の急行から普通に相当[独自研究?][要出典]。旅客列車が運行する一般路線のほとんどを走行する。
- 通勤列車 - 各駅停車。京義線・京元線で運行。
広域電鉄[編集]
廃止された種別[編集]
- トンイル号 - 急行から普通に相当した[独自研究?][要出典]。2004年のKTX開業とともに、気動車による列車は通勤列車に改称、客車による列車は客車の廃車によりムグンファ号に格上または廃止された。
- ピドゥルギ号 - かつての各駅停車。2000年に廃止された。
路線一覧[編集]
高速鉄道路線[編集]
- KTX(京釜高速線、湖南高速線)
一般旅客路線[編集]
- 京釜本線
- 忠北線
- 長項線
- 湖南本線
- 大田線(短絡線)
- 全羅本線
- 光州線
- 慶全本線
- 鎮海線
- 慶北線
- 大邱線
- 伽倻線(短絡線)
- 釜田線(短絡線)
- 東海南部線(嶺東本線とともに本来は東海線となる予定であった)
- 中央本線
- 太白本線
- 咸白線
- 旌善線
- 嶺東本線
- 京義本線
- 京元本線
広域電鉄路線[編集]
1号線[編集]
3号線[編集]
4号線[編集]
中央電鉄線[編集]
盆唐線[編集]
京義線[編集]
京春線[編集]
貨物路線[編集]
休止・廃止路線[編集]
駅の種別[編集]
日本でいう駅員配置の有人駅の普通駅は大きな駅で、等級も付けられている。 地域管理駅は有人駅。
簡易な駅としては駅員配置の配置簡易駅と運転簡易駅、日本の無人駅に相当する無配置簡易駅、そして簡易委託駅の乙種乗車券発売所の4つがある。
食事サービス[編集]
日本のような駅弁は存在せず、コンビニ弁当タイプの弁当やサンドイッチがKTXの停車駅で売られている。 また、近年釜山駅では「寿司(チョパプ)」も販売されている。
車内販売ではキムパプやお菓子等を発売しており、KTXにはお菓子や飲み物の自動販売機が設置されている。
セマウル号と一部のムグンファ号に食堂車が連結されている便があった。セマウル号は京釜線系統と湖南線系統の大半の列車、ムグンファ号は京釜線ソウル駅-釜山駅間の朝夕の便4往復にのみ連結されていた。
食堂車運営業者は、当初は鉄道庁の直営であったが、1983年6月からはソウルプラザホテルが運営していた。同ホテルは2004年3月に撤退し、2004年4月からはアシアナ航空の機内食も調整するランチベル社が運営していた。以前は食堂車従業員は2人乗務だったが、その後1人乗務に変わっている。運営会社が変わり、食事メニューは弁当(トシラク)中心となっていた。2008年9月をもって運営が終了し、現在は軽食販売・ネットカフェ設置の「カフェ客車」に改造されて運用されている。KTXには当初から食堂車は連結されておらず、前述の車内販売や自動販売機に限られていたが、KTX-IIにはスナックバーコーナーが設置されている。なお、豪華クルーズ列車ヘランには食堂車が連結されているが、こちらも厨房を装備しておらず、車内での供食は弁当類に限られる。
車両一覧[編集]
強調文字の車両は現在営業運転に就いている車両。
高速鉄道[編集]
電気機関車[編集]
- 8000形 - 最初の電化路線に投入されたフランス・アルストム社製の機関車。大宇重工業製も4両ある。
- 8100形 - シーメンス技術援助のVVVFインバータ制御機関車の試作車、2両のみ。
- 8200形 - 8100形の量産車。路線の電化が進んでいるため、今後の主力となる。
- 8300形 - 8200形の改良型。
ディーゼル機関車[編集]
- 2000形
- 2100形
- 3000形
- 3200形
- 4000形
- 4100形
- 4200形
- 4300形
- 4400形 - 入換用機関車として新造された国産車。貨物牽引や短距離列車の牽引も行う。
- 5000形 - EMD SD9形ディーゼル機関車
- 6000形 - EMD SD18形ディーゼル機関車
- 6100形
- 6200形
- 6300形 - 初代7000形。客車牽引機の近代化のためにアメリカGMCから導入した。
- 7000形 - 国産の片運転台機関車。独特な風貌が特徴。客車への電力供給を可能とした。
- 7100形 - アメリカGMC製の貨物牽引用大型機関車。「特大型」と呼ばれる。
- 7200形 - 特大型7100形の歯車比を変更し、客車牽引用へ変更したもの。
- 7300形 - 現代精工製の客車牽引用国産車。外観は7500形と同一。
- 7400形 - 7300形を基本に運転操作および検査修繕改良のため計器類などが改良されたもの。
- 7500形 - 7100形に続いて導入した客車牽引用機関車。外観は7100形と同一だが歯車比など違いも多い。
蒸気機関車[編集]
- 901形(運行休止中)
電車(電動車、電気動車)[編集]
- 9900系ムグンファ形 (EEC)
- 1000系通勤形
- 3000系通勤形
- 200000系ムグンファ形(ko) - 京釜線と長項線へ導入。
- 311000系通勤形
- 319000系通勤形
- 321000系通勤形
- 331000系通勤形
- 341000系通勤形
- 351000系通勤形
- 361000系通勤形
- 368000系(ko) (ITX-青春)
気動車(ディーゼル動車)[編集]
- 101系セマウル形 (DHC)
- 111・251系セマウル形 (DHC)
- 9201系ムグンファ形 (DEC)
- 9211系ムグンファ形 (NDC)
- 9501系通勤列車形 (CDC)
- 日本製動車
客車[編集]
不祥事[編集]
2012年6月、韓国鉄道公社は、自社が「鉄道の安全性と定時運行率は世界1位」という統計をまとめた。しかし、国土海洋部は韓国高速鉄道で事故が頻発していることなどから調査を行ったところ、例えば2010年には脱線事故が4件、踏切事故が17件発生したにもかかわらず、韓国鉄道公社は脱線事故0件、踏切事故8件と報告しているなど、統計が自社に都合よく誇張・歪曲している事が発覚した[4]。
関連項目[編集]
- 大韓民国の鉄道(韓国の鉄道の大まかな沿革)
- 日韓共同きっぷ
- コリアレールパス
- 京義線・東海線鉄道及び道路の連結事業
- KORAIL空港鉄道 (仁川国際空港とソウル駅を結ぶ空港連絡鉄道である子会社)
- 仁川コレイル(韓国鉄道公社の傘下にあるNリーグのサッカーチーム)
- 鉄道博物館 (韓国)(韓国鉄道公社が運営する博物館)
脚注[編集]
- ^ 제1조(목적) 이 법은 한국철도공사를 설립하여 철도 운영의 전문성과 효율성을 높임으로써 철도산업과 국민경제의 발전에 이바지함을 목적으로 한다.
この法は韓国鉄道公社を設立し鉄道の運営の専門性の効率性を高めて鉄道産業と国民の経済の発展に資することを目的になる。 - ^ 2012년 11월 30일 기준
- ^ “韓国鉄道公社、竜山開発事業で最大の危機に”. 中央日報. (2013年3月15日) 2013年3月16日閲覧。
- ^ “韓国の鉄道、「世界一安全」はうそだった”. 朝鮮日報. (2012年12月26日)