宇都宮市
うつのみやし 宇都宮市 | |||
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国 | 日本 | ||
地方 | 関東地方 | ||
都道府県 | 栃木県 | ||
市町村コード | 09201-1 | ||
法人番号 | 7000020092011 | ||
面積 |
416.85km2 | ||
総人口 |
511,519人 [編集] (推計人口、2024年4月1日) | ||
人口密度 | 1,227人/km2 | ||
隣接自治体 |
日光市、鹿沼市、壬生町、下野市、上三川町、 真岡市、芳賀町、高根沢町、さくら市、塩谷町 | ||
市の木 | イチョウ | ||
市の花 | サツキ | ||
市民の日 | 4月1日 | ||
宇都宮市役所 | |||
市長 | 佐藤栄一 | ||
所在地 |
〒320-8540 栃木県宇都宮市旭一丁目1番5号 | ||
外部リンク | 宇都宮市 | ||
ウィキプロジェクト |
宇都宮市(うつのみやし)は、関東地方の北部、栃木県の中部に位置する市で、同県の県庁所在地である。1996年4月1日より、中核市に指定されている。
概略
宇都宮市は、栃木県の県庁所在地で、県の中南部、関東平野の中北部に位置する。中心市街地は日光連山から連なる山地が収束し平野部となる境界域、二荒山神社と宇都宮城址公園付近を中心に形成されている。市域には鬼怒川、田川、釜川、新川、姿川などの河川が流れ、河岸はその河岸段丘と沖積平野となっている。太平洋戦争の終結以来、宇都宮市域(旧宇都宮町や宇都宮市の区域)の拡大などもあって住民人口は激増し、2007年(平成19年)3月31日の河内郡上河内町および河内町の合併直前の宇都宮市人口は48万人前後に達していた。現在、市域人口は50万人を超えており、これは栃木県のみならず、北関東3県で最大である。本市を中心市とする宇都宮都市圏(都市雇用圏-2005年)の人口は約108万人と、中核市を中心とする都市圏としては日本国内最大規模となっている。[1]市の東部に大規模な内陸型工業団地が開発され、1984年(昭和59年)には関東地方では唯一「テクノポリス」に地域指定されるなど工業都市としての顔を有し、県内では工業製品出荷額が第1位、また年間商品販売額においては県内はもとより北関東第1位であり、北関東で最大、また国内でも有数の地域商工業都市となっている。
本市西部で採掘される「大谷石」は、帝国ホテル建設などに使われ、関東大震災での安全実績が評価され、その後関東各地の建造物の建材として汎用された。また、近年本市は「餃子の街」として有名となり、観光客数が増加している。他にもカクテルやジャズなどを活用した地域おこしも進められている。
市章は「亀の甲」と漢字の「宮」を模したデザインを用いている。「亀の甲」は宇都宮城の別称「亀ヶ丘城」に由来する。市内にはこのほか「亀の甲坂」や「亀ヶ甲」、「亀の井」といった亀の付く地名等が見られる。歴史的には鎌倉亀ヶ谷に居したと云われる下野守源義朝にも因む。
2008年(平成20年)3月、市周縁部開発による市域拡大を見直し、自動車に依存しないネットワーク型コンパクトシティ(連携集約型都市)を目指す第5次宇都宮市総合計画が策定され、『みんなが幸せに暮らせるまち』『みんなに選ばれるまち』『持続的に発展できるまち』を街造りの戦略的ターゲットとし、昭和末期から平成期にかけて行われてきた郊外部の非計画的開発に歯止めをかけ、既に開発された土地を最適化して集約都市を目指す計画が施行されている。基本骨格としては、宇都宮(二荒山神社)中心市街地を中央拠点として市の全機能を集約し、周縁部の地域拠点との間には連携ネットワークを構築し、さらに各地域には地域内完結型ネットワークを維持するというもので、ターゲットの2022年(平成34年)の達成を目指す。本計画に基づいて二荒山神社前の24階建て複合ビル事業や宇都宮駅西口のホテル・マンション複合ビル事業、旧市街地を東西に縦断する新交通網LRTの建設構想がスタートしているが、LRTについては今なお建設論争が続けられている。なお、24階建て複合ビルは2010年に完成した。
2010年(平成22年)より、『住めば愉快だ宇都宮』をブランドメッセージとする全国へのPR活動もスタートしている。
歴史的には、当地は古代毛野国、令制国時代には下野国に属し、市域姿川流域には縄文時代の大集落跡である根古谷台遺跡があるなど、紀元前より人の生活の場であったことが知られている。また宇都宮市中心市街地は平安時代の下野国河内郡池辺郷で、その東端を流れる田川沿岸には旧古多橋駅が、また市東部郊外を流れる鬼怒川の沿岸には旧衣川駅があったと推定されており、さらに市域平野部には紀元4-7世紀に建造されたと推定される古代古墳や住居跡が多数存在し、戸祭山麓には下野薬師寺や河内郡衙で使用された屋根瓦を焼いた窯跡もあるなど、東山道沿道にあり地域人口の一集積地であったと考えられている。上代には池辺郷の鏡ヶ池畔には地の神を祀る社が建てられ、平安時代後期にはこれを『宇豆宮』『宇都宮明神』として祭祀し、鎌倉時代から戦国時代にかけてはこの神領を預かった神職家で北面武士でもあった一族が宇都宮氏を名乗り鎌倉御家人として宇都宮城に居し、城下に多数の仏教寺院を建立して宇都宮は東国の都であったと比喩されることもあった。この宇都宮社は、中央政権が関東・奥州を掌握するために東国に派遣した諸武門の奉幣を受け、藤原秀郷の平将門の乱、源頼義の奥州十二年合戦、源頼朝の奥州征伐、徳川家康の征夷大将軍就任など、その機会は日本史上の節目に前後して行われた。宇都宮城下は鎌倉街道中道(奥大道)や日光古道などが通る交通の要衝で、沿道は富で潤いその痕跡は日光古道沿線の西根や門前などに今も見られる。しかし世界情勢の不安定化に伴う鎌倉府の弱体化と後北条氏の台頭に拠って宇都宮氏も勢力を弱め、近接勢力の那須氏や日光山僧兵の侵略を受けて宇都宮は一時灰燼化する。宇都宮氏は拠点を大谷の多気山に移し、程なく豊臣秀吉の小田原征伐に続く宇都宮仕置よって宇都宮に復帰するが、秀吉の死に前後して改易となった。その後宇都宮城主となった浅野長政や蒲生秀行は城下に紺屋町、日野町といった商人街を作り、また征夷大将軍となった徳川家康は宇都宮社に寄進してこれを復興するとともに、宇都宮を古道奥州道・日光道の宿駅に命じ、宇都宮城主奥平家昌や本多正純が宿場機能を併せ持つ近世宇都宮城下町を整備し、宇都宮宿は五街道のうち日光街道・奥州街道の二道の追分となり、街道一の繁盛地として大いに賑わった。当時の宇都宮宿は地方宿としては日本国内最大規模の宿場町で、五街道では東海道大津宿、府中宿(家数3,500軒、人口14,000人級)や熱田宿、日光街道千住宿(家数2,000 - 3,000軒、人口10,000人級)には及ばないものの、東海道品川宿や四日市宿、桑名宿、岡崎宿、浜松宿、島田宿、奥州街道白川宿、甲州街道八王子宿(家数1,200 - 1,800軒、人口6,000 - 7,000人級)と同等の規模を擁していた。市域を通る二つの街道には、ほか雀宮宿、徳次郎宿、白沢宿が置かれた。幕末には戸田氏が宇都宮藩主となり、山陵志を著わした蒲生君平を輩出するなど王政復古に寄与し、宇都宮戦争によって城下は再び灰燼と帰すが、明治期には明治天皇によりその業績が称えられた。近代には奥州街道に代わって明治国道6号(現国道4号)が設けられ、第14師団の本営が置かれると本営のあった国本村戸祭まで明治国道60号(大正国道29号、現国道119号)も開通した。宇都宮は軍関係の需要が増え軍都として繁栄したが、太平洋戦争末期の宇都宮大空襲で三度目の灰燼となった戦後は、内陸型近代工業を中心とする近代産業都市として発展した。
現在、宇都宮城、清巌寺鉄塔婆、一向寺汗かき阿弥陀、宝蔵寺およりの鐘、興禅寺木造釈迦如来坐像、旧篠原家住宅、その他大谷石建築や八幡山公園の大楠、旭町の大いちょう、祥雲寺のしだれ桜などの歴史遺産・自然遺産の保全活動にも手が尽くされ、2007年(平成19年)には宇都宮城址公園が日本の歴史公園100選に選定され、また2009年(平成21年)4月10日には1960年(昭和35年)3月15日の地域指定より一度も公園計画が策定されて来なかった宇都宮県立自然公園にも公園計画書が制定されている。
宇都宮の略号
宇都宮を1字で表す際は一般的に「宮」や「みや」が用いられている。例として以下のようなものが挙げられる。これらの言葉は何れも固有名詞となっている。
- 「宮乃餅」 (宇都宮市に古くからある和菓子の商標で、固有名詞)
- 「宮の橋」 (JR宇都宮駅の西側に所在する田川に架かる橋梁の名称で、固有名詞)
- 「もんみや」 (宇都宮市のタウン情報誌で、固有名詞)
- 「ふるさと宮まつり」 (例年8月に大通りを舞台に繰り広げられる祭の名称で、固有名詞)
- 「宮カフェ」 (宇都宮市江野町にある同市のアンテナショップ)
- 「@miya」 (アンテナショップ「宮カフェ」1階に入る土産物店)
- 「宮環」 (宇都宮環状道路の愛称・通称で、固有名詞)
- 「ステーキ宮」 (宇都宮市に本社を置いていた株式会社ジクト(現アトム、本社・名古屋市中区)が運営するステーキハウスの商標で、固有名詞)
- 「宮のもの知り達人検定」 (2007年より始まった宇都宮情報の検定試験名で、固有名詞)
- 「宮の釜めし」 (駅弁の名称で、固有名詞)
- 「みやバス」 (市内中心部など、道幅が狭い地域の運行を主体とする関東バスの路線バスの愛称。)
一方、正式な固有名詞の略称として定型的・事務的に頭の「宇」のみで表すことがある(以下、例示)。
- 「宇大」 (「国立大学法人宇都宮大学」の略語。「うだい」)
- 「宇河地区」 (「宇都宮河内地区」の略語。「うかわちく」)
- 「宇高」 (「栃木県立宇都宮高等学校」の略語。「うたか」)
地理
栃木県のほぼ中部、関東平野の北部に位置し、首都東京から約105km北、標高は市中心部で約100m。北西部に低山地がある以外、土地は概ね平坦である。地層は主に海底土砂の堆積による砂礫層上に軽石層と関東ローム層が形成されている。市域東部には鬼怒川、中央部には田川および釜川、西部には姿川が流れ、それぞれ流域に沖積平野を形成している。市西部は一段高い宝木台地の台上であり、その中央には用水路として掘削された新川が流れる。また市北東部には鬼怒川の治水と流域の田畑開墾、舟運のために整備された西鬼怒川や御用川が流れる。
土地は鬼怒川が流れる市南東部が最も低く、北西部に向けて徐々に高くなっており、その先には南西方向より北東方向に向け多気山、古賀志山、雲雀鳥屋、鞍掛山、羽黒山、半蔵山、本山・高館山(篠井富屋連峰)など、標高300-600メートル級の小高い山が連なっている。
宇都宮市街地は、この北西部山系から連なる戸祭山、八幡山、二荒山(明神山)のちょうど終端に位置する。背に北部山系を配し、平地開口部には田川等の水系を配す、典型的な「天然の要害」であり、この「地の利」を巧に取り込んだ宇都宮城の城下町から発展を続けている。
気候
- 気候区分
- 気温
- 四季
- 冬
- 「男体おろし」や「二荒おろし」と呼ばれる乾燥した冷たい北よりの風が継続して吹くため、少雨で乾燥し晴天の日が続く。これは太平洋側気候の特徴である。また、地形が台地状で空気が滞留しないため、晴天と相まって放射冷却の影響を強く受け、真冬の最低気温は-5.0度を下回ることもある。ただし、栃木県の中では温暖なほうである。また、近年は都市化の影響により冬季の最低気温が上昇しており、旧平年値(1961~1990年平均値)での1月の平均最低気温の-4.5度から現平年値(1971~2000年平均値)では-3.5度と、1.0度ほど上昇している。真冬の好天日には空気が澄むため、特に午前中は高台に上ると南西の方角に富士山を遠望できる。
- 春~夏
- オホーツク海高気圧の影響により北東の風が吹き、この張り出しが強いと気温があまり上がらず、また太平洋高気圧の間に前線を形成するため曇天で不安定な天気が続く。夏の日の午後は概ね毎日遠くで雷鳴が響く。また、気温が上昇した日は必ず雷を伴った夕立があるが、この夕立は猛暑にあっては一時の涼感をもたらし、雨の止んだ後に鳴く日暮らしや空にかかる虹とともに、宇都宮の夏の日の午後の風物詩となっている。この雷は上州名物として有名であるが、気象庁の気象統計によると宇都宮の雷日数は前橋のそれより多く、宇都宮が別名「雷都(らいと)」とも呼ばれる所以となっている。春季から夏季にかけては降水が多く、これが豊かな植生を育み街に緑豊かな風景をもたらす。
- 秋
- オホーツク海高気圧が発達しない限り天候は安定し晴天となる日も多い。
- 冬
- 宇都宮の平年値(気象庁東京管区気象台宇都宮地方気象台観測1971年~2000年の平均値)
月 | 降水量 (mm) |
平均 気温 (℃) |
最高 気温 (℃) |
最低 気温 (℃) |
相対 湿度 (%) |
風速 (m/s) |
風向 | 日照 時間 (hrs) |
最深 積雪 (cm) |
雪日数 (日) |
霧日数 (日) |
雷日数 (日) |
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1月 | 26.8 | 2.1 | 8.1 | -3.5 | 62 | 2.9 | 北北東 | 204.8 | 5 | 5.1 | 1.3 | 0.0 |
2月 | 46.9 | 2.8 | 8.7 | -2.7 | 60 | 3.1 | 北北東 | 184.2 | 7 | 6.3 | 1.1 | 0.2 |
3月 | 81.5 | 6.2 | 12.1 | 0.7 | 61 | 3.3 | 北北東 | 191.7 | 3 | 3.5 | 1.1 | 0.4 |
4月 | 119.3 | 12.1 | 18.0 | 6.6 | 65 | 3.3 | 北北東 | 175.6 | 0 | 0.5 | 2.2 | 1.2 |
5月 | 144.1 | 16.8 | 22.3 | 11.8 | 70 | 3.0 | 北北東 | 178.6 | - | 0.0 | 1.9 | 3.5 |
6月 | 193.6 | 20.3 | 24.7 | 16.6 | 78 | 2.8 | 北北東 | 111.9 | - | 0.0 | 2.1 | 3.6 |
7月 | 183.9 | 23.8 | 28.2 | 20.4 | 81 | 2.7 | 北北東 | 120.4 | - | 0.0 | 2.4 | 4.8 |
8月 | 201.0 | 25.3 | 30.1 | 21.8 | 79 | 2.8 | 北北東 | 149.3 | - | 0.0 | 0.9 | 5.9 |
9月 | 234.5 | 21.4 | 25.8 | 17.9 | 79 | 2.9 | 北北東 | 111.0 | - | 0.0 | 1.3 | 3.2 |
10月 | 120.1 | 15.7 | 20.6 | 11.1 | 74 | 2.8 | 北北東 | 148.8 | - | 0.0 | 2.0 | 0.8 |
11月 | 66.3 | 9.7 | 15.3 | 4.4 | 71 | 2.7 | 北 | 163.3 | - | 0.1 | 2.3 | 0.2 |
12月 | 25.5 | 4.4 | 10.6 | -1.2 | 66 | 2.6 | 北北東 | 198.5 | 1 | 2.0 | 1.5 | 0.2 |
年 | 1443.4 | 13.4 | 18.7 | 8.6 | 70 | 2.9 | 北北東 | 1938.0 | 10 | 17.6 | 20.0 | 24.0 |
姉妹都市・提携都市
日本
- ナムコ・ナンジャタウン・池袋餃子スタジアム(東京都池袋にあるテーマパーク。架空の都市)
- 餃子姉妹都市提携(宇都宮市民には特典がある)
日本以外
- マヌカウ市(ニュージーランド)
- チチハル市(中華人民共和国 黒竜江省)
- オルレアン市(フランス ロワレ県)
- タルサ市(アメリカ合衆国 オクラホマ州)
- ピエトラサンタ市(イタリア トスカーナ州 ルッカ県)
現在、これらの姉妹・友好都市とは交換留学生など国際交流事業がとてもさかんに行われている。これらの事業には主に宇都宮市国際交流協会が関わっている。
歴史
宇都宮は、蝦夷平定のためこの地に足を踏み入れた豊城入彦命が開祖といわれており、当時「池辺郷」といったこの地に命を神として祀った宇都宮二荒山神社(社伝によると西暦353年創祀)の門前町として、また二荒山神社の神官としてこの地に赴任した摂関家藤原北家道兼流・宇都宮氏の直轄地として栄えた。
「宇都宮」という都市名と、嫡流「宇都宮氏」の名称は、延喜式神名帳にある下野国唯一の一宮名神大社である「二荒山神社」の別号「宇津宮大明神(宇都宮大明神)」に由来するというのが一般的だが、他にも「現の宮」、「遷しの宮」、「討つの宮」など諸説がある。江戸期の森幸安の「下野州河内郡宇都宮地図」によると、「宇」とは「宇宙」つまり「太廣」の意で、又「卯」と同じ「東」の意、「都」は「京(みやこ)」と同訓、「宮」は「宮殿」の意味であり、即ち(当時は関東の中心は江戸であったが)宇都宮とは古くから関東の都である、とある。宇都宮二荒山神社はその武徳が尊ばれ、かつてこの地を訪れた田原藤太藤原秀郷(藤原北家魚名流)や武家源氏の祖である源頼義・八幡太郎源義家父子(河内源氏)、源頼朝(河内源氏)、徳川家康(河内源氏義家流新田氏)等の名将らも戦勝祈願し、土地・金品等が寄進されたと言われる。
律令制度が整備されてからは、道路としての東山道、鎌倉時代には鎌倉街道の中道が通っていた。田原街道の田川橋梁は古来鎌倉橋とよばれてきた。
その後、1598年に宇都宮に入封された蒲生秀行(12万石)が日野町や紺屋町を造成し、宇都宮氏の居館(中世宇都宮城)は近世宇都宮城へと継承された。さらに小山藩3万石から加増を受け15万5千石で宇都宮藩に入封された徳川家康の腹心である本多正純が城下町を含めた宇都宮城改築の大普請を行い、城下町・宇都宮の礎を築いた。また、江戸時代には日光街道・奥州街道が通る宿場町・宇都宮宿としても繁栄した。
江戸時代後期には戸田氏が6-7万石で入り、幕末まで続いた。宇都宮新石町出身の蒲生君平は天皇家陵墓に関する調査研究結果を山陵志にまとめて幕府・朝廷より評価され、その功績で宇都宮藩は天皇陵墓修復工事を任され、当時の難局を回避した。
明治維新では宇都宮城周辺が戊辰戦争の戦場となり、また日露戦争後は軍備拡大により第14師団司令部が置かれ、太平洋戦争が終わるまで軍都と呼ばれ軍需産業も進出したが、1945年(昭和20年)7月12日の宇都宮空襲では600名を超える市民が死亡し、主要な都市構造物が焼失した。
歴史的構造物は時代が生まれ変わるごとに破壊と再生の道を辿ってきたが、宇都宮二荒山神社を礎として、様々な文化を受け入れる温故知新の社会構造は、脈々と現代に受け継がれている。
平安時代から室町時代まで
宇都宮二荒山神社の門前町であり、二荒山神社の神職者として赴任した藤原道兼流で嫡流宇都宮氏(関東の豪族下毛野氏や八田氏、貴族中原氏の流れを汲むとも言われる)の居館(宇都宮城)が置かれた。日本三代実録の貞観11年2月28日(869年3月18日)の記述には「二荒神加正二位」とあり、宇都宮二荒山神社は地方社としては最高位の格式が与されていた。
また吾妻鏡の文治5年7月25日(1189年9月14日)の記述には奥州征伐に向かった源頼朝が(畠山重忠以下、小山朝政や宇都宮朝綱・業綱父子といった中路軍を率いて)宇都宮(古多橋駅)に宿し宇都宮社(宇都宮二荒山神社)に戦勝の願を立て奉幣したとあり、宇都宮二荒山神社が当時の武門から厚い崇敬を受けていたことが推察される。
宇都宮二荒山神社の神職者の地位にあったとされる宇都宮氏は、この地に在る間も京都との交流を続け、この地に中央文化の息吹を吹き込み続け、鎌倉時代には宇都宮頼綱が宇都宮歌壇を築いて小倉百人一首の成り立ちに関わるなど、文化教養の養生において名跡を残した。また、源頼朝をして「東国一の弓取り」と言わしめた宇都宮朝綱、元寇の際に討伐軍十万の総大将として九州へ赴いた宇都宮貞綱、元弘の乱で楠木正成と互角に渡り合った宇都宮公綱など、宇都宮氏は武門としても歴史にその名を残している。
宇都宮氏の名声の影には、始祖藤原宗円以来の宇都宮氏の郎党「紀清両党」(益子氏と芳賀氏)の力があった。宇都宮貞綱が正和元年(1312年)母の十三回忌の供養の折に鋳造し、菩提寺である東勝寺に奉納した鉄製塔婆は、東勝寺廃寺に伴い芳賀高継創建の清巌寺で保存され、現存する日本最古かつ最大の鉄製塔婆として国の重要文化財に指定されている。
宇都宮氏は京との結びつきを保ちつつ鎌倉時代には鎌倉幕府の評定衆や引付衆として、また室町時代には室町幕府の足利尊氏の意向によって下野国守護職等(上野国・越後国などの守護職も)を兼務し中央政府を支えるとともに、鎌倉府(足利氏)から関東八屋形に列せられ、鎌倉府、関東管領(上杉氏)とともに関東の支配体制の一翼を担い、主に毛野川流域一体の治安維持に務めた。毛野川下流にあたる下総国~常陸国(現在の茨城県南部)を治めた常陸国司の小田氏も宇都宮氏の庶流である。
室町時代後期になると後北条氏が小田原から南関東に台頭し、その勢力は小山にまで迫り、宇都宮氏は常陸国守護大名の佐竹氏らとともにこれを牽制した。宇都宮尚綱は那須高資と戦って敗れ、壬生綱房が幼少の宇都宮広綱から宇都宮城を奪取したが、忠臣芳賀高定の働きにより広綱は宇都宮城を奪還した。宇都宮周辺の城郭の様相が当時の度重なる攻防の歴史を窺わせる。
戦国時代
戦国時代、国司・宇都宮氏は擡頭する武士団を牽制して関東一帯の治安維持に寄与し、結果的に戦国大名と評される勢力を持っていた。将軍家足利氏の勢力が弱まり小田原の後北条氏が台頭して来ると、宇都宮氏は常陸国の佐竹氏とともに後北条氏を牽制する一大勢力となった。中央政府から派遣された豊臣秀吉が小田原を攻めた際にはこれに応じ北条氏を破った。その後秀吉を小田原城から宇都宮城に迎え、秀吉は宇都宮の地で東北・関東の支配構造を決定した(宇都宮仕置)。宇都宮国綱は秀吉から羽柴姓を授かるなど宇都宮家と秀吉の関係は良好で、朝鮮攻めの際にも国綱は秀吉に追従した。しかし1597年、太閤検地の際に秀吉の姉婿であった浅野長政により石高詐称の嫌疑をかけられ改易された。背景には、旧来の勢力を一掃し、新たに功績を成した者に褒美として与える領地を確保する方針があったとされる。
宇都宮氏の後に入封されたのは改易に関わった浅野長政であったが、その後は蒲生氏や奥平氏などが入れ替わり支配した。
江戸時代
江戸時代になると徳川家康の廟所となった日光へ向かう日光街道と奥州白河へ向かう奥州街道が整備され、二つの街道の分岐点(追分)となる宇都宮宿の宿場町ともなった。
江戸時代初期の1622年には、徳川家康の腹心であった本多正純が宇都宮藩15万5千石で入城して城下町を含め中世宇都宮城を大改築し、周囲14km、高い土塁(一部石垣)と濠、土塁上には8つの櫓を備える近世平城(輪郭梯郭複合式平城)の縄張りとし、関東七大名城と呼ばれるほどの大城郭へと生まれ変わり、現在の市街地の基本構造を築いた。しかし正純はその後宇都宮城無断改修を咎められて(宇都宮城釣天井事件は架空の事件)改易され、その後は藩主が奥平氏、松平氏や戸田氏、本多氏、阿部氏など目まぐるしく交代した。
この間も、大名の参勤交代や日光東照宮の造営などによる往来も多く、重要拠点として「小江戸」と呼ばれる程に盛えた。
幕末
江戸時代後期は戸田氏が入封し幕末まで宇都宮を治めた。新石町(現・小幡一丁目)に生まれた蒲生君平は山陵修復を志して天皇陵を調査研究し、山陵志を執筆した。1856年には宇都宮藩藩主・戸田忠恕が山陵奉行に任ぜられ、歴代天皇の陵墓修復の任に当たった。君平はその後明治天皇より功績を讃えられ、その命により花房三丁目に勅旌碑が建てられ、また塙田の地に蒲生神社として祀られることとなった。
1868年の戊辰戦争の折には、藩主・忠恕は新政府方に就くが、大鳥圭介・土方歳三ら率いる旧幕府軍(桑名藩隊、新選組、伝習隊など)の侵攻に退散を余儀なくされた。宇都宮城に入った旧幕府軍と巻き返した新政府軍(長州藩、薩摩藩、大垣藩、鳥取藩、土佐藩などの各隊)は、宇都宮市六道の辻~宇都宮城・二荒山神社付近で激戦を繰り広げ、物量に長じた新政府軍は新田町の延命院と桂林寺に砲台を並べ、旧幕府軍が陣取る宇都宮城や明神山(二荒山)、八幡山に砲弾を浴びせ、優勢となった新政府軍が宇都宮の地を旧幕府軍より奪還、旧幕府軍は明神山から日光方面に向け退却した。この折の戦火で、城下町を含む宇都宮城下の主たる建造物が焼失してしまった(宇都宮城の戦い)。この宇都宮戦争における戦没者を弔うために、市内のいたる寺院に慰霊碑が建立された。
明治維新から第二次大戦まで
- 1868年(慶応4)6月:古河にあった下総野鎮撫府が宇都宮に移動される。また、真岡天領が真岡県となるとともに、初代真岡県知事鍋島道太郎陣屋が一時宇都宮に置かれる。
- 1869年(明治2)6月:版籍奉還により宇都宮藩藩主戸田忠友が初代宇都宮藩知事に就任する。
- 1871年(明治4)8月29日(旧暦7月14日):廃藩置県により宇都宮藩が廃止され、宇都宮県が設置される。宇都宮県庁舎が宇都宮城内に置かれる。同年、日本陸軍東京鎮台第四分営第七番大隊が宇都宮城跡の宇都宮県庁舎に入営し、このため宇都宮県庁は城外に移転することとなり一時西原安養寺に置かれた。
- 1871年(明治4)12月25日(旧暦11月14日):府県再編により下野国北半部を管轄する宇都宮県が改めて設置されて、引き続き県庁が置かれる。県庁舎は梅が丘。
- 1873年(明治6)6月:宇都宮県が廃止され、栃木県へ併合される。
- 1874年(明治7):日本陸軍が改組となり、宇都宮には東京鎮台歩兵第2連隊の連隊本部が設置され、従前の東京鎮台第四分営第七番大隊は同歩兵第2連隊第2大隊に改組となり、東京鎮台第1師団隷下となる。
- 1876年(明治9)6月:明治天皇が日光御行幸の際に宇都宮城で陸軍練兵を天覧する。現在の馬場通り2丁目にあった向明館が御在所となり宇都宮二荒山神社にも参詣。
- 1878年(明治11):郡区町村編制法が施行。
- 1880年(明治13)11月:陸軍東京鎮台第1師団の行軍演習が行われる[2]。
- 1881年(明治14)7月:陸軍東京鎮台第1師団の大軍事演習が行われる[3]。
- 1883年(明治16)10月:三島通庸が栃木県令となり、現在も宇都宮市中心市街地を東西に貫く大通りの開通工事を行う[4]。
- 1884年(明治17)1月:県庁が栃木から宇都宮に移転。同年6月、東京鎮台歩兵第2連隊本部が佐倉に移動となる。
- 1885年(明治18)2月24日:内務省告示第6号にて、東京市(日本橋)から函館港までの区間が国道6号に制定される。市内経路は、雀宮から不動前、材木町、伝馬町、日野町、上河原、白沢街道を通って白沢に至る区間。
- 1885年(明治18)4月:栃木第一中学校(現・栃木県立宇都宮高等学校)が県庁の宇都宮移転に伴い塙田地内に移転。
- 1885年(明治18)7月:日本鉄道大宮駅 - 宇都宮駅間が開通し、宇都宮駅で日本初の駅弁が販売される。
- 1889年(明治22)4月:町制施行。宇都宮町。町域は現在の本庁管内。同年末の居住人口は約3万7百人で、当時の関東地方の市町村内では第3位、全国では第28位であった[5]。
- 1890年(明治23)8月:日本鉄道宇都宮駅 - 今市駅間が開通。
- 1892年(明治25)10月:明治天皇が御行幸し市内向明館が御在所となる。天皇天覧の下、宇都宮平出原で第1回陸軍特別大演習が行われ、陸軍東京第1師団、同仙台第2師団、および近衛師団が参加。総勢3万人による大日本帝国初の大軍事演習となる。これ以降、御行幸(御幸)地の平出原は御幸が原と呼ばれるようになる。
- 1893年(明治26)7月:栃木第一中学校、河内郡姿川村(現在の宇都宮市滝の原)に新築移転。
- 1896年(明治29)4月1日:市制施行。宇都宮市。人口約3万5千2百人、戸数約7千戸。市域は現在の本庁管内。
- 1896年(明治29)10月17日:宇都宮旧城内広場において、旧制中学野球部同士の全国初の試合とされる旧制宇都宮中学(現・宇高)対旧制水戸中学(現・水戸一高)の試合が開催される。
- 1899年(明治32)6月:宇都宮電灯会社が、町内に電力供給を開始する。
- 1902年(明治35)8月:早稲田大学野球部が宇都宮にて第一回夏季練習を行う[6]。
- 1906年(明治39):八幡山に塩田園が開園。
- 1906年(明治39)12月:市内に電話が開通。
- 1908年(明治41)11月:陸軍第十四師団が移駐、師団本部が河内郡国本村戸祭に置かれる(現・国立栃木病院)。
- 1909年(明治42)10月:日本鉄道が国有化され、上野駅 - 青森駅間の路線名称を東北線、同じく宇都宮駅 - 日光駅間を日光線とする。
- 1911年(明治44)2月14日:市章制定。[7]
- 1911年(明治44)3月4日:内務省告示第14号にて、東京市(日本橋)から第十四師団(国本村)までの区間(現在の清住町通りと桜通り北側)が国道60号に制定される。
- 1912年(明治45)4月:市庁舎が旭町に落成。
- 1915年(大正4):今市浄水場、第6号接合井、戸祭配水場配水池が竣工。
- 1916年(大正5)3月:上水道の給水が開始される。
- 1920年(大正9)4月1日:内務省告示第28号にて、市内を通る国道6号は国道4号、国道60号は国道29号に改号される。
- 1922年(大正11)10月:宇都宮高等農林学校(現宇都宮大学農学部)創設。
- 1927年(昭和2)4月1日:塩田園を市が買収、拡張整備した八幡山公園が開園。
- 1931年(昭和6)8月:東武鉄道宇都宮線開通。
- 1934年(昭和9)1月1日:河内郡姿川村鶴田の一部を編入。
- 1936年(昭和11)3月:県庁舎が火災で焼失。
- 1938年(昭和13)10月:新県庁舎落成。
- 1939年(昭和14)4月1日:河内郡城山村大字駒生の一部を編入。
- 1940年(昭和15)8月:第十四師団が満州に移駐、留守第十四師団を基幹とする第五十一師団が新設される。
- 1942年(昭和17)7月1日:河内郡平石村大字峰を編入。
- 1944年(昭和19)1月:中島飛行機宇都宮製作所が操業開始。
- 1945年(昭和20)1月20日:留守第五十一師団司令部が独立し、宇都宮師管区司令部が開設される。
- 1945年(昭和20)6月:宇都宮師管区司令部が八幡山地下壕に移設される。
- 1945年(昭和20)7月12日:宇都宮大空襲により市街の大半が焼失。
戦後
昭和中期
- 1947年(昭和22)4月1日:栃木師範学校男子部附属中学校が宝木に、女子部が戸祭に設置される。
- 1947年(昭和22)9月:人口10万人に到達。
- 1948年(昭和23):栃木県総合運動公園の整備事業がはじまる。
- 1949年(昭和24)4月1日:河内郡豊郷村大曽並びに河内郡横川村大字平松の一部を編入。
- 1950年(昭和25)3月:宇都宮競馬場完成。
- 1951年~1955年:周辺の町村を編入合併する。
- 1951年(昭和26)6月1日:河内郡平石村大字上平出及び上越戸新田並びに河内郡豊郷村大字竹林及び大字今泉新田の一部を編入。
- 1952年(昭和27)4月1日:河内郡横川村大字江曽島の一部並びに河内郡姿川村大字西川田及び鶴田の一部を編入。
- 1952年(昭和27)6月1日:河内郡国本村大字戸祭及び宝木の一部を編入。
- 1953年(昭和28)6月1日:河内郡豊郷村大字竹林及び大字今泉新田の一部を編入。
- 1954年(昭和29)8月1日:河内郡平石村を編入。
- 1954年(昭和29)8月10日:芳賀郡清原村を編入。
- 1954年(昭和29)9月25日:河内郡横川村を編入。
- 1954年(昭和29)10月1日:河内郡瑞穂野村を編入。
- 1954年(昭和29)11月1日:河内郡豊郷村、国本村、城山村、富屋村、並びに篠井村の一部(分村)を編入。
- 1955年(昭和30)4月1日:河内郡姿川村並びに雀宮町を編入、人口20万人に到達。
- 1953年(昭和28):栃木県総合運動公園がオープン。
- 1955年(昭和30):栃木会館がオープン。
- 1957年(昭和32)4月1日:古賀志町の一部を鹿沼市へ編入。
- 1958年(昭和33):御本丸公園が開園。
- 1961年(昭和36)11月:宇都宮工業団地(平出工業団地)の分譲開始。
- 1963年(昭和38)4月1日:ラジオ栃木(栃木放送)開局。
- 1965年(昭和40):栃木県体育館がオープン。
- 1965年(昭和40)8月:下水道終末処理を開始(田川下水処理場)。
昭和後期
- 1970年(昭和45)4月:市花を制定。栃木県交響楽団が結成され、定期演奏会が始まる。
- 1972年(昭和47):栃木県体育館プール館がオープン。
- 1972年(昭和47)4月:市旗を制定。[8]
- 1972年(昭和47)8月:人口30万人に到達。
- 1972年(昭和47)11月:東北自動車道宇都宮IC開通。栃木県立美術館がオープン。
- 1974年(昭和49)4月:清原工業団地の分譲開始。
- 1975年(昭和50)6月:宇都宮中央卸売市場開設。
- 1975年(昭和50)8月:第1回「ふるさと宮まつり」開催。
- 1976年(昭和51):市森林公園がオープン。
- 1977年(昭和52):栃木県体育館武道館と弓道場がオープン。
- 1980年(昭和55)4月:市民憲章を制定。市立体育館、市文化会館、市サッカ-場が開設される。
- 1980年(昭和55)10月:「栃の葉国体」開催、UHF電波中継塔(宇都宮タワー)が完成。
- 1981年(昭和56)7月:市立図書館開館。
- 1981年(昭和56)10月:栃木県立美術館常設展示館がオープン。
- 1982年(昭和57)2月:マヌカウ市(ニュージーランド)と姉妹都市提携。
- 1982年(昭和57)6月23日:東北新幹線宇都宮駅開業。
- 1982年(昭和57)10月10日:栃木県立博物館がオープン。
- 1984年(昭和59)5月:テクノポリス(技術集積都市)に指定される。
- 1984年(昭和59)8月:清原工業団地内で「'84とちぎ博」開催。
- 1984年(昭和59)9月:チチハル市(中華人民共和国黒竜江省)と友好都市提携。
- 1984年(昭和59)10月:人口40万人に到達。
- 1986年(昭和61)4月:市制90周年。市木を制定。
- 1986年(昭和61)10月:現在の市庁舎が開庁。
- 1988年(昭和63)7月:清原中央公園内に宇都宮清原球場と清原体育館が建設される。
平成期
- 1989年(平成1)4月:帝京大学理工学部、作新学院大学、宇都宮文星短期大学(現・文星芸術大学)の3校が開設される。
- 1989年(平成1)5月 オルレアン市(フランス)と姉妹都市提携。
- 1990年(平成2):東北本線の上野駅~黒磯駅間に宇都宮線の愛称が付される。
- 1990年(平成2)8月:世界選手権自転車競技大会ロードレース競技を開催(日光宇都宮道路及び市森林公園周辺)。
- 1992年(平成4)6月:タルサ市(アメリカ合衆国)と姉妹都市提携。
- 1993年(平成5):専用球技場 栃木県グリーンスタジアムが完成。
- 1993年(平成5)8月:全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の開催。
- 1995年(平成7)8月:ピエトラサンタ市(イタリア)と文化友好都市提携。
- 1995年(平成7)10月:「第10回国民文化祭とちぎ95」開催。
- 1996年(平成8)4月1日:市制100周年、中核市に指定される。
- 1996年(平成8)7月:平成記念子どものもり公園・冒険活動センターがオープン。
- 1996年(平成8)9月:市農林公園「ろまんちっく村」がオープン。UCIワールドカップ最終戦開催(アジアで唯一の開催)。
- 1996年(平成8):市外縁部を一周する宇都宮環状道路が全線開通。
- 1997年(平成9)3月:宇都宮美術館がオープン。
- 1999年(平成11)9月:市役所本庁窓口業務の一部を19時まで延長。
- 2000年(平成12)7月:北関東自動車道栃木都賀JCT~宇都宮上三川IC間が開通。市総合運動公園予定地(現・みずほの自然の森公園)で全国都市緑化フェア「マロニエとちぎ緑花祭2000」開催。
- 2001年(平成13)3月:クリーンパーク茂原が開設される。
- 2001年(平成13)8月:宇都宮市茂原健康交流センター「蝶寿コデランネ」がオープン。
- 2001年(平成13)12月:湘南新宿ライン開業と同時に市内各駅に列車乗り入れ開始。
- 2003年(平成15)3月24日:宇都宮北道路の供用を開始。
- 2003年(平成15)4月:宇都宮市教育センター開設。
- 2003年(平成15)7月:宇都宮上三川IC周辺に商業流通団地「インターパーク宇都宮南」が町開き。
- 2005年(平成17)11月8日:宇都宮北道路の制限速度を80km/hrに引き上げ。一般道路の制限速度として70km/hrを超えた初めての例。
- 2006年(平成18)4月:宇都宮共和大学(旧那須大学)宇都宮シティキャンパスが開設。
- 2006年(平成18):オリオンスクエア(オリオン市民広場)がオープン。
- 2007年(平成19)3月25日:宇都宮城の一部を復元、宇都宮城址公園がオープン。
- 2007年(平成19)3月31日:河内郡河内町並びに上河内町を編入合併。人口50万人に到達。
- 2007年(平成19)7月31日:宇都宮二荒山神社前の上野百貨店本館跡にうつのみや表参道スクエアがオープン。
- 2008年(平成20)1月:栃木県庁新庁舎完成
- 2011年(平成23)3月:東北地方太平洋沖地震により災害救助法適用。負傷者8名、建物被害8426棟。
- 2011年(平成23)3月26日:宇都宮線・湘南新宿ライン雀宮駅の橋上新駅舎が完成。同日使用開始。
- 2011年(平成23)4月4日:宇都宮駅西口で大型LCD式のバス総合案内システム使用開始。[9]
地域
町名一覧
- 相野沢町
- 明保野町
- 旭
- 芦沼町
- 飯田町
- 飯山町
- 池上町
- 石井町
- 石那田町
- 泉が丘
- 泉町
- 板戸町
- 一条
- 一の沢
- 一ノ沢町
- 一番町
- 今泉
- 今泉新町
- 今泉町
- 今里町
- 今宮
- 岩曽町
- 岩原町
- 岩本町
- インターパーク
- 上野町
- 上田町
- 駅前通り
- 江曽島
- 江曽島本町
- 江曽島町
- 江野町
- 大網町
- 大曽
- 大塚町
- 大通り
- 大谷町
- 御蔵町
- 小幡
- 海道町
- 春日町
- 金田町
- 叶谷町
- 上大曽町
- 上大塚町
- 上欠町
- 上金井町
住宅団地
- 奈坪台団地 /中岡本町3713-260
- 岡本台ハイツ/ 下岡本町2079-59
- 釜井台ハイツ/ 下岡本町2508-49
- ニュー富士見ヶ丘 /横山横山一,二丁目、ニュー富士見ヶ丘団地ローズタウン<横山三丁目>など
- 日本住研城西ニュータウン /田野町. 勧業開発
- 日本住研宝木本町ニュータウン /宝木本町
人口
宇都宮市(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
栃木県最大の人口である。
行政
宇都宮市は栃木県の県庁所在地であり、市行政機関はもちろん、県庁施設や国の出先機関も存在する。市行政機関はエリア拡大・人口増加に伴い地域分化が進んでおり、市役所の一部窓口手続き業務は地域の市民センターで行うことが出来る。また各機能施設は中央集中のみならず、各地分散が適度に図られている。
歴代首長
- 宇都宮市長
代 | 氏名 | 就任 | 退任 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 矢島中 | 1896年(明治29年)7月2日 | 1901年(明治34年)10月5日 | |
2-5 | 本多鐐吉 | 1901年(明治34年)10月26日 | 1917年(大正6年)9月13日 | |
6 | 谷誠之 | 1917年(大正6年)10月9日 | 1919年(大正8年)4月16日 | |
7-8 | 川崎参一郎 | 1919年(大正8年)6月21日 | 1926年(大正15年)11月27日 | |
9 | 松永和一郎 | 1927年(昭和2年)1月13日 | 1929年(昭和4年)2月18日 | |
10 | 石田仁太郎 | 1929年(昭和4年)6月22日 | 1932年(昭和7年)11月13日 | |
11-12 | 河合長蔵 | 1932年(昭和7年)10月20日 | 1936年(昭和11年)10月10日 | |
13 | 富沢世一 | 1936年(昭和11年)10月10日 | 1936年(昭和11年)12月27日 | 職務管掌 |
14 | 落合慶四郎 | 1936年(昭和11年)12月28日 | 1940年(昭和15年)12月27日 | |
15 | 入江操 | 1940年(昭和15年)12月31日 | 1944年(昭和19年)12月30日 | |
16 | 江原三郎 | 1944年(昭和19年)12月31日 | 1946年(昭和21年)10月15日 | |
17 | 横倉正吉 | 1947年(昭和22年)4月5日 | 1947年(昭和22年)7月25日 | この代以降公選 |
18-22 | 佐藤和三郎 | 1947年(昭和22年)8月15日 | 1967年(昭和42年)4月29日 | |
23-25 | 小池嘉子 | 1967年(昭和42年)4月30日 | 1979年(昭和54年)4月29日 | |
26-30 | 増山道保 | 1979年(昭和54年)4月30日 | 1999年(平成11年)4月29日 | |
31-32 | 福田富一 | 1999年(平成11年)4月30日から | 2004年(平成16年)10月15日 | 栃木県知事選挙に立候補するため任期途中で辞職 |
33-34 | 佐藤栄一 | 2004年(平成16年)11月29日 | 現職 |
国行政施設
宇都宮市にある国関連行政施設は以下のとおり。
厚生労働省関係
- 日本年金機構宇都宮西年金事務所
- 日本年金機構宇都宮東年金事務所
- 栃木労働局
- ハローワーク宇都宮
- ハローワーク宇都宮駅前プラザ
国土交通省関係
- 宇都宮地方気象台
- 関東運輸局栃木運輸支局
- 関東地方整備局宇都宮営繕事務所
- 関東地方整備局宇都宮国道事務所
- 関東地方整備局鬼怒川ダム統合管理事務所
- 関東地方整備局下館河川事務所石井出張所
- 軽自動車検査協会栃木事務所
- 自動車検査独立行政法人関東検査部栃木事務所
財務省関係
法務省関係
農林水産省関係
総務省関係
- 関東管区行政評価局栃木行政評価事務所
防衛省関係
県行政施設
宇都宮市にある栃木県庁関連施設は以下のとおり。
- 栃木県庁
- 河内庁舎
- 総合教育センター
- 消費生活センター
- 中央児童相談所
- 栃木県住宅供給公社
- 公園事務所
- 栃木県農業試験場本場
- 婦人相談所
- 林業センター
- 県央家畜保健衛生所
- 動物愛護指導センター
- 自動車税事務所
- 保健環境センター
- 企業局
- 栃木県民公園福祉協会白沢管理所
- 産業技術センター
- 栃木県計量検定所
栃木県庁本庁周辺には合同庁舎等複数の県庁施設が所在する。
市行政施設
宇都宮市役所および市行政施設は以下のとおり。
- 宇都宮市役所
- 宇都宮市土地開発公社
- 観光案内所
- 消費生活センター
- 宇都宮ベンチャーズ
- エコパーク板戸
- 環境学習センター・環境未来館
- クリーンパーク茂原
- 北清掃センター
- 南清掃センター
- 東横田清掃工場
- 宇都宮市保健所
- 保健センター
- 衛生環境試験所
- 上下水道局
- 上下水道局配水管理センター
- 上下水道局松田新田浄水場
- 上下水道局白沢浄水場
- 上下水道局田川処理場
- 上下水道局川田処理場
- 上下水道局清原処理場
- 宇都宮市医療保険事業団
- 宇都宮市国際交流協会
- 国際交流プラザ
- 宇都宮市農業公社
- 宇都宮市冒険活動センター
- 教育センター(修道館)
- ゆうあいひろば
- うつのみや子ども情報センター
- 子育てサロン石井
- 子育てサロン竹林
- 子育てサロン中央
- 幼児ことばの相談室
- 勤労青少年ホーム・トライ東
- 青少年センター
- 市民活動サポートセンター
- 食肉衛生検査所
地域の市施設
市民の市行政窓口として、経済・行政の中枢であり大半の人口が集中する市中心地区には、市役所本庁の他に出張所が設けられている。また、その辺縁地区には地区市民センターが設けられ市民の利便性が図られている。
地域の市役所窓口機関は以下のとおり。
- バンバ出張所
- 宝木出張所
- 陽南出張所
- 駅東出張所
- 河内地域自治センター
- 上河内地域自治センター
- 平石地区市民センター
- 清原地区市民センター
- 横川地区市民センター
- 瑞穂野地区市民センター
- 城山地区市民センター
- 国本地区市民センター
- 富屋地区市民センター
- 豊郷地区市民センター
- 篠井地区市民センター
- 姿川地区市民センター
- 雀宮地区市民センター
警察
栃木県警察所管の宇都宮市内の警察署
消防
宇都宮市消防本部および所轄分署は以下のとおり。
- 宇都宮市消防本部
- 宇都宮市中央消防署
- 所轄分署 - 駅東分署、東町分署、平石分署、簗下分署、清原分署、河内分署、上河内分署
- 宇都宮市西消防署
- 所轄分署 - 富屋分署、宝木分署、城山分署
- 宇都宮市南消防署
- 所轄分署 - 陽南分署
司法
宇都宮市には以下の地方裁判所、簡易裁判所、家庭裁判所、検察審査会が置かれる。
議会
- 議員構成
- 定数:47名(法定上限は50名)
- 議長:会議の円滑な運営と事務処理
- 副議長:議長不在の場合の議長代行
- 議員会派(2011年11月時点)
- 自民:12名
- 宇都宮維新の会:12名
- 市民連合:7名
- 公明:6名
- うつのみや改革フォーラム:3名
- 議会改革クラブ:3名
- みんなの党:3名
- 共産:2名
- 議会招集
- 定例会:毎年3、6、9、12月(原則)
- 臨時会:議長請求、議員の1/4以上による請求の場合
- 招集者:市長
- 定例会の流れ
- 本会議:会期決定(通常は約20日)、市長による議案等の説明、質疑・一般質問
- 常任委員会:議案等の審査
- 本会議:常任委員長による審査報告、討議・議決
- 常任委員会
常設される常任委員会と構成人数は以下のとおり。
- 総務常任委員会:10名
- 厚生常任委員会:10名
- 環境経済常任委員会:9名
- 建設常任委員会:9名
- 文教消防水道常任委員会:9名
産業
- 2,835,926 (栃木県全体の50.19%=県内第1位、関東地方第6位、北関東3県第1位、政令指定都市以外第1位、全国第21位)
小売業売場面積(m2)(2008年)[10]
- 750,288 (栃木県全体の26.17%=県内第1位、関東地方第6位、北関東3県第1位、政令指定都市以外第1位、全国第21位)
製造品出荷額(百万円)(2008年)[11]
- 1,694,897 (栃木県全体の18.27%=県内第1位、関東地方第6位、北関東3県第2位、政令指定都市以外第15位、全国第30位)
農業産出額(千万円)(2004年)[12]
- 1,563 (栃木県全体の5.64%=県内第3位、関東地方第9位、北関東3県第7位、全国第47位)
耕地面積(ha)(2010年)[13]
- 12,700 (栃木県全体の6.79%=県内第1位、関東地方第1位、北関東3県第1位、全国第42位)
宇都宮市は農工商のバランスが取れた高機能都市である。うち、政令指定都市を除けば、年間商品販売額、小売業売場面積ともに全国第1位であり、地域の中核的な商業都市であることが分かる。
農業
2004年の全国市町村別農業産出額において、宇都宮市の産出額県内順位は那須塩原市・大田原市に次いで第3位、全国順位は第47位の出荷額である。県内自治体における耕地面積は那須塩原市に次いで広く、県内第2位であった(2004年)。宇都宮市の農業特産品は和なしや洋ラン(鉢)で、何れも全国市町村別産出額(2003年)において県内第1位、全国でも第7位であった。宇都宮は国内有数の米の産地でもあり、市町村別産出額(2004年)は大田原市に次いで県内第2位、全国でも第17位であった。野菜類ではトマトの産出額が多く、2003年の市町村別産出額で県内第1位、全国でも第19位であった。第1次産業に代わって第2次産業や第3次産業の人口が増大している中、市は農業政策事業の一環として宇都宮市農林公園にクラインガルテン(市民農園)を設け、市民に有料ながら耕作環境を提供しているほか、同所で種々の農業体験・講習会などを定期的に開催し、市民が農業に触れる機会を提供している。
工業
2008年(平成20年)の宇都宮市の製造品出荷額は1兆5千億円を越え、栃木県の市町村で1位、北関東4県で2位(1位群馬県太田市)、全国の市町村で30位の額となっている[14]。出荷額の内訳は、機械器具等が最も多く5千億円を越え、次いで飲料・食品等(4千億円前後)、化学工業品(2千億円前後)であり、典型的な内陸型製造産業を中心とする。
近代工業
宇都宮における製造業は、主に以下の工業団地・企業によって営まれている。
- 宇都宮工業団地(平出工業団地)
- 清原工業団地
- キヤノン、パナソニック、長府製作所、中外製薬、久光製薬、帝人デュポン、日本たばこ産業、第一屋製パン、カルビー、マルハ、住友ベークライト、日本ペイント、ミツトヨ、東京製鐵、日本山村硝子、東京応化工業、日圧電子部品、清原住電、宮島醤油、カルソニックハリソン、エムイーエムシー、マニーなど
- 瑞穂野工業団地
- トーホク、日本ポーチフレーバー、日邦工業、宇都宮ヤクルト販売など
- その他
- 市南部(陽南)
- 富士重工業宇都宮製作所:当事業所は中島飛行機宇都宮工場として戦時中に整備され、戦闘機生産拠点として旧日本陸軍四式戦闘機「疾風(はやて)」(四式戦)の生産ラインが置かれた。戦後は鉄道車両生産拠点(2002年3月末までに東武8000系、東武9000系、東武10000系、東武10030系、東武30000系、キハ22形、キハ40系、キハ58系(28形,58形)、キハ81系「はつかり」形、キハ82系、キハ181系、キハ183系、キハ185系、キハ85系、カシオペア用E26系客車、キハ2000系、キハ281系、キハ283系、キハ261系、HOT7000系、レールバス等、日本国内の鉄道車両計10,299両を製造)・航空機部品生産拠点として展開してきたが、2002年末に鉄道車両生産から撤退し、航空宇宙部門にシフトし、航空機生産・風力発電機器生産を行っている。
- 市北部(上戸祭、徳次郎)
- 市西部(大谷)
- 市南部(陽南)
伝統工芸
上記の近代工業以外に、小規模ではあるが以下の伝統工業が見られる。
商業
宇都宮市の2008年(平成20年)の年間商品販売額(卸売業を含む)は2兆8千億円を越え、栃木県全体(5兆6千億円)の年間商品販売額の約50%を宇都宮市だけで売り上げている。この数字は、関東地方では東京23区、横浜市、さいたま市、千葉市、川崎市の販売額に次ぐものである(関東地方第6位、北関東3県で第1位)。また小売業の売り場面積は約75万平米で、栃木県全体の約1/4にあたる。このうちの約半数は本庁管内で占め、宇都宮市は栃木県下における重要な商業の中核地となっている[15]。
中心市街地は市内を流れる田川の西岸の旧市内(宇都宮城・二荒山神社周辺地域)に形成されており、多種多様の商業施設が林立している。特に二荒山神社と東武宇都宮駅の間にあるアーケード街「オリオン通り」は繁華街の中心となっている。田川東岸(川向町)にあって市外からの玄関地として発展しているJR宇都宮駅周辺の商業施設は商種が限定的で比較的小規模である[16]。詳細は以下各項目を参照のこと。
家計調査
総務省が全国主要都市(調査時点の政令指定都市および県庁所在地)を対象に実施している家計調査によると、2007年から2009年の購入金額年平均値を比較した場合、宇都宮市は餃子購入金額で2位の京都市(2,653円)を大きく上回る1位(4,758円)であった他、調理食品ではおにぎりなどが3位(1位:川崎市、2位:東京特別区、4位:静岡市、5位:水戸市)、カツレツで5位(1位:福井市、2位:富山市、3位:甲府市、4位:新潟市)、乳卵類ではヨーグルトが1位(2位:甲府市、3位:水戸市、4位:福島市、5位:盛岡市)、生鮮野菜ではだいこんが2位(1位:那覇市、3位:東京特別区、4位:盛岡市、5位:横浜市)、豆類では納豆が5位(1位:福島市、2位:水戸市、3位:前橋市、4位:山形市)、他の大豆製品が2位(1位:鳥取市、3位:福島市、4位:京都市、5位:大津市)、果物ではみかんが2位(1位:松山市、3位:甲府市、3位:静岡市、4位:水戸市)、グレープフルーツが4位(1位:前橋市、2位:新潟市、3位:仙台市、5位:さいたま市)、いちごが2位(1位:仙台市、3位:水戸市、4位:川崎市、5位:新潟市)、油脂・調味料では、食用油が4位(1位:長野市、2位:那覇市、3位:山形市、5位:福島市)、乾燥スープが1位(2位:さいたま市、3位:長野市、4位:福岡市、5位:川崎市)、菓子類ではようかんが5位(1位:佐賀市、2位:さいたま市、3位:高知市、4位:福井市)、せんべいが1位(2位:水戸市、3位:福島市、4位:富山市、5位さいたま市)、ビスケットが2位(1位:山口市、3位:高知市、4位:静岡市、5位:岐阜市)、キャンディーが5位(1位:奈良市、2位:大津市、3位:宮崎市、4位:札幌市)、飲料では茶飲料が5位(1位:水戸市、2位:那覇市、3位:さいたま市、4位:川崎市)、他の飲料が2位(1位:青森市、2位:福島市、3位:水戸市、4位:さいたま市)、乳飲料が2位(1位:高知市、3位:鳥取市、4位:富山市、5位:岡山市)、外食費では日本そば・うどんが3位(1位:高松市、2位:名古屋市、4位:山形市、5位:仙台市)、中華そばが4位(1位:山形市、2位:福島市、3位:仙台市、5位:盛岡市)、洋食が1位(2位:岐阜市、3位:名古屋市、4位:さいたま市、5位:川崎市)、食料以外ではタオルが1位(2位:水戸市、3位:熊本市、4位:さいたま市、5位:仙台市)などとなっている[17]。
商圏
2004年(平成16年)の調査結果によると、宇都宮市の商圏は宇都宮市およびその近隣自治体の他、大型商業施設が無い県北西部・県東部地区の比較的離れた自治体も、この域内に入っている。宇都宮市商圏の概容は以下のとおり[18]。
- 吸収率30%以上
- 宇都宮市、河内町、上河内町、烏山町、南那須町、氏家町、高根沢町、芳賀町、市貝町、石橋町、上三川町、壬生町
- 吸収率20 - 30%
- 喜連川町
- 吸収率10 - 20%
- 日光市、鹿沼市、今市市、藤原町、栗山村、矢板市、真岡市、南河内町、茂木町、塩谷町、益子町
※ 自治体名は調査当時のもの。
金融機関
2009年(平成21年)3月31日時点の市内金融機関(本店および支店)数は85で、うち半数は銀行であった[19]。その全預金残高は約4兆円弱で、うち1/3が銀行以外の金融機関の預金であった。一方貸出金額は約2.16兆円であり、うち約1.74兆円が証書貸付による貸出であり、割引手形による貸出は1%未満であった[20]。
宇都宮市に本店・支店・出張所等の窓口を置く金融機関一覧は以下のとおり(2010年3月現在)。
金融機関種別 | 金融機関名称 |
---|---|
地方銀行 | 足利銀行(28)、群馬銀行(2)、常陽銀行、筑波銀行、山形銀行、東邦銀行 |
第二地方銀行 | 栃木銀行(31)、東日本銀行、大東銀行 |
都市銀行 | みずほ銀行、りそな銀行 |
信託銀行 | 三菱UFJ信託銀行、中央三井信託銀行 |
信用金庫 | 栃木信用金庫(7)、鹿沼相互信用金庫(3)、烏山信用金庫(7) |
労働金庫 | 中央労働金庫(2) |
商工中金 | 商工中金 |
公庫 | 日本政策金融公庫(中小・農林・国民の3部門とも1箇所に集約) |
信用組合 | あすなろ信用組合、ハナ信用組合 |
生命保険 | 住友生命、日本生命、富国生命、大同生命、明治安田生命、太陽生命、朝日生命、第一生命など |
農林中金 | 農林中金 |
農協 | JAバンク(26) |
- 括弧内は窓口事務所数(事務所数1の場合は省略)
大規模商業施設
第二次大戦後、市内の百貨店は地場資本の老舗「上野百貨店」と「山崎百貨店」で、2店を中心に繁華街が形成されていった。1960年代に入り地場の福田屋が百貨店を出店したほか電鉄系を中心とした東京の大手資本が次々に参入、馬場町から池上町付近には最大で6つの百貨店(上野、山崎、東武、福田屋、十字屋、西武)や丸井、緑屋など大型店が林立し、全国有数のオーバーストア地区となった。激戦に巻き込まれた山崎は1971年に東急百貨店と業務提携、生き残りを図ったが実を結ばず、3年後に閉店している(旧山崎跡に緑屋が曲師町から移転し入居)。バブル経済最盛期の1987年には十字屋が売り上げ不振を理由に百貨店から専門店に業態変更、2館体制だった丸井も売場拡大は困難として撤退した。
1991年には繁華街から1km程東方に位置するJR宇都宮駅前の再開発ビルにイトーヨーカドー系のロビンソンが開店している。
バブル経済が破綻した後、1994年5月1日の大型小売店舗法改正では大型店舗の規制要件が緩和され、福田屋は中心市街地(馬場通り二丁目)から市街地北部の準郊外(今泉町)に移転し、無料駐車場を備えた大規模ショッピングセンター「福田屋ショッピングプラザ宇都宮店」を開店し成功を収めた。
一方、中心市街地では1997年に宇都宮二荒山神社前のバンバ相生地区が再開発され、ファッションビルの宇都宮パルコが開店した。パルコは初年度こそ低迷したが若年層を中心に客層を確保し一定の成功を収めている。しかし、バブル経済崩壊後の景気低迷がピークに達し、同時に地域の多くの商業施設のメインバンクとして地域経済の屋台骨となっていた足利銀行が経営危機に陥ってから市の商業活動は数年間の衰退期を迎えた。2000年には上野が倒産し、2002年に西武、2003年にロビンソンが撤退。2001年、ams宇都宮(旧山崎、旧緑屋=江野町)跡に出店した109UTSUNOMIYAもわずか4年後の2005年に閉店した。郊外ではジャスコの撤退などを筆頭に様々な郊外店舗が淘汰され、新規出店業者がつかず放置され廃墟同然となった空店舗が目立つようになった。
市ではこれら大型店の撤退を契機に、大規模店舗跡への出店要件を簡素化する構造改革特区「宇都宮にぎわい特区」を国に申請、2003年11月20日には特区適用第一号のラパーク長崎屋(2010年夏 MEGAドン・キホーテにリニューアル)を西武百貨店跡地に、また2005年4月8日には適用第二号のララスクエア宇都宮を旧ロビンソン跡地に誘致することに成功している。
現在、本庁管内(旧市内地域)にある大規模商業施設は、東武、パルコ、MEGAドン・キホーテ(長崎屋)、ララスクエア、福田屋(今泉町)、トライアル、カルナショッピングセンター等に限られているが、近年開発が進んでいる駅東地区や、郊外を走る宇都宮環状道路沿線、JR・東武線の郊外駅付近にも大規模商業施設が拡大しており、FKDショッピングモール宇都宮インターパーク店、ベルモール(陽東六丁目)、ジョイフル本田(住所は河内郡上三川町)、アピタ(江曽島本町、江曽島駅前)等が開店し、市中心部と郊外部の商業競争はむしろ激化している。2007年7月31日には市街地再開発の一環として、旧上野本館跡を含む馬場通り中央地区に「うつのみや表参道スクエア」がオープンした。
2007年(平成19年)11月30日に全面施行された『改正都市計画法』ほか、大規模小売店舗立地法および中心市街地活性化法の『まちづくり3法』に準拠し、宇都宮市は2009年5月、中長期的にコンパクトシティ化を目指す『第5次宇都宮総合計画』策定、運用を開始した[21][22]。
宇都宮市内の大規模商業施設は以下のとおり(2007年7月現在)。
所在地 | 商業施設名称 |
---|---|
本庁管内(馬場町・池上町) | 東武宇都宮百貨店、宇都宮パルコ、MEGAドン・キホーテ宇都宮店、 うつのみや表参道スクエア |
本庁管内(川向町) | パセオ、ララスクエア宇都宮 |
本庁管内(今泉町) | FKDショッピングプラザ宇都宮店 |
本庁管内(睦町) | スーパーセンタートライアル宇都宮店 |
本庁管内(宿郷) | パシオス宇都宮東店、カルナショッピングセンター |
陽南(江曽島本町) | アピタ宇都宮店 |
平石(陽東) | イトーヨーカ堂宇都宮店、ベルモール、ベイシア宇都宮陽東店 |
姿川(鶴田町) | パシオス鶴田店 |
雀宮(インターパーク) | FKDショッピングモール宇都宮インターパーク店、 インターパークショッピングビレッジ、ジョイフル本田宇都宮店※ |
チェーンストア・フランチャイズストア
宇都宮に店舗を置く主なチェーンストアおよびフランチャイズストアは以下のとおり。
事業者名称 | 所在地(ホームセンター) |
---|---|
カンセキ | 東宿郷、茂原、鶴田町、西川田本町、若草 |
カインズホーム | 平出町 |
ケーヨーデイツー | 陽東 |
セキチュー | 駒生町、下岡本町 |
ニトリ | 平出町 |
事業者名称 | 所在地(衣料・雑貨専門店) |
ユニクロ | 細谷町、今泉町、鶴田町、陽東、下戸祭 |
ユザワヤ | 馬場通り |
AOKI | 駒生町、御幸本町 |
洋服の青山 | 中島町、元今泉、簗瀬町 |
コナカ | 宮の内、上戸祭町、南一の沢町 |
西松屋 | 鶴田町、雀の宮、東簗瀬、インターパーク、岩曽町 |
赤ちゃん本舗 | 豊郷台 |
雑貨屋ブルドッグ | 簗瀬町、駒生町 |
ファッションセンターしまむら | 若草、東簗瀬、野高谷町、下岡本町、インターパーク |
事業者名称 | 所在地(その他:ドラッグストア) |
カワチ薬品 | 石井町、泉が丘、東今泉、砂田町、下川俣町、鶴田町、兵庫塚、 千波町、滝の原、上戸祭町、上戸祭、東簗瀬、西川田町、北若松原、下岡本町 |
ウエルシア | 北若松原、江野町、駒生町、宮本町、清原台、越戸、戸祭町、花房、 平松本町、曲師町 |
マツモトキヨシ | 江曽島本町、川向町、細谷、御幸ヶ原町、陽東、豊郷台、野高谷町、 簗瀬町 |
事業者名称 | 所在地(ファミリーレストラン) |
ガスト | 岩曽町、駒生町、鶴田町、仲町、東簗瀬、宮の内、上戸祭町、江曽島町 |
ココス | 元今泉、宿郷、大曽、鶴田町、不動前、東谷町、上戸祭町 |
サイゼリヤ | 一の沢、岩曽町、上横田町、元今泉、宮園町 |
デニーズ | 海道町、元今泉、江曽島町 |
バーミヤン | 明保野町、今泉、駒生町、峰、徳次郎町 |
フライングガーデン | 中島町、下戸祭、下平出町、長岡町、西川田町、東簗瀬、若松原 |
リンガーハット | 簗瀬町 |
レッドロブスター | 上欠町 |
くるまやラーメン | 中今泉、鐺山町、下戸祭、鶴田町、下岡本町 |
事業者名称 | 所在地(ファストフード) |
ケンタッキーFC | 宝木町、鶴田町、西川田、御幸町、東簗瀬、今泉町、江曽島本町、インターパーク |
サブウェイ | 大曽、簗瀬町、御幸ヶ原町 |
フレッシュネスバーガー | インターパーク、曲師町、陽東 |
マクドナルド | 越戸町、西川田町、駅前通り、下岡本町、鶴田町、下川俣町、 今泉町、簗瀬、泉が丘、石井町、江曽島本町、上戸祭町、睦町、 馬場通り、平出町、陽東、インターパーク、東谷町、豊郷台、宮の内、北若松原 |
ミスタードーナツ | 江曽島本町、今泉町、駅前通り、陽東、インターパーク |
モスバーガー | 岩曽町、川向町、峰、細谷、簗瀬町 |
ロッテリア | 江曽島本町、上戸祭、川向町、滝谷町 |
なか卯 | 曲師町 |
松屋 | 西川田町、御幸本町、簗瀬町 |
吉野家 | 川向町、上大曽町、鶴田町、西川田町、簗瀬町 |
牛角 | 本町、鶴田町、戸祭町、御幸町、簗瀬町 |
カレーハウスCoCo壱番屋 | 西原町、東簗瀬、中島町、下川俣町、江野町 |
元気寿司グループ | 若草、御幸ヶ原町、西川田町(2店)、江野町、東簗瀬、東谷町、陽東、上戸祭、 下川俣町、鶴田町(2店) |
かっぱ寿司 | 今泉町、西川田町、竹林町 |
事業者名称 | 所在地(コーヒーショップ) |
スターバックスコーヒー | 馬場通り、川向町、インターパーク、今泉町、陽東、上戸祭 |
タリーズコーヒー | 馬場通り、駅前通り、陽東、インターパーク、野高谷 |
サンマルク | 陽東(カフェ)、八幡台(レストラン) |
ドトールコーヒー | 江野町 |
シャノアール | 曲師町 |
コメダ珈琲 | 下戸祭 |
事業者名称 | 所在地(スーパーマーケット) |
とりせん | 岩曽町、下岡本町、細谷町 |
ヨークベニマル | 石井町、西川田町、細谷町、御幸ヶ原町、北若松原、泉が丘、簗瀬町 |
とちぎコープ生活協同組合 | 御幸ヶ原町、越戸、吉野、北若松原 |
スーパーオータニ | 元今泉、江曽島町、平松本町、下岡本町、五代、南町、下田原町、鶴田町、 上戸祭町、野沢町、御幸ヶ原町 |
たいらや | 石井町、泉が丘、今泉、五代、下岡本町、宝木町、平松本町、滝谷町、 西川田本町、簗瀬町、若草町、鶴田町、緑 |
かましん・カルナ | 野高谷町、豊郷台、清原台、城南、宿郷、戸祭、細谷町 |
業務スーパー | 末広、戸祭町、東簗瀬 |
サンユー | 岩曽町、中里町、戸祭町、中岡本町、駒生町、御幸ヶ原町、山本 |
フレール | 泉が丘、戸祭、下戸祭町、西川田町、簗瀬町 |
魚太商店 | 曲師町、宝木町、西川田町 |
事業者名称 | 所在地(カー用品店) |
イエローハット | 末広、鶴田町、下砥上町、竹林町 |
オートバックス | 駒生町、宮の内、簗瀬町 |
タイヤ館 | 鶴田町、下平出町、横田新町 |
その他事業名 | 事業者名称 |
音楽・書籍 | HMV、新星堂、タワーレコード、ヴァージン、すみや、TSUTAYA、紀伊国屋、 リブロ、八重洲ブックセンター、落合書店、うさぎ屋、杉山書店 |
コンビニエンスストア | セブン-イレブン、ローソン、am/pm、ファミリーマート、サンクス、 デイリーヤマザキ、NEWDAYS、HOT SPAR、ミニストップ、セーブオン |
餃子専門店
市内には餃子を扱う飲食店が専門店を含めて約二百軒あり、「餃子の街」として全国的に有名である。
なお、2005年(平成17年)7月には、ジャスコ宇都宮店跡地(簗瀬町)に昭和30年代の内装を施したフードテーマパーク「宇都宮餃子共和国」がオープンし、宇都宮餃子会加盟店が入居していたが、2006年(平成18年)6月30日に1年足らずで撤退、これを受け宇都宮餃子会は2007年(平成19年)4月21日に宇都宮中心市街地の長崎屋(現MEGAドン・キホーテ)ラ・パーク宇都宮店に自ら運営する「来らっせ」を開店させ、従来の加盟28店による日替わりメニューに加え、加盟店の支店も新設している[23][24]。
市内の主な餃子店は以下のとおり。
事業者名称 | 所在地(餃子) |
---|---|
宇都宮みんみん | 馬場通り、江曽島本町、東宿郷、南町、川向町、睦町 |
まさし(正嗣) | 馬場通り、岩曽町、駒生町、南高砂町、滝の原、中戸祭、簗瀬 |
シンフー | 宮町 |
さつき | 馬場通り、西 |
青源みそしる亭 | 本町、川向町 |
和の中 | 宝木町 |
宇都宮幸楽 | 宝木町 |
宇都宮餃子館 | 宿郷、徳次郎町、東宿郷、江野町、駅前通り、川向町 |
宇味家 | 山本、駅前通り、川向町、江野町 |
来らっせ | 馬場通り、川向町 |
らーめん専門店華山 | 馬場通り |
めんめん | 二荒町 |
桃泉楼 | 陽東、下岡本町 |
宇都宮の夢餃子 | 元今泉 |
家電量販店
宇都宮は、大型家電量販店コジマが本社を置く家電量販店の激戦地区となっている[25]。当初はヌマニウ(本社:市内西川田)も家電量販店を展開していたが、バブル崩壊の後のコジマの全国展開および株式上場、またケーズデンキ(本社:水戸市)、ヤマダ電機(本社:高崎市)の宇都宮出店などに押され撤退した[26]。現在はJR宇都宮駅前にヨドバシカメラが、また市東部・南部地区にはベスト電器が出店し、競争はますます激化している[25]。
市内の主な家電量販店舗は以下のとおり。なお、家電量販店ではないが、AV機器等を取り扱う写真用品店も併記する。
事業者名称 | 所在地(家電量販店、カメラ用品店) |
---|---|
コジマ | 宮の内、駒生町、東今泉 |
ケーズデンキ | 越戸、中島町 |
ヤマダ電機 | 元今泉、江曽島本町、駒生町 |
ヨドバシカメラ | 駅前通り |
ベスト電器 | 今泉町、東今泉、中島町 |
カメラのキタムラ | 今泉町 |
サトーカメラ | 竹林町、みどり野町、鶴田町、細谷、東簗瀬、陽東、五代 |
カメラのニシネ | 池上町、江曽島町、上戸祭、五代 |
中心市街地の小規模小売店
中心市街地のオリオン通り西側には、レコード店や古着屋などが立ち並ぶ「ユニオン通り」があり、若年層を惹き付けている[27]。
また、カクテル作りの腕を競う国内大会で優勝したバーテンダーが多く所在する事から、「カクテルの街」としても売り出している。ジャズサックス奏者・渡辺貞夫の出身地である事から、「ジャズの街」での宣伝も始まっている[25]。
宇都宮市に本社を置く企業
宇都宮市に本社を置く企業は以下の通り(五十音順)。
- アイライン - 労働者派遣業。主に技術系・営業系の人材サービスを展開している。フジスタッフホールディングスの完全子会社。2011年7月1日付けでフジスタッフ(事務系人材サービス)、ランスタッド(外国人企業向け人材紹介、再就職支援)と経営統合し、フジスタッフを存続会社としてランスタッド株式会社へと社名変更の予定。フジスタッフホールディングス(同日付で、ランスタッドグループジャパンに改称)の現行体制が事実上存続する。
- アキモ - 食品加工メーカー。漬物(ハルピンキャベツ、あとひきだいこんなど)の製造・販売
- アサヒタクシー
- 足利銀行
- 池田屋 - 老舗の和菓子店。宮乃餅(明治天皇献上品)を製造販売。
- うさぎ屋 - 大正4年創業の老舗菓子店。うさぎもなか、ゆず饅頭、チャット等を製造販売。
- 宇都宮土建工業
- カレンテックス - ホームページ制作会社。本社は宇都宮市平出町。栃木県のフリーペーパー「トチペ」を発行する。
- カンセキ - ホームセンター
- 環境整備 - ビルメンテナンス業。本社は宇都宮市岩曽町。栃木支店(佐野市)、東京支店(東京都港区)、仙台支店(宮城県仙台市泉区)の3支店の傘下に全13の営業所を置く。
- 関東インフォメーションマイクロ - 文書管理業。本社は宇都宮市野沢町。
- 関東交通
- 関東自動車
- グランディハウス - 不動産会社
- 元気寿司 - 回転寿司大手
- コジマ - 大手家電量販店
- 情報技研 - 総合人材サービス企業
- 総研 - 総合コンサルタント業。本社は宇都宮市小幡二丁目。
- 全国チェーン竜鳳 - 全国で焼き鳥の移動販売を行う。
- 大高商事 - ビルメンテナンスを主業務とする会社。本社は宇都宮市宝木本町。小山、東京、仙台に支店を置き、ほか小山、東京、仙台、福島、群馬、今市、鬼怒川、真岡、県北、県南の各営業所を置く[28]。
- 宝木スタッフサービス
- TKC - 会計処理システム
- ティー・シー・シー - 製造業中心の派遣請負会社。宇都宮市上戸祭町。
- 東野交通
- 東武宇都宮百貨店
- 栃木銀行
- 栃木明治牛乳 - 明治乳業の関連会社
- 戸祭タクシー
- トヨタウッドユーホーム - トヨタグループのハウスメーカー
- 日新製菓 - 菓子メーカー。せんべいの製造・販売
- 針谷乳業 - レモン牛乳(針谷おいしいレモン)などを製造販売
- ファーマーズフォレスト - 宇都宮市農林公園ろまんちっく村で各施設を管理運営。
- 福田屋百貨店 - ショッピングセンター
- 藤井産業 - 電設系商社
- フタバ食品 - レモン牛乳アイスなどを製造販売
- 桝金(マスキン) - 明治5年創業の老舗菓子店。宇都宮雷都物語いちごジャム、どらやき、益子の里などを製造販売。
- 増渕組
- 松井ピ・テ・オ・印刷 - メディア製作会社。印刷、ホームページ作成、ソフトウェア開発等。本社は宇都宮市陽東五丁目。
- 松屋製粉株式会社 - 日本製粉系の蕎麦専門製粉会社。
- マニー - 医療機器メーカー
- レオン自動機
教育
大学
設置者 | 名称 | 所在地 | 備考 |
---|---|---|---|
大学・大学院 | |||
国立大学法人 | 宇都宮大学 峰キャンパス |
宇都宮市峰町350番地 | 教育学部 農学部 国際学部 教育研究科(修) 農学研究科(修・博) 国際学研究科(修・博) |
宇都宮大学 陽東キャンパス |
宇都宮市陽東七丁目1番2号 | 工学部 工学研究科(修・博) | |
学校法人船田教育会 | 作新学院大学 | 宇都宮市竹下町908番4号 | 経営学部 総合政策学部 人間文化学部 経営学研究科(修・博) 心理学研究科(修) |
学校法人宇都宮学園 | 文星芸術大学 | 宇都宮市上戸祭四丁目8番15号 | 美術学部 芸術研究科(修・博) |
学校法人須賀学園 | 宇都宮共和大学 宇都宮シティキャンパス |
宇都宮市大通り一丁目3番18号 | シティライフ学部 |
学校法人帝京大学 | 帝京大学 宇都宮キャンパス |
宇都宮市豊郷台1番1号 | 理工学部 経済学部地域経済学科 医療技術学部柔道整復学科 理工学研究科(修・博) |
修:博士前期(修士)課程 博:博士後期(博士)課程
短期大学・専修学校
設置者 | 名称 | 所在地 | 備考 |
---|---|---|---|
短期大学 | |||
学校法人船田教育会 | 作新学院大学女子短期大学部 | 宇都宮市竹下町908番4号 | 幼児教育科 |
学校法人宇都宮学園 | 宇都宮文星短期大学 | 宇都宮市上戸祭四丁目8番15号 | 地域総合文化学科 |
学校法人須賀学園 | 宇都宮短期大学 | 宇都宮市下荒針町長坂3829番地 | 音楽科 人間福祉学科 |
専修学校 | |||
栃木県 | 栃木県立衛生福祉大学校 | 宇都宮市陽南四丁目2番1号 | 保健学科 看護学科本科 看護学科専科 歯科衛生学科 歯科技工学科 臨床検査学科 保育学科 |
高等学校
栃木県立
- 宇都宮高等学校(全日制、通信制)
- 宇都宮白楊高等学校
- 宇都宮工業高等学校(全日制、定時制)
- 宇都宮商業高等学校(全日制、定時制)
- 宇都宮東高等学校
- 宇都宮女子高等学校
- 宇都宮中央女子高等学校
- 宇都宮南高等学校
- 宇都宮北高等学校
- 宇都宮清陵高等学校
私立高校
中学校
公立中学校(25校)※「宇都宮市立」を省略
国立中学校
県立中学校
私立中学校
小学校
公立小学校(68校)※「宇都宮市立」を省略
国立小学校
私立小学校
学校教育以外の施設
設置者 | 名称 | 所在地 | 備考 |
---|---|---|---|
農業改良助長法に基づく農業者研修教育施設 | |||
栃木県 | 栃木県農業大学校 | 宇都宮市上籠谷町1145番1号 | 農学部本科 農学部研究科 |
職業能力開発促進法に基づく公共職業能力開発施設 | |||
栃木県 | 栃木県立県央高等産業技術学校本科※1 | 宇都宮市平出工業団地48番4号 | 機械技術科 制御システム科 自動車工学科 建築設計科 設備システム科 |
職業能力開発促進法に基づく認定職業能力開発施設 | |||
運営会 | 宇都宮共同高等産業技術学校 | 宇都宮市中戸祭町848 | 木造建築科 畳科 建築設計科 広告美術科 フラワー装飾科 |
職業能力開発促進法に基づく認定職業能力開発施設 | |||
運営会 | 栃木県造園高等技術学校 | 普通職業訓練:短期課程 |
※1:愛称は栃木県産業技術大学校
文化
宇都宮市に所在する主な文化施設は以下のとおり。
会館・ホール
スポーツ施設
- 栃木県体育館
- 栃木県体育館分館
- 宇都宮市体育館
- 宇都宮市明保野体育館
- 宇都宮市清原体育館
- 宇都宮市雀宮体育館
- 上河内体育館
- 河内体育館
- 栃木県グリーンスタジアム
- 宇都宮清原球場
- 宇都宮市サッカー場
- 栃木県体育館武道館
- 栃木県体育館弓道場
- 宇都宮市弓道場
- 栃木県体育館プール館
- 宇都宮市水上公園プール
- 宇都宮市陽南プール
- 宇都宮市駅東公園プール
- ドリームプールかわち
- 宇都宮市スケートセンター
- 栃木県総合運動公園
- とちぎ健康の森
- 河内総合運動公園陸上競技場
- 宮原運動公園
- 駒生運動公園
- 屋板運動場
- 上河内運動場
- 宮山田運動場
- 芦沼運動場
- 下田原運動場
- 古田運動場
- 中岡本運動場
- 柳田緑地
- 石井緑地
- 道場宿緑地
- 宇都宮競輪場
図書館
博物館・美術館等
公園
- 八幡山公園
- 宇都宮タワー
- 宇都宮城址公園
- 飛山城史跡公園
- 宇都宮市農林公園(ろまんちっく村)
- 栃木県中央公園
- 宇都宮駅東公園
- 宇都宮市森林公園
- みずほの自然の森公園
- 冒険活動センター - うつのみや平成記念子どものもり公園
- 鬼怒ふれあいビーチ
- 八幡山交通公園
- 長岡公園
福祉
- 東日本盲導犬協会
- とちぎ福祉プラザ
メディア
新聞
かつては栃木新聞も存在した。
全国紙の販売エリアであり、朝日新聞社、読売新聞社、毎日新聞社、産業経済新聞社、日本経済新聞社、東京新聞、日刊工業新聞社の総局・支局が市内にある。また通信社も、共同通信社、時事通信社が支局を設けている。
放送
- NHK宇都宮放送局
- 栃木放送
- エフエム栃木(RADIO BERRY)
- とちぎテレビ
- 宇都宮ケーブルテレビ
テレビは関東広域圏になり、日テレ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日の支局(取材拠点)がある。
交通
路線バス交通を中心に市内の公共交通が整備されている。また、市内にあるJR宇都宮駅の利用者数は、栃木県最多で、JR東日本の管轄下では120位[29]。
航空
- 概況
- 市内に空港は無く、東京国際空港(羽田空港)、成田空港、茨城空港、福島空港が最も近隣の空港となる。うち、羽田空港には関東自動車、東野交通および東京空港交通のリムジンバスが、また成田空港には関東自動車と千葉交通のリムジンバスが、それぞれ直接乗り入れている。福島空港に直接乗り入れる宇都宮市内発着の公共交通機関は無く、JR東北新幹線・東北本線の郡山駅から福島交通のリムジンバス利用となる(福島空港と日光・鬼怒川温泉を結ぶ路線バスが市内山王団地(宝木本町)経由で運行されたことがあるが、利用率が悪く試験運行のみで終了した)。
- 主なアクセス
- 以下に近隣4空港への主なアクセスルートを示す。所要時間は目安であり、道路の混雑状況・鉄道の運行状況によっては延着となる場合もある。
交通機関 | 市内乗場 | 乗換駅 | 所要時間 (分) |
料金 (円) |
運行会社 |
---|---|---|---|---|---|
羽田空港 | |||||
東北新幹線 京浜東北線 京急本線 京急空港線 |
宇都宮駅 | 東京/上野 品川 |
90-100 | 4,490-5,400 | JR東日本 京急電鉄 |
東北新幹線 京浜東北線 東京モノレール |
宇都宮駅 | 東京/上野 浜松町 |
90-100 | 4,560-5,470 | JR東日本 東京モノレール |
東北新幹線 リムジンバス |
宇都宮駅 | 東京 | 80-150 | 5,190-5,900 | JR東日本 東京空港交通 /羽田京急バス |
宇都宮線 京浜東北線 京急本線 京急空港線 |
宇都宮駅 岡本駅 鶴田駅 雀宮駅 |
上野/赤羽 品川 |
135-180 | 2,290 | JR東日本 京急電鉄 |
宇都宮線 京浜東北線 東京モノレール |
宇都宮駅 岡本駅 鶴田駅 雀宮駅 |
上野/赤羽 浜松町 |
135-180 | 2,360 | JR東日本 東京モノレール |
リムジンバス | 柳田大橋西 宇都宮駅 東武宇都宮駅 |
なし | 150-210 | 3,500 | 関東自動車 東京空港交通 東野交通 |
東武宇都宮線 東武伊勢崎線 スペーシア等 都営浅草線 京急本線 京急空港線 |
東武宇都宮駅 南宇都宮駅 江曽島駅 西川田駅 |
栃木 浅草 泉岳寺 品川 京急蒲田 |
155-180 | 2,600-2,900 | 東武鉄道 東京都交通局 京急電鉄 |
成田空港 | |||||
東北新幹線 スカイライナー |
宇都宮駅 | 上野 | 120-150 | 6,010-6,720 | JR東日本 京成電鉄 |
東北新幹線 N'EX |
宇都宮駅 | 東京 | 115-175 | 7,520-8,230 | JR東日本 |
リムジンバス | 柳田大橋西 宇都宮駅 |
なし | 170-200 | 4,070 | 関東自動車 千葉交通 |
東武線 スペーシア等 常磐線 スカイライナー等 |
東武宇都宮駅 南宇都宮駅 江曽島駅 西川田駅 |
栃木 北千住 日暮里 |
180-200 | 3,230-4,330 | 東武鉄道 JR東日本 京成電鉄 |
茨城空港 | |||||
東北新幹線 水戸線 常磐線 リムジンバス |
宇都宮駅 | 小山 (友部) 水戸 |
150 | 3,460-4,920 | JR東日本 関東鉄道 |
宇都宮線 水戸線 常磐線 リムジンバス |
宇都宮駅 岡本駅 鶴田駅 雀宮駅 |
小山 (友部) 水戸 |
165-215 | 2,620-2,890 | JR東日本 関東鉄道 |
宇都宮線 水戸線 常磐線 路線バス |
宇都宮駅 岡本駅 鶴田駅 雀宮駅 |
小山 (友部) 水戸 |
230-300 | 2,720-2,990 | JR東日本 関鉄グリーンバス |
東北新幹線 水戸線 常磐線フレッシュひたち 路線バス |
宇都宮駅 | 小山 友部 石岡 |
170-200 | 3,560-5,020 | JR東日本 関鉄グリーンバス |
宇都宮線 水戸線 常磐線 路線バス |
宇都宮駅 岡本駅 鶴田駅 雀宮駅 |
小山 友部 石岡 |
170-220 | 2,220-2,490 | JR東日本 関鉄グリーンバス |
北関東ライナー 路線バス |
宇都宮駅 東武宇都宮駅 栃木県庁前 宇大峰 宇大石井 インターパーク |
大工町(水戸) | 140-195 | 2,540 | 関東自動車 茨城交通 関東鉄道 関鉄グリーンバス |
福島空港 | |||||
東北新幹線 リムジンバス |
宇都宮駅 | 郡山 | 85-110 | 5,410-6,120 | JR東日本 福島交通 |
- 在来線利用の場合、昼間は宇都宮~赤羽間で湘南新宿ライン快速を利用し、赤羽駅で京浜東北線快速と乗り換えると便利である。
- 羽田空港・成田空港は航空会社によってターミナルビルが異なるので所要時間・発着順番が異なる(東京モノレールの例:日本航空等は羽田空港第1ビル駅、全日本空輸等は同第2ビル駅、始発終着駅は後者)。
- 福島空港間では1名5,000円(2名以上のみ)で乗り合いタクシーが利用できる(原則、前日までの予約が必要)。
- 上記表運賃幅(JR利用の場合)は、自由席利用時(最安値)と繁忙期指定席利用時(最高値)を示している。
- 上記表運賃幅(東武・京成利用の場合)は、無料列車を多く利用した場合(最安値)と有料列車を多く利用した場合(最高値)を示している。全線で無料列車を利用した場合の所要時間は記載していない。
- 空港バスチケットサービス
羽田空港から当市域に向かう空港リムジンバス(東京空港交通、関東自動車、東野交通)を利用する際(片道のみ)には、PCまたは携帯電話での事前予約・支払決済が可能で、携帯電話端末が乗車券となる空港バスチケットサービスが利用できる[30][31]。
鉄道
市中心部に「宇都宮」を称する都心型ターミナル駅が2駅、JR側と私鉄(東武鉄道)側で分散して所在するのが特徴で、地元ではJR側のターミナル(宇都宮駅)をJR駅、私鉄側のターミナル(東武宇都宮駅)を東武駅と呼び分けている。 なお、JR宇都宮駅の利用者数は北関東最多であり、南関東一都三県を除くJR東日本管内の駅としては仙台駅、新潟駅に次ぐ利用者を数える。一方東武宇都宮駅はJR宇都宮駅と比較すれば大差で劣るが、北関東3県の県庁級都市[32]に所在する私鉄ターミナル駅としては最多の利用者を数える。[33]
路線名 | 明細 | 利用可能駅名 |
---|---|---|
東日本旅客鉄道 | ||
東北新幹線 | 東北新幹線 | ― 宇都宮駅 ― |
山形新幹線 | ― 宇都宮駅 ― | |
秋田新幹線 | ― 宇都宮駅 ― | |
東北本線 | 宇都宮線 | ― 雀宮駅 ― 宇都宮駅 ― 岡本駅 ― |
湘南新宿ライン | ― 雀宮駅 ― 宇都宮駅(止) | |
烏山線 | (止)宇都宮駅 ― 岡本駅 ― | |
東北本線 寝台特急 「北斗星」「カシオペア」 |
― 宇都宮駅 ― | |
日光線 | 日光線 | ― 鶴田駅 ― 宇都宮駅(止) |
東武鉄道 | ||
東武宇都宮線 | 東武宇都宮線 | ― 西川田駅 ― 江曽島駅 ― 南宇都宮駅 ― 東武宇都宮駅(止) |
特急「しもつけ」 | ― 江曽島駅 ― 東武宇都宮駅(止) |
かつて、市内伝馬町から現在の大通り-大谷街道経由で大谷までの道路区間には、軽便路面鉄道が敷設され、主目的である大谷石の運搬のほか、一部旅客運輸も行っていた。ほかにも材木町から新川-新里街道経由で新里、徳次郎まで結ぶ路線や、市内南部に向かう路線も敷設されたが、運行の合理化策から1964年(昭和39年)までに全廃された。本路線の詳細は東武大谷線の項目に記載する。
LRT(ライトレール)
LRTの新規敷設を含めた今後の交通施策を検討する市都市・地域交通戦略策定協議会は、2009年3月23日に行った最終会議において、中・長期的公共交通網の整備案について大筋了承した。本整備案は路線バス網を見直してLRTを軸に公共交通網を再編するのが前提となっており、今後委員長が報告書文言を最終化して市長に提出、市長より市民に説明してその賛同が得られれば事実上LRT整備が決定することとなる。なお、現在宇都宮市内に路線バス網を展開する関東バスは、本案がLRT建設を前提としたものであるため、これを一部修正する申し入れ書を協議会に提示、報告書の最終化は委員長に一任された形となっている。
本整備案は、旧宇都宮市域(現在の宇都宮市本庁管内)中心に市内全域に分配されている公共路線バス網を解体し、新興の市東部工業団地とJR宇都宮駅間を中心に運行するLRT路線に再編するという白紙化計画であることから、協議会では慎重に検討が進められてきた。協議会は会議の中で委員長等が中心となり再三にわたって本計画の前提の見直しを市担当者に求めてきた[34][35][36]が、最終会議では整備案を概ね受け入れた形となっている。
市ではLRTと並行して、連節バスの導入も検討している。これに関連して、2010年4月18日未明、宇都宮のバス愛好家団体「アキバエクスプレス」が、動態保存の為に購入した元東京空港交通の連節バスを使用して宇都宮駅周辺で走行試験を実施。試験データは5月末に市やバス会社に提出されている[37][38]。
今後、本報告書が最終化されて市長に提出された後、市長は市民に公共交通整備案を説明し、これに対する市民の意見を聴いたうえで建設の是非を判断することになっている。
バス
JR宇都宮駅前および東武宇都宮駅前からは、市内および市外各地に向け路線バスが運行されている。大半の路線バスは旧宇都宮町域(本庁管内)の中心市街地であるJR宇都宮駅西口~馬場町・二荒山前~県庁前~東武駅前を経由する。また、その中心市街地周縁部を循環運転する「きぶな号」は宇都宮駅・東武宇都宮駅と栃木県庁・宇都宮市役所を旧篠原家住宅、清巌寺、慈光寺、宇都宮城址公園などの市街地観光ルート経由で運行される。この他、宇都宮駅東口、雀宮駅などを起点とするバスも運行されている。ハイレベルな路線網を持っており、歴史的な経緯から、関東バスの路線網が圧倒的に大きい。かつては東武バスが東京街道や栃木街道、楡木街道方面に多数の路線バスを運行していたが、採算に見合わないとして関東バスに路線譲渡し宇都宮市から撤退し、また国鉄バスも市東部国道123号方面のバス路線で頻回運行していたが、JRバス関東となって以降、利用者が少ない地域の路線規模を大幅縮小、利用者の多い清原台や光ヶ丘などのニュータウンを発着する便を中心とした運行形態に再編、地元の東野交通も人口減少の著しい県北方面の農村・山村地帯に至る路線の利用率低下を受けて、当該地域への路線数および便数を削減、人口も利用者も比較的多いJR岡本駅周辺の新興住宅地や平出工業団地、市東部の新興住宅地や真岡市、益子町を発着する便を中心とした運行形態に再編して来た経緯がある。
平日のラッシュ時間帯は通勤・通学目的の利用客によって混雑し、特に朝や悪天候時においては朝の東京近郊の通勤電車のごとく混雑することが多い。また、中心市街地であるJR宇都宮駅西口~東武駅前区間においては、路線過密区間ということもあり平日朝~夕方にかけて約数秒~1分・5分ヘッドという超高頻度運転が行われている。
種別 | 運行会社 | 運行地域 | 主な路線 |
---|---|---|---|
一般路線バス | 関東自動車 | 本庁管内 白沢街道 田原街道 日光街道 大谷街道 鹿沼街道 栃木街道 東京街道 上三川街道 水戸街道 柳田街道 各方面 |
市内循環線「きぶな号」、作新学院駒生線、 清住細谷線、戸祭台循環線、石那田日光線、 大谷線、長坂新鹿沼線、楡木線、今里玉生線、 富士見ヶ丘団地線、白沢線、越戸柳田線 江曽島線、桜通り鶴田駅線、六道西川田東線、 簗瀬瑞穂野団地線、宇大ベルモール循環線、 雀宮石橋線、さつき団地線、 ニュー富士見ヶ丘団地線、帝京大学線 |
東野交通 | 本庁管内 水戸街道 陸羽街道 白沢街道 各方面 |
宇大ベルモール線、石法寺真岡線、益子線、 馬頭線、岡本駅・和久線 | |
JRバス関東 | 本庁管内 宇大・ベルモール 清原台団地 祖母井・茂木・ツインリンクもてぎ 各方面 |
水都西線、深夜バス清原台線 | |
市(ユッピー号) | 今里地区 中里地区 宮山田地区 白沢地区 |
氏家線、河内線、宮山田循環線、町内循環線 | |
種別 | 運行会社 | 路線名 | |
高速バス | 関東自動車 | マロニエ羽田、マロニエ成田、とちの木号、北関東ライナー高崎・前橋号、北関東ライナー水戸号 | |
東野交通 | マロニエ羽田 | ||
東京空港交通 | マロニエ羽田 | ||
千葉交通 | マロニエ成田 | ||
近鉄バス | とちの木号 | ||
関東鉄道 | 北関東ライナー水戸号 | ||
茨城交通 | 北関東ライナー水戸号 | ||
日本中央バス | 北関東ライナー高崎・前橋号 |
今後、路線バス利用促進を目的として、市民に対する時刻表配布や乗車券購入助成広告、宇都宮駅観光案内所でのバス乗り換え案内の実施、市内全路線バスへの路線別付番制導入などが計画されている。
2009年に上記の時刻表と乗車券購入助成広告を配布したところ利用者が微増した。[39] また、2010年より地域の拠点的なバス停を中心に駐輪場完備のバス停(サイクル・アンド・バスライド)の整備を進めており、本格的な路線バスの利便性向上を図っている。
道路
人口50万の都市としてはバイパス道路や高規格道路の路線数が少なく、狭い道路が多いため市内は渋滞しやすい。 そのため市民は自転車を利用する傾向が強く、宇都宮市が「自転車のまち」と呼ばれる要因のひとつとなっている。
宇都宮(池上町)から主な都市の中心地までの距離は、概算で以下の通りである。
- 高速道路
- 一般国道
- 主要地方道、一般県道など
- 宇都宮環状道路(通称・宮環)
- 新4号国道、国道119号宇都宮環状北道路、国道121号、栃木県道3号宇都宮亀和田栃木線
- 栃木県道・茨城県道1号宇都宮笠間線(川向銀座通り、水戸街道、石井街道)
- 栃木県道2号宇都宮栃木線(栃木街道、桜通り)
- 栃木県道4号宇都宮鹿沼線(鹿沼街道)
- 栃木県道6号宇都宮楡木線(鹿沼インター通り)
- 栃木県道10号宇都宮那須烏山線(大通り、白沢街道、陸羽街道)
- 栃木県道22号大沢宇都宮線(新里街道、仁良塚街道)
- 栃木県道35号宇都宮結城線(今小路通り、上三川街道)
- 栃木県道63号藤原宇都宮線(東通り、宇商通り、田原街道)
- 栃木県道64号宇都宮向田線(鬼怒通り、なお、柳田街道は現在旧道の呼称とされている)
- 栃木県道70号宇都宮今市線(大谷街道)
- 栃木県道125号氏家宇都宮線(旧奥州街道、白沢街道)
- 広域連絡網
- 東京方面…栃木県道46号 - 新4号国道 - 国道4号
- 大宮(さいたま)…栃木県道46号 - 新4号国道 - 国道463号
- 水戸方面…国道123号 - 栃木県道・茨城県道1号宇都宮笠間線 - 国道50号
- 日立方面…栃木県道69号 - 国道123号 - 茨城県道21号 - 国道293号
- 日光方面…国道119号
- 郡山方面…国道4号
- 会津若松方面…国道119号 - 国道121号
- 高崎方面…栃木県道6号宇都宮楡木線 - 国道293号 - 国道50号
観光・レジャー
名所旧跡
- 宇都宮二荒山神社(馬場通り一丁目)
- 宇都宮城址公園(本丸町)
- 清明館
- 清明台櫓 - 宇都宮城本丸隅櫓(復元)
- 富士見櫓 - 同上
- 飛山城史跡公園(竹下町)
- 旧篠原家住宅(今泉一丁目)
- 今泉八坂神社(今泉四丁目)
- 清巌寺鉄塔婆(大通り五丁目)
- 善願寺大豆三粒の金仏(大通り一丁目)
- 宝蔵寺およりの鐘(大通り四丁目)
- 蒲生神社(塙田五丁目)
- 祥雲寺しだれ桜(東戸祭一丁目)
- おしどり塚(一番町)
- 大いちょう(中央一丁目)
- 松が峰教会(松が峰一丁目)
- 延命院地蔵菩薩(泉町)
- 桂林寺釈迦三尊図(清住一丁目)
- 一向寺汗かき阿弥陀(西原二丁目)
- 戸田家墓所 - 英厳寺跡(花房本町)
- 聖ヨハネ教会(桜二丁目)
- 日光街道の桜並木(上戸祭町)
- 亀井の水(下河原町)
- 野口雨情旧居(鶴田町)
- 大谷寺磨崖仏(大谷観音)(大谷町)- 大谷石の壁に掘られた国内最古の磨崖仏
- 平和観音(大谷町)
- 大谷資料館(大谷町)- 大谷石地下採掘跡
- 多気山不動尊(田野町)
- 長岡百穴古墳(長岡町)
- うつのみや遺跡の広場(上欠町)
レジャー
- 宇都宮競輪場(東戸祭)
- 宇都宮動物園(上金井町)
- とちのきファミリーランド(西川田四丁目)
- 日光サーキット(高松町)
- ヒーローしのいサーキット(篠井町)
- 日晃スポーツランド (芦沼町)
- 宇都宮サイクリングセンター(福岡町)
温泉
祭事
- 初市(1月開催)
- さくらまつり(4月上旬開催)
- フェスタmy宇都宮(4月開催)
- よー元気まつり(5月下旬開催)
- うつのみや花火大会(7~8月のいずれかの土曜開催)
- オリオン七夕まつり(8月初旬開催)
- ふるさと宮まつり(8月第一土・日曜開催)
- ジャパンカップサイクルロードレース(10月下旬の土・日曜開催)
- 宇都宮餃子まつり(11月上旬開催)
- 宮の市(10月下旬~11月上旬開催)
- 宇都宮二荒山神社祭事(宇都宮二荒山神社#祭事を参照)
グルメ・その他
- 餃子…「宇都宮餃子」として非常に有名。戦中、宇都宮の部隊(第14師団)が中国大陸に展開しており、戦後、復員兵によって多くの餃子屋が市内にできたのが始まりという。その後、テレビ東京の番組『おまかせ!山田商会』の企画により、宇都宮のシンボルである『餃子像』がJR宇都宮駅東口に設置されたが、2008年10月、像の移動中のミスにより破損。11月に修復され、西口ペデストリアンデッキ階下に設置された。(詳細は餃子の項を参照)
現在進行・計画中の大型プロジェクト
現在進行あるいは計画している大型プロジェクトは以下の通りである。
再開発
- 宮みらい - ホテルをはじめとする商業施設が入居する高層複合ビルが建設される予定。2013年に本格開始予定。
- 宇都宮馬場通り西地区再開発 - 高層複合マンションが建設される。2010年竣工。
- 宇都宮駅西口第四B地区再開発 - ホテルとマンションの複合ビルが建設された[40]。
- 千手・宮島地区再開発 - 高層ホテルが建設される予定。[2]
- 大手地区再開発 - 30階建ての超高層マンションが建設される。2013年着工、2014年竣工予定。[3]
鉄道関連
- 市中心部西端~市東端にかけてLRTが建設される予定。
- 雀宮駅 - 橋上駅舎化された駅の東口に高等学校と図書館が建設される予定。
- JR日光線新駅設置 - JR日光線鶴田駅~鹿沼駅間に新駅が設置される予定。鹿沼市との共同事業。[4]
その他
- 政令指定都市への移行 - 詳しくは政令指定都市#指定都市を目指している地域#構想段階の地域を参照。
宇都宮にゆかりのある著名人
政治
- 枝野幸男(政治家、民主党衆議院議員、埼玉5区)
- 藤枝泉介(政治家、元防衛庁長官、元運輸大臣、元自治大臣)
- 船田享二(ローマ法学者、政治家、元行政管理庁長官、元賠償庁長官)
- 船田元(政治家、前衆議院議員、元経済企画庁長官)
- 船田中(政治家、元衆議院議長、元防衛庁長官)
- 船田譲(政治家、栃木県知事1974年~1984年)
- 森山欽司(政治家、元科学技術庁長官、元運輸大臣)
- 森山真弓(政治家、元官房長官、元環境庁長官、元文部大臣、元法務大臣)
- 簗瀬進(政治家)前参議院議員、民主党)
- 渡辺文雄(政治家、元栃木県知事)
学芸
- 学者
- 船田享二(ローマ法学者)
- 教育
- 鈴木彪平 - 盲導犬の普及活動。
- 詩歌
- 美術
- 作家
- 新井理恵(漫画家)
- 落合恵子(小説家、DJ)
- 甲斐克彦(小説家)
- 菊池英也(小説家)
- 君島久子(民話翻訳家)
- 立松和平(小説家)
- 千葉省三(児童文学家)
- 野部利雄(漫画家)
- 藤水名子(小説家)
- 向田邦子(作家)- 幼少期を宇都宮で過ごした。転居までの短期間であったが、宇都宮西原尋常小学校(現在の西原小学校)に在校。
- わんぱく(漫画家)
- 音楽
- Dirty Old Men(ロックバンド)
- Brown Blessed Voice(ゴスペルグループ) - 宇都宮市を中心に活動するゴスペルグループ[41]。
- 宮田大(チェロ奏者)
- 渡辺貞夫(サックス奏者)
- アニメーション
報道
- アナウンサー
- ジャーナリスト
芸能
- タレント
- 井上マー(お笑い芸人・旧河内町出身)
- 大島優子 - 元子役タレント、歌手、女優、アイドル(高校生時代の宇都宮の思い出と絡め、女性雑誌上でお勧めイルミネーションスポットとして宇都宮市オリオン通りのうつのみやイルミネーションを紹介[42]。)
- 大島崚(声優)
- 柿沢安耶 - 2003年から2006年まで宇都宮市でレストランを開いていた。
- 鈴木麻里子(声優) - 中学・高校時代を宇都宮市で過ごす。両親は現在も宇都宮市在住。
- 茅原実里(声優)
- 星井七瀬(アイドル)
- 真島茂樹(振付師・俳優・歌手)
- 水沢史絵(声優)
- 桃瀬ツカサ
- 歌手
- いとうかなこ
- カヒミ・カリィ
- 車谷浩司
- 斉藤和義 - 作新学院高校卒。
- せきぐちゆき - 宇都宮出身。
- 野中彩央里 - 演歌歌手
- 八反安未果 - 埼玉県所沢市生まれの宇都宮育ち。
- 浜崎貴司 - フライングキッズのメインヴォーカリスト。
- hiroko - mihimaru GTのヴォーカリスト。兵庫県芦屋市生まれの宇都宮育ち。
- hitomi - 海星女子高卒。
- 森昌子
- 森山愛子
- より子
スポーツ
- 青井鉞男(野球指導者、野球殿堂特別表彰者)
- 阿部裕樹(プロゴルファー)
- 安藤梢(女子サッカーなでしこジャパン、2011年FIFA女子ワールドカップ優勝チームメンバー)
- 五十嵐久人(体操選手)1976年モントリオールオリンピック体操男子団体金メダリスト
- 入江利和(プロサッカー選手、栃木SC所属)
- 宇賀地強(陸上選手)
- 小野和義(元プロ野球選手、プロ野球指導者、近鉄 - 埼玉西武)
- 加藤斌(元プロ野球選手、中日)
- 君島一郎(野球研究者、野球殿堂特別表彰者)
- 小島佑太 - プロバスケットボール選手(滋賀レイクスターズ所属)
- 近藤直也(プロサッカー選手、柏レイソル所属)
- 鮫島彩(女子サッカーなでしこジャパン、2011年FIFA女子ワールドカップ優勝チームメンバー、旧河内町出身)
- 柴田大知(JRA騎手)
- 柴田未崎(日本中央競馬会調教助手)
- 島野育夫(元プロ野球選手、元プロ野球指導者、阪神 - 中日)
- 関口雄大(プロ野球選手)
- 高村祐(元プロ野球選手、プロ野球指導者、近鉄 - 楽天)
- 只木章広(元サッカー選手、指導者、栃木SC - 那須)
- 手塚貴子(女子サッカー・旧河内町出身)
- 廣瀬佳正(プロサイクルロードレーサー、宇都宮ブリッツェン)
- 藤沼亜衣(卓球)シドニーオリンピック、アテネオリンピック日本代表
- 増淵まり子(ソフトボール選手)2000年シドニーオリンピック銀メダリスト
- 松本育夫(元サッカー選手、サッカー指導者、解説者)メキシコシティオリンピックのサッカー銅メダリスト
- 八木沢慶太(ラフティング選手)
- 安田毅史(ロードレースライダー)
- 吉田寿光(サッカー審判員、元国際主審)
架空の人物
- 姫宮なな(東武鉄道お客さまセンターマスコット)
宇都宮に所縁のある作品
小説
楽曲
- オリオン通り - 斉藤和義、浜崎貴司の作品。
- 桜通り十文字 - 関口由紀の作品。
- ずっと好きだった - 斉藤和義の作品。久しぶりに「地元」(歌詞では「この町」)であった同窓会で再会した「彼女」の思い出(歌詞では「蘇える16才」「俺達のマドンナ」)と今の思いを綴ったとされる楽曲[43]。Promotion Videoは宇都宮市オリオン通りのビル(パン屋さん)の屋上で撮影された[44]。
映画、ドラマ
宇都宮で撮影が行われた作品
- もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら - 2011年(平成23年)6月4日(土)、全国公開の映画[45]
- 市内にある清原球場にて、夏の大会・決勝シーンの撮影が行われた。観客役のエキストラは多い日でおよそ1000人となり、おおがかりの撮影となった。
- 20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗 - 2009年(平成21年)8月29日(土)全国公開の映画。浦沢直樹氏原作の漫画を原作者本人と長崎尚志氏が脚色、堤幸彦氏が監督したもの[46]。
- キャプテン - 2007年(平成19年)8月18日(土)全国公開の映画。ちばあきお氏の野球漫画を実写映画化したもの[47]。
- WATER BOYS 2005夏 - 2005年(平成17年)8月19日(金)、8月20日(土)に「ウォーターボーイズ2005夏スペシャル」としてフジテレビ系全国ネットで放送されたテレビドラマ。
- さとうきび畑の唄 - 2003年(平成15年)9月28日(日)に「テレビ50周年ドラマ特別企画」としてTBS系全国ネットで放送されたテレビドラマ[48]。
- ハチ公物語 - 1987年(昭和62年)8月1日全国公開の映画。忠犬ハチ公を描いたもので原作・脚本は新藤兼人。
その他、こちらも参照[49]。
アニメ
- 茄子 スーツケースの渡り鳥 黒田硫黄原作で2007年10月24日に発売されたOVA作品である。アニメーション映画『茄子 アンダルシアの夏』の続編。ジャパンカップサイクルロードレースが舞台になった。
漫画
- 喧嘩商売 - 木多康昭の作品。
- 茄子 - 黒田硫黄の作品。茄子を共通の話題とするオムニバス短編集。講談社『月刊アフタヌーン』2000年11月号から2002年10月号にかけて連載された。単行本全3巻。
- × ―ペケ― - 宇都宮南高等学校がモデル。
脚注
- ^ 2012年(平成24年)4月1日に政令指定都市への移行が決定した熊本市(熊本都市圏)を除いた場合。
- ^ 明治13年11月の陸軍行軍演習において、第1師団騎兵第1大隊長の秋山好古も来宇する。
- ^ 明治14年7月の大軍事演習において、第1師団騎兵第1大隊長の秋山好古が再度来宇する。
- ^ 明治17年、栃木県第3代県令の三島通庸は、奥州街道(陸羽街道)を付け替えて現在の大通りを開通させた。それまでの奥州街道(陸羽街道)は、宇都宮二荒山神社の境内地を避け、伝馬町からオリオン通り、日野町を抜け、上河原から北上するルートを取っていたが、この大通り開通により二荒山神社は街道が境内地を通ることとなった。
- ^ 明治22年12月31日時点の居住人口。詳細は市制#1889年(明治22年)の都市人口を参照。
- ^ 早稲田大学野球部 歴史
- ^ 図典 日本の市町村章 p62
- ^ 宇都宮市旗
- ^ 下野新聞:バス時刻表一括掲示 JR宇都宮駅
- ^ a b 経済産業省「商業統計調査」に拠る。
- ^ 経済産業省「工業統計調査」に拠る。
- ^ 農林水産省「生産農業所得統計」に拠る。
- ^ 農林水産省「面積調査」に拠る。
- ^ “宇都宮市(栃木県)の製造業情報:出荷額,従業員数etc”. patmap都市情報. 2010年6月30日閲覧。
- ^ 経済産業省 平成19年商業統計確報 第3巻 産業編(市町区村表)『第1表 区市郡別、産業分類小分類別の事業所数、従業者数、年間商品販売額、商品手持額及び売場面積(小売業)』
- ^ 宇都宮市 統計データバンク 総合統計 (5)商業 『0502地区別商店数,従業者数,年間商品販売額等』
- ^ 総務省 統計局『家計調査』
- ^ 宇都宮市 統計データバンク 総合統計 (5)商業 『0504宇都宮市の商圏』
- ^ 宇都宮市 統計データバンク 総合統計 (7)金融 『0701金融機関数』
- ^ 宇都宮市 統計データバンク 総合統計 (7)金融 『0702金融機関別預金,貸出金状況』
- ^ 47news『大型店の郊外立地を禁止 改正都市計画法が全面施行』
- ^ 宇都宮市ホームページ『第5次宇都宮総合計画』
- ^ アサヒ.com『【栃木】店4倍に拡大「来らっせ」/宇都宮餃子会』
- ^ 宇都宮餃子会ホームページ『宇都宮来らっせ』
- ^ a b c 宇都宮ブランド戦略指針(平成21年3月 宇都宮市)
- ^ 株式会社ヌマニウコーポレーション ホームページ
- ^ 宇都宮市ユニオン通り商店街『ユニオン通りについて』
- ^ 株式会社 大高商事 ホームページ
- ^ “各駅の乗車人員”. JR東日本. 2010年6月30日閲覧。
- ^ 日本航空 空港バスチケット申込・購入(JAL95bus.com)
- ^ 全日本空輸 空港バス手配(ANA95bus.com)
- ^ 宇都宮・水戸・前橋に高崎を含んだ例。
- ^ 中央前橋駅(乗降1,877人/日)・上信電鉄高崎駅(乗車2,052人/日)・鹿島臨海鉄道水戸駅(乗車2,134人/日)と比較した場合。
- ^ 本整備案では、JR宇都宮駅と市東部清原工業団地間を結ぶLRT建設が前提となっているが、このような需要(利用機会のある市民)は限られており、本来行政が提供すべき全市民に利用機会のある公共交通網整備、すなわち市内各地域と市中心部を結ぶ交通網の整備を前提とした案とするよう、再三にわたって再検討を指示してきた
- ^ 本LRT建設推進に関しては、富山ライトレールの成功例が頻繁に持ち出され参考とされているようであるが、富山ライトレールはもともとJR富山港線の基盤を利用し、その運営面だけを軽微変更しただけのものであるから、宇都宮市のように公共交通サービスが何も無い所に新規建設する場合とは全く状況が異なっている。
- ^ 都市・地域交通戦略策定協議会 第3回会議議事録
- ^ 下野新聞2010年4月10日付け 18日未明に18メートルの「連節バス」試運転 宇都宮の愛好家
- ^ 下野新聞2010年4月21日付け 連節バス無難に走行 宇都宮で試運転
- ^ 47ニュース:時刻表配ったら、バス利用者ちょっと増 宇都宮市が調査
- ^ 宇都宮市役所[1]
- ^ Brown Blessed Voice公式ホームページ
- ^ 女性セブン2010年12月19日号 NEWSポストセブン「AKB48 大島優子と前田敦子がお勧めするイルミネーションスポット」(小学館発行)
- ^ 日本テレビ Music Lovers 「斉藤和義スペシャルライブ ― 家政婦のミタスペシャル」 (2011年12月11日放送、出演:相武紗季、忽那汐里)
- ^ Radio Berry 「ベリテンリポート 2011.9.11 #7 斉藤和義」
- ^ 映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」公式サイト
- ^ 映画「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」公式サイト
- ^ 映画「キャプテン」公式サイト
- ^ 映画「さとうきび畑の唄」公式サイト
- ^ 宇都宮フィルム・コミッション 撮影実績
関連項目
外部リンク
- 行政
- その他