喧嘩商売

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喧嘩商売
ジャンル 格闘漫画
漫画:喧嘩商売
作者 木多康昭
出版社 講談社
掲載誌 週刊ヤングマガジン
レーベル ヤンマガKC
発表号 2005年28号 - 連載中
巻数 既刊24巻
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喧嘩商売』(けんかしょうばい)は、木多康昭による格闘漫画作品。『週刊ヤングマガジン』(講談社)にて2005年28号より連載中。

目次

[編集] 概要

  • 主人公・佐藤十兵衛の格闘技喧嘩にまつわる一連のストーリーを軸にした格闘漫画。同等の条件下で単純な格闘技の実力比べだけでなく、相手よりも優位に立つために様々な策略に巡らせることも多く、その点が一般の格闘漫画と大きく異なっている。
  • シリアスな展開だけでなく時事ネタや下ネタ、ブラックユーモアを盛り込んだギャグも多い。時折、様々なキャラクターに関する短編エピソードが伏線として挿入される。
  • 作画にはコンピュータグラフィックスが取り入りられている。
  • 単行本には、本連載時の原稿が大幅に加筆されて掲載されていることが多い。また巻末には、作者のアシスタントや担当をネタにした書き下ろし漫画も掲載される。
  • 2010年40号で第一部を完結し、長期の休載に入った。第二部開始は2011年2月の予定と告知されていたが、2012年1月現在も連載は再開されていない。
  • 手違い説と陰謀説。講談社サイドは「第一部堂々完結」としながらもマガジンKC巻末のコミック宣伝ページでは続刊シリーズ枠から喧嘩商売を外し、「喧嘩商売 全24巻」として完結シリーズの欄に同作を追いやっている。これは後にクレジットされるようになったものではなく、喧嘩商売24巻と同時に発売された逆転検事4巻などにも既に載っていた。

[編集] 登場人物

[編集] 富田流

富田勢源を始祖とする古武道。本作に登場する富田流は、江戸時代後期に分裂した一派で、嫡男が継承する一子相伝の流派とされている。小太刀術に長けている他、素手での戦闘術にも重点が置かれている。

佐藤十兵衛(さとう じゅうべえ)
本作の主人公。東京都から宇都宮市の行座宇都宮高校に転校してきた高校生。身長180cm以上、体重100kg以上。
父親が官僚のため転校が多く、また体が大きかったことなどから上級生からいじめを受けていた。中学1年の時、偶然出会った高野照久に助けられたことをきっかけに、いじめられっ子から脱却することを決意。入江文学から指導を受け、喧嘩に明け暮れる生活を送るようになる。
喧嘩に勝つためには手段を選ばず、打撃・組技だけでなく凶器攻撃や不意打ちも当たり前に行う。随所に知能が高く勉強が出来ることをうかがわせる場面があり、様々な知識・雑学を用いて罠や策略を巡らせることにも長け、洞察力も優れている。工藤優作に敗北した後、打倒工藤のため文学に正式に弟子入りし、肉体改造を成功させ金剛・無極・煉獄の三つの技を習得。フェノメノンの試合に乱入してサーモン森を圧倒して、フェノメノンにスカウトを受け、工藤の居場所の情報と引き換えに金田保と「デスバトル」の試合を行い、勝利する。金田戦の後には、文学から富田流の印可と黒帯を受けた。
極めて自己中心的な性格の上にナルシストで、プライドが高く不遜な性格をしており、自分の都合を優先して他人を騒動に巻き込むことも少なくない。師匠である文学に対しても見下したような態度で接することが多いが、一方で文学の格闘技指導に対しては素直に従い、敬語を使って話す場面も少なくない。
春菊ピーナッツが苦手。女性に関する性的な知識は豊富だが、実際は童貞かつ仮性包茎で、自分でもそのことを気にしている。多江山里のストーカー行為によって、細木数子を見ると勃起してしまうようになっている。パスワード解析システム「十兵衛開錠ドットコム」の開設者でもある。
1巻の巻頭エピソードを担当。
入江文学(いりえ ぶんがく)
富田流の六代目継承者で、十兵衛の師匠。38歳。祖父の遺した不動産の収入によって生活しており、道場付きの豪邸に一人で暮らしている。定職には就いておらず、職歴もない。十兵衛が中学生の頃から付き合いがあり、工藤に敗れ復讐に燃える十兵衛の懇願に心を打たれ、また自分に見合う練習相手として育てあげるべく、正式に弟子入りを認める。
古武道の達人であるだけでなく、近代格闘技にも精通している。実戦・喧嘩の場数も数多く踏んでおり、相手の急所へ連続攻撃を叩き込む、小太刀で手首を切り飛ばす、意識のない相手を窓から階下に投げ捨てるなど、戦いにおいては容赦が全くない。勝つため強くなるために手段を選ばないその姿勢は十兵衛にも強い影響を与えているが、指導者としては「教え方がヘタ」と十兵衛に評されている。
明るく義理堅い性格だが、短気で感情の起伏が激しく、十兵衛にからかわれて拗ねたり、おだてられてすぐ機嫌を直したりする。武道一筋の人生を送ってきたため未だ童貞で、そのことを指摘されると本気で落ち込む。所持している自動車免許はAT限定。長く独身生活を送っているため料理が上手く、御節料理を一人で作ることもできる。
幼い頃に両親が離婚、尊敬する父・無一を一人にしないため無一と暮らすことを選び、以来親子で稽古三昧の日々を送ってきた。無一が田島の手で長い昏睡状態に追いやられた後は、田島を倒し無一の仇を打つことを目標に修業に明け暮れている。ヴァーリトゥードトーナメントへの出場が決定している。
高校時代、柔道の試合でインターハイ無差別級王者だった学校の2年先輩・川原卓哉(カワタク)を倒したことがあり、カワタクが金メダリストになった後も柔道の稽古でカワタクを圧倒している。
4巻の巻頭エピソードを担当。
入江無一(いりえ むいち)
文学の父で富田流五代目継承者。父の遺した不動産の収入に頼って定職に就かず、弟子も取らない生活を送っていたため妻に離婚され、以来自らの修業と文学への富田流の継承に明け暮れるだけの生活を送っていた。
柔道金メダリスト・カワタクが、山本陸と戦える人間として無一の名前を挙げたことで、打倒陸の最右翼として名前が知られるようになった。その後、山本への挑戦権を得るため大型の灰色熊を倒し、田島の山本襲撃を無一がやったものと勘違いして殴りこんできた上杉均を破るも、上杉戦で重傷を負っていたところに田島の襲撃を受け、意識不明の重体に陥る。9年後、長い昏睡状態から覚醒し、文学に対する感謝の言葉を述べながら息を引き取った。

[編集] 進道塾

「塾生は最新最強たれ」をモットーにしているフルコンタクト空手の流派。多くの支部を持つ大手団体だが、数年前に分裂した。分裂前の内弟子には、秘伝の奥義「煉獄」が授けられている。

山本陸(やまもと りく)
進道塾創設者。古流空手の寸止めルールへの不満から古流を離れ、防具を着けない直接打撃制の進道空手を作り上げた。その圧倒的な実力から「空手王」の異名を取り、対人戦に飽き足らず素手でを殺害したことなどから、かつてはマスメディアなどから最強の格闘家と呼ばれていた。「煉獄」の開発者でもあり、その実験台として生野勘助を倒したことがある。
入江無一戦を控えた時期に田島彬の襲撃に遭って左目を失い、上杉を破門し海に塾を継がせた後失踪。9年経った現在もその行方はわかっていない。
上杉均(うえすぎ ひとし)
山本陸と並び「喧嘩王」と称されている、進道塾の高弟。打たれずに打ち倒されずに倒す「捌き」の達人。取り調べで暴行を受けた橋口の仇を取って警察官を叩きのめすなど義侠心が非常に強く、他人のために拳を振るう漢。山本陸にも劣らない存在感やカリスマ性を持っており、心酔する塾生も少なくない。煉獄をどのパターンからでも開始でき、また3分以上連続して撃ち続けることができる。
田島の陸襲撃を無一がやったものと勘違いし、海と共に入江邸に乗り込んで無一と対戦、金剛を受けて破れた。その際に煉獄を文学に見られたことと、進道塾を海に継がせたいことを理由に処分を願い出て、進道塾を破門される。9年後、進道塾に対する川口夢斗の挑戦状や田島主催のヴァーリトゥードトーナメント出場要請を受け、塾長を継いだ海の要請で塾に復帰。復帰を聞いて駆けつけた、分派した門下生も含む五万人の塾生の目の前で、進道空手九段位・主席師範としてトーナメントに出場することを表明した。
15巻の巻頭エピソードを担当。
高野照久(たかの てるひさ)
天才空手高校生。初登場時は進道塾青木派の門下生で、鋭い後ろ回し蹴りを得意とすることから「光速後ろ回し蹴り」の代名詞で呼ばれていた。身長は180cm前後。過去にいじめに遭っていた十兵衛を助けたことがあり、十兵衛が喧嘩の道に足を踏み入れるきっかけを作った。
真摯に強さを求めるあまり青木派を破門され、青木と対戦し勝利するも、その後十兵衛と戦って自分の蹴り技をコピーされ敗れた。十兵衛戦後、喧嘩を商売にするとして総合格闘技へ転向、フェノメノンに所属し、その強さと求道的な姿勢から一部でカリスマ的な支持を集めている。フェノメノン主催の大晦日の大会では、十兵衛・金田戦の前座試合でボクシングの世界チャンピオンと対戦し、ハイキック一発でKO勝利を納めたが、試合後、野試合を挑んできた石橋強に敗れた。
登場当初は皮膚が褐色で、物事に対してノーと言えない性格だった。損な役回りやギャグキャラとしての立ち回りが多かったが、格闘家としての一面がクローズアップされるにつれて、ストイックに格闘技の道を進むようになっていった。十兵衛戦後は十兵衛の戦い方を取り入れ、駆け引きにも長けるようになっている。
上杉の進道塾復帰を受けて、進道塾本派に復帰・合流した。
2巻の巻頭エピソードを担当。
青木裕平(あおき ゆうへい)
進道塾のかつての高弟で、進道塾分裂前の最後の国際大会優勝者。空手家としての実力の足りない山本海が二代目塾長となったことへの不満から塾を脱退、宇都宮を拠点に進道塾青木派を立ち上げた。スキンヘッド
身長205cmと非常に恵まれた体格をしているが、一線を退いてから10年経っており、また実戦などに対する造詣も深くない。そのため門弟だった高野に敗北し、文学に自らの煉獄を盗まれて敗北するなど、劇中では目立った活躍が見られない。
上杉の進道塾復帰を受けて、進道塾本派に合流した。
橋口信(はしぐち しん)
進道塾のかつての高弟。全国大会で三度の優勝経験を持つ、進道塾中量級・軽重量級のトップ選手だった。拳の人差指と中指を開く、クセのある構えをしている。煉獄を伝授されている。
師と慕う上杉が破門された後、上杉を代表とする新団体を立ち上げるため、進道塾を脱退した。脱退後は大沢・田中と共に総合格闘技へ転向、デビューから4戦4勝と話題になり自分の道場も開いたが、興行主から持ちかけられた金田保との八百長試合を断ったことで総合格闘技を追われ、道場への融資も打ち切られた。融資打ち切りによって経営に行き詰ってからも道場に居座り続け、立ち退きを巡って対立していた暴力団講談会を撃退し続けていたが、ヤクザによって雇われた工藤優作に大沢・田中共々倒され、整形手術でも顔面が元通りにならないほどの重傷を負わされる。その後、三人で講談会の用心棒となった。
文学と共に修業のために講談会系列の組を潰して回っていた十兵衛と、講談会事務所で対決。空手や総合格闘技で培った技だけでなく、仲間を利用し防犯スプレーを用いるなどダーティな手も使い、十兵衛の右手小指を折るなどして追い詰めた。しかし目突きを食らって左目を失い、大沢から奪われた防犯スプレーで右目の視力も奪われ、最後は金剛を受けて敗れた。その後、工藤の情報を求めて接触してきた金田保と対決し、大沢・田中と三人揃って倒され、ちゃんねるAに晒し者にされてしまった。
上杉の進道塾復帰を受けて、大沢・田中とともに進道塾に復帰した。
7巻の巻頭エピソードを担当。
山本海(やまもと かい)
山本陸の長男で現・進道塾塾長。プライドが高く、人に頭を下げられない性格をしている。
煉獄を伝授されるなど父の高弟として扱われてはいたが、その実力は他の高弟に劣っている。それが原因で、失踪した父の後を継いで二代目塾長となった時に高弟が次々と離れていき、組織の分裂を引き起こしてしまった。その後は実力不足ながらも上手く立ち回り進道塾を運営してきたが、川口夢斗の挑戦とヴァーリトゥードトーナメント出場要請に対処しきれなくなり、破門されていた上杉均を復権させ主席師範として呼び戻した。
上杉からは、組織を守るためにプライドを捨てて頭を下げたことを「やはり二代目を継ぐことができたのはあなたしかいなかった」として評価されている。
上杉の入江邸襲撃に同行したり、文学の煉獄研究のためにカワタクと戦うよう仕向けられたりするなど、富田流と因縁が深い。
山本空(やまもと そら)
山本陸の次男。進道塾恵比寿道場の道場主。道場破りに来た里見賢治と対戦し、錬度の足りなかった自らの煉獄を破られて敗北、里見の門下に入り進道塾を離れた。
石原一茶(いしはら いっさ)
進道塾青木派の門下生で、高野の友人。高野に憧れている。ハゲの家系で、若くしてハゲが進行しているのを激しく気にしている。
高野から十兵衛への復讐を相談され、十兵衛に挑むが完膚なきまで倒される。その後、工藤優作に十兵衛だと勘違いされ、一方的に殴り倒されてしまった。
上杉の進道塾復帰を受けて、進道塾本派に合流した。
大沢(おおさわ)
橋口の仲間。髪を染めている。工藤戦では手首を砕かれ、十兵衛には金剛で倒され、金田にはパンチ一発でKOされた。
田中(たなか)
橋口の仲間。文学に睾丸を潰され、金田には背負投で頭から床に投げ落とされた。
イーフー・ドレイク
青木の弟子。ドレッドヘア黒人で、青木の門下になって10年になる。煉獄を習得しようと文学と共に青木の道場に乗りこんできた十兵衛に、握手対決で左手を潰され、不意打ちの後ろ回し蹴りで倒された。
内田健(うちだ けん)
進道塾塾生。段位は三段。体格は小柄で、スピードのある連打を得意としている。金田に金剛を教えにきた梶原と対戦し、梶原の金剛を受け倒された。十兵衛と金田のデスバトルでは金田のセコンドを務めた。
菅野祐太郎(すがの ゆうたろう)
佐川睦夫の小学校時代の同級生。幼い頃から進道空手を学んで三段位を持っており、上杉均に憧れている。背中と左肩に入れ墨がある。
優れた武道の素質ゆえに傲慢な性格が形成され、妻に家庭内暴力を振るっており、それによって実家に連れ戻された妻を奪い返そうと妻の実家に乗り込もうとしたところ、その道中で自分を父親と勘違いした睦夫に拉致・監禁された。五ヶ月後の1月1日に睦夫と立ち会う約束でひたすら鍛錬を積み、当日の立ち会いではブラジリアンキックで睦夫を倒したかと思われたが、戦っていた相手は睦夫ではなく睦夫が拉致してきた別の人間で、直後に睦夫の直突きを受け叩きのめされる。

[編集] 柔道

金田保(かねだ たもつ)
柔道オリンピック100kg超級金メダリスト。
父はヤクザ、母は父の暴力から逃避するため新興宗教にのめりこむという荒れた家庭に育ち、それによって、自分の利益と勝利のためにはあらゆる努力を惜しまないだけでなく、卑劣な手段で他人を陥れることも厭わない性格となった。中学時代には後藤に冤罪をかぶせることで親友として慕わせ、担任だった女教師・椎名の弱みを握って強姦し続けていた。プライドが高く、自己顕示欲も非常に強い。
五輪代表選考会となった全日本選抜柔道体重別選手権大会では3位だったが、自分より上位の村井・川上の2人に禁止薬物入りの飲料を飲ませて失格にし、繰上げで代表選手となり金メダルを獲得した。金メダル獲得後は、予選選考会での不正を見抜いていた父をその手で殺害し行方不明扱いにしている。
その後、自身のネームバリューを生かすべく総合格闘技へ転向。大晦日の工藤優作戦に備え、格闘技の才能を生かして打撃の技術を習得したのみならず、筋肉増強剤を服用して超人的な筋力も手に入れた。対戦相手が工藤から十兵衛に変わった後、十兵衛を誘い出して下剤を飲ませようとしたが、十兵衛に見抜かれて逆に策略に乗せられてしまい、あらゆる手を使って十兵衛を倒すことを決意する。
当日の試合では、メリケンサックや後藤から処方された中枢神経興奮剤などを使用し、更に試合に先立って梶原修人から「金剛」を教えられていたことなどから、序盤から中盤にかけて優位に試合を運んでいた。しかし、興奮剤の作用を持ってしても「煉獄」を防ぎきることができず、状況を逆転され追い詰められる。最後の手段として胃に残っていたカプセルを吐き出し、副作用の問題から半分だけ興奮剤を摂取して足技だけで十兵衛を倒そうとしたが、残った半分のカプセルを十兵衛に飲まれてしまったため、互いに覚醒した状態での乱打戦に持ち込む。最後は乱打戦を制され、再び「煉獄」を受けて失神し、敗北した。
試合翌日、無名の高校生に敗北したことで格闘家としての自分の価値がなくなったと悟り、格闘技からの引退を決意。後藤とその家族を殺害し、かつて後藤に書かせた遺言状を利用して財産を強奪しようと目論んだが、金田の利用価値を見限った後藤に致死量の興奮剤を飲まされ、事故に見せかけて殺害された。
洗剤で柔道着を滑らせる発言など秋山成勲のエッセンス(真意が不明なものも含め)が取り入れられたキャラクター[1]
14巻の巻頭エピソードを担当。
関修一郎(せき しゅういちろう)
4大会連続で金メダルを獲得し、国民栄誉賞も授与された日本最強の柔道選手。その圧倒的な実力から「仁王」と呼ばれている。華麗な投げ技を得意としているが、高専柔道にも造詣が深く、全日本柔道選手権大会決勝で金田と対戦した際には、三角絞めで一瞬で絞め落とし、試合開始からわずか6秒で勝利した。芝原剛盛や金隆山らを倒すことを目標に、田島彬主催のヴァーリトゥードトーナメントに出場を表明している。
22巻の巻頭エピソードを担当。
村井虎四郎(むらい こしろう)
100キロ超級において2大会連続で優勝している、柔道オリンピック金メダリスト。通称「甲斐の虎」。関とは幼馴染の親友同士で、関を誘って柔道を始めるきっかけを作った。
五輪3連覇を狙って臨んだ全日本体重別選手権決勝戦で、因縁のある川上竜に一本負けを喫し、更に金田の策略により川上と共にドーピング違反に問われて失格となり、現役引退を決意。一時は柔道を辞め高校教師となる決意を固めたが、関が金田を倒した全日本柔道選手権決勝を観戦したことで柔道への情熱を取り戻し、その後は高校柔道部の顧問として後進の指導に励んでいる。
川上竜(かわかみ りゅう)
柔道100キロ超級選手。高校2年生で柔道を始め、柔道歴わずか4年という驚異的なスピードで、村井をも凌ぐトップ選手へと上り詰めたことから「昇竜」と呼ばれる。容姿の割に謙虚な性格をしている。
全日本体重別選手権決勝戦での村井との因縁の対決を制し五輪代表に内定していたが、金田の策略によりドーピング違反に問われて村井と共に失格となり、柔道への情熱を失って現役を引退する。その後、全日本選手権決勝で関が金田を倒した様子を観戦して奮起しボクシングへ転向、弱小団体王者ながらもヘビー級チャンピオンをスパーで倒す素質を見せる。しかしプロテストで佐川徳夫に一方的に叩きのめされ、ボクシングを止め日本拳法を志して徳夫の弟子となった。
川原卓哉(かわはら たくや)
関らより上の世代のオリンピック100kg超級金メダリスト。「カワタク」という愛称で呼ばれており、寝技を得意としていたことから「寝技のカワタク」とも呼ばれている。かなりの自信家でナルシスト。唇が厚い。
文学の高校時代の2年先輩で、インターハイ無差別級王者だった。後に金メダルを獲った時の記者会見で「富田流の入江なら山本陸に勝てるかもしれない」と発言し、無一が山本に挑むきっかけを作った。この直後、選手として全盛期にありながら現役を引退。その理由を後に「関修一郎が100kg超級に移ると聞いたため」と語っている。
高校時代に柔道の試合で敗れて以来文学と親交があり、煉獄研究を目論む文学から山本海に挑むようそそのかされたり、文学や十兵衛の柔道の稽古に駆り出されたりしている。

[編集] 梶原柳剛流

江戸時代初期の薙刀の達人・梶原長門を開祖とする古武道。野太刀を主として柔術槍術などが総合的に組み込まれており、忍術も標榜している。江戸時代後期に柳剛流との交流を経て、梶原流から梶原柳剛流となった。

梶原修人(かじわら しゅうと)
梶原柳剛流継承者。左の手首から先が欠損しているが、片腕でも野太刀を巧みに操り、富田流から盗んだ金剛も使える。13歳で初めて真剣を手にしたその日に空を飛ぶ燕を切り落としたという、非凡な才能を持っている。顎を鍛えるため、普段から金のキセルを咥えている。
父・隼人が入江無一に敗北し自殺して以来、富田流を倒し自らも父の後を追うつもりで様々な研究・鍛錬を重ねてきた。父が死亡してから7年後、入江邸で文学と真剣で立ち会い、虚を突いて投げつけられた文学の小太刀によって左手を失い敗れ去った。当初は勝敗に関わらず自ら命を絶つつもりでいたが、敗戦の屈辱を受け入れることができず、打倒文学を新たに誓って再び鍛錬を積む決意を固めた。
工藤優作を金剛の実験台にするために暴力団板垣組に乗り込み、現在は板垣組の食客となっている。食客としての義理と富田流との因縁から、十兵衛戦を控えた金田に金剛の存在を教えていた。文学の出場を条件に、ヴァーリトゥードトーナメントへの出場要請を受諾する。
9巻の巻頭エピソードを担当。
梶原隼人(かじわら はやと)
梶原修人の父親で、先代梶原柳剛流継承者。真剣勝負では自分より修人の方が上かもしれないと語っていたが、竹刀での稽古では常に圧倒していた。
武道家としての自分の強さと正しさを知りたいと、芝原剛盛の立会いのもと入江無一と真剣勝負を行い、至近距離で互いに抜刀を封じ合った状態から金剛を受けて敗北した。命懸けの勝負に抜刀もできずに敗れた屈辱に耐えきれず、自宅で自ら命を絶った。

[編集] フェノメノン

総合格闘技団体フォルティッシモを主宰する株式会社「コングスリーパー」が立ち上げた、「見せるプロレス」をテーマにした格闘技団体。経営母体には、広域暴力団が携わっている。

中島(なかじま)
コングスリーパー社長。眼鏡をかけたやや肥満体型の中年男で、元プロ格闘家。
高野をスカウトしに高野宅を訪ねた帰り、高野を倒そうと高野を尋ねてきた十兵衛に一方的に喧嘩を売られ、不意打ちの後ろ回し蹴りは受け止めたものの、眼鏡を外した瞬間に眼潰しを受け瞬殺される。その後、フェノメノンの試合に乱入した十兵衛をスカウトし、大晦日に金田とのデスバトルの試合を成立させた。
融資を盾に橋口に八百長を持ちかけたり、金田の反則行為を見て見ぬふりでフォローするなど、興行師としてダーティーな面を持っている。
サーモン森(サーモン もり)
宇都宮市出身のプロレスラー。喧嘩の実力もある。道場の明け渡しを巡って暴力団と対立し、ヤクザの襲撃をことごとく撃退し続けていたが、債権者に雇われた工藤優作に両腕を折られ、物件を追い出される。その後フェノメノンに入り、旗揚げ興業で乱入してきた十兵衛にリングの上で一方的に叩きのめされた。

[編集] 日本拳法

佐川睦夫(さがわ むつお)
外国の戦場で戦う傭兵。敵の血を啜るという奇行のために傭兵仲間からは吸血鬼と呼ばれ不気味がられているが、一方で睦夫が部隊にいれば必ず生き残れるため、英雄としても扱われている。
日本拳法家・佐川雅夫の長男に生まれ、幼い頃から日本拳法を学んでいた。才能は凡庸なものだったが、父の期待に応えるべく、勉学など生活の全てを犠牲にして必死に稽古に打ち込み続けていた。しかし、中学生の時に出場した進道塾の大会で田島彬に完敗、それによって雅夫が拳法家としての睦夫の才能を見限り、それを父に捨てられたと受け取ってしまったことで精神が破綻してしまった。
父親に対する愛憎が非常に深く、雅夫が亡くなって以来、父がまだ生きていて常に傍らにいるような幻覚を見ている。後に雅夫の死を受け入れ幻覚は見なくなったが、その後も無関係で見ず知らずの人間を拉致監禁し父親に仕立てようとするなど、明らかに精神を病んでいる。その手で雅夫を殺害したと示唆されるような描写があるが、現時点では定かではない。
現在は、日本拳法をベースにした軍隊格闘術を用いている。ヴァーリトゥードトーナメントへの出場が決定している。
24巻の巻頭エピソードを担当。
佐川徳夫(さがわ のりお)
佐川雅夫の次男。兄と同じく幼少時から日本拳法を学んできたが、兄と違って天才的な資質を持っており、更にその才能は日本拳法のみならずボクシング野球にまで及ぶ。野球では全くの初心者にも関わらずプロ投手の球を打ち込み、スカウトから「間違いなく史上最高のバッターになれる」と評されドラフト指名を受けるほどの素質を見せ、ボクシングでは煉獄の研究・練習台のつもりで川上竜に挑み、これを圧倒している。ヴァーリトゥードトーナメントへの出場が決定している。
父が死亡して以来、心の平静を保つため、父がまだ生きていて常に傍らにいるような幻覚を見ている。
11巻の巻頭エピソードを担当。
佐川雅夫(さがわ まさお)
日本拳法家。睦夫と徳夫の父。かつては山本陸、川口拳治らと同門の空手家で、二人と同じく寸止めルールに異議を唱えて空手から日本拳法へと転向した。自身の老いを悟り、睦夫・徳夫の二人の息子に幼少時から日本拳法の英才教育を施していたが、何者かに惨殺された。幼少時から武道を学び、空手の他に柔道剣道居合道の有段者でもあった。

[編集] ボクシング

石橋強(いしばし つよし)
WBO世界ランキング1位のヘビー級プロボクサー。アメリカ合衆国を拠点に活動している。生まれ持った分厚い体躯を誇り、ヘビー級のパワーと軽量級にも負けないスピードを兼ね備えている。また、太い首と一枚アバラによるダメージに対する驚異的な耐性から、ボクシング界では「東洋のフランケンシュタイン」の異名を取っている。加えて、強打を受けると痛みや屈辱感が性的興奮に変換する異常なマゾヒズムを持っており、極限まで痛みを感じるとトランス状態となり集中力が極端に増加、相手の行動を正確に予測できるようになる。
田島彬がエキシビジョンマッチでWBO王者を倒してしまったため王座に挑戦する機会がなくなってしまい、かわりに路上で田島に挑んだが、田島の弟子・アリの足技に阻まれ、田島の運転する自動車にはねられて撃退された。その後日本に帰国、蹴り技を学ぶため大晦日の大会を終えた直後の高野に挑み、睾丸を潰された苦痛でトランス状態が発動、高野をジャブ一発でKOした。高野の直前には、高野の対戦相手だったボクシングの元中量級世界王者を倒している。ヴァーリトゥードトーナメントへの出場が決定している。
マゾヒズムに目覚めたきっかけは、小6の頃、8歳上の美しい継母に躾として叩かれ続けた事だった。
ヘビー級以外のボクサーをボクサーとして認めていない様子が見られる。
10巻の巻頭エピソードを担当。
ウォーレン・ウォーカー
WBC世界ヘビー級王者。様々なタイプの切れ味鋭い左ジャブを得意とするだけでなく、サウスポーへのスイッチもできる。
兄貴分だったマイルズ・バンバーのパンチドランカー症状を目の当たりにし、壊されないボクシングのために、マイルズから「神の拳」とまで呼ばれていた左ジャブを磨き続けていた。そのため、相手に何もさせずに完勝する一方でKO勝ちが少なかったため客受けが悪く、対戦相手が見つからなかった。その状況を打破するため、ニューヨークマフィアのボスであるマウリシオ・チェッカロッシに、引退するまでファイトマネー以外の全収入を上納することを条件に支援を要請。チェッカロッシのボディガード31人を一晩で倒し、全面的なバックアップを約束させた。
マイルズ自身の説得もあり普段は打たせずに打つボクシングスタイルをしているが、本心ではマイルズのような捨て身でKOを取るスタイルに強く憧れている。IBF王者となった田島彬と、ファイトマネー総取りとなった統一タイトルマッチで対戦、幾重にも張り巡らされた田島の心理的な罠に思考を操作され、KOを狙ってマイルズのように大振りのパンチを繰り出したところにカウンターを合わせられて顎を砕かれ、敗北した。
16巻の巻頭エピソードを担当。
マイルズ・バンバー
ウォーレンの兄貴分。世界チャンプ確実と言われ、力も金も女も持つウォーレンの憧れの存在だったが、足を止めて正面から打ち合うスタイルを好んでいたためにパンチドランカーとなってしまい、全盛期に唐突に引退。様々な記憶と共にやがて財産も友人も失い、ウォーレンが引き取って生活の面倒を見ていた。ウォーレンが世界王者になったことを覚えておらず、試合の度に王座初挑戦だと思いこんで応援している。

[編集] アンダーグラウンド

アメリカで開催されている非合法格闘大会。会場内には様々なセットがあり、その中で対戦が行われる。基本的に刃物や銃器の使用が認められており、殺人も容認されている。会員向けのインターネット中継が行われており、会員はどちらが勝つか賭けることができる。

櫻井裕章(さくらい ゆうしょう / ひろあき)
アンダーグラウンドのS級格闘士で、シラットの使い手。戦績はイミ・レバイン戦の時点で20戦20勝。前向性健忘を患っており、空手に打ち込んでいた中学時代以降の20年間の記憶がなく、新しく覚えた記憶も72時間しか持たない。必要最小限の記憶を維持するために、重要事項を記したメモ帳を常に携帯しており、24時間ごとにそれを見るようにしている。健忘症のため、自分以外の言葉は誰のものであっても信用しない。
自分は強いということを証明し、最強であるという消えない記憶を得るため、アンダーグラウンドで戦い続けていた。アリの説得とウォーカー戦で見た田島の強さからヴァーリトゥードトーナメントへの参加を決め、アンダーグラウンドを出奔し日本へ帰国する。
その素性や過去は不明だが、かつて「サクライ・ヒロアキ」と言う名で「円形闘技場」に出場しており、あまりの強さから対戦相手が見つからず、棒きれ一本でライオンに挑み、これを倒したことがあることが明らかになっている。
19巻の巻頭エピソードを担当。
イミ・レバイン
アンダーグラウンドの格闘士。クラヴ・マガを使うイスラエル人で、戦績は63戦63勝、強すぎるあまり2年間対戦相手が見つからなかった。
2年ぶりに組まれた試合で櫻井と対戦、戦前のオッズでは圧倒的な支持を集めるも、櫻井の徒手格闘の技量に追い詰められ、ナイフを避けるべくトイレに籠った櫻井を拳銃でドア越しに撃つも弾丸をかわされ、とどめを刺そうとトイレに入ったところで銃を奪われ射殺された。
最期の瞬間、櫻井も自分と同じく命懸けで戦うことをやめられない戦闘狂であることを伝え、自分を最後にアンダーグラウンドから足を洗えと説得した。
朴鐘顕(パク・チョンヒョン)
漢江の怪物」の異名を持つアンダーグラウンドのC級格闘士で、戦績は5戦4勝1敗(1敗は反則負け)。韓国人シルムの白頭級の横綱である他、術やインド棒術・シランバムの使い手でもあり、徴兵経験もあるためナイフ術も使いこなせる。
ナイフを所持してのハンデ戦で櫻井と対戦する予定だったが、直前になって急遽、櫻井をヴァーリトゥードトーナメントに出場させようとする田島との対戦が決定。田島の策略に嵌められ、試合開始直後に試合場から出てしまい、ペナルティとして狙撃手に射殺された。
アーサー・シロタ
アンダーグラウンドのMC・実況を務める長髪の日系アメリカ人。田島彬の櫻井へのヴァーリトゥードトーナメント出場要請に対し、田島の試合出場を条件に櫻井を自由にしてやると独断で決済、田島が試合に勝利し櫻井が出奔したため、制裁としてライオンと戦わされ死亡した。
マネージャー
櫻井裕章のマネージャー。禿頭で壮年の男性。名前は明らかになっていない。
櫻井を金蔓としてしか見ておらず、櫻井の健忘症を利用してアンダーグラウンドで戦わせ続けていた。アーサーと共に田島の試合出場を承認したため、アンダーグラウンドから命を狙われると察して櫻井と行動を共にすることを選んだ。

[編集] キックボクシング

川口夢斗(かわぐち ゆめと)
打撃系格闘技トーナメント「立技」のヘビー級チャンピオン。かつてのキックボクシングのスター選手・川口拳治の養子。丸太のように太く鍛え上げられた脚から繰り出す蹴りは防御すらできないほどの威力を誇り、立技のトライアウトでは梅拳を、大晦日の立技トーナメント決勝ではヘビー級王者だったアレクサンテリ・ヒッタヴァイネンを、それぞれ二の腕へのミドルキックで鎖骨を折りKOした。公式戦では未だにハイキックやローキックを使ったことはない。
決勝戦後の勝利者インタビューで進道塾への挑戦状を叩きつけ、その後ヴァーリトゥードトーナメントへの出場を表明した。
18巻の巻頭エピソードを担当。
川口拳治(かわぐち けんじ)
川口夢斗の養父。元は山本陸、佐川雅夫と同門の古流空手家で、寸止めルールに不満を覚えてキックボクシングを創始し、スター選手としてキックボクシングブームを巻き起こした。しかし強すぎたために対戦相手がいなくなり、階級を上げてもやがて重量級の選手が底をついてしまったため、現役を引退。その引退と共に、キックボクシングブームも終焉を迎えた。
引退後はキックボクシングジムを経営して後進の指導に当たっていたが、借金苦で一家心中未遂を起こしたジム生の借金を返済するためにジムを売却、そのジム生の息子だった夢斗を養子に迎え、自らの技術を継承した。夢斗と血は繋がっていないが、深い絆で結ばれている。
梅拳(バイケン)
「立技」ミドル級の元世界王者。立技を常に盛り上げるように努力することを条件に、ヘビー級並みのファイトマネーで契約している。立技トライアウトに立ち合い、今後の話題作りのために夢斗のテスト相手を買って出るも、夢斗のミドルキックを左肩に受け鎖骨を骨折した。

[編集] 大和プロレス

生野勘助が主宰するプロレス団体。かつてはゴールデンタイムで試合が放送される人気団体だったが、カブトの収監と生野の引退に伴い、現在は往年の人気はなくなっている。

カブト / 阿南優太(あなん ゆうた)
大和プロレス所属の覆面レスラー。素顔の阿南優太は内気で恥ずかしがり屋の青年だが、カブトとしては圧倒的な実力と人気を誇り、生野勘助も認めた最強のプロレスラーだった。
人生の絶頂期に婚約者を強姦・殺害され、その復讐に犯人の中学生3人を素手で殺害、無期懲役判決を受けて刑務所に収監された。獄中では生きる目的を失い惰性で人生を送っていたが、収監後から15年後、生野の政治力によって仮釈放を認められ出所。刑務所まで出迎えにきた多数のファンの姿や薩摩の説得に心を動かされ、涙ながらにプロレスへの復帰を決意した。ヴァーリトゥードトーナメントへの出場が決定している。
中学生グループを殺害した時に濃硫酸を浴びせられたため、現在でも顔の左半分が焼けただれている。
12巻の巻頭エピソードを担当。
生野勘助(いくの かんすけ)
大和プロレス創設者。「ミスタープロレス」と呼ばれカリスマ的な人気を誇ったプロレスラーで、異種格闘技戦の経験もあり喧嘩の実力も高い。
カブトの収監以来人気が下り坂になったプロレスの現状を打破するため、総合格闘技の試合で反町隆弘に自身を負かすブックを持ちかけるも拒否され、直後、大和プロレスに道場破りに訪れた反町と対決。反町の両耳をちぎり、マウントポジションからの容赦のない攻撃で追い詰めたが、デラヒーバから始まる一連の動作で形勢を逆転され、裸締めで落とされた後、頸椎を折られて全身麻痺にさせられた。
それから8年後、懸命のリハビリにより車椅子に乗れるようになった様子を映したテレビ番組が大きな反響を呼び、それに乗じて自らの人気と共に、カブトに対する同情の世論を高めていった。その後、東京都知事選挙への出馬を表明することで浮動票の散逸を目論み、それを止めに入った大物政治家の口利きでカブトを仮釈放させ、プロレスラーとして復帰させた。
かつて山本陸と野試合で闘った時に煉獄の実験台にされて敗れ、両膝の靱帯を断裂する大怪我を負い再起不能と言われるも、その後反町と戦えるまでに復活した。反町に首を折られた後は、テレビ番組では長いリハビリの末にようやく車椅子に乗れるようになったとされていたが、実際にはそれより7年前に車椅子に乗れるようになっており、現在は自由に腕を動かして酒を飲むこともできる。
薩摩柿之介(さつま かきのすけ)
大和プロレス所属のプロレスラーで、新人教育係。
入門したてで疲労困憊だった反町に腕を折られ、病院から帰ってきた直後に反町に再び逆の腕を折られた。カブトと生野がいなくなった後の大和プロレスを支え続け、カブトの仮出所時には身元引受人となった。

[編集] 相撲

金隆山康隆(こんりゅうざん やすたか)
大相撲横綱。初土俵以来、843勝0敗0休という大記録を持っており、それを今なお更新し続けている史上最強の力士。
ミオスタチン関連筋肉肥大という先天的な特異体質で、筋肉量は常人の2倍を大きく上回る。その怪力は、1トンの闘牛の横綱の突進を素手で受け止めて合掌捻りで投げ飛ばすほどである。入門以来、突っ張り張り手鯖折りを自ら禁じ手にしており、余力を残して戦っている。ヴァーリトゥードトーナメントへの出場が決定している。
本名・武田康隆。ミオスタチン関連筋肉肥大による栄養失調で命を落としかけていたが、武林製薬の創業家一族の生まれであったため、適切な処置を受けることができた。実家には山本陸が倒したという熊の剥製が飾られており、幼少時は山本への憧れが強かった。
20巻の巻頭エピソードを担当。
下総親方(しもうさ)
金隆山の師匠。現役時代の最高位は十両。弟子である金隆山にも敬語を使うなど、気弱な性格をしている。最強にかける金隆山の思いを理解し、田島のトーナメントに出場を決めた金隆山を支援するべく、兄である日本相撲連合会理事長と共に関係各所への説得に奔走し、連合会としての金隆山のトーナメント出場と正式な全面支援を認めさせた。
息子も金隆山の大ファンである。雑誌掲載時には吃音癖が見られたが、単行本では修正されている。

[編集] 召琳寺拳法

日本発祥の武術。比較的新興の流派で、中国の嵩山召琳寺で作られた召琳武術とは異なる。打撃技の剛法、投げ・関節技の柔法、その他には整法などからなる。少林寺拳法をモデルにしている様子が見られる。

三代川祐介(みよかわ ゆうすけ)
召琳寺拳法家。段位は六段。
幼少期は死んだ父・清太と同じ心臓の病を抱えていたが手術で回復、その後、祖父から召琳寺拳法を習っていた。しかし小学生の頃に同級生に冷やかされたことで召琳寺拳法をやめてしまい、次第に部屋に引きこもるようになってゆく。中学三年生の時に祖父が癌で他界、葬儀後に読んだ祖父の日記から、祐介の心臓病回復の願掛けとして今後一切薬を飲まないと誓ったことや、最期まで祐介が立ち直ると信じていたことを知り、自責の念に駆られて奮起。祖父の知り合いの召琳寺拳法家を尋ね、以来15年間修業を続けてきた。
多重人格と言われており、祖父から教わった般若心経を唱えることで人格が入れ替わる。三代川裕介としては極端に高い技量は持っていないが、ヴァーリトゥードトーナメントの出場権を懸けた同門の五味勘助との試合で現れた一人目の人格「清太」は、それまで一方的に祐介を殴り続けていた五味を仏骨投げからの足刀踏みつけで簡単に倒している。
21巻の巻頭エピソードを担当。
五味勘助(ごみ かんすけ)
召琳寺拳法家。名前は父親の憧れだった生野勘助からつけられた。召琳寺拳法と自身の強さを証明するためヴァーリトゥードトーナメントへの出場を希望し、出場権を懸けて同門の三代川と対戦。剛法のみで三代川を圧倒し続けていたが、三代川の人格が入れ替わるとあっけなく倒された。

[編集] ヴァーリトゥードトーナメント参加者

田島彬が主催する、ノールール制のワンデイトーナメント。マカオで開催され、優勝者は後日田島と対戦する。出場選手は全員日本人。ファイトマネーは1試合1億円で、勝った者が総取りで2億円を得る。優勝賞金100億円、田島に勝った場合は更に200億円の賞金が与えられる。

田島彬(たじま あきら)
総合格闘家。空手をはじめとして様々な格闘技の経験があり、門外漢にも関わらずプロボクシングのヘビー級王者をボクシングで圧倒するほどの実力を誇る。のみならず、相手の人間性や人間関係を利用する狡猾な策略にも長け、殺人の経験もある。アリという弟子がいる。
17歳までは進道塾の門下生だったが、山本陸に組手を迫られた時に「2年後なら勝てる」と言い残して進道塾を脱退。2年後、山本と立ち会って左目を潰し、入江無一を再起不能に追い込み、日本を後にした。
トーナメントの開催資金を稼ぐためボクシングのヘビー級世界王者となることを目論み、WBOヘビー級王者・モーラーをエキシビジョンマッチで倒した。その後IBF王者となり、WBC王者ウォーレンを下して2億ドルのファイトマネーを獲得、日本に帰国しヴァーリトゥードトーナメントの開催を発表した。
8巻の巻頭エピソードを担当。文学から父の仇と命を狙われている。
工藤優作(くどう ゆうさく)
暴力団に金で雇われ、標的を素手で叩きのめすことを仕事とする喧嘩屋。左胸の龍をはじめとして、上半身全体に入れ墨を入れている。
生まれてすぐに母親に捨てられ、占有屋の男に拾われ育てられる。養父が出生届を出さなかったため戸籍や本名がなく、ヤクザから買った戸籍にある工藤優作という名前を名乗っている。喧嘩屋の仕事は15歳から始め、最初の相手は養父だった。
生後間も無く死と直面した体験から、神経伝達物質脳内麻薬を自在に操れる特異体質になり、自分の意志で火事場の馬鹿力を引き出したり、痛みを感じなくしたり、精神的テンションを上げたりすることができる。そのため人間離れしたパワーとタフネスを誇り、格闘技経験がなく、真正面からガードもせず圧倒的パワーで相手を破壊する単純な戦闘スタイルをしているにも関わらず、橋口信やサーモン森らプロ格闘家を一方的に叩きのめすほどの実力が誇る。
十兵衛を制裁できないことに業を煮やした暴力団に雇われ、ビルの屋上で十兵衛と対決。十兵衛の様々な策略で膝や腕を壊されるなどして追い詰められるが、持ち前の怪力でその都度十兵衛を追い詰めていった。最後はビルの屋上から突き落とされるも、逃走しようとした十兵衛を捕まえて叩きのめし、敗北を認めさせた。現時点で、十兵衛を喧嘩で負かした唯一の人物である。
その後、それまでの無茶な戦い方がたたって入院生活を送ることになり、退院後は板垣組の保護・推薦の下、トーナメントへの出場が決定している。
実力のある相手と戦う時には「燃えるぜ」という口癖を呟き、戦いに勝利すると「燃えたぜ」と過去形になる。十兵衛については「タイプは違うが自分と同じ喧嘩屋」と高く評価しており、十兵衛も工藤を激しくライバル視している。一般人には物腰が柔らかい。
5巻の巻頭エピソードを担当。
梶原修人
詳しくは梶原修人を参照。
石橋強
詳しくは石橋強を参照。
佐川徳夫
詳しくは佐川徳夫を参照。
入江文学
詳しくは入江文学を参照。
櫻井裕章
詳しくは櫻井裕章を参照。
川口夢斗
詳しくは川口夢斗を参照。
金隆山康隆
詳しくは金隆山康隆を参照。
上杉均
詳しくは上杉均を参照。
芝原剛盛(しばはら ごうせい)
合気道家。全国に支部を持つ合気道組織の長で、形のあるものなら真球でも倒すことができると豪語している。かつて田島が、山本陸、入江無一と並んで日本国内で倒すべき強者として名前を挙げていた。
田島が無一を再起不能にし自宅に乗りこんで対戦を申し込んだ際、その場から逃走し勝負を避けた。9年後、末期癌を患って余命一年と宣告され、田島との勝負を避けたことを後悔、田島との決着をつけるためにトーナメント出場要請を受諾した。余命幾許もないため、トーナメントに優勝した場合はその日にその場で田島と立ち会うことになっている。
かつて、入江無一と梶原隼人の真剣勝負の立会人を務めた。合気道道場主を務めている「ゆう」という息子がおり、余命宣告された後に自らの技の全てを伝授している。
13巻の巻頭エピソードを担当。
関修一郎
詳しくは関修一郎を参照。
佐川睦夫
詳しくは佐川睦夫を参照。
反町隆弘(そりまち たかひろ)
総合格闘家。元はカブトと同期に大和プロレスに入門したプロレスラーだった。入門初日のスパーリングで薩摩の右肩を外し、帰ってきた薩摩を使い走りにしようとして今度は左肩を外すなど、「空気の読めない男」と呼ばれている。
プロレスラーとしてはヨーロッパのヘビー級チャンピオンにまで上り詰めるも、プロレスのブックを嫌って総合格闘技に転向。ブラジリアン柔術全盛期に唯一柔術に勝ち続けるなどスター選手として活躍していたが、生野からブックありの試合を持ちかけられたことに嫌気がさし、総合格闘技も引退。直後、大和プロレスへ道場破りに現れ、薩摩ら所属プロレスラー数名を倒した後、耳を引きちぎられるなどの重傷を負わされながらも生野の首を折り、全身麻痺に追い込んで勝利を納めた。
この後、各団体やテレビ局から破格の条件を提示されるも引退の意向を撤回せず、帰郷。実家のアパートに引きこもり、母親の年金で生活しながら、カブトや山本陸、まだ見ぬ強豪らとの対戦を待ち続けて一人トレーニングに励んでいる。ヴァーリトゥードトーナメントへの出場が決定している。
23巻の巻頭エピソードを担当。
三代川祐介
詳しくは三代川祐介を参照。
カブト
詳しくはカブトを参照。
里見賢治(さとみ けんじ)
中国拳法家。かつては進道塾の塾生で「拳聖」と呼ばれるほどの実力を持っていたが、山本陸に組手で完敗したことで「空手では山本陸に勝てない」と悟り、進道塾を脱退。中国に渡って意拳を学び、意拳と空手と柔術を組み合わせた独自の拳法「玉拳(ぎょくけん)」を創始、日本に帰国した。
帰国後、山本空が継いでいた進道塾の恵比寿道場に道場破りに現れ、空と対戦。空手の技のみで空を圧倒した後、空が放った煉獄を破り、玉拳の技「門」で倒した。その後、恵比寿道場の門下生の前で「門」の解説を行い、トーナメントへの参加を表明した。
17巻の巻頭エピソードを担当。山本陸は里見の空手について「進道塾のものではない里見独自のもの」と高く評していた。

[編集] 格闘技関係者

アリ
田島の弟子で側近。肌が褐色で端正な容姿をしており、普段は落ち着いた物腰をしている。年齢は10代半ばと見られている。
蹴り技を得意とし、田島に挑んできた石橋強を足技のみで追い詰めている。円形闘技場時代の櫻井裕章に憧れている。
マウリシオ・チェッカロッシ
ニューヨークの5大マフィアをまとめるニューヨークマフィア界のボス。数多くの孤児を引き取って実子のように愛情を注いで育てている。子供達もチェッカロッシに対して深い恩義・忠誠を感じており、英才教育を受けた子供の中でボディーガードを務めるにふさわしい力を持った32人は「チェッカロッシの子供達」と呼ばれ、そのうち2人が常にチェッカロッシの傍についている。
ファイトマネー以外の全収入の上納を条件にしたウォーレン・ウォーカーからの支援要請に対し、強さを示してみろとウォーレンに要求。チェッカロッシの子供達31人を一晩で倒し、最後の1人と共に自分のボディガードをすると買って出たウォーレンを「息子」と認め、全面的なバックアップを約束。メディアを操作してファンを煽動し、ウォーレンを1億ドルのファイトマネーを稼ぎ出す世界王者へと育てあげた。
横山了一(よこやま りょういち)
警視庁所属の警察官で、全日本剣道選手権大会で前人未到の三連覇を達成した日本一の剣道家。教士七段。梶原修人に文学戦に備えての稽古台として真剣勝負を挑まれ、右手親指を切り落とされた。
後藤(ごとう)
医師。金田保の中学時代の同級生。中学時代の担任だった椎名を妻にしている。資産家の家の生まれ。
中学生の頃、正義感の強さを金田に利用されてクラスから孤立させられ、その時に唯一自分を信じてくれたように見せた金田を親友と慕っている。その後医師となってドイツへ留学し、ドーピングに対する専門知識を得て、金田の要請に応じて様々な薬物を処方していた。
金田が五輪選考会で村井と川上を陥れようとした時に、「自分が死んだら財産を全て相手に譲る」という遺言書を金田と互いに作成した。大晦日の大会で金田が十兵衛に敗北した後、金田の格闘家としての利用価値がなくなったと見切り、金田の財産を強奪すべく、また妻などに対する様々な悪事の制裁として致死量の中枢神経興奮剤を飲ませ、ドーピングの後遺症による事故と見せかけて殺害した。しかしその一方で、金田のことを最期の瞬間まで親友と慕ってもいた。
その後は芝原剛盛の主治医となり、残り少ない命でヴァーリトゥードトーナメントに臨む芝原に対し、大会に参加できるよう特別に薬を処方している。

[編集] 島田流

島田武(しまだ たけし)
行座宇都宮高校の教師で、十兵衛の担任。女子高生好きが高じて教師になり「女子高生ハンター」の異名を持っているが、一方でその守備範囲は黒木瞳から発育の良い小学生にまで及ぶ。女子高生ハンターになったきっかけは、痴漢冤罪事件に巻き込まれたことだった。実家は島田流という空手道場を営んでおり、自らも空手を使える。昔は鉄拳制裁などもよく加えていたらしい。
十兵衛以上に狡猾な卑劣漢で、十兵衛に多江山里のストーカーを相談されたのを利用して十兵衛に変装し、多江山と性行為に及んで妊娠させた挙句、変装していた事実を利用して十兵衛にその責任を押し付けようとした。それに激怒した十兵衛に実家に殴りこまれ祖父ともども叩きのめされたが、それでも最終的には多江山を十兵衛に押し付けた。その後は「島田武軍団」を率い、十兵衛らとは全く関係ない所で淫行条例撤廃を強く訴えている。
3巻の巻頭エピソードを担当。漫画家の島袋光年をモデルにしたキャラであることか随所で示唆されている。
島田清(しまだ きよし)
武の祖父で、島田流の道場主。90歳を超えながら腰は曲がっておらず、武よりも強い。
十兵衛が道場に殴りこんで来た際に、武とタッグを組んで一度は十兵衛を倒したが、仲間割れを起こして武が十兵衛を起こしてしまい、二人揃って叩きのめされた。これ以降急速にボケてしまい、自分を十兵衛だと思い込んで様々な奇行に走っている。
6巻の巻頭エピソードを担当。実は武の祖父ではなく実父で、自らの息子だった孝の妻・きょうこを寝取ったことが明らかになっている。
島田孝(しまだ たかし)
清の息子。作中では故人。宇都宮では餃子の次に有名な空手家だったが、清と血の繋がりが無いため、島田流を継げなかった。妻が家を出たショックから酒に逃げていたが、清の叱咤に反省し、息子の武に寂しい思いをさせないと誓っていた。妻が逃げた原因が父であることは最期まで知らなかった。
島田きょうこ(しまだ きょうこ)
孝の妻で武の母。清と浮気をして清との間に武を作り、武が幼い頃に家を出て清の元へ走ってしまった。孝は武が幼い事を配慮してか、男を理由に家を出た事を告げなかった。

[編集] 島田武軍団

島田武をリーダーとした、行座宇都宮高校の教師軍団。島田と共に淫行条例撤廃を訴えている。

東園馬々(あずまその うまうま)
島田武軍団の一員。島田武を「殿」と慕っている。島田武軍団だったが諸事情により脱退した。登場する度に宮崎の宣伝をしている。
そのまんま東のパロディキャラ。初登場の話を入稿した翌日に、そのまんま東が宮崎県知事選挙に出馬表明をしたため、名前とビジュアルを若干変更せざるを得なくなってしまったというエピソードが巻末で語られている。
鷲尾一次(わしお いちじ)
島田武軍団の一員。プロボクサーライセンスを持ち8回戦の経験もあることから、8Rの鷲尾と呼ばれている。森元獅子が山田に股間を見せた際にダッシュで詰め寄った事を賞賛され、「130Rの鷲尾」と呼ばれるようになった。130R板尾創路のパロディキャラ。
山元池輝(やまもと いけてる)
島田武軍団の一員。ただの公務員のはずだが、ファンがいると言われたり大変な時期だと言われたりしている。山本圭一のパロディキャラ。
森元獅子(もりもと ライアン)
東園の代わりに島田武軍団に入団した。森本レオのパロディキャラ。

[編集] その他

喧嘩や格闘技に関係ないキャラクター。

佐藤萌(さとう もえ)
十兵衛の妹。思い込みが激しく自意識過剰な性格をしている。最近に興味を持ち始めたが、自分が汚される事にはかなりの嫌悪感を示している。
十兵衛に携帯電話を取られ、勝手に野中に告白されたせいで逆恨みされ、巨大掲示板サイト・ちゃんねるAで万引き少女の汚名を着せられた。その後、ちゃんねるAの看板に美少女と書かれて良い気になり、迂闊な写真を投稿したせいで住所が公表されてしまう。それがきっかけで白い三連星に狙われるが自力で撃退、オルテガとマッシュを罠に嵌めて逮捕させ、ガイアは住所を把握してちゃんねるAに公開した。
十兵衛は会話のすれ違いから白い三連星に妊娠させられたと誤解を受けている。また、十兵衛開錠ドットコムの社長に祭り上げられている。十兵衛のせいで春菊ピーナッツが嫌いになりかけている。
佐藤俊太郎(さとう しゅんたろう)
十兵衛の父親。財務省官僚で、家族とは別居している。甘党のうえ猫舌で、辛い食べ物が苦手。家族と別居している理由は、十兵衛にハバネロ入りの激辛カレー「地獄カレー」を食べさせられ続けたため。十兵衛以外との家族関係は良好で、萌のことは可愛がっており、妻ともセックス目的でしばしば会っているという。
勉強一辺倒でスポーツなどの経験がほとんど無く運動は苦手だが、カバディにはまり、親子喧嘩で十兵衛の攻撃をかわし続けた事がある。金剛地武志に似ている。妻・亜由子は栃木県知事
山田綾子(やまだ あやこ)
十兵衛の同級生。男子生徒からの人気が高いが、十兵衛によって学校一のヨゴレにさせられてしまい、島田武らに狙われている。東京に一種のコンプレックスを抱いており、時々コンプレックスが暴走して変な想像を膨らませている。
十兵衛に酷い目に遭わされている割に、協力的で友達として親しく接している。
小林紀子(こばやし のりこ)
綾子の友達。島田武と交際している。島田のプロデュースにより、眼鏡っ娘ボクっ娘になっている。
手前ビクトリア(てまえ ビクトリア)
十兵衛の同級生。オルテガ(手前浩哉)の義妹。ハーフなのにブサイクで、腋から悪臭を放っている。
島田の計略で十兵衛に好かれていると誤解し、十兵衛の彼女を名乗っている。半ば強引に高野照久の童貞を奪った。マッシュによると、母親は綺麗らしい。暴力は苦手。
多江山里(たえやま さと)
十兵衛の同級生。世界で2番目の下げマンで、陰獣と呼ばれている。極度の近眼。
十兵衛のストーカーをしており、細木数子を見ると勃起してしまう体質に十兵衛を仕立て上げた。:その後、十兵衛に化けた島田に妊娠させられる。後に父親が島田である事実を知るが、島田の口車に乗せられ、若くて家が金持ちの十兵衛をお腹の子の父親に仕立て上げようとした。しかし十兵衛は修行に出て会えなくなり、ボケた清を近眼ゆえに十兵衛と思い込み、一緒に行動するようになる。
里谷多英のパロディキャラ。
増田(ますだ)
十兵衛の同級生。通称「ダーマス」。十兵衛のことをかなり恐れており、その行動の裏には悪意があると思い込んでいる。
大晦日の十兵衛・金田戦において、「佐藤クルセイダーズ」の一員として十兵衛の策略を手伝った。また試合中、裸絞めから逃げられず苦しんでいた十兵衛に対して涙を流しながら佐藤コールを行い、十兵衛を励ましていた。
紀藤郡(きとう こおり)
行座宇都宮高校の教師で、山元池輝の相方。登場する時は宮崎県の名産品を食べながら涙を流している。加藤浩次のパロディキャラ。
野中三太(のなか さんた)
萌のクラスメイトの男子。十兵衛の悪戯で萌を逆恨みし、ネット上で万引き少女の汚名を着せた。
加藤礼司(かとう れいじ)
千葉ロッテマリーンズの投手で、抑えの守護神。11巻の巻頭エピソードで佐川徳夫にホームランを打たれた。「泣くようぐいす」にも登場している。
ガイア / 品川章二(しながわ しょうじ)
万引き少女の汚名を着せられた萌を私刑にすべく佐藤家を訪れたAちゃんねらーの三人組、通称「白い三連星」のリーダー格。坊主頭で眼鏡をかけている。中2の頃から学校を休み、友達も彼女も作らずにちゃんねるA三昧だった。
マッシュとオルテガが逮捕され、実力行使も萌に通用しなかったことから佐藤家を逃げ出し、その後自宅の住所を萌に突きとめられちゃんねるAに公開されてしまった。
マッシュ / 折野仙蔵(おりの せんぞう)
白い三連星の一人。57歳の引きこもり。ビクトリアの母とお見合いをしたことがある。かつてちゃんねるAで釣神様と呼ばれていた。
萌に寝返ったかの様に見せて萌との会話を全て録音、それをネタに脅迫して一発ギャグをさせ続けていたが、萌の色仕掛けで混乱した隙に萌を凌辱しているシーンの録音音声を捏造され、駆けつけた警官に逮捕された。
オルテガ / 手前浩哉(てまえ ひろや)
白い三連星の一人。ビクトリアの義兄。「可愛い妹」への憧れを萌に利用され、駆けつけた警官に逮捕された。また、萌はその逮捕場面を撮影し、逆にちゃんねるAを利用。

[編集] 技法

[編集] 富田流

富田流の抜刀術奥義。鞘付きの刀で相手の攻撃を受け、鞘で制している内に刀を抜いて斬る。
富田流では、小太刀と鞘をそれぞれを一本ずつの刀に見立て、小太刀と鞘の両方を用いる技を「両」と掛け合わせた隠語で「龍」とも呼んでいる。
電光
富田流抜刀術の一つ。近接戦において小太刀を左逆手で抜き、そのまま相手の手首を切り落とす。
金剛
富田流の無刀技の骨子と言われる技。相手の心臓に打撃を加え、一瞬で気絶させる。心臓を強打する点以外に型は決められておらず、拳、虎爪、肘、踏みつけ、背面からの蹴りなど様々なバリエーションがある。極めれば、大型の猛獣にすら通用する。
無極
金剛と同じく無刀技の骨子と言われる技。自己暗示によって痛覚を和らげる使い方と、火事場の馬鹿力を引き出す使い方がある。気付けにも使える。
高山
名称のみ登場。富田流において「金剛」「無極」「高山」は口伝にて伝承されている。
目潰し
手首のスナップを利かせて、4本の指の背で目とその周囲を叩く。失明させるほどの威力はないが、当たればしばらくの間視力を奪える。
虎爪
指を直角に曲げた掌底。顔面を打つ際に、指が目に入る様に打つ。顎(チン)ジャブとして使用するなど、様々な応用ができる。

[編集] 進道塾

煉獄
山本陸によって開発された、進道塾の一部の高弟にのみ伝えられる秘伝の技。それぞれ5つの急所への連続技からなる7種類(左右14種類)の型で構成され、形稽古によって習得する。
  • A(片手型):裏拳(鳩尾)→裏打ち(顔面)→鉄鎚(金的)→肘打ち(側頭部)→手刀(顔面)
  • B(両手型):鉤突き(脇腹)→肘打ち(側頭部)→両手突き(顔面+金的)→手刀(首)→貫手(鳩尾)
  • C(片足型):下段回し蹴り(膝関節)→中段回し蹴り(脇腹)→下段足刀(膝)→踏み砕き(足甲)→上段足刀(顎)
  • D(両足型):左下段前蹴り(膝)→右背足蹴り上げ(金的)→左中段前蹴り(下腹)→左中段膝蹴り(鳩尾)→右上段膝蹴り(顔面)
  • E(片手片足型):振り上げ(顎)→手刀(側頭部)→鉄槌(脳天)→中段膝蹴り(鳩尾)→背足蹴り上げ(金的)
  • F(両手両足型):左上段順突き(顔面)→右中段掌底(鳩尾)→右上段孤拳(顎)→右下段回し蹴り(膝関節)→左中段膝蹴り(脇腹)
  • G(両手両足頭型):右中段回し蹴り(脇腹)→左上段後ろ回し蹴り(側頭部)→左中段猿臂(胸部)→右下段熊手(金的)→上段頭突き(顎)
まずAからGまでの7種のうち1種から開始し、ひとつのパターンが終わると相手の体勢などの状況に応じて新たなパターンを選択・開始し、以降これを絶え間なく繰り返す。一度煉獄が始まると、使用者が止めるまで、相手は逃れることも倒れることもできなくなる。最初のパターンで相手の動きを止めることが重要となる。
対戦相手にはただの連続攻撃としか見えないが、第三者が客観的に観察した場合その法則性に気付いてしまう可能性があるため、進道塾では第三者のいない一対一の状況以外での使用を禁じられていた。
劇中で確認されている限り、山本海・空、上杉、橋口、青木に伝授された。十兵衛と文学も青木から盗んだ煉獄を使うことができるが、現時点では左Bパターンからしか開始することができない。
スイッチ
橋口・大沢・田中の攻撃パターン。大沢と田中が相手にローキックを蹴り続けて足を壊す、あるいは相手の意識を下に向け、途中で安全靴を履いた橋口と交代、橋口が下段から上段に変化するブラジリアンキックで相手を倒す。

[編集] 梶原柳剛流

脛切り
野太刀を長く持ち、下段の横薙ぎで相手の足を斬る。梶原流と柳剛流の共通の技法で、梶原柳剛流の真髄とも言える。野太刀を用いるため技の間合いは非常に長い。
頭浴びせ切り
近接戦において左逆手で刀を握って鞘から抜ききらないところまで抜刀し、そのまま相手と額を合わせて体重を浴びせ、相手の胴を正面から押し切る。
」を指す梶原柳剛流の隠語。刀身に塗る。
「上段」を指す梶原柳剛流の隠語。天空を舞う龍から例えられている。
「下段」を指す梶原柳剛流の隠語。地に伏せて獲物を狙う虎から例えられている。

[編集] 玉拳

相手を一本背負いで投げようとし、投げられまいとこらえた相手の顎を、相手の腕を抱えた側の拳で下から突き上げる。顎を撃つ打撃は、発勁の応用形。

[編集] ヴァーリトゥード・トーナメント

[編集] 1回戦

第1試合
日本の旗 工藤優作 vs. 日本の旗 梶原修人
第2試合
日本の旗 石橋強 vs. 日本の旗 佐川徳夫 
第3試合
日本の旗 入江文学 vs. 日本の旗 桜井裕章
第4試合
日本の旗 金隆山 vs. 日本の旗 川口夢人  
第5試合
日本の旗 芝原剛盛 vs. 日本の旗 上杉均
第6試合
日本の旗 関修一郎 vs. 日本の旗 佐川睦夫  
第7試合
日本の旗 三代川祐介 vs. 日本の旗 反町隆広
第8試合
日本の旗 里見賢治 vs. 日本の旗 カブト

[編集] トーナメント表

1回戦 準々決勝 準決勝 決勝
                           
           
 日本の旗 梶原修人  
 
 日本の旗 工藤優作    
    
        
 日本の旗 佐川徳夫  
 
 日本の旗 石橋強    
    
        
 日本の旗 櫻井裕章  
 
 日本の旗 入江文学    
    
        
 日本の旗 金隆山康隆  
 
 日本の旗 川口夢斗    
    
      
 日本の旗 芝原剛盛  
 
 日本の旗 上杉均    
    
        
 日本の旗 関修一郎  
 
 日本の旗 佐川睦夫    
    
         3位決定戦
 日本の旗 三代川祐介  
   
 日本の旗 反町隆広    
         
             
 日本の旗 里見賢治  
 日本の旗 カブト    

[編集] 脚注

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  1. ^ kamipro No.148 作者のインタビューより。

[編集] 単行本

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