朝鮮民族
| 朝鮮民族 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 金九 · 李承晩 · 李英愛 · 潘基文 · 金泰希 · 金妍兒 · イ・ビョンホン · 朴智星 |
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| 総人口 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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7,910 万人 |
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| 居住地域 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 言語 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 朝鮮語話者: 7,800 万人[6] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 宗教 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| キリスト教、大乗仏教、天道教。儒教と民間信仰を背景とする。 |
朝鮮民族(ちょうせんみんぞく)は、朝鮮語をそのアイデンティティー・母語とする民族。主に朝鮮半島およびその北部周辺地域に居住している。韓国では韓民族(かんみんぞく)、倍達民族(ベダルみんぞく)と呼ばれる。かつてのモンゴロイドを中心とする。
朝鮮民族による国家は、旧李氏朝鮮の故地に分断されたかたちで現在2国存在している。南側が韓国で、北側が北朝鮮である。それぞれ別個に国際連合に加盟しており、2つの独立した主権国家として国際的に認められている。
文化的には、中国からの影響を強く受けながら、近年になり改良を加えられたチマチョゴリなどの服飾文化、キムチなどの食文化(朝鮮料理)やパンソリ、タルチュムなどに独特の特徴が見られる。多くがハングルを使用する。
目次 |
起源 [編集]
「朝鮮の歴史」も参照
古代の朝鮮半島は現代と比べ人口も少なく諸種族が点在していたが、大きく分けて中国(燕・斉・趙)より渡来した半島中南部の馬韓、辰韓、弁韓などの三韓人[7]や、半島北部と満州の沃沮(よくそ)、濊(わい)、扶余(ふよ)などの濊貊(わいはく)系、そして現代の満州族に繋がる挹婁、扶余、靺鞨、粛慎、その他には半島南部を中心に定住していた倭や、中国・シベリア地域から渡来した域外のエヴェンキ族等の諸民族が混雑していた。諸説あるが、これら種族の渡来・結合が今の朝鮮民族の原型を成す。
その中の夫余から発展した高句麗が南下しながら半島に勢力を拡大し、これに連動するように半島中部で小国を統合した百済、半島東南部では伽耶諸国を統合した新羅が成立し、3国が鼎立するに至った[8]。三韓時代を代表する百済、新羅、高句麗、伽耶(任那)等の各国はそれぞれ種族の偏りはあれど多民族国家である。特に任那、百済、新羅には倭人が多く当時から倭国との繋がりがあった。その後、半島東南部を根拠地とする三韓系の国家である新羅が、百済・高句麗などの扶余、濊貊系国家を打ち破って、半島全域を制圧した。統一新羅の時代に新羅は旧百済や高句麗の一部の領域を支配し、これを治めていたが、住民の旧国家への帰属意識は依然と残り、新羅が滅び後三国時代に入る。また高句麗系や靺鞨系が建国した渤海と対立したが、渤海の滅亡以後、新しく建国された高麗が帰順してきた一部の流民を受け入れ、半島北部と満州をつなぐ扶余系国家はなくなった。こういったながれの中で、現在の民族意識の確立は13世紀頃とみられる。三国時代(新羅・高句麗・百済を指す)から民族集団としての歴史は受け継がれたされるが、13世紀に入り『三国史記』の編纂や民族の啓発や統合が活発となり、13世紀後半に、現在の民族としての自己独自性の熟成と遺伝子的な一致がほぼ完成されたとみられる。
朝鮮民族の成立に影響した域外民族に漢族と満州族がある。朝鮮半島では古来から中国からの渡来人を受け入れ、「陳勝などの蜂起、天下の叛秦、燕・斉・趙の民が数万口で、朝鮮に逃避し渡来した。(魏志東夷伝)」「辰韓は馬韓の東において、その耆老の伝世では、古くの亡人が秦を避ける時、馬韓がその東界の地を彼らに割いたと自言していた。(同前)」とある。また衛滿朝鮮の滅亡後、漢四郡がおかれ、漢によって半島北部が直接支配に入ることで漢人の流入があり、後に土着化する。満州族の前身にあたる女真族は李氏朝鮮による北進により、退去されるものの、そのまま定着し、帰化する者も多かった。
高麗の敗北により元の干渉、支配時期があったがモンゴルからの影響は王室を除いては特に見られない。
南部においては百済・新羅・伽耶任那などに倭人が定住しており前方後円墳等の倭人の居住痕が今も残されている。倭人については一定程度が土着化し日本に帰還したものについては倭国(大和朝廷)において渡来人として扱われた。
東北部には、女真人など、ツングース民族の流入・渡来が相次いだ。一説によると李氏朝鮮時代の王族(李氏)も、開祖がツングース系の名前を名乗っていたことや血縁関係の研究からツングース系民族の出自とされる。
遺伝子的な特徴 [編集]
現在の朝鮮民族が持つ遺伝子系統は割合の多い順に、O3(東アジア全域)、O2b*(中国南部、ベトナム)[9]、C3(北アジア系)、である。日本人、中国人と比べ民族内での遺伝子の均一性は、日本人より低く、中国人より高い。Y染色体ハプログループで見た場合、中国人など東アジアで多く見られる O3 が朝鮮民族でも多い。02bから分化したO2b* がそれに続くが、日本人では O2b から分かれた O2b1 が多いので、朝鮮民族に多い O2b は O2b1 以外の集団(別集団の為)として O2b* と呼称される。朝鮮人は、日本人固有のD2系統(日本列島起源)の保持が確認されている(主に南部地域に多い)、 D2 や O2b1 系統は、中国の正史「三国志」「後漢書」に登場する狗邪韓国や新羅時代に活躍した倭人の一部がそのまま帰化したか、百済人や在来の民族の名残と考えられる。また、琉球諸島周辺で発生し、沖縄から九州へ入ってきたとされる縄文系Haplogroup M7a(mtDNA)が韓国人に3%弱確認されており、縄文時代に移住したことも考えられる。カトリック医学大学のキム・ドンウック教授と慶応大学の岡本真一郎教授がHLA(ヒト白血球型抗原)を分析した結果、日本人と比較すると遺伝的な同質性が低いという結果が出ている[10]。大阪医科大学名誉教授松本秀雄は著書『日本人は何処から来たか―血液型遺伝子から解く』で、「朝鮮民族は強く漢民族などの影響(混血)を受けており、これは中国と朝鮮との間の、相互移民や侵入などによって、北方少数民族や漢民族との混血の機会が多く、これが民族の形成に影響した」と述べている[11]。 HLA遺伝子による調査で朝鮮民族は満州族や中国東北部の漢民族と近い[12]。
分布 [編集]
朝鮮民族の居住が最も多く集中する地域は朝鮮半島、すなわち韓国および北朝鮮である。一つの民族が2つ以上の国家に跨って分布することは、世界的にはありふれているが、両国の国民はともに朝鮮民族・韓民族による国民国家という自意識を共有しており、並立する2国家の国民が互いを別民族と認識することはほとんどない。もっとも、北朝鮮、特に韓国にも民族成立前・後に渡来した少数民族は存在しており、厳密に言えば単一民族国家ではなく多民族国家である。沙也可のように文禄・慶長の役の際に帰化した日本人もいたとされる。
両国における朝鮮民族の人口は、韓国・北朝鮮は国内に少数民族をほとんど抱えていないので、それぞれの総人口にほぼ一致し、韓国に5,000万人、北朝鮮に2,300万人ほどである。
「朝鮮族」、「高麗人」、「在日韓国・朝鮮人」、「韓国系アメリカ人」、「韓国系カナダ人」、および「コリア・タウン」も参照
韓国・北朝鮮の国外では、中国・北朝鮮国境に近い中国東北地区の吉林省周辺に朝鮮族がおよそ200万人ほど居住し、中国55少数民族の一つと見なされている。
かつては北朝鮮・中国吉林省と境を接するロシアの沿海州にも居住していたが、第二次世界大戦中に中央アジアに集団追放され、そのまま中央アジアに住み続けている者もいる。そのうちウズベキスタンに住む朝鮮系の人口は110万人ほどで、同国の人口の5%近くを占める。ロシア語では朝鮮民族のことを英語のコリアンと同じように、「高麗」に由来する「コレイツィ(корейцы, korejtsy')」という呼称を用い、中央アジアの朝鮮民族は「高麗人」と自称する。
世界各地にも、朝鮮系の人々がいる。日本には難民や不法入国・移民である在日韓国・朝鮮人、アメリカ合衆国にはコリアンアメリカン、カナダにはコリアンカナディアンと呼ばれるそれぞれ数十万から百数十万の朝鮮系の人々が居住しており、一定の民族意識を保って暮らしている。こうした在外の朝鮮系の人々が集住して暮らす町は「コリア・タウン」と呼ばれ、世界各地に点在する。
宗教 [編集]
「朝鮮の文化」も参照
習俗・習慣の面では、李氏朝鮮時代に民衆に浸透した儒教の影響が、しばしば指摘され、アニミズムを背景としたシャーマニズム的な信仰と儒教との混合形態による先祖崇拝が根付いている。なお、先祖崇拝は東アジア地域共通の特徴なので、その起源がどこにあるかを求めるのは難しい。
これに加えて、仏教信仰がある。仏教は高麗時代に国教とされるなどかつては隆盛を誇っていたが、李氏朝鮮が儒教を国教と定めて仏教を弾圧したので、現在では少数派になっている。
近代には西洋からもたらされたキリスト教が急速に広まった。特に北部ではキリスト教が深く浸透し、平壌は「東洋のエルサレム」と呼ばれた[要出典]。また、こうした新しい外来宗教に刺激される形で朝鮮民族独自の宗教である天道教が興った。第二次世界大戦後は、特に韓国においてキリスト教が強い影響力をもつに至っている。韓国社会におけるキリスト教の浸透はかなり深く、戦後、布教が停止状態にある北朝鮮においても根強く信仰が残っていると見られている。
指摘される問題点 [編集]
地域対立 [編集]
地域差別と地域対立感情が見られる。全羅道出身者に対する差別や慶尚道と全羅道の対立が大統領選挙などを通じて知られているが、済州島に対する差別はさらに根強く激しい。在日など海外にも受け継がれている。また西北差別が長く続いていたとも言われている。ただし、済州島に対する差別を除いては、地域感情の歴史は長くないと考えられている。
特に慶尚道と全羅道との対立は、朴正煕以降、長く慶尚道がエリートのリクルートや資源の配分において優遇されたことが背景となっており[13]、それ以前にどの程度の対立・差別が存在していたのかはつまびらかではない。西北差別については、南北分断によって実態がわかりにくくなっている。
韓国起源説 [編集]
詳細は「韓国起源説」を参照
主に、ナショナリズム的思想を持った韓国の個人・団体などが、他国の文化などの起源・伝播を朝鮮半島に求める、いわゆる韓国起源説を主張することがあり、たびたび批判を受けている。
反日思想 [編集]
現在の日本に好感を抱いている、あるいは親しみを感じているという人は、少なからずいるとされ、親日家や親日思想を持つ人々もいるが、韓国において「親日派」という言葉そのものに「反民族行為者」、「売国奴」などの否定的な意味合いがあり、非難を受けることが度々ある。しかしながら、2006年のBBCの街頭アンケートでは、6割以上の回答者が『日本に親しみを感じている』と答えており、日本とのわだかまりは少なからず溶けているとも言える[14]。ただし、2013年度の 同アンケートでは、外交問題もあってか『日本に親しみを感じている』と答えた者の数が大幅に減少した。それでも、日本への訪問者数は、依然として高い傾向にある。
性犯罪 [編集]
ベトナム戦争時、現地の婦女子に対して韓国兵が集団レイプをした際、その婦女子が出産したライタイハン問題はベトナムとの間で未解決のままである。
民族病 [編集]
特有の精神疾患の一つとして火病がある。元来は環境要因による風俗病と考えられてきたが、近年では遺伝性の自律神経系の疾患であることが判明している。主に神経系の遺伝子疾患であるため、他文化・他民族の中では特にその症例が際立つ。特に海外にて意思疎通に困難を生じる例も報告されている。
1996年に米精神科協会の精神疾患の診断・統計マニュアル(DSM-IV)に精神疾患の一種として公式登載された。DSM-IVには「韓国人にだけ現われる珍しい現象で不安・鬱病・身体異常などが複合的に現われる怒り症侯群」と記されている。[15]
脚注 [編集]
- ^ [1]
- ^ CIA Factbook - North Korea
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x 재외동포 다수거주 국가, Overseas Korean Foundation, (2007) 2008年10月10日閲覧。
- ^ S0201. Selected Population Profile in the United States, United States Census Bureau 2007年9月22日閲覧。
- ^ Mongolia-South Korea relations
- ^ “Korean”. ethnologue. 2007年4月20日閲覧。
- ^ 古代において三韓と称される地域の居住者・渡来人を韓人と記録しているが、これは民族的系統上、現在の朝鮮民族との関連は不明である。韓人は、もともと燕・斉・趙に居住していた中国系の棄民であるとも推定され、それぞれを馬韓人、辰韓人等とも称し、風俗等も其々の集団ごとに異なっていた。
- ^ 「朝鮮民族」伊藤亜人『日本大百科全書』(小学館)
- ^ An updated tree of Y-chromosome Haplogroup O and revised phylogenetic positions of mutations P164 and PK4.
- ^ 李成柱「血液分析により民族の移動経路を判明する」東亜日報、2001年1月3日。
- ^ 松本秀雄「日本人は何処から来たか―血液型遺伝子から解く」NHKブックス、1992。ISBN 978-4140016527
- ^ ヒトゲノム全域の多様性 解析の現状と展望
- ^ 和田春樹・石坂浩一編『岩波小事典 現代韓国・朝鮮』岩波書店、2002年、p.154(磯崎典世執筆項)。
- ^ 竹田恒泰『日本がなぜ世界中でいちばん人気があるのか』より。
- ^ http://japanese.joins.com/article/686/76686.html?sectcode=400&servcode=400
関連項目 [編集]
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