黒磯駅

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黒磯駅
駅舎 上部を東北新幹線が通る。
駅舎 上部を東北新幹線が通る。
くろいそ - Kuroiso
那須塩原 (5.5km)
(4.0km) 高久
所在地 栃木県那須塩原市本町1-1
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 東北本線
当駅より那須塩原方は宇都宮線
キロ程 163.3km(東京起点)
上野から尾久経由で159.9km
電報略号 クロ
駅構造 地上駅
ホーム 3面5線
乗車人員
-統計年度-
2,360人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1886年明治19年)12月1日
備考 みどりの窓口
当駅を境に那須塩原方(宇都宮線側)は直流電化で高久方は交流電化である。
駅構内の様子
皇室専用出入口
宇都宮線宇都宮方面の電車
(2番線、211系
東北本線郡山方面の電車
(4番線、701系

黒磯駅(くろいそえき)は、栃木県那須塩原市本町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)東北本線である。

目次

[編集] 概要

東北本線の途中駅であるが、後述するように、当駅を境に南側は直流電化、北側は交流電化電化方式が異なっており、旅客列車の大部分を占める普通列車ではそれぞれの電源方式専用の電車が運用されることから、運転系統がほぼ分断されている。寝台特急と一部の臨時優等列車のみが両区間を直通している。

当駅より南側の直流区間である上野駅 - 当駅間はJR発足後に「宇都宮線」の愛称が冠されており、当駅はその末端駅である。当駅以北は主に2両・4両編成の列車(一部6両・8両編成)が毎時1往復、当駅以南は主に5両編成(その他10両編成、一部4両編成)の列車が毎時2往復運転されている。

このように、運転系統や電源方式の境界となっていることから、関東地方(主に東京圏)から東北地方への長距離旅客輸送が東北新幹線に移った現在でも東北本線の要となる駅のひとつである。

[編集] 駅構造

単式ホーム1面1線、島式ホーム2面4線、合計3面5線の地上駅である。駅舎側の1番線のみ単式ホームで、駅舎上部を東北新幹線が通過している。

社員配置駅。Suica対応自動改札機が設置されているが、Suicaの利用は当駅以南に限られており、以北では利用できない[1]。駅舎内にはみどりの窓口[2]自動券売機指定席券売機NEWDAYS立ち食いそば店待合室自動券売機コインロッカー、観光案内所がある。

1982年の東北新幹線開業前には多くの特急・急行列車が停車したことから、かつてはホーム上にも待合室売店等が設けられていたが、これらは新幹線開業後も残存していた優等列車の大部分が廃止された1990年代初頭に全て撤去された。なお、2008年にホーム上の待合室が改めて設けられた。

かつては、皇族那須御用邸に向かう際の最寄り駅としてお召し列車が当駅に発着しており、一般の入口の脇に皇室専用の出入口や待合室が設けられているが、東北新幹線の開業、さらに1989年昭和天皇崩御後は基本的に那須塩原駅を利用するようになったため、ほとんど使われていない。そのため、以前1番線にはお召し列車到着の際に駅長の立ち位置を示す印が存在したが、ホーム嵩上げ等の改良工事により消滅した。

駅構内の跨線橋は、かつては階段のみ設置されていたが、2010年度から翌年にかけて跨線橋が更新[3]されるとともにエレベーターが設置された。

夜間滞泊は宇都宮方面(大宮支社E231系)、高崎支社211系)所属車)は4本、福島方面(仙台支社719系)所属車)は1本設定されている。

[編集] のりば

1・2・3 宇都宮線 那須塩原矢板宇都宮方面
4・5 東北本線 新白河郡山福島方面

全体として宇都宮線の列車は駅舎寄りの1番線、福島方面の列車は4番線を使用することが多い。通常ダイヤでの設定はないが、当駅を直通する列車は、2番線(下り)・5番線(上り)を使用することになっている。

[編集] 駅弁

戦前は煙草屋旅館が駅弁の製造・販売を行っていた。

電化後は機関車の付け替えで停車時間が長くなることから、高木弁当と、殺生石伝説に由来する九尾の狐トレードマークとした九尾弁当本舗ことフタバ食品黒磯営業所が1950年代後半に参入している。高木は「特性幕の内弁当」、「あゆづくし」、「高原肉めし」、「なめこ汁」など、、九尾は「キジ焼き栗めし」、「九尾すし」、「九尾の釜めし」などが代表的であった[4]。また、1963年には両社共に宮内庁御用達となったことから、百貨店の駅弁大会でも人気があった。

長年にわたりこの2社が当駅の駅弁を製造・販売してきたが、2001年に高木弁当が廃業2005年にフタバ食品黒磯営業所が撤退したため、販売は終了した。2008年に同社が受託運営する東北自動車道上河内サービスエリア下り線施設がリニューアルしたさいに和風レストラン「九尾」を出店し、名称を踏襲した格好となっている。

[編集] 利用状況

乗車人員推移
年度 一日平均乗車人員
2000 3,080
2001 2,938
2002 2,705
2003 2,616
2004 2,539
2005 2,501
2006 2,497
2007 2,513
2008 2,499
2009 2,399
2010 2,360


[編集] 駅周辺

公共交通
公共施設
文教施設
大規模商業施設
道路ほか

[編集] 路線バス

東野交通黒磯駅前案内所

[編集] 歴史

[編集] 交直接続の駅

東北本線は当駅を境に南側は直流1,500V、北側は交流20,000V・50Hzで電化されていることから、当駅には日本では現存唯一の地上切り替え方式の交直接続設備がある。駅構内の架線は直流・交流の両方に切替られるように区分(セクション)されており、またその区分境にはセクションインシュレーターとそれを表示する電車線区分標があり、また構内の信号機には直流または交流が加圧されていること表示する架線電源識別標識が取り付けられている。

駅構内には、黒磯変電所からの交流・直流の電源を地上からの指令で駅構内の区分された架線(セクション)に切替えて流すことができる交直切換断路器が設置されている。ここでは直流・交流それぞれの専用車両が使用される普通列車は当駅で乗り換えとなる。また、駅構内に数か所のデッドセクションがあり。そのため、E231系211系などの直流電車は入線する番線によってはデッドセクションを通過するため、駅の到着直前、発車直後に室内灯が非常灯を残し消灯することがある。

1970年代までの客車列車が主体の時期は、上野から福島仙台方面への客車による普通・急行列車も多く存在し、当駅に停車してEF58形EF65形等の直流専用電気機関車と、ED71形ED75形交流専用電気機関車との相互付け替えを行っていた。

近年では快速「フェアーウェイ」(郡山方面への延長運転時。2009年以降の運転は無い。)や臨時特急「あいづ」が当駅に停車し、電源を切り替える。

また、交直両用車両で自動列車選別装置を装備する車両は地上子との連携により、駅構内をあらかじめデッドセクション化させることが可能で、これにより乗務員が車両の交直切換操作を行った上で、停車せずに車上切り替えすることが上下列車とも可能である。この改良工事が行なわれたヨンサントオ1968年10月)以降、特急列車の多くが当駅を通過するようになり(「はつかり」・「やまびこ」等)、2010年現在では、EF510形牽引の「北斗星」と「カシオペア」は当駅を通過する。

なお、通過列車は下りは1番線、上りは5番線の線路を走行する[5]

貨物列車は当駅で機関車交換を行う列車がほとんどだが、交直両用のEH500形が牽引する列車の一部は乗務員交代とともに電源を切り換えて、直流区間へ直通牽引する。なお、貨物列車の場合は当駅で必ず乗務員の交代を行うため、たとえ交直両用機関車牽引であっても当駅を通過することはない。

[編集] 隣の駅

東日本旅客鉄道
宇都宮線
通勤快速・快速「ラビット」・普通
那須塩原駅 - 黒磯駅
東北本線
黒磯駅 - 高久駅

[編集] 脚注

  1. ^ 仙台エリアは2009年3月14日に矢吹駅まで拡大されたが、当駅が属する首都圏エリアとまたがっての利用はできない。その旨の注意書きを改札口などで見ることができる。なお、発売範囲は限られるが、券売機でSuica残高を使って乗車券を購入すれば当駅以北へ乗車することはできる。
  2. ^ 営業時間は7時から18時。
  3. ^ 東北本線 黒磯駅乗換こ線橋新設 (PDF)(2010年度(2010.4〜2011.3)の主な受注工事) - 東鉄工業(2011年7月4日付、同年11月26日閲覧)
  4. ^ 九尾の製品は、フタバ食品九尾弁当部という表記の時代もあった。キジ焼きはキジ肉ではなく那須高原地鶏を使用、九尾すしは後年、「九尾ずし」、「九尾の味」と2度改称、九尾の釜めしは横川駅の「峠の釜めし」と同様の益子焼の器であった。
  5. ^ 「Rail Magazine」2005年5月号も参照。
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[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

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