横川駅 (群馬県)

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横川駅
駅舎(2007年1月18日)
駅舎(2007年1月18日)
よこかわ - Yokokawa
西松井田 (5.8km)
所在地 群馬県安中市松井田町横川398
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 信越本線
キロ程 29.7km(高崎起点)
電報略号 ヨコ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
244人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1885年明治18年)10月15日
備考 業務委託駅
横川駅
よこかわ - Yokokawa
(11.2km) 軽井沢
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 信越本線
廃止年月日 1997年平成9年)10月1日*
* 長野新幹線開業による並行在来線の経営分離により。現在、軽井沢まではJRバス碓氷線が運行されている。

横川駅(よこかわえき)は、群馬県安中市松井田町横川にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線である。

概要[編集]

長野新幹線が開業した1997年10月以降、信越本線の高崎方面からの終着駅となっている。1 - 3番線の線路は構内のはずれにコンクリート製の車止めが設置され途切れているが、かつては碓氷峠を越えて軽井沢駅へ複線電化の線路がつながっており、碓氷峠越えの拠点となった駅であった。碓氷峠には66.7という国鉄・JRで最も急な勾配があり、列車が上り・下りするためには補機であるEF63を連結・解放する必要があったため、全ての列車が長時間停車した。その時間を利用して乗客が購入していたのが「峠の釜めし」で、製造販売している「おぎのや」は駅前にある。

広島県広島市西区に同じ字の横川駅(読みは「よこがわ」)があるため、きっぷの券面には「(信)横川」と表示して区別される。

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、中線を1線持つ構造である。以前は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線が中線を挟む構造であり、側線も多数ある広大な構内だったが、横川 - 軽井沢間の廃止後にほとんどが撤去された。また、構内には碓氷峠越えのための補助機関車の拠点として横川運転区が置かれていたがこちらも廃止され、現在は碓氷峠鉄道文化むらとなっている(夜間滞泊運用はある)。

安中駅が管理し、JR高崎鉄道サービスが受託する業務委託駅である。駅舎内部にはタッチパネル式自動券売機が1台設置されている。2006年みどりの窓口が廃止され、その代替として「もしもし券売機Kaeruくん」が設置されたが、2012年2月9日をもって営業終了し撤去された。Suica対応自動改札機(入出場兼用計2通路)の設置駅である。設置されている自動券売機では、指定席券特別企画乗車券、各種割引切符(大人の休日倶楽部割引切符含む)などは取り扱っておらず、これらの切符を購入する場合は、高崎駅または磯部駅で購入するよう呼びかける張り紙がある。17時45分から翌8時30分までは駅員不在となり、自動券売機の使用できない。また自動改札機についてはICカードでの入出場は可能だが、切符の場合は有人通路(駅員不在時間帯は常時開放)を通ることになっている。

駅舎は木造の古くからのものである。2011年の群馬デステネーションキャンペーンに合わせて、駅舎のリニューアルを施行すると同時にホームの軽井沢側に渡り通路を作り、跨線橋を使わずに移動が出来るようになった。同駅には高崎駅からの臨時快速「SL碓氷」号が乗り入れており、この列車の発着は3番線を利用するため、同列車を利用する乗客への利便性の向上が図られている。

のりば[編集]

1・3 信越本線 上り 磯部安中高崎方面
  • 2009年3月14日改正現在、始発の5:18発から6:42発までの4本は3番線から発車し、以後は1番線から発車する。
  • 3番線ホームはかつて島式ホームであり、3番線反対側の4番線からは軽井沢方面に向かう列車が発車していた。
  • 当駅から旧4番線とその外側にある側線(旧5番線)を経由して碓氷峠鉄道文化むらに引き込み線が伸びている。旧4番線の線路は現在は当駅のホーム東端(高崎側)付近で切断されており本線とは繋がっていない。側線となる旧5番線は、高崎側に伸びてそのまま引き上げ線となっており、そこからスイッチバックする形で3番線に接続している。この側線は碓氷峠鉄道文化むらの構内線にも接続されており、同園所有の車両のJR線への乗り入れも旧5番線を介して行っている。

構内に留置されていた車両[編集]

横川 - 軽井沢間の廃止からしばらく経ったのち、廃車されたEF63形電気機関車2両と189系電車長野色の7両編成が旧丸山信号所付近に留置された。これらは廃車以降全く手入れされておらず、錆や塗装の剥がれ・色褪せが目立ち、EF63形の前面貫通扉が盗難に遭うなど荒廃してしまったため、防犯のため当駅の4番線に移動されたが、展示しているのか放置しているのかわからない状況であった。なお、この際に車両の回送経路の関係で現役当時とは編成が逆になっており、EF63形が長野方に置かれていた。2005年末になり、EF63形の2両と189系のうち2両(先頭車1両・中間車1両)が鉄道文化むら内に収容されたが、残った189系電車の5両は2006年1月に解体された。なお、EF63形の2両はその後、整備を受け鉄道文化むらのEF63形体験運転車両として動態保存へ格上げされた。

駅弁[編集]

2014年現在、当駅で販売される駅弁には、以下のものがある。

  • 峠の鳥もも弁当(700円)
  • 峠の釜めし(1000円)

利用状況[編集]

  • 2013年度の乗車人員は1日平均244人である。JR東日本管内の在来線の自動改札機設置駅でいちばん少ない。
乗車人員推移
年度 一日平均乗車人員
2000 382
2001 344
2002 337
2003 317
2004 305
2005 314
2006 262
2007 316
2008 313
2009 278
2010 269
2011 269
2012 265
2013 244

駅周辺[編集]

なお、駅前の排水溝の蓋にはラックレールが再利用されている。当駅以外にも、高崎支社管内の駅周辺などで同様に利用されているケースがある。

バス路線[編集]

横川駅軽井沢方面に設置された、JRバス碓氷線のバス乗り場。

かつては信越本線の線路が延びていた軽井沢駅までの間には、現在JRバス関東によるバス路線碓氷線が運行されている。バス乗り場は駅改札口を抜けて左手、徒歩1分程度車止の先の所にある。夏休みなどのシーズン中はバス2台で運行される場合もある。しかし、2009年現在は横川駅停留所 - 軽井沢駅停留所間の途中の停留所(碓氷湖停留所・めがね橋停留所など)は全て廃止され、ノンストップ運行となっているが、2012年に季節運行として「峠の湯停留所」・「めがね橋停留所」・「熊ノ平駐車場停留所」等、新設されている。また、通常便は碓氷バイパス経由となっているが、渋滞などの理由により碓氷バイパスが混雑している場合は、旧道へ迂回することもある。

SL・DL運転日には、上州富岡駅行きの臨時バスも運行される。[1]


歴史[編集]

軽井沢からの列車(1997年7月)

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
信越本線
西松井田駅 - 横川駅

かつて存在した路線[編集]

東日本旅客鉄道
信越本線(廃止区間)
横川駅 - 丸山信号場 - (熊ノ平信号場) - 矢ヶ崎信号場 - 軽井沢駅

脚注[編集]

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  1. ^ 【お知らせ】SL・DLの運転日に横川駅~上州富岡駅間をバスが運行します

関連項目[編集]

外部リンク[編集]