河内郡

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栃木県河内郡の範囲(緑:上三川町 黄:明治期)

河内郡(かわちぐん)は、栃木県下野国)の

人口31,075人、面積54.52km²、人口密度570人/km²。(2014年8月1日、推計人口

以下の1町を含む。

郡域[編集]

上記の1町のほか、1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、現在の行政区画では概ね以下の区域に相当する。

  • 宇都宮市鬼怒川以西および桑島町)
  • 日光市(猪倉、木和田島、水無、森友、荊沢、芹沼、倉ヶ崎新田、倉ヶ崎、大桑町、小百以東かつ川室、大桑町、栗原、佐下部以南)
  • 下野市(下坪山、仁良川、薬師寺以東および烏ケ森一・二丁目、緑一 - 六丁目、祇園一 - 四丁目、医大前一 - 四丁目の一部)
  • 鹿沼市(古賀志町)

宇都宮市桑島町は後に芳賀郡に編入されている。自治医大駅周辺の住居表示実施地区の境界は不詳。

歴史[編集]

  • 和名類聚抄によると、当時管内には丈部(ハセツカヘ)、刑部(オサカヘ)、大續、酒部(サカヘ)、三川(ミカハ)、財部(タカラヘ)、眞壁(マカヘ)、輕部(カルヘ)、池邉(イケノヘ)、衣川の10郷があった。

近代以降の沿革[編集]

  • 旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での支配は以下の通り。幕府領は真岡代官所が管轄。●は村内に寺社領が、○は寺社除地(領主から年貢免除の特権を与えられた土地)が存在。(1町213村)
  • 慶応4年
  • 明治初年(1町214村)
    • 御田茂原村が茂原村に編入。
    • 上桑島村・下桑島村から桑島新田が起立。
    • このころ宇都宮明神社領(堀米村、関沢村、瓦谷村、逆面村、叶谷村)が宇都宮藩の管轄となる。
    • 1村として扱われていた戸祭村が上戸祭村・下戸祭村の2村となる。
  • 明治2年2月15日(1869年3月27日) - 真岡知県事が日光県に改称。
  • 明治3年3月19日(1870年4月19日) - 高徳藩が転封となり、領地を日光県に編入。
  • 明治4年
  • 1873年(明治6年)6月15日 - 宇都宮県が栃木県に合併。
  • 1872年(明治5年)(1町213村)
    • 猿山村・大塚村が合併して下栗村となる。
    • このころ上戸祭村・下戸祭村が戸祭村上組・戸祭村下組に改称。
  • 1874年(明治7年)(1町199村)
    • 上石那田村・下石那田村が合併して石那田村となる。
    • 広表新田・下田原新々田が合併して宝井村となる。
    • 橋本村・三軒在家村・小里村が上郷村に、新坪山村・古坪山村が上坪山村に、上荒針村・中荒針村・南荒針村が荒針村に、上猪倉村・下猪倉村が猪倉村に、下越戸新田が石井村にそれぞれ編入。
    • このころ立岩新田が荒針村に編入。
  • 1875年(明治8年)(1町187村)
    • 上台新田・土手下新田が合併して上田村となる。
    • 中丸新田・江黒新田・山崎新田・細谷新田・野沢新田・西岡新田・仁郎塚新田・高谷林新田・藤岡新田・足次新田が合併して宝木村となる。
    • 堀米村・関沢村が合併して関堀村となる。
    • 上岡本村が白沢村に編入。
  • 1876年(明治9年) - 兵庫塚新田が兵庫塚村に、柳原新田が柳田村に、下田原古新田が古田村に、磯新田が磯岡村にそれぞれ改称。
  • 1878年(明治11年)11月8日 - 郡区町村編制法の栃木県での施行により、行政区画としての河内郡が発足。宇都宮江野町に郡役所を設置。
  • 1886年(明治19年) - 西原村、塙田村がそれぞれ西原町、塙田町に改称。(2町186村)

町村制以降の沿革[編集]

1.宇都宮町 2.横川村 3.平石村 4瑞穂野村 5.本郷村 6.上三川村 7.吉田村 8.薬師寺村 9.多功村 10.雀宮村 11.姿川村 12.城山村 13.国本村 14.富屋村 15.大沢村 16.豊岡村 17.篠井村 18.羽黒村 19.絹島村 20.古里村 21.田原村 22.豊郷村 (紫:宇都宮市 桃:日光市 橙:下野市 赤:上三川町 水色:鹿沼市)
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(1町21村)
    • 宇都宮町 ← 宇都宮城下62町[9]、西原町、塙田町、今泉村、宿郷村、簗瀬村、戸祭村下組(現宇都宮市)
    • 横川村 ← 平松村、下栗村、猿山新田、砂田村、屋板村、台新田村、東川田村、上横田村、東横田村、江曽島村(現宇都宮市)
    • 平石村 ← 石井村、上平出村、下平出村、小原新田、柳田村、上越戸新田、峯村(現宇都宮市)
    • 瑞穂野村 ← 東刑部村、西刑部村、平塚村、上桑島村、下桑島村、桑島新田、東木代村(現宇都宮市)
    • 本郷村 ← 上郷村、東蓼沼村、西蓼沼村、東汗村、西汗村、上文挟村、西木代村、磯岡村(現上三川町)
    • 上三川村 ← 上三川村、上蒲生村、下蒲生村、三村、五分一村、坂ノ上村、三本木村(現上三川町)
    • 吉田村 ← 本吉田村、上吉田村、下吉田村、別当河原村、上川島村、中川島村、三王山村、東根村、上坪山村、下坪山村、絹板村、花田村、磯部村(現下野市)
    • 薬師寺村 ← 成田村、町田村、谷地賀村、田中村、薬師寺村、仁良川村、下文挟村(現下野市)
    • 多功村 ← 多功村、梁村、川中子村、大山村、上神主村、下神主村、石田村、鞘堂新田(現上三川町)
    • 雀宮村 ← 針ヶ谷村、雀宮村、上御田村、中島村、下横田村、下反町村、羽牛田村、東谷村、茂原村、御田長島村(現宇都宮市)
    • 姿川村 ← 西川田村、兵庫塚村、幕田村、鷺谷村、下欠下村、上欠下村、下砥上村、上砥上村、鶴田村(現宇都宮市)
    • 城山村 ← 荒針村、田下村、田野村、福岡村、飯田村、駒生村(現宇都宮市)、古賀志村(現宇都宮市・鹿沼市)
    • 国本村 ← 戸祭村上組、宝木村、野沢村、新里村、岩原村(現宇都宮市)
    • 富屋村 ← 徳次郎村、下金井村、上金井村、下横倉村、上横倉村、大網村(現宇都宮市)
    • 大沢村 ← 大沢村、猪倉村、木和田島村、山口村、根室村、水無村、森友村、薄井沢村、大室村、荊沢村、針貝村(現日光市)
    • 豊岡村 ← 大桑村、町谷村、大渡村、轟村、芹沼村、芹沼新田、倉ヶ崎新田、倉ヶ崎村、川室新田、高柴新田、原宿村、栗原村、佐下部村、小百村(現日光市)
    • 篠井村 ← 石那田村、下小池村、上小池村(現宇都宮市)、小林村、沢又村、沓掛村、塩野室村、矢野口村(現日光市)、篠井村、飯山村、嘉多蔵村(現宇都宮市・日光市)
    • 羽黒村 ← 中里村、免之内村、金田村、冬室村、高松村、関白村、宮山田村、今里村、松田新田、上田村(現宇都宮市)
    • 絹島村 ← 上小倉村、下小倉村、芦沼村(現宇都宮市)
    • 古里村 ← 中岡本村、下岡本村、岡本新田、白沢村、長峯新田、下ヶ橋村(現宇都宮市)
    • 田原村 ← 上田原村、下田原村、逆面村、叶谷村、立伏村、相野沢新田、古田村、宝井村、大塚新田(現宇都宮市)
    • 豊郷村 ← 大曽村、山本村、長岡村、海道新田、上川俣村、下川俣村、岩本村、瓦谷村、関堀村、岩曽村、竹林村、横山村、今泉新田(現宇都宮市)
  • 1891年(明治24年)12月26日 - 多功村が明治村に改称。
  • 1893年(明治26年)7月1日 - 上三川村が町制施行して上三川町となる。(2町20村)
  • 1896年(明治29年)4月1日 - 宇都宮町が市制施行して宇都宮市となり、郡より離脱。(1町20村)
  • 1897年(明治30年)7月1日 - 郡制を施行。
  • 1923年大正12年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 1926年(大正15年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 1942年昭和17年)7月1日 - 平石村の一部(大字峯)が宇都宮市に編入。
  • 1949年(昭和24年)4月1日
    • 横川村の一部(大字平松の一部)および豊郷村の一部(大字大曽)が宇都宮市に編入。
    • 瑞穂野村の一部が芳賀郡清原村(現宇都宮市)に編入。
    • 城山村の一部が上都賀郡菊沢村(現鹿沼市)に編入。
  • 1951年(昭和26年)
    • 6月1日 - 平石村の一部(大字上平出・上越戸新田の各一部)が宇都宮市に編入。
    • 6月25日 - 平石村の一部(大字上平出の一部)が豊郷村に編入。
  • 1952年(昭和27年)
    • 4月1日 - 横川村の一部(大字江曽島の一部)が宇都宮市に編入。
    • 6月1日 - 国本村の一部(大字国本および宝木の一部)が宇都宮市に編入。
  • 1953年(昭和28年)11月1日 - 雀宮村が町制施行して雀宮町となる。(2町19村)
  • 1954年(昭和29年)
    • 3月31日 - 豊岡村が上都賀郡今市町に編入。今市町は同日市制施行して今市市(現日光市)となる。(2町18村)
    • 8月1日 - 平石村が宇都宮市に編入。(2町17村)
    • 9月25日 - 横川村が宇都宮市に編入。(2町16村)
    • 10月1日 - 瑞穂野村が宇都宮市に編入。(2町15村)
    • 11月1日(2町9村)
      • 城山村・国本村・富屋村・豊郷村および篠井村の一部(大字石那田・上小池・下小池および篠井・嘉多蔵・飯山の各一部)が宇都宮市に編入。
      • 大沢村および篠井村の残部(大字小林・沢又・沓掛・塩野室・矢野口および篠井・嘉多蔵・飯山の各一部)が今市市に編入。
  • 1955年(昭和30年)
    • 4月1日(1町6村)
      • 雀宮町・姿川村が宇都宮市に編入。
      • 羽黒村・絹島村が合併して上河内村が発足。
      • 古里村・田原村が合併して河内村が発足。
    • 4月29日(1町3村)
      • 上三川町・本郷村・明治村が合併し、改めて上三川町が発足。
      • 吉田村・薬師寺村が合併して南河内村が発足。
  • 1966年(昭和41年)4月1日 - 河内村が町制施行して河内町となる。(2町2村)
  • 1971年(昭和46年)4月1日 - 南河内村が町制施行して南河内町となる。(3町1村)
  • 1994年平成6年)7月1日 - 上河内村が町制施行して上河内町となる。(4町)
  • 2006年(平成18年)1月10日 - 南河内町が下都賀郡石橋町国分寺町と合併して下野市が発足し、郡より離脱。(3町)
  • 2007年(平成19年)3月31日 - 上河内町・河内町が宇都宮市に編入。(1町)

変遷表[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 記載は雀宮宿
  2. ^ 徳次郎宿とも呼ばれた。
  3. ^ ここでは便宜的に1町と数える。「旧高旧領取調帳」には池上町、江野町、池上裏町(明治22年の時点では泉町)、鉄砲町、小伝馬町、本郷町、材木町、挽路町、蓬莱町、大黒町、歌橋町、熱木町、材木横町(明治22年の時点では境町)、今小路町、日野町、馬場町、曲師町、押切町、宮島町が記載。
  4. ^ 記載は白沢宿
  5. ^ 記載は西新里村、東新里村、新里村新田。
  6. ^ a b 「旧高旧領取調帳」には記載なし。
  7. ^ 記載は多功宿。
  8. ^ 大沢宿とも呼ばれた。
  9. ^ 宇都宮伝馬町、宇都宮池上町、宇都宮杉原町、宇都宮鉄砲町、宇都宮馬場町、宇都宮曲師町、宇都宮尾上町、宇都宮泉町、宇都宮小伝馬町、宇都宮寿町、宇都宮本郷町、宇都宮清住町、宇都宮新石町、宇都宮材木町、宇都宮挽路町、宇都宮茂登町、宇都宮蓬莱町、宇都宮大黒町、宇都宮歌橋町、宇都宮熱木町、宇都宮南新町、宇都宮境町、宇都宮江野町、宇都宮松峯町、宇都宮河原町、宇都宮花房町、宇都宮一条町、宇都宮二条町、宇都宮三条町、宇都宮四条町、宇都宮伊賀町、宇都宮大寛町、宇都宮西大寛町、宇都宮小幡町、宇都宮大町、宇都宮大工町、宇都宮上河原町、宇都宮宮島町、宇都宮押切町、宇都宮石町、宇都宮中河原町、宇都宮日野町、宇都宮新宿町、宇都宮川向町、宇都宮今小路町、宇都宮下河原町、宇都宮扇町、宇都宮小門町、宇都宮小田町、宇都宮剣宮町、宇都宮元石町、宇都宮博労町、宇都宮清水町、宇都宮相生町、宇都宮小袋町、宇都宮千手町、宇都宮寺町ほか5村。