芳賀郡

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栃木県芳賀郡の範囲(1.益子町 2.茂木町 3.市貝町 4.芳賀町)

芳賀郡(はがぐん)は、栃木県下野国)の

人口64,495人、面積396.72km²、人口密度163人/km²。(2014年7月1日、推計人口

以下の4町を含む。

郡域[編集]

上記の4町のほか、1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、現在の行政区画では概ね以下の区域に相当する。

宇都宮市桑島町も後に当郡域に加わっている。

歴史[編集]

  • 和名類聚抄によると、当時管内には古家(フルイヘ)、廣妹(ヒロセ)、遠妹(トヲセ)、物部(モノヘ)、芳賀(ハカ)、若續、承舎、石田(イシタ)、氏家(ウチヘ)、丈部(ハセツカヘ)、財部(タカラヘ)、川口(カハクチ)、眞壁(マカヘ)、新田(ニフタ)の14郷があった。

近代以前の沿革[編集]

  • 旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での支配は以下の通り。幕府領は真岡代官所が管轄。●は村内に寺社領が、○は寺社除地(領主から年貢免除の特権を与えられた土地)が存在。(2町191村)
  • 慶応4年
  • 明治初年 - 高田反町村新田が高田村に編入。(2町190村)
  • 明治2年
  • 明治3年7月17日(1870年8月13日) - 喜連川藩が廃藩となり、領地を日光県に編入。
  • 明治4年
  • 1873年(明治6年)6月15日 - 宇都宮県が栃木県に合併。
  • 1874年(明治7年) - 沖杉新田が小林村に、別府村が田野辺村に、大谷高根沢村が下高根沢村に、手彦子村・秋場村が芳志戸村にそれぞれ編入。(2町185村)
  • 1875年(明治8年)(3町182村)
    • 藤縄村・槻木村が合併して茂木町となる。
    • 北益子村が益子村に編入。
    • 中根村が千本村に改称。
  • 1876年(明治9年) - 塩之目村が上延生村に編入。(3町181村)
  • 1878年(明治11年)11月8日 - 郡区町村編制法の栃木県での施行により、行政区画としての芳賀郡が発足。真岡町に郡役所を設置。
  • 1879年(明治12年) - 2ヶ所ずつ存在した中村、長島村、大島村、高岡村が、それぞれ南中村(現益子町)、北中村(現真岡市)、南長島村(現真岡市)、北長島村(現芳賀町)、東大島村(現真岡市東大島)、西大島村(現真岡市西大島)、南高岡村(現真岡市)、北高岡村(現茂木町)に改称。

町村制以降の沿革[編集]

1.真岡町 2.大内村 3.中村 4長沼村 5.久下田町 6.物部村 7.山前村 8.田野村 9.益子村 10.七井村 11.逆川村 12.茂木町 13.中川村 14.須藤村 15.小貝村 16.市羽村 17.祖母井村 18.南高根沢村 19.水橋村 20.清原村 (紫:真岡市 緑:宇都宮市 桃:益子町 赤:茂木町 橙:市貝町 黄:芳賀町)
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(3町17村)
    • 真岡町 ← 真岡荒町、真岡田町、真岡台町、真岡熊倉町、西郷村、東郷村、中郷村、亀山村、上高間木村、西高間木村、下高間木村(現真岡市)
    • 大内村 ← 飯貝村、京泉村、堀内村、上大田和村、下大田和村、原町新田、田島村、赤羽新田、上鷺谷村、下鷺谷村、下籠谷村、清水村(現真岡市)
    • 中村 ← 南中村、若旅村、寺内村、伊勢崎村、茅堤村、小橋村、粕田村、寺分村、上大沼村、下大沼村、大沼村、加倉村、長田村、柳林村、八木岡村、勝瓜村(現真岡市)
    • 長沼村 ← 堀込村、太田村、大道泉村、西大島村、上江連村、鷲巣村、古山村、青田村、砂ヶ原村、上谷貝村、谷貝新田、上大曽村(現真岡市)
    • 久下田町 ← 谷田貝町、南長島村、程島村、境村、下大曽村、石島村、大根田村、阿部品村(現真岡市)
    • 物部村 ← 物井村、横田村、高田村、根小屋村、反町村、三谷村、水戸部村、沖村、鹿村、下村、桑野川村、大和田村、阿部岡村(現真岡市)
    • 山前村 ← 小林村、南高岡村、島村、東大島村、須釜村、道祖土村、君島村、青谷村、八条村、西田井村、鶴田村、東沼村、西沼村、根本村(現真岡市)
    • 田野村 ← 長堤村、小泉村、梅ヶ内村、本沼村、山本村、前沢村、大郷戸村、上山村、東田井村(現益子町)
    • 益子村 ← 益子村、生田目村、上大羽村、下大羽村、塙村(現益子町)
    • 七井村 ← 七井村、大沢村、小宅村、蘆沼村、北中村、大平村(現益子町)
    • 逆川村 ← 小山村、小貫村、深沢村、飯村、木幡村、北高岡村、福手村、天子村(現茂木町)
    • 茂木町 ← 茂木町、神井村、小井戸村、鮎田村、林村、三坂村、増井村、青梅村、檜山村(現茂木町)
    • 中川村 ← 河井村、後郷村、山内村、小深村、河又村、牧野村、入郷村、飯野村、馬門村(現茂木町)
    • 須藤村 ← 千本村、上菅又村、下菅又村、町田村、坂井村、黒田村、生井村、大瀬村、大畑村、烏生田村、九石村、所草村、竹原村(現茂木町)
    • 小貝村 ← 続谷村、田野辺村、文谷村、椎谷村、刈生田村、羽仏村、竹内村、塩田村、杉山村、大谷津村、見上村(現市貝町)
    • 市羽村 ← 市塙村、上根村、赤羽村、多田羅村、石下村、笹原田村(現市貝町)
    • 祖母井村 ← 祖母井村、稲毛田村、上延生村、下延生村、与能村(現芳賀町)
    • 南高根沢村 ← 芳志戸村、下高根沢村、八ッ木村、給部村、上稲毛田村(現芳賀町)
    • 水橋村 ← 西水沼村、東水沼村、北長島村、打越新田、西高橋村、東高橋村(現芳賀町)
    • 清原村 ← 道場宿村、刈沼村、刈沼新田、野高谷村、板戸村、竹下村、鐺山村、上籠谷村、氷室村(現宇都宮市)
  • 1894年(明治27年)3月1日 - 益子村が町制施行して益子町となる。(4町16村)
  • 1897年(明治30年)7月1日 - 郡制を施行。
  • 1923年大正12年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 1926年(大正15年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 1928年昭和3年)11月1日 - 祖母井村が町制施行して祖母井町となる。(5町15村)
  • 1949年(昭和24年)4月1日 - 清原村が河内郡瑞穂野村の一部(大字桑島新田の一部)を編入。
  • 1954年(昭和29年)
    • 3月31日(5町10村)
      • 真岡町・大内村・中村・山前村が合併し、改めて真岡町が発足。
      • 祖母井町・南高根沢村・水橋村が合併して芳賀町が発足。
    • 5月3日(5町7村)
      • 久下田町・長沼村・物部村が合併して二宮町が発足。
      • 市羽村・小貝村が合併して市貝村が発足。
    • 6月1日 - 益子町・田野村・七井村が合併し、改めて益子町が発足。(5町5村)
    • 8月1日 - 茂木町・逆川村・中川村・須藤村が合併し、改めて茂木町が発足。(5町2村)
    • 8月10日 - 清原村が宇都宮市に編入。(5町1村)
    • 10月1日 - 真岡町が市制施行して真岡市となり、郡より離脱。(4町1村)
  • 1972年(昭和47年)1月1日 - 市貝村が町制施行して市貝町となる。(5町)
  • 2009年平成21年)3月23日 - 二宮町が真岡市に編入。(4町)

変遷表[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 真岡荒町、真岡田町、真岡台町、真岡熊倉町の総称。
  2. ^ 記載は下鷺谷村新田。
  3. ^ 記載は上谷貝村新田。
  4. ^ 記載は大羽村。