和歌山市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
わかやまし
和歌山市
Wakayama montage.jpg
左上から: 和歌山城天守和歌山城西之丸庭園雑賀崎紀三井寺、和歌山城から望む和歌山市街
和歌山市旗 和歌山市章
和歌山市旗 和歌山市章
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 和歌山県
団体コード 30201-5
面積 209.23km²
総人口 364,380
推計人口、2014年8月1日)
人口密度 1,740人/km²
隣接自治体 海南市紀の川市岩出市
大阪府阪南市泉南郡岬町
兵庫県洲本市紀淡海峡を挟んで)
市の木 クスノキ
市の花 ツツジ
和歌山市役所
市長 尾花正啓
所在地 640-8511
和歌山県和歌山市七番丁23番地
北緯34度13分49.3秒東経135度10分14.7秒座標: 北緯34度13分49.3秒 東経135度10分14.7秒
和歌山市役所
外部リンク 和歌山市

和歌山市位置図

― 市 / ― 町・村

特記事項 市章は1909年明治42年)1月1日制定
 表示ノート編集履歴 ウィキプロジェクト

和歌山市(わかやまし)は、近畿地方の南西部、和歌山県の北部に位置するで、和歌山県県庁所在地江戸時代には御三家のひとつである紀州徳川家が治める紀州藩城下町として栄え、「若山」とも表記された。

県の面積の約4%ほどだが、県人口の約40%が暮らしているプライメイトシティである。中核市に指定されている。

地理[編集]

紀の川の河口に位置し、中心市街地は左岸に形成されている。

和歌山市の中心市街地には、城下町としての名残を留めた小さな町が点在し、町名に「○○」と「○○」とが混在する。は「ちょう」と読んでかつての武家町を、は「まち」と読み同じく町人町を表す(一部「町」でも「ちょう」と読む例あり)。他に「丁」と「町」が混在する旧城下町には、仙台市がある。

隣接する自治体[編集]

人口[編集]

平成22年国勢調査(速報値)より前回調査からの人口増減をみると、1.65%減の369,400人であり、増減率は県内30市町村中4位。

Demography30201.svg
和歌山市と全国の年齢別人口分布(2005年) 和歌山市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 和歌山市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
和歌山市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 365,267人
1975年 389,717人
1980年 400,802人
1985年 401,352人
1990年 396,553人
1995年 393,885人
2000年 386,551人
2005年 375,591人
2010年 369,400人
総務省統計局 国勢調査より

気候[編集]

瀬戸内海式気候である。[1]

  • 気温 - 最高38.5℃(2013年(平成25年)8月11日)、最低-6.0℃(1945年(昭和20年)1月28日
  • 最大降水量 - 353.5ミリ(2000年(平成12年)9月11日
  • 最大瞬間風速 - 56.7メートル(1961年(昭和36年)9月16日
  • 最深積雪 - 40センチ(1883年(明治16年)2月8日
  • 夏日最多日数 - 159日(1998年(平成10年))
  • 真夏日最多日数 - 87日(1961年(昭和36年))
  • 酷暑日最多日数 - 22日(1967年(昭和42年))
  • 熱帯夜最多日数 - 49日(2010年(平成22年))
  • 冬日最多日数 - 51日(1945年(昭和20年))
和歌山地方気象台(1981-2010)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
平均最高気温 °C (°F) 9.7
(49.5)
10.4
(50.7)
13.8
(56.8)
19.6
(67.3)
23.8
(74.8)
26.9
(80.4)
30.8
(87.4)
32.4
(90.3)
28.8
(83.8)
23.0
(73.4)
17.7
(63.9)
12.5
(54.5)
20.8
(69.4)
平均最低気温 °C (°F) 2.6
(36.7)
2.8
(37)
5.4
(41.7)
10.4
(50.7)
15.2
(59.4)
19.7
(67.5)
23.9
(75)
24.6
(76.3)
21.2
(70.2)
15.0
(59)
9.5
(49.1)
4.8
(40.6)
14.3
(57.7)
降水量 mm (inch) 44.4
(1.748)
61.0
(2.402)
96.5
(3.799)
100.3
(3.949)
150.0
(5.906)
188.6
(7.425)
144.9
(5.705)
86.0
(3.386)
183.8
(7.236)
121.5
(4.783)
90.5
(3.563)
49.5
(1.949)
1,316.9
(51.846)
降雪量 cm (inch) 1
(0.4)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
2
(0.8)
平均月間日照時間 134.8 141.1 171.4 195.4 202.3 163.8 207.4 237.9 169.6 171.0 145.4 142.2 2,088.8
出典: 気象庁[2]

歴史[編集]

徳川吉宗騎乗像
和歌山城南西)

行政区画の変遷[編集]

編入した町村の所属郡は、特記以外すべて海草郡

行政[編集]

※ 行政組織については「和歌山市役所」も参照

歴代市長[編集]

和歌山市官選市長
氏名 在職期間 出身地 学職歴 備考
1 1 長屋喜弥太
ながや きやた
1889年4月1日
- 1897年
紀州藩 和歌山区長
2 2 加藤杲
かとう あきら
1897年
- 1915年
3 3 遠藤慎司
えんどう しんじ
1915年
- 1923年
4 4 紀俊秀
きい としひで
1923年
- 1931年
貴族院議員 旧紀伊国造家(旧男爵)出身
5 5 渡辺行太郎
わたなべ いくたろう
1931年
- 1935年
6 6 有川定一
ありかわ ていいち
1935年
- 1936年
7 7 田口易之
たぐち やすゆき
1936年
- 1946年
8 8 鈴木康四郎
すずき こうしろう
1946年
- 1947年
和歌山県議会議員
和歌山市公選市長
氏名 在職期間 出身地 学職歴 備考
9 9 高垣善一
たかがき ぜんいち
1947年
- 1966年5月31日
5 和歌山県 関西大学経商学部
和歌山市議会議長
任期途中で死去
14 10 宇治田省三
うじた しょうぞう
1966年
- 1986年
5 和歌山県 立命館大学
和歌山県議会議員
19 11 旅田卓宗
たびた たくそう
1986年
- 1995年12月
3 和歌山県 和歌山工業高等学校
和歌山県議会議員
任期途中で辞職し、和歌山県知事選に立候補するも落選
22 12 尾崎吉弘
おざき よしひろ
1995年12月
- 1998年
1 収賄事件で逮捕・辞職
23 11 旅田卓宗
たびた たくそう
1999年1月
- 2002年8月
1 和歌山県 和歌山工業高等学校卒
和歌山市議会議員
任期途中で辞職し、出直し市長選に立候補するも落選
その後、市長在任中の収賄容疑で逮捕・起訴
勾留中に市議選に立候補し当選
市議在任中に最高裁で刑が確定し失職
24 13 大橋建一
おおはし けんいち
2002年8月
- 2014年8月24日
3 和歌山県 東京大学文学部
毎日新聞記者
25 14 尾花正啓
おばな まさひろ
2014年8月25日
- 現職
1 和歌山県 東京大学農学部工学部
和歌山県庁

議会[編集]

和歌山市議会[編集]

会派構成(2012年6月12日現在)
会派名 議員数
絆クラブ 12
市民クラブ 11
公明党議員団 8
日本共産党和歌山市会議員団 5
民主クラブ 2

経済[編集]

ぶらくり丁商店街
(雑賀橋付近、2006年撮影)
県庁前付近
和歌山城近辺
日赤医療センター前
本町通り

近年、郊外化など消費変化による経済力の衰えと、大阪都市圏への交通網の整備等によるストロー現象による人口減少が大きな問題となっている。平成23年度の市の事業として、道路網の充実の他、経済・雇用情勢への対応として企業や起業家の誘致など(ふるさと起業)、減少した人口の回帰や経済復興索を打ち出している。

市内消費経済として、和歌山市中心部に位置し、かつて栄華を誇ったぶらくり丁商店街は、地元老舗百貨店「丸正」が自己破産となり、大丸ビブレなど集客力の高い店舗が相次いで閉店。さらに、大阪都市圏への交通網の整備等によるストロー現象に加え、市内においては郊外型大型ショッピングセンター(主にオークワ系)の相次ぐ出店により、郊外化など人の流れに大きな変化が起き、いわゆるシャッター通りと化している。ぶらくり丁には2005年10月、大手量販店ドン・キホーテを、2007年11月には旧丸正跡地に複合施設「フォルテワジマ」を開設するなど、市は構造改革特別区域法を利用して規制緩和、人の流れの回帰に努めている。

主な工場[編集]

本社を置く主な企業[編集]

製造業
運輸・情報通信業
商業
金融機関

メディア[編集]

新聞
テレビ局

この他に近畿広域圏のテレビ放送が受信できる。

ラジオ局

学校[編集]

大学・短期大学[編集]

高等学校[編集]

中学校[編集]

小学校[編集]

その他[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

和歌山市内の鉄道網

市内のターミナル駅としてはJR西日本和歌山駅南海電鉄和歌山市駅がある。しかし、行政機関や金融機関、商店等が集積する和歌山城本町通りの周辺へは、いずれの駅からも徒歩10~30分の距離があり、路線バスが補っている。かつては南海和歌山軌道線路面電車)が和歌山駅(1968年までは東和歌山駅)・和歌山市駅から和歌山城付近を通り、国道42号を南下して和歌浦・海南駅まで伸びていたが、1971年(昭和46年)に廃止された。

和歌山駅西口

路線バス[編集]

道路[編集]

高速道路[編集]

国道[編集]

県道[編集]

主要地方道

一般県道

主な通り[編集]

中心市街地(南北方向)

中心市街地(東西方向)

その他

航路[編集]

観光[編集]

和歌山城
養翠園
雑賀崎

主な観光地として和歌山城和歌浦がある。徳川吉宗など紀州徳川家大河ドラマなどメディアで知られると市内観光の求心力となるものの、ブーム消沈と共に人足も途絶えるといった傾向を繰り返している。和歌山市の売り込みの強化・ゆるキャラといったキャラクター展開など、観光面は平成23年度の和歌山市の3大中心事業として対外アピールを行っている。

名所・旧跡[編集]

自然景勝地[編集]

寺院[編集]

神社[編集]

淡嶋神社

Category:和歌山市の神社も参照のこと。

文化施設[編集]

和歌山県立近代美術館

レジャー[編集]

和歌山マリーナシティ
(ポルトヨーロッパ)

スポーツ施設[編集]

[編集]

出身有名人[編集]

芸能人[編集]

ミュージシャン[編集]

作家・画家[編集]

スポーツ選手[編集]

政治家[編集]

実業家[編集]

放送[編集]

学者[編集]

法律家

その他の文化人[編集]

歴史上の人物[編集]

和歌山市を舞台とする作品[編集]

  • 鉄道唱歌第五集 関西・参宮・南海篇』(1900年11月)
    • 49.親のめぐみの粉河より 又乗る汽車は紀和の線 船戸田井の瀬うちすぎて 和歌山みえし嬉しさよ
    • 50.紀の川口の和歌山は 南海一の都会にて 宮は日前国懸(ひのくまくにかかす) 旅の心の名草山
    • 51.紀三井寺より見わたせば 和歌の浦波しづかにて こぎゆく海士(あま)の釣船は うかぶ木の葉か笹の葉か
    • 52.芦辺のあしの夕風に 散り来る露の玉津島 苫が島には灯台の 光ぞ夜は美しき
    • 53.蜜柑のいづる有田村 鐘の名ひびく道成寺 紀州名所は多けれど 道の遠きを如何(いか)にせん
    • 54.みかへる跡に立ちのこる の天主の白壁は 茂れる松の木の間(このま)より いつまで吾を送るらん
    • 55.北口いでて走りゆく 南海線の道すがら 窓に親しむ朝風の 深日はここよ夢のまに
大和田建樹は、「鉄道唱歌」において歴史・地理的に重要な位置に多く歌詞を割り当てる傾向があり、第五集では伊勢吉野山高野山、そしてこの和歌山が該当する(奈良は、鉄道唱歌の付録である「奈良めぐり」において歌いこんだ)。なお、この当時は現在の和歌山駅和歌山市駅は開業しておらず、南海本線の和歌山終点は紀ノ川の北部に設けられた和歌山北口駅(現在の紀ノ川駅)、紀和鉄道(和歌山線の前身)のターミナル駅は(旧)和歌山駅1968年紀和駅へ改称)であった。
松本清張の小説。市内の淡嶋神社などを舞台とする。

姉妹都市・提携都市[編集]

海外

脚注[編集]

  1. ^ 和歌山市のデータ - 和歌山市ホームページ
  2. ^ 和歌山 1981-2010年”. 気象庁. 2013年5月20日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政
観光