吉見祐治

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吉見 祐治
阪神タイガース #42
Yuji Yoshimi.jpg
ロッテ時代(2011年)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 和歌山県和歌山市
生年月日 1978年5月21日(35歳)
身長
体重
188 cm
92 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2000年 ドラフト2位
初出場 2001年7月11日
年俸 2,600万円(2013年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 日本の旗日本
五輪 2000年

吉見 祐治(よしみ ゆうじ、1978年5月21日 - )は、阪神タイガースに所属するプロ野球選手投手)。高知県生まれ、和歌山県和歌山市出身。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

和歌山県立星林高等学校を経て東北福祉大学に進学。大学の同期には洗平竜也歌藤達夫がおり、投手としての位置付けは吉見がエース、洗平が二番手、歌藤が三番手だった。2000年に第49回全日本大学野球選手権大会で準優勝、シドニーオリンピック野球日本代表に選出。同年のドラフト会議横浜ベイスターズを逆指名して2位指名で入団。東北福祉大の先輩でシアトル・マリナーズFA移籍した佐々木主浩の背番号「22」を用意されるなど期待されての入団だった。

横浜時代[編集]

1年目2001年は左肩の故障もあり7試合の登板に終わる。

2002年はチームが最下位に沈む中、先発投手として活躍。チーム唯一の二桁勝利を挙げ、ヤクルトスワローズ石川雅規投手と新人王を争った。

2003年には開幕投手を務めたが、結局3勝10敗と負け越し。また、この年阪神タイガースの4番濱中おさむ、5番片岡篤史、6番ジョージ・アリアスに3連続本塁打を浴びた。同じ和歌山の南部高等学校出身である濱中とは相性が悪く、高校時代には場外本塁打を浴び、プロ入り後も10打数5本塁打(2008年終了時)と打たれている。

2004年の春季キャンプ途中、佐々木主浩の横浜復帰により背番号「22」から「21」に変更。シーズン終盤の広島東洋カープ戦でノーヒットノーランまであと1人の所で福地寿樹に同年唯一の安打を打たれ、記録達成を逃した。

2006年オープン戦で好調だったが、開幕後は一転して不振に陥り防御率は9点台にまで悪化し一軍登録抹消。6月に復帰後は好投を続けたが打線の援護がなく勝ち星が伸びなかった。9月に入ると再び打ち込まれ二軍落ちし、そのままシーズンを終えた。

2007年ロングリリーフ、および先発ローテーションの谷間での先発起用が主だった。6月19日の対ソフトバンク戦では猛打賞を放ち、投げては3年ぶりの完封勝利を記録し、投打にわたり自身の持ち味を発揮した。同年の最終試合では引退する古田敦也の現役最終打席の対戦相手となった(記録は安打)。

2008年は前年と同様に主にリリーフで起用された。後半戦は先発で登板し、8月17日に通算3度目の猛打賞で今季初勝利を飾る[1]。9月9日の対広島戦の6回表、打者も苦戦するコルビー・ルイスの内角のスライダーを打ちライトフェンス直撃の二塁打、結果そのヒットが勝利打点となった。この試合では吉見は2回裏にルイスに2号本塁打を打たれており、自分のバットで意趣返しをした形となった。試合は9回3失点で完投勝利を挙げた[2]

2009年はシーズン序盤は前年同様リリーフスタートとなったが、交流戦辺りからは先発ローテーションに入った。また、シーズンでは同じ苗字の中日・吉見一起と3度対戦するも、いずれも勝てなかった。

2010年3月31日、最も苦手としている読売ジャイアンツ戦にシーズン初先発したが、2回途中5安打4失点でKOされた[3]。敗戦投手は免れたものの、尾花高夫監督から二軍への降格を命じられた。5月9日金銭トレード千葉ロッテマリーンズへ移籍[4]

ロッテ時代[編集]

8月7日のオリックス・バファローズ戦では3年ぶりの完封勝利を記録した[5]。最終的には防御率5点台にとどまるも6勝7敗と一定の成績を残し、チームのクライマックスシリーズ出場に貢献した。

2011年は序盤先発ローテーションに入るも4試合で1勝3敗と振るわず、中盤からは敗戦処理に回った。

2012年は2軍スタートとなり、中盤からは先発に回るも5試合で1勝2敗と結果を残せず、最終的に中継ぎも含めて8試合の登板に終わった。

2013年は序盤に中継ぎとして2試合登板。その後は先発として3試合登板するも0勝1敗と結果を残せず5月より2軍降格。以降、シーズン終了まで1軍登録の無いまま、10月3日に球団から戦力外通告を受けた[6]

阪神時代[編集]

同年11月14日阪神タイガースと契約した[7]

プレースタイル[編集]

最速140km/h台中盤の直球と、スライダースローカーブフォークチェンジアップなど多彩な変化球を織り交ぜる投球術が持ち味。

投手ながら、打撃が得意なことで知られる。2003年5月3日の中日ドラゴンズ戦では初の猛打賞を記録。2007年は交流戦ソフトバンク戦で新垣渚相手に猛打賞を記録し、同年は通算打率.333(18打数6安打)を記録した。2008年8月17日の阪神タイガース戦でも猛打賞を記録。横浜時代は通算打率.233(215打数50安打、23打点)で、二軍では本塁打を打ったこともある。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2001 横浜 7 1 0 0 0 0 1 0 -- .000 53 10.1 15 1 7 0 1 4 0 0 11 11 9.58 2.13
2002 27 25 5 1 3 11 8 0 -- .579 788 188.0 196 25 47 2 5 138 2 0 80 76 3.64 1.29
2003 17 15 0 0 0 3 10 0 -- .231 392 81.2 117 25 36 0 0 68 6 0 82 76 8.38 1.87
2004 22 19 1 1 0 7 5 0 -- .583 464 106.0 114 21 35 0 6 70 7 0 65 62 5.26 1.41
2005 12 10 0 0 0 4 2 0 0 .667 256 59.2 57 6 22 0 0 30 0 0 31 28 4.22 1.32
2006 17 17 2 0 0 2 9 0 0 .182 441 103.1 108 15 32 1 2 78 1 1 60 50 4.35 1.35
2007 38 12 1 1 0 3 4 0 3 .429 440 97.0 118 9 34 0 9 62 3 1 48 46 4.27 1.57
2008 41 10 1 0 0 3 6 0 7 .333 380 86.2 96 15 28 3 6 56 2 0 51 51 5.29 1.43
2009 27 13 0 0 0 3 4 0 1 .429 383 88.1 93 11 28 1 4 73 3 0 46 42 4.28 1.37
2010 1 1 0 0 0 0 0 0 0 ---- 9 1.1 5 0 1 0 0 0 0 0 4 4 27.00 4.62
ロッテ 21 17 1 1 0 6 7 0 0 .462 409 88.2 111 10 30 1 5 76 4 0 55 51 5.18 1.59
'10計 22 18 1 1 0 6 7 0 0 .462 418 90.0 116 10 31 1 5 76 4 0 59 55 5.50 1.63
2011 24 4 0 0 0 1 3 0 1 .250 205 46.0 56 3 19 1 1 34 5 0 21 19 3.72 1.63
2012 8 5 0 0 0 1 2 0 0 .333 135 31.1 30 3 13 0 0 16 0 0 18 18 5.17 1.37
2013 5 3 0 0 0 0 1 0 0 .000 85 18.2 20 4 10 1 0 12 1 0 8 8 3.86 1.61
通算:13年 267 152 11 4 3 44 62 0 12 .415 4420 1007.0 1136 148 342 10 39 717 34 2 580 542 4.84 1.47
  • 2013年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

表彰[編集]

記録[編集]

投手記録
打撃記録
  • 初打席・初安打:2001年8月2日、対広島東洋カープ16回戦(広島市民球場)、2回表に河内貴哉から右前安打
  • 初打点:同上、4回表に小林幹英から左前適時打
節目の記録

背番号[編集]

  • 22 (2001年 - 2003年)
  • 21 (2004年 - 2010年5月9日)
  • 12 (2010年5月10日 - 2013年)
  • 42 (2014年 - )

登場曲[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “吉見好投!打っても猛打賞で虎に3連勝”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2008年8月18日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2008/08/18/kiji/K20080818Z00001850.html 2013年4月28日閲覧。 
  2. ^ “横浜嵐の9人攻撃!乗った吉見今季初完投”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2008年9月9日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2008/09/09/kiji/K20080909Z00000980.html 2013年4月28日閲覧。 
  3. ^ “申し訳ない…横浜・吉見、20球でKO”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2010年3月31日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/03/31/kiji/K20100331Z00001010.html 2013年4月28日閲覧。 
  4. ^ “ロッテが横浜・吉見を獲得 金銭トレードで合意”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2010年5月9日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/05/09/kiji/K20100509Z00001370.html 2013年4月28日閲覧。 
  5. ^ “吉見3年ぶり完封!最大55キロ差緩急でピシャリ”. スポニチSponichi Annex (スポーツニッポン). (2010年8月8日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2010/08/08/kiji/K20100808Z00002420.html 2013年4月28日閲覧。 
  6. ^ 来季契約についてロッテ球団公式2013年10月3日
  7. ^ 吉見祐治選手の入団について阪神タイガース球団サイト

関連項目[編集]

外部リンク[編集]