三嶋一輝

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三嶋 一輝
横浜DeNAベイスターズ #17
20121123 kazuki Misima, pitcher of the Yokohama DeNA BayStars, at Yokohama Stadium.JPG
2012年11月23日、横浜スタジアムにて
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県福岡市
生年月日 1990年5月7日(24歳)
身長
体重
176 cm
75 kg
選手情報
投球・打席 右投両打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 ドラフト2位
初出場 2013年3月31日
年俸 2,700万円(2014年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

三嶋 一輝(みしま かずき、1990年5月7日 - )は、横浜DeNAベイスターズに所属するプロ野球選手投手)。福岡県福岡市出身。血液型はA型。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

福岡市立周船寺小学校6年から少年野球を始めるが、それまではサッカー少年でボランチを務めていた。 福岡市立元岡中学校時代は軟式野球部に所属。二塁手三塁手兼控え投手を務めるが、目立った実績は無し。投手時は、四球を連発していたが、強肩をかわれて捕手に。 私学強豪高のプレーを目指したが身長167cm、60kgの体格に自信も持てず、甲子園に出場した父の助言で福岡工業高校へ進学する[1]。 福岡工業高進学後、1年秋から本格的に投手を始める。2年春にエースとなり、2年生の秋に139km/hだった球速を週1回の加圧式トレーニングと、毎日3時間の砂浜ランニングで下半身を鍛え上げて飛躍的に伸ばし、3年春九州大会準決勝の東福岡高校戦で最速147km/hをマークした。その九州大会では34回50奪三振4失点の快投を演じ、奪三振率13.24を記録、初優勝を達成した。 3年夏は県大会5回戦で九国大付高校に延長14回、2-4でサヨナラ負け。3年春の県大会3位、九州大会優勝が最高成績で、甲子園の出場経験は無し。高校時代は中島卓也が同学年だった。

1年次 - 3年次
法政大学進学後は野球部に所属し、1年春から東京六大学リーグ戦に出場。開幕カードの立教大学3回戦で9回にリリーフで登板し、最速154km/hを計測、一場靖弘の持つ神宮記録に並び衝撃デビューを飾る。1年春は抑えで起用され5試合7回で3勝をあげ、9奪三振無失点と活躍し法政大学のリーグ完全優勝に大きく貢献した。大学選手権では準々決勝の日本文理大学戦の先発に抜擢されたが、制球に苦しみ1回1/3を2安打3四球2失点でノックアウト。しかし二神一人三上朋也らの活躍でチームは優勝する。その後は主にリリーフ起用で、1年秋の東京大学戦、2年春の立大戦で東京六大学最速の155km/hを記録、2年春に8試合で0勝1敗ながらも、規定投球回にギリギリ達し、23回を投げ自責点1で防御率0.39、最優秀防御率を獲得している。
2年秋になって先発での登板機会を増やし、加賀美希昇に次ぐ2番手として3勝、防御率2.20(5位)をマーク、3年春は主戦として期待されたが防御率2.88(7位)と好結果を残せず、終盤はリリーフ、三上朋也に次ぐ先発2番手で起用された。3年秋はリリーフに戻り、防御率2.08。12月には法大監督の金光興二率いる大学日本代表候補に選出され、松山市で行われた世界選手権の強化合宿に参加した。
4年次
4年春は先発1番手を任され、開幕の慶応大学戦で延長10回12奪三振1失点の好投、立大戦で4安打1失点完投勝利も明治大学戦で6回6安打4四球で敗戦、翌日、翌々日と3連投し、続く中4日で迎えた6試合目の5月12日の早稲田大学戦で、右ヒジに違和感をおぼえ4回1/3で降板、戦線離脱となり1勝に留まった。4年秋は再度フォ-ムを見直し、左足の使い方を変えたことでタメを作れるようになり、ヒジが完治後、秋のオープン戦で149km/hを記録[2]。主戦をつとめ、40回1/3を投げて防御率0.89(1位)で最優秀防御率、4勝0敗と最多勝をあげる。特に優勝がかかった明大との最終戦では志願して2戦連投で完投し、18回7安打奪三振18、自責点2と大活躍。リーグ優勝に貢献し、ベストナインに満票で選出され[3]、投手三冠を達成する。東京六大学リーグ通算成績は54試合、13勝8敗、202奪三振、防御率1.71。 打撃成績は大学通算で打率.206(63打数13安打)打点6を記録している。
2012年のドラフト会議横浜DeNAベイスターズから2位指名を受けた。同年11月に開催された明治神宮野球大会では2回戦で三重中京大学相手に16奪三振完封[4]、準決勝・富士大学戦では8回からリリーフし、延長10回のタイブレークで無安打、味方の暴投による1失点のみで勝利。決勝では6回3安打1失点の好投を見せるも、味方が得点できず桐蔭横浜大学に敗れ、準優勝に終わる。その後、11月19日に契約金8000万円、年俸1200万円(金額はいずれも推定)で仮契約した[5]

プロ入り後[編集]

2013年
開幕から中継ぎ要員として一軍に帯同。5月から先発ローテーションに定着すると、6月2日の日本ハム戦でプロ初勝利を挙げる。その後もローテーションを守ったことから、オールスターに監督推薦で選ばれた。横浜DeNAから新人がオールスターに出場するのは、前身の球団を含めても、1974年山下大輔以来39年振りであった[6]。結局、シーズンを通じて二軍生活を経験することなく、公式戦を6勝9敗で終えた。シーズン通算の奪三振率は8.92で、セントラル・リーグ規定投球回に達した先発型のピッチャーでは最高に当たる。奪三振数も、同リーグの新人投手では菅野智之巨人)の155個に次ぐ145個を記録。7試合に登板した阪神戦では、プロ初完投・初完封勝利を含む2勝(0敗)、防御率0.91と好投した。その一方で、与四球率でリーグ規定投球回到達投手のワースト、被本塁打でワースト2位を記録するなどの課題も見られた。シーズン終了後の11月には、台湾での2013 BASEBALL CHALLENGE 日本 VS チャイニーズ・タイペイの日本代表に、横浜DeNAから梶谷隆幸・同期入団の井納翔一と共に選出[7]。代表での初登板になった同月10日の最終戦では、先発投手として台湾打線を4イニング無失点に抑えた[8]
2014年
入団2年目にして、一軍公式戦の開幕投手に抜擢。セントラル・リーグの開幕戦である3月28日東京ヤクルト戦(神宮)では、同じ大卒2年目で、前年のリーグ新人王・最多勝利投手の小川泰弘と先発で対戦した。しかし、大学の1年後輩・西浦直亨から日本プロ野球史上初となる開幕戦での一軍初打席・初球本塁打を喫するなど、1回裏だけで7点を失った。結局、2回9失点(9自責点)で敗戦投手になった[9]ばかりか、翌日から10日間はプロ入り後初めての二軍調整を余儀なくされた[要出典]。一軍復帰後も先発で大量失点が続いたことから、4月25日の阪神戦(横浜)で3回途中6失点・シーズン2敗目を喫したことを機に、一軍に帯同したまま中継ぎ投手として再起を図った[10]。しかし、同月7日の巨人戦(東京ドーム)で1イニングに2本の本塁打を浴びたことから、先発への復帰を視野に改めて二軍で調整することになった[11]

選手としての特徴・人物[編集]

三嶋の投球フォーム(2013年)

ノーワインドアップからインステップ気味に踏み込み、スリークォーターから鋭い腕の振りで、平均球速約144km/h[12]、最速155km/h(プロ入り後の最速は152km/h)の切れの良いストレートを投げ込む。変化球は130km/h台の鋭い横のスライダー、120km/h台の落差ある縦のスライダーを軸に、精度は見劣りするがカーブフォークボールなども持つ。

奪三振が多くイニングを重ねる毎に球が安定する。その為、球数を多く投げるスタミナはあるが、反面序盤の立ち上がりに課題が残る。

2013年4月21日 横浜スタジアムにて

打者としては、小学6年生で野球を始めて以来のスイッチヒッター。法政大学時代には、主戦投手として活躍しながら、東京六大学野球のリーグ戦で左・右の両打席から長打を放った経験を持つ。プロ入り後も「右投両打」で登録しているが、入団1年目の2013年には、投球に集中するため公式戦では左打席に立たなかった。ただし、「右(打席)ばかりだと(体の)バランスが偏る。投球につなげるという意味でも左(打席)で打ちたい」という意向から、2014年からは右投手と対戦する場合に左打席へ立っている。ちなみに、同年の春季キャンプ直前時点でNPBの球団に所属する選手で、「右投両打」で登録している投手は三嶋と徳山武陽ヤクルト)しかいない[13]

祖母の影響により幼い頃から絵を描いていたため絵が得意で大学時代のサインには自身の投球フォームを描き入れたことがあり[14]、自身のグッズのイラストも自ら担当した[15]


詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2013 DeNA 34 22 2 1 0 6 9 0 1 .400 642 146.1 138 20 79 0 0 145 6 1 67 64 3.94 1.48
通算:1年 34 22 2 1 0 6 9 0 1 .400 642 146.1 138 20 79 0 0 145 6 1 67 64 3.94 1.48
  • 2014年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

記録[編集]

投手記録
打撃記録
  • 初打席:2013年4月21日、対中日ドラゴンズ6回戦(横浜スタジアム)、10回裏に岩瀬仁紀から三ゴロ
  • 初安打:2013年4月29日、対東京ヤクルトスワローズ4回戦(横浜スタジアム)、3回裏に松岡健一から中前安打[22]。松岡は右投手であるが右打席で打った。
その他の記録

背番号[編集]

  • 17 (2013年 - )

登場曲[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 週刊ベースボール増刊 第90回全国高校野球選手権予選展望号
  2. ^ 野球太郎 No.002ドラフト総決算プレミアム特集号 P133
  3. ^ “三嶋が満票でベストナイン選出”. SANSPO.COM. (2012年10月28日). http://www.sanspo.com/baseball/news/20121028/unv12102820550004-n1.html 2013年2月2日閲覧。 
  4. ^ “DeNA2位指名の法大・三嶋が16奪三振で完封”. MSN産経ニュース (産経新聞社). (2012年11月12日). http://sankei.jp.msn.com/sports/news/121112/bbl12111218240005-n1.htm 2013年2月2日閲覧。 
  5. ^ “仮契約のDeNA2位・三嶋「自分の道を確立したい」”. Sponichi Annex. (2012年11月20日). http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/11/20/kiji/K20121120004591110.html 2013年2月2日閲覧。 
  6. ^ “三嶋、山下2軍監督以来の新人選出”. nikkansports.com. (2012年7月1日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20130701-1150763.html 2013年7月2日閲覧。 
  7. ^ “2013 BASEBALL CHALLENGE「日本 VS チャイニーズ・タイペイ」背番号17 三嶋一輝”. 野球日本代表オフィシャルサイト. http://www.japan-baseball.jp/jp/team/topteam/2013/baseballchallenge/17.html 2014年1月25日閲覧。 
  8. ^ “2013 BASEBALL CHALLENGE第3戦スコアテーブル”. 野球日本代表オフィシャルサイト. (2013年11月10日). http://www.japan-baseball.jp/jp/game/score/table/2013111003.html 2014年1月25日閲覧。 
  9. ^ “DeNA三嶋2回9安打9失点で降板”. 日刊スポーツ. (2014年3月28日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20140328-1276868.html 2014年3月28日閲覧。 
  10. ^ “DeNA開幕投手の三嶋が中継ぎで出直し”. 日刊スポーツ. (2014年4月26日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20140426-1291052.html 2014年5月5日閲覧。 
  11. ^ “DeNA開幕投手の三嶋が2軍落ち”. デイリースポーツ. (2014年5月7日). http://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2014/05/08/0006940607.shtml 2014年5月8日閲覧。 
  12. ^ 『2014 プロ野球オール写真選手名鑑』 日本スポーツ企画出版社、2014年、173頁。ISBN 978-4-905411-17-8
  13. ^ DeNA投手の三嶋 両打ち解禁 大学でも打撃センス発揮”. スポーツニッポン (2014年1月25日). 2014年1月25日閲覧。
  14. ^ 横浜ベイ2位指名の法政・三嶋は努力の投手であり、天才画伯である”. ママ記者ブログ (2012年11月15日). 2013年5月27日閲覧。
  15. ^ oh!ベイスターズ2013 8月31日放送分”. oh-baystars (2013年8月31日). 2013年8月31日閲覧。
  16. ^ 神奈川新聞、2013年4月1日。
  17. ^ 神奈川新聞、2013年4月4日。
  18. ^ 神奈川新聞、2013年4月22日。
  19. ^ 神奈川新聞、2013年5月6日。
  20. ^ 神奈川新聞、2013年5月20日。
  21. ^ 神奈川新聞、2013年6月3日。
  22. ^ 神奈川新聞、2013年4月30日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]