タリーズコーヒー
| 種類 | 会社 |
|---|---|
| 略称 | タリーズ |
| 本社所在地 | ワシントン州シアトル |
| 設立 | 1992年 |
| 事業内容 | コーヒーショップチェーン |
| 代表者 | トム・タリー・オキーフ(会長) John K. Buller(社長兼CEO) |
| 売上高 | 5080万ドル |
| 従業員数 | 899人 |
| 外部リンク | http://www.tullys.com/ |
タリーズコーヒー (英: Tully's Coffee) は、スペシャルティコーヒーのチェーン店である。
目次 |
[編集] 概説
1992年に、アメリカ合衆国ワシントン州シアトルで不動産会社を営むトム・タリー・オキーフ(英: Tom Tully O'Keefe)が開業した。アメリカ西海岸を中心に約100店舗のコーヒーショップを運営し、スターバックスコーヒーに続いて全米2位の売り上げを誇る。日本では別法人による店舗展開を行っている。
同じシアトル系コーヒーショップということで、スターバックスとはライバル関係であり、以前はシアトルの本社施設も向かい合わせに存在した(現在はタリーズの本社が移転した)。同様にライバル関係であったシアトルズベストコーヒーがスターバックス傘下に入ったことで、ますます競争は激化している。
タリーズコーヒーは、このように対立するスターバックスに隣接して店舗を開く拡大戦略をとっていたことでよく知られる。シアトルでは、「タリーズコーヒーを探す最も簡単な方法は、スターバックスの前に立ち、あたりを見回すことだ」というジョークがよく言われる。
[編集] 日本におけるタリーズコーヒー
日本における営業は、タリーズコーヒージャパンが行っている。
[編集] 特徴
若い女性を日本での主なターゲットとしている[1]スターバックスよりも、やや上の、コーヒーの味へのこだわりが強い25歳以上に客層ターゲットを設定している[2]。このため、内装はクレマと呼ばれるエスプレッソ表面の泡のような色に壁面を統一し、カントリー風の椅子を組み合わせるなどの工夫をしている。知名度向上のため創業直後の1997年11月にインパクトのある緑色のストローを導入したところ、直後にスターバックスも同じ色のストローを採用するなど、イメージ戦略で両社は競合している。なおタリーズでも、スターバックスと同様にタンブラーやマグを持参すると値引きするサービス(タリーズは30円、スターバックスは20円の値引き)を実施している。もちろん、タリーズで売っているタンブラーやマグでなくても、同様のサービスが受けられる。[1]
メニュー面では、使用するコーヒー豆は高品質のアラビカ種のみで一杯一杯手動マシンを使っているという「スペシャルティ」にこだわっていること、アイスクリームや食事メニュー・期間限定メニューが豊富であることが特徴として挙げられる。ちなみに、社会貢献のために2003年から絵本作品を毎年募集し、優秀な作品を本にして店舗内で販売している。
また、全店が完全禁煙制のスターバックスと違い、喫煙席を持つ店舗がある。喫煙席は「喫茶店で喫煙する日本的な文化」を尊重した形で、かつコーヒーの香りや居心地に影響を与えないように完全分煙されており、喫煙者用にガラスで仕切られた小部屋が用意されている。
日本のほとんどの店舗で公衆無線LANサービスのアクセスポイントを設置しており[3]、NTTドコモのM-ZONE、NTT東日本・NTT西日本のフレッツスポット、およびNTTコミュニケーションズのホットスポットが利用可能である。
[編集] 店舗数・出店方針
日本では、郊外型のショッピングモールなど大型の複合型商業施設や、オフィスビルを中心に積極的な展開を行なっている。2006年4月3日の麻布十番店をもって300店舗を達成。2006年9月末現在の出店都道府県数は、41都道府県、合計301店舗に及ぶ。今のところスターバックスの非出店地域である島根県にも出店している。
また、コーヒーチェーン業界の先駆けとして取り組んだ病院内店舗では、2004年4月に「好仁会東大病院店」がオープンし、現在も積極的に出店している[4]。また、自動車ショールームや旅行会社、証券会社などの異業種店舗への共同出店(「シナジー店舗」と呼ばれる)や企業内など特別な環境にも積極的に出店している。その他、航空会社のスターフライヤーと提携し、機内サービスでのコーヒーを提供している。
[編集] 非出店県・かつて出店していたが撤退した県
[編集] 特徴的な店舗の例
- 自動車ショールーム(日産自動車銀座本社ショールーム(撤退)、マツダ本社ショールーム)
- 旅行会社(広電観光[たび館]店「THE TRAVEL+CAFE」)
- 証券会社(アイザワ証券本厚木店「Blue Trade Cafe」)
- 一般企業(三井物産、IBM箱崎)
- 大学病院(昭和大学病院。1階受付前)(産業医科大学病院。レストラン併設)(千葉大学医学部附属病院。医学書販売店併設)
- 総合病院(旭川赤十字病院、広島市民病院。ローソン併設)
- 役所(東京都庁第二庁舎。都庁店)
- 議員会館(参議院議員会館地下1階)
- 大学(慶應義塾大学日吉キャンパス「協生館」内)
- 研究所(理化学研究所和光キャンパス 脳科学総合研究センター中央棟)
- 新聞社(朝日新聞東京本社2階ロビー、日本経済新聞社東京本社ビル2階ロビー「Cafe太陽樹」)
[編集] メニュー
[編集] ドリンク
メニューは前述のとおり豊富にあり、定番のものから季節限定のものまで様々ある。
- コーヒー
オーソドックスな本日のコーヒー、アイスコーヒーの他、カフェインレスコーヒー(ディカフェ)がある。その他に定番のカフェモカ、カプチーノ、エスプレッソがホット、アイスともに用意されている。
- 紅茶
オリジナルブレンド、ハーブティー、アールグレイ、ロイヤルミルクティー、アイスティーなどが用意されている。親会社である伊藤園のブランド「TEAS'TEA」を各メニュー名に冠する。
- スワークル
フローズン状のドリンクで、マンゴータンゴ、ロイヤルミルクティー、エスプレッソ、抹茶、などがある。その他にあんず等季節ごとに新商品が提供される。
- その他
抹茶ラテ、チョコラテ(チョコレートシロップはタリーズのオリジナル)、ブラッドオレンジジュースなど
[編集] フード
- サンドイッチ
オーソドックスなサンドイッチのほか、ベーグルサンド、ピタサンド、カツサンドなど数種類がある。
- ホットミール
数種のホットドッグ、ホットベーグルサンド、ピザタイプのサンドイッチ、トリプルチーズフォカッチャなどがある。
- スイーツ
ディニッシュ、ケーキ、アップルパイ、ビスケット、など常時数種類用意されている。
- アイスクリーム
他のコーヒーショップではあまり見かけないアイスクリームバーがある。
[編集] 脚注
[編集] 関連文献
- 松田公太 『すべては一杯のコーヒーから』 新潮社、2002年。ISBN 4-10-454601-1