ひたち (列車)
| スーパーひたち フレッシュひたち |
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|---|---|
「スーパーひたち」「フレッシュひたち」
に使用されるE657系電車 |
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| 運行事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
| 列車種別 | 特急列車 |
| 運行区間 | 上野駅 - 土浦駅・勝田駅・高萩駅・いわき駅 |
| 経由線区 | 常磐線 |
| 使用車両 (所属区所) |
E657系電車(勝田車両センター) |
| 運行開始日 | 1968年10月1日 |
| 備考 | 2013年3月16日現在のデータ |
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この表について
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スーパーひたちおよびフレッシュひたちは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が主に上野駅 - 勝田駅・いわき駅間を常磐線経由で運行している特急列車である。
本項では、常磐線内で運転されていた優等列車の沿革についても記述する。
目次 |
概要 [編集]
「ひたち」は1969年(昭和44年)10月に上野駅 - 平駅(現在のいわき駅)間を運転する季節特急列車として運転を開始した。季節列車扱いであったのは当時同列車に使用されていたキハ80系気動車が「いなほ」の間合い運用であったためである[1]。1971年4月には上り列車のみ東京駅に乗り入れている。
1972年(昭和47年)7月には臨時列車の「ひたち」51・52号に485系電車がはじめて充当され、同年10月には定期列車にも485系電車が投入され運転区間を拡大、エル特急に指定された。
1989年3月(平成元年)に651系電車を投入して「スーパーひたち」とし、さらに1997年(平成9年)10月にはE653系電車による「フレッシュひたち」が運転を開始し、1998年(平成10年)には全列車が651系またはE653系に統一され、485系電車による「ひたち」の運転を終了した。2012年(平成24年)3月には、651系・E653系の置き換え用としてE657系電車が導入され、2013年(平成25年)3月16日のダイヤ改正で全ての定期特急列車がE657系による運転に統一された。
東日本大震災の影響と系統分離 [編集]
2010年12月6日のJR東日本プレスリリースにて、2012年春以降新型車両のE657系を導入して651系を置き換え、常磐線の特急列車の運行形態を見直して上野駅 - いわき駅間[2]と、いわき駅 - 仙台駅間(E653系で運行)に分割すると発表した[3]。
いわき駅 - 仙台駅間で運行される特急の名称については、2011年2月にJR東日本水戸支社で募集を行い、同年4月上旬以降に発表される予定であった[4]。これに対し相双地域からは直通特急の運行継続を求める声も上がっていた。しかし、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)および東京電力・福島第一原子力発電所での事故による影響により広野駅 - 原ノ町駅間・相馬駅 - 浜吉田駅間(2013年3月16日現在)において運転を見合わせている影響で、実質白紙の状態となっている。
震災後、2012年3月17日のダイヤ改正[5]では、当時(上野駅 - いわき駅運行)のダイヤ全体の4割をE657系に置き換えた。当初の予定では輸送体系の見直しを実施し、E653系はいわき駅 - 仙台駅間の特急に充当し、上野駅 - 土浦駅・勝田駅・高萩駅・いわき駅間の系統はE657系と651系のみの運転となる予定であったが、上野駅 - いわき駅間における輸送体系に大幅な変化はなく、E653系も引き続き「フレッシュひたち」で使用されることになった。また、E657系の導入完了時期も、「2012年秋」から「2012年度中」に変更となった[6]。改正後は以下のような運用となっている。
- 「スーパーひたち」 - E657系:20本、651系:10本
- 「フレッシュひたち」 - E657系:9本、E653系:30本、651系:2本
東日本大震災以降「当面の間運休」とされていたいわき駅 - 仙台駅間は2012年3月17日のダイヤ改正で「スーパーひたち」の運行区間から正式に外れ、「スーパーひたち」は全列車が上野駅 - いわき駅間の運転となった[7]。このため、いわき発仙台行きの「スーパーひたち1号」は廃止となり、下り列車は「1号」を欠番として「スーパーひたち3号」からはじまることになる。
そして、2012年度末となる2013年3月16日のダイヤ改正で「スーパーひたち」「フレッシュひたち」は全列車がE657系での運行に統一された。なお、運行体系については計3本の増発や停車駅見直しは行われるものの、ほぼ2012年のダイヤ改正当時と変更はない。列車名も「スーパーひたち」「フレッシュひたち」のまま変更はなく、「1号」の欠番もそのままである[8]。E653系については定期列車からは運用離脱となるが、臨時の「フレッシュひたち」などではE653系が引き続き使用される[9]。なお、E657系がいわき駅以北に乗り入れないのは当初からの計画通りである。
列車名の由来 [編集]
茨城県(西南部を除く)の旧国名「常陸」による。気動車時代のヘッドマークはに小さくこの二文字が添えられていた。
「ひたち」の列車愛称には「スーパー」・「フレッシュ」という冠文字が付されており、上野駅 - いわき駅間の系統は「スーパーひたち」、水戸駅・勝田駅・高萩駅発着の系統は「フレッシュひたち」となっている(1往復のみ、いわき駅発着の「フレッシュひたち」がある)。「ひたち」単独での愛称は、1998年12月7日の改正で485系電車による運転終了とともに消滅した。
運行概況 [編集]
全列車が上野駅発着で運転されている。
「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」では、特に上野駅 - 水戸駅間で停車駅の多さが異なる。ダイヤにより若干異なる場合があるが、日中に運転される列車については概ね以下のパターンになっている。
- 「スーパーひたち」:上野 - 水戸間はほとんどの列車が途中駅無停車。上りの朝と下りの夕方以降は、これに土浦駅が加わる。
- 「フレッシュひたち」:上野 - 水戸間では柏駅・土浦駅・石岡駅・友部駅が基本停車駅となっている。上りの朝と下りの夕方以降は、これに佐貫駅・牛久駅が加わる。
なお、水戸駅・勝田駅で当日中に改札を出ずに特急列車に乗り継ぐ場合は、特急料金は乗車駅からの通算で計算される。
下り列車は、上野発7時から21時までの毎時00分発は「スーパーひたち」、7時から22時までの毎時30分発と18時から22時までの15分発、22時・ 23時の00分発は「フレッシュひたち」であり、23時00分発の「フレッシュひたち」77号が最終である。
上り列車は発駅が違うためまちまちではあるが、勝田駅 - 上野駅間では最初の「スーパーひたち」(14号)以降は「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」が交互に運転する。上野駅では下り列車が発車してから約5分後に次の上り列車となる列車が入線する。水戸駅では、9時 - 21時台の「フレッシュひたち」が52分発、10 - 21時台の「スーパーひたち」が27分発に統一されている。水戸発の最終は21時52分発の「フレッシュひたち」72号である。
2011年3月11日の東日本大震災発生前は、上野駅 - 原ノ町駅・仙台駅間の系統も運行されていた。上野駅・仙台駅は正式には東北本線の駅であり、寝台特急や臨時特急などに東北本線経由の列車があることから、上野発仙台行き・仙台発上野行きの行先表示器の字幕表示は下部に小さく「常磐線経由」と表記されていた。また、朝にはいわき発仙台行きが1本(「スーパーひたち」1号・いわき駅7時31分始発)設定され、夜間は7両編成が原ノ町駅で留置されていた。上野駅 - 仙台駅間の所要時間は約4時間12分 - 4時間23分 (362.9km)であった。
- 主要駅間の所要時間(スーパーひたち)
- 上野駅 - 土浦駅間:約38分 - 49分 (66.0km)
- 上野駅 - 水戸駅間:約1時間05分 - 1時間18分 (117.5km)
- 上野駅 - いわき駅間:約2時間07分 - 2時間28分 (211.6km)
常磐線の特急の表定速度は約90km/h強である。これはJR在来線特急としては速い部類である。「スーパーひたち」の上野駅 - 水戸駅間ではほとんどの列車が表定速度100km/h強である。
停車駅 [編集]
2013年3月ダイヤ改正時点での、定期列車での停車駅を記載している。
- スーパーひたち
- 上野駅 - 〈松戸駅〉 - 〔柏駅〕 - (土浦駅) - (石岡駅) - (友部駅) - 水戸駅 - 勝田駅 - (東海駅) - (大甕駅) - (常陸多賀駅) - 日立駅 - (高萩駅) - (磯原駅) - (大津港駅) - (勿来駅) - (植田駅) - 泉駅 - 湯本駅 - いわき駅
- フレッシュひたち
- 上野駅 - 〔日暮里駅〕 - (柏駅) - (取手駅) - (藤代駅) - (佐貫駅) - (牛久駅) - (ひたち野うしく駅) - (荒川沖駅) - 土浦駅 - (神立駅) - 石岡駅 - 友部駅 - (赤塚駅) - 水戸駅 - 勝田駅 - (東海駅) - 大甕駅 - 常陸多賀駅 - 日立駅 - (十王駅) - 高萩駅 - 〔植田駅〕 - 泉駅 - 湯本駅 - いわき駅
- ( )は一部の列車が停車、〔〕は上りの一部が停車、〈〉は下りの一部が停車
- かつては北千住駅や我孫子駅に「ひたち」等の特急が停車していたこともあったが、現在では両駅に停車する列車はなくなっている。また、かつて松戸駅にも北千住駅・我孫子駅同様に数往復「ひたち」などの特急が停車していたが、現在は「スーパーひたち」下り1本のみである[13]。これらは後述するが、朝の上り列車を除く「フレッシュひたち」の千葉県内の停車駅を柏駅に統一したことによるものである。
- 偕楽園の観梅期間(概ね2月下旬 - 3月下旬の土曜・休日、9時頃 - 15時10分頃)は、下り「スーパーひたち」・「フレッシュひたち」が偕楽園駅に臨時停車する。
- 「スーパーひたち」では、観光シーズンやイベントにあわせて、以下のような臨時停車例がある。
- 「フレッシュひたち」では、大規模なイベントに合わせて臨時列車が運転されることがあり、その際に石岡駅・友部駅に停車しない列車がある他、松戸駅に停車する場合がある。また、定期列車でも近隣駅に臨時停車することがある。
使用車両・編成 [編集]
現在の車両 [編集]
| スーパーひたち | ||||||||||||||||||||
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← 上野
いわき →
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| フレッシュひたち | ||||||||||||||||||||
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← 上野
土浦・勝田・高萩・いわき →
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2013年3月16日現在、「スーパーひたち」「フレッシュひたち」共、定期列車は全列車がE657系(10両編成・グリーン車連結)により運転されている。ただし、基本的な席種配置が異なる。
2012年3月のダイヤ改正から2013年3月15日までは、E657系で運転する列車には「新型車両で運転」との注記がなされていた。
- スーパーひたち
8号車から10号車が自由席で、他は指定席である。
2012年3月17日のダイヤ改正前までは、651系で運転されており、勝田駅で増解結を行う列車があった。また、震災前はいわき駅での増解結もあり、いわき駅 - 原ノ町駅・仙台駅間は4両(原ノ町駅留置列車は7両)で運行されていた。多客期は切り離しを行わず、全区間を11両編成で運転する列車が設定されていた。
- フレッシュひたち
基本的に7号車から10号車が自由席で、他が指定席である(列車により、1号車、または1号車と2号車も自由席となる列車がある)。
2013年3月16日のダイヤ改正前まではE653系で運転する列車のみ、全車普通車でグリーン車は連結されていないほか、勝田駅で増解結を行う列車があった(14両・11両→7両)。また、651系・E657系で運転する列車はグリーン車があり、列車番号も2000番台と区別されていた(グリーン車のない列車は1000番台)。この列車番号上の区別は、E657系統一に伴い行われなくなった。
多客期に増発される「フレッシュひたち」では、改正以降も引き続きE653系が使用される。
過去の車両 [編集]
- キハ80系気動車:1969年10月 - 1972年10月
- 先頭車はボンネット型のキハ81形で「電化区間のみを走る気動車特急[15]」という異色さや「はつかり」電車化以来1年ぶりの常磐線での運用も注目された。
- 483・485系電車:1972年7月・10月 - 1998年12月
- 651系電車:1989年3月 - 2013年3月
- E653系電車:1997年3月 - 2013年3月
- 多客期に増発される臨時「フレッシュひたち」には引き続き使用される。
車内販売 [編集]
車内販売は日本レストランエンタプライズ(NRE)が担当している。ただし、早朝の上り「フレッシュひたち」4号、上野駅を22時以降に発車する下り「フレッシュひたち」69号 - 75号、および土浦駅始発・終着の「フレッシュひたち」2号・49号・55号・65号では車内販売の営業はない(2012年3月17日時点)[17]。
特定特急料金・特別企画乗車券 [編集]
特定特急料金 [編集]
水戸駅 - 原ノ町駅間で101km以上となる区間の自由席特急料金は1,260円となっている(現在は東日本大震災の影響で、適用区間なし[18])。
特別企画乗車券 [編集]
常磐自動車道を経由する高速バス(「みと号」・「ひたち号」・「いわき号」など)や自家用車との競合があり、通常より割安にした特別企画乗車券が多く設定されている。一部を除き、利用期間の制限もないものが多い。高速バスと競合する区間で、通年で発売されているものでは、以下のものがある。
- ひたち東京週末フリーきっぷ(大人・学生・小人)
- ひたち往復きっぷ
- ひたち回数券
- フレッシュひたち料金回数券
- ひたち東京フリーきっぷ
- 定期券用月間料金券
常磐線昼行優等列車の沿革 [編集]
夜行の「ゆうづる」などについては「東北本線優等列車沿革」を参照
東北急行群としての再開 [編集]
- 1947年(昭和22年)6月:上野駅 - 青森駅間を、常磐線・東北本線経由で走る急行207・208列車が運転開始。1944年(昭和19年)12月に戦前の急行列車が全廃になって以来、2年半ぶりに同線に優等列車が登場した。
- 1950年(昭和25年)11月:上野駅 - 青森駅間を常磐線・東北本線経由で運行していた急行201・202列車に「みちのく」と命名。同線初の「列車愛称」となった。(「つがる」の項も参照)
- 1954年(昭和29年)10月:上野駅 - 青森駅間を常磐線経由で運転していた、元連合軍専用列車であり、1952年(昭和27年)から「特殊列車」と称する一部のみ日本人にも開放されていた列車が、完全に日本人に開放され、ただの急行列車となった。同時に、同列車には「十和田」と命名された。
線内準急「ときわ」とその周辺列車群 [編集]
- 1955年(昭和30年):上野駅 - 水戸駅間を運行する快速列車、「ときわ」・「つくばね」が運転開始。
- 1958年(昭和33年)
- 1959年(昭和34年)9月:上野駅 - 仙台駅間を常磐線経由で運行する気動車急行「みやぎの」が運転開始。
- 1960年(昭和35年)
- 1963年(昭和38年)10月:上野駅 - 平駅間を運行する全席座席指定制の電車準急列車として、「ひたち」が運転開始。
- 1965年(昭和40年)10月:「みちのく」が東北各地への多層立て気動車急行として1往復増発され2往復となる。
- 1966年(昭和41年)3月:「ときわ」「ひたち」「そうま」が急行列車に昇格。
- 1967年(昭和42年)10月:「ひたち」が「ときわ」に統合。また「ときわ」の一部列車を東京駅乗り入れ開始。
- 1968年(昭和43年)10月:「そうま」の上り列車を上野駅まで乗り入れ。「ときわ」の1往復を仙台発着の「そうま」に組み入れる。また特急「はつかり」は電車化され、東北本線経由(黒磯駅経由)に変更される。「みちのく」の1往復(客車列車)を、急行「十和田」に統合、「みちのく」は気動車急行のみとなる。
線内特急「ひたち」の運転開始 [編集]
- 1969年(昭和44年)10月:上野駅 - 平駅間を運行する季節特急列車として、「ひたち」運転開始(列車番号:6001D・6002D)。
- 1970年
- 7月(昭和45年):特急「ひたち」に、上野発着の特急として初めて自由席2両を設置。
- 登場時は全席指定だったが、短距離の利用者が多い点を考慮したため。
- 10月:特急「ひたち」定期列車化。急行「みちのく」廃止。
- 7月(昭和45年):特急「ひたち」に、上野発着の特急として初めて自由席2両を設置。
- 1971年(昭和46年)4月:「ひたち」の上り列車のみ東京駅に乗り入れ。
- 1972年(昭和47年)
- 3月:「そうま」の2往復を盛岡駅まで延長し、「もりおか」と名称を変更。急行「十和田」昼行1往復の格上げで上野駅 - 青森駅間に、特急「みちのく」が1往復運転開始。
- なお、この格上げした「十和田(下り)・(上り)1号」は1968年10月まで客車急行「みちのく」を名乗っていた。
- 7月:夏「ひたち」51・52号が485・489系電車を使用して運転。
- 10月:「ひたち」に485系電車を使用開始。電車特急となる。また、「ひたち」5往復に増発し、運転区間を東京駅・上野駅 - 平駅・原ノ町駅・仙台駅間に拡大。なお、平駅・原ノ町駅発着各2往復、仙台発着1往復。同時にエル特急に指定。
- 3月:「そうま」の2往復を盛岡駅まで延長し、「もりおか」と名称を変更。急行「十和田」昼行1往復の格上げで上野駅 - 青森駅間に、特急「みちのく」が1往復運転開始。
- 1973年(昭和48年)
- 4月:「ひたち」の上り1号のみ実施されていた、東京駅乗り入れを中止。
- 10月:「ひたち」を6往復に増発。
- 1975年(昭和50年)3月:「ひたち」を8往復に増発。
- 1978年(昭和53年)10月:「ひたち」を11往復に増発。また急行「そうま」は「ときわ」に編入され、愛称消滅。
- 昭和53年10月改正時の急行「ときわ」・「もりおか」停車駅(列車によって停車駅は異なる)
常磐線優等列車としての「ひたち」と派生列車群 [編集]
- 1982年(昭和57年)11月:東北新幹線本格開業[19]により、仙台駅以北を結ぶ特急「みちのく」急行「もりおか」などの昼行特急列車・急行列車を全廃。急行「十和田」は夜行のみ存続。これにより、常磐線を運行する列車名は特急「ひたち」、急行「ときわ」の2種類のみとなった。また、「みちのく」「もりおか」廃止を補完する形で、仙台発着の「ひたち」1往復、「ときわ」2往復を増発。
- 1985年(昭和60年)3月:急行「ときわ」が特急「ひたち」に統合されて定期列車の運転を終了、「ひたち」は下り24本、上り23本に増発し国鉄在来線特急列車での運行本数最多となった。急行「十和田」を臨時列車に格下げ。
- 1986年(昭和61年)11月1日:特急「ひたち」が26往復に増発。編成は485系9両編成に統一。
- この増発で、号数が上下合わせて52号までに達する。それまで50番台の号数は在来線列車の場合、臨時列車に与えるのが国鉄の慣例になっていたが、定期列車で初めて号数が50番台に達したため、国鉄最後となったこの改正より、臨時列車には(ほかの列車名を含め全て)80番台の号数を与えるように改めることとなった。
- 車両についてはクハ481形300番台(非貫通形)が再度配置され、臨時の「鳥海」と共通運用となったほか、普通車座席を従来の回転クロスシート・簡易リクライニングシートから、フリーストップ式リクライニングシートへの交換がこれ以降進捗する。
- 列車により停車駅は異なるものの、上野駅 - 土浦駅間で停車駅が追加され、新たに北千住駅・松戸駅・柏駅に停車するようになった。
- 1989年(平成元年)3月11日:この改正で、以下のように変更。
- 1990年(平成2年)3月10日:「ホームタウンひたち」、および「おはようライナー土浦」運転開始。
- 「おはようフレッシュひたち」等といった列車を運行する基礎となる。また、651系の増備によりこの改正で「スーパーひたち」は15往復へ倍増、ほぼ1時間毎の運転となり、仙台駅まで運用区間を拡大した。なお、この改正により北千住駅停車が終了する。
- その一方485系「ひたち」は平駅以北の運転がなくなり、同時にグリーン車の連結も中止されて7両編成に短縮された。モノクラス化とボンネット型クハの老朽置き換えのため、サロ481形等を改造したサハ481形300番台(8両)及びクハ481形1100番台(8両)が編成に組み込まれた。
- 1992年(平成4年)
- 3月:上野駅 - 会津若松駅間の特急「あいづ」の受け持ちが秋田から勝田に移管となったため、「あいづ」への送り込みの列車に限り、485系「ひたち」のグリーン車が復活。
- 月日不明:「ひたち」用485系に新色(濃淡のグレーに薄緑の帯)の車両が登場。
- 1993年(平成5年)12月1日:「あいづ」廃止により再び485系「ひたち」のグリーン車の連結は廃止された。
- 1994年(平成6年)12月3日:臨時急行「十和田」廃止。
- 1997年(平成9年)10月1日:E653系電車による「フレッシュひたち」が運転開始。
- 「フレッシュひたち」には当初より、定義が曖昧になっていた「エル特急」の呼称は与えられなかった。
- また、この改正より号数の100番台使用を取りやめ、「スーパーひたち」「フレッシュひたち」「ひたち」をすべて合わせ、1号から順の付番に戻された。
- 1998年(平成10年)12月1日:485系電車の全車が、651系電車・E653系電車へ置き換えられたのに伴い、「ひたち」「さわやかひたち」「ホームタウンひたち」は名称上消滅。ホームライナー・おはようライナー土浦を「フレッシュひたち」へ格上げ。この結果、常磐線の特急列車は「スーパーひたち」「フレッシュひたち」の2系統となる。
- 2002年(平成14年)12月1日:勝田駅発着の「スーパーひたち」は、名称を「フレッシュひたち」に変更。「スーパーひたち」を含め、JR東日本はこの改正で「エル特急」の呼称を全て廃止。
- 2005年(平成17年)7月9日:首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線の開業を翌月に控え、競合を織り込んでのダイヤ改正に伴い、列車の増発や停車駅の整理等を行う。
- 2006年(平成18年)3月18日:上り「フレッシュひたち」1本、下り「フレッシュひたち」2本増発(土浦行き)および最終下り「フレッシュひたち」を勝田行きに変更。なお、朝の一部上り「フレッシュひたち」は時刻が繰り上がった。
- 2007年(平成19年)3月18日:全列車全車禁煙になる。
- 2011年(平成23年)
- 3月11日:東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生による影響で全区間で運休。いわき駅 - 仙台駅間はこの日を以って運休→2012年に当該区間が廃止(後述)されたため、「スーパーひたち」として最終運行となった。
- 2011年3月11日の東日本大震災前のいわき駅 - 仙台駅間での停車駅(スーパーひたち)
- いわき駅 - 〔四ツ倉駅〕 -(広野駅) - 富岡駅 - (大野駅) - (双葉駅) - 浪江駅 - (小高駅) - 原ノ町駅 - 相馬駅 - (亘理駅) - (岩沼駅) - 仙台駅
- ( )は一部の列車が停車、〔〕は上りの一部が停車
- 4月17日:上野駅 - 勝田駅間で運転再開。
- 4月28日:勝田駅 - いわき駅間で運転再開。この区間ではダイヤを変更しての運行。
- 5月31日:上野駅 - いわき駅間において震災前の本数に戻る。高萩駅 - いわき駅間では減速運転[20]。
- 7月1日:上野駅 - いわき駅間のダイヤが震災前に戻る。
- 2012年(平成24年)3月17日:ダイヤ改正により、以下のとおり変更となった。
- 一部列車にE657系を導入。[21]
- 「スーパーひたち」のいわき駅 - 仙台駅間を正式に廃止。
- いわき発仙台行きの「スーパーひたち1号」を廃止。これにより下りは1本減少し、「ひたち」系統全体として「1号」は欠番となる。
- 2013年(平成25年)3月16日:ダイヤ改正により、以下のとおり変更された[8]。
- 全列車をE657系での運行に統一し、「ひたち」系統から651系・E653系の運用がなくなる。
- 「フレッシュひたち」を、早朝上り2本・夜間下り1本増発。
- 18時以降に上野駅を発車する下り「スーパーひたち」はすべて土浦駅停車とする。
列車名の由来 [編集]
脚注 [編集]
- ^ 「いなほ」が雪などで遅れた場合には、代替車両として本来急行形車両である451系・453系電車による運転も行われた
- ^ 原則としてE657系で運行し、置き換えが完了する2012年秋までは一部列車において651系を使用。
- ^ 常磐線特急に新型車両を導入! (PDF) - 東日本旅客鉄道プレスリリース 2010年12月6日
- ^ 常磐線いわき〜仙台間 E653系特急列車の愛称名募集について (PDF) - 東日本旅客鉄道水戸支社プレスリリース 2011年1月28日
- ^ 2012年3月ダイヤ改正について (PDF) 東日本旅客鉄道株式会社 2011年12月16日
- ^ 14年ぶりに新型特急導入 JR常磐線で試乗会 - 2012年2月10日 MSN産経ニュース
- ^ JR時刻表 2012年2月号. 交通新聞社. JTB時刻表 2012年2月号. JTBパブリッシング.
- ^ a b 2013年3月ダイヤ改正について (PDF) 東日本旅客鉄道株式会社水戸支社 2012年12月21日
- ^ 春の臨時列車のお知らせ (PDF) 東日本旅客鉄道株式会社水戸支社 2013年1月24日
- ^ 内1本は、藤代駅にも停車するため、土浦駅 - 藤代駅間各駅停車である。
- ^ 他に、藤代駅 - 土浦駅間でひたち野うしく駅以外の各駅に停車する列車も1本ある。
- ^ 同じ千葉県・茨城県内を運行するさざなみ・わかしお・しおさい・あやめの場合、各駅に停車する区間は普通列車となり、特急料金不要である。
- ^ a b ただし、「スーパーひたち7号」(上野駅8時00分発、松戸駅8時20分発)の松戸駅停車は、2005年7月のダイヤ改正後も継続。
- ^ 東日本大震災後も観光キャンペーン自体は行われているが、柏駅の臨時停車は行われていない。
- ^ 上野 - 秋田間を上越・羽越本線経由で運転する「いなほ」の間合い運用で設定。
- ^ 先頭車化改造により短編成化された九州特急での定員確保の観点から200・300番台を充当し、長編成で定員に余裕のある「ひたち」に定員の少ないボンネット車を充当したため。
- ^ 特急列車車内販売のご案内 - 東日本旅客鉄道
- ^ 震災後、営業している区間内で最長区間は水戸駅 - いわき駅間となるが、営業距離が94.1kmのため該当しない。
- ^ 開業は同年6月だが、暫定的なものだった。
- ^ 5月31日(火)からの常磐線特急列車(上野〜いわき間)運転時刻表 (PDF)
- ^ 2012年3月ダイヤ改正について (PDF) 東日本旅客鉄道水戸支社 2011年12月16日
関連項目 [編集]
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