しもつけ (列車)

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しもつけ 運行経路図
350系「しもつけ」(2008年12月4日、曳舟駅 - 業平橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅)間)
350系しもつけ
(2008年12月4日、曳舟駅 -
業平橋駅(現・とうきょうスカイツリー駅)間)

KBHFa
浅草駅 東武鉄道伊勢崎線
HST
とうきょうスカイツリー駅
BHF
北千住駅
BHF
春日部駅 ↓東武鉄道:日光線
BHF
栃木駅
BHF
新栃木駅 ↓東武鉄道:宇都宮線
BHF
壬生駅
BHF
おもちゃのまち駅
BHF
江曽島駅
KBHFe
東武宇都宮駅

しもつけとは、東武鉄道浅草駅 - 東武宇都宮駅間を東武伊勢崎線東武日光線および東武宇都宮線経由で運行する特別急行列車愛称である。

本項では、現行の特急「しもつけ」について記載するとともに、東武宇都宮線優等列車沿革についても記載する。

目次

[編集] 運行の概要

「しもつけ」は朝、東武宇都宮駅→浅草駅間の上り列車1本と、夕方、浅草駅→東武宇都宮駅間の下り列車1本の計1往復が毎日運行されている。編成は、宇都宮線区間各駅のホーム有効長等の事情で、全区間特急専用の350系4両編成が充当される。

「しもつけ」は1988年昭和63年)に運行開始した快速急行「しもつけ」以来、毎日1往復、同区間にて定期運行されているが、かつて戦後の1953年(昭和28年)8月より1959年(昭和34年)11月の間、同じ区間、同じ時間帯にまったく同じ「ビジネス列車」あるいは「ホームライナー」的な運行形態の優等列車急行「しもつけ」として運行されていた(毎日朝上り1本、夕下り1本の計1往復)。1959年(昭和34年)の廃止以降、東武宇都宮線には有料列車が一切運行されず、実に30年ぶりに運行が再開されたものである。

[編集] 停車駅

特急「しもつけ」の停車駅は以下のとおり。

2010年3月13日現在の編成図
しもつけ
← 東武宇都宮
浅草 →
350系(4両編成)
1 2 3 4
  • 全車禁煙
凡例
指=座席指定席

[編集] 運転日

毎日運転。

[編集] 料金制度

座席指定席制、従前の急行料金を基本とする特急料金を採用している。

[編集] 東武宇都宮線優等列車沿革

「しもつけ」は、かつて太平洋戦争終結後の1953年(昭和28年)8月1日、無名の有料急行列車として浅草駅 - 東武宇都宮駅間で運行を開始した。車両は東武日光線の特急で使用され5700系の新規投入で特急運用から外れたモハ5310形・クハ350形が充当され、その後1956年(昭和31年)には同特急用に新造された1700系に運用を譲った5700系も投入され、同時期に「しもつけ」の愛称を付された。「しもつけ」は5310系や5700系といったロマンスカーによって運行されたことから東武鉄道急行ロマンスカーと宣伝されたが1959年(昭和34年)11月をもって廃止され、1988年(昭和63年)8月にまったく同じ区間、経路で快速急行として運行再開されるまでの約30年間、東武宇都宮線には有料列車が運行されず、浅草駅 - 東武宇都宮駅間には無料準急無料快速無料準快速が最盛期で毎時1往復設定されたのみであった。昭和末期に運行再開された快速急行「しもつけ」には6050系が充当されたが、その後東武伊勢崎線特急に200系・250系が投入されたのに伴い、その運用から外れた「りょうもう」用1800系を改造した350系が投入され、種別も「ビジネスライナー急行しもつけ」、急行「しもつけ」と変遷し、2006年平成18年)以降は特急列車として運行されている。

「しもつけ」は運行開始当初より、朝に東武宇都宮から浅草に向かう朝上り列車1本、夕方に浅草から東武宇都宮に向かう下り1本の、計1往復の運行を踏襲しており、一時廃止された期間を含むものの、一貫してビジネス列車・ホームライナー(通勤ライナー)的な位置付けで運行されて来た。1990年代には急行券を追加購入すれば定期券でも乗車できるビジネスライナー制度の開始とともにその指定を受け、「ビジネスライナーしもつけ」の愛称の下、東武伊勢崎線 - 東武日光線 - 東武宇都宮線沿線の通勤の足として利用された。東武鉄道が全ての特急・急行列車について特急券・急行券の追加購入で定期券による乗車を可能とした後は急行「しもつけ」として運行され、その後は東武伊勢崎線・日光線の特急列車・急行列車の再編に伴い特急列車に格上げされた。

[編集] 年表

  • 1953年(昭和28年)8月1日 - 浅草駅 - 東武宇都宮駅間で運転されていた無料急行・準急に加え、愛称無しの有料急行1往復が新設された。
    • ダイヤは現在の特急「しもつけ」と同じく、朝上り1本、夕下り1本の計1往復の設定であった。ただし、夕は現在の浅草駅発18時30分より1時間25分遅い19時55分発であった(朝の東武宇都宮駅発は午前7時55分であり、現行ダイヤの「しもつけ」とほぼ同じ時刻)。
  • 1953年(昭和28年)11月1日 - 東武伊勢崎線有料急行が運行を開始。浅草駅 - 杉戸駅間では宇都宮線有料急行に伊勢崎線有料急行が併結されて運行された。
  • 1956年(昭和31年) - 有料急行に愛称が付され、宇都宮線発着有料急行に「しもつけ」が使用された。
    • この頃、他の同社特急・急行列車とともに東武鉄道特急・急行ロマンスカーとして宣伝された。
    • この頃、伊勢崎線有料急行との併結が解消され、夕方の浅草駅出発時刻が18時30分頃にあらためられた。
  • 1959年(昭和34年)11月 - 有料急行「しもつけ」を廃止。浅草駅 - 東武宇都宮駅間直通列車は無料の準急・快速のみとなった。これら無料準急・快速は、宇都宮線内各駅停車であった。
    • 「しもつけ」の愛称は、その後鬼怒川線発着急行の愛称として使用された。
  • 1988年(昭和63年)8月9日 - 東武宇都宮線快速急行「しもつけ」の運行を開始。これに伴い従前の快速急行券の名称が座席指定券に改名される。
  • 1990年平成2年)9月25日 - 快速急行「しもつけ」を「ビジネスライナー」に指定、定期券での利用を可能とした。同時に伊勢崎線の急行「りょうもう」2号、37号も「ビジネスライナー」に指定されている。
  • 1991年(平成3年)7月21日 - 急行専用車両300系・350系が就役。東武宇都宮線の快速急行も急行に種別変更した上で、急行専用車両の350系で運用することとなった。この時、列車名も「ビジネスライナー急行しもつけ」と変更された。
  • 1997年(平成9年)3月25日 - ダイヤ改正に伴い、特急・急行の全列車について定期券での利用が可能となり、「しもつけ」の「ビジネスライナー」指定を廃止、これに伴い「ビジネスライナー急行しもつけ」から「ビジネスライナー」が外され、急行「しもつけ」としての運行となる。
  • 2001年(平成13年)3月28日 - ダイヤ改正に伴い、浅草駅 - 新栃木駅間を運行していた定期急行「きりふり」201号が東武日光駅行の特急「けごん」に格上げされ、定期急行は「しもつけ」と「南会津」のみとなる。
  • 2006年(平成18年)3月18日 - ダイヤ改正により、急行「しもつけ」が特急に昇格し特急「しもつけ」となる。
  • 2007年(平成19年)3月18日 - 全列車・全車両が禁煙となる。
  • 2012年(平成24年)3月17日 - ダイヤ改正により、上り282号のみ、とうきょうスカイツリー駅(業平橋駅から改称)に停車。

[編集] 列車名の由来と国鉄準急(急行)「しもつけ」

「しもつけ」の列車愛称は栃木県旧国名下野国」(しもつけのくに)に因むことから、これまで東武宇都宮線優等列車「しもつけ」として運行されて来たほか、日本国有鉄道(現在の東日本旅客鉄道)が東北本線(現在の宇都宮線)区間あるいは日光線方面を運行する準急行・急行列車の列車名として1958年(昭和33年)から1968年(昭和43年)まで使用した。

この、国鉄が過去に東北本線・日光線で運行した準急(急行)「しもつけ」については、その後の使用車両の統一により急行「なすの」に統合された。詳細は宇都宮線優等列車沿革に記載する。

[編集] 関連項目

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