北九州市

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きたきゅうしゅうし ウィキデータを編集
北九州市
北九州市旗 北九州市章
北九州市旗 北九州市章
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 福岡県
市町村コード 40100-5
法人番号 8000020401005 ウィキデータを編集
面積 492.50km2
総人口 909,579[編集]
推計人口、2024年4月1日)
人口密度 1,847人/km2
隣接自治体
市の木 イチイガシ[一次資料 1]
市の花 ツツジヒマワリ[一次資料 1]
市の歌 北九州市歌(1963年4月2日制定)
北九州市役所
市長 武内和久
所在地 803-8501
福岡県北九州市小倉北区城内1番1号
北緯33度53分0.3秒 東経130度52分30.7秒 / 北緯33.883417度 東経130.875194度 / 33.883417; 130.875194座標: 北緯33度53分0.3秒 東経130度52分30.7秒 / 北緯33.883417度 東経130.875194度 / 33.883417; 130.875194
地図
北九州市庁舎位置

外部リンク 公式ウェブサイト

北九州市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

特記事項 市旗・市章は1963年昭和38年)3月14日制定
ウィキプロジェクト
足立山中腹から見る都心部小倉)の夜景
小倉北区
小倉城周辺

北九州市(きたきゅうしゅうし)は、福岡県北部に位置する政令指定都市である。

関門海峡に面した九州最北端の都市。九州の玄関口として栄えた歴史を持ち、北九州工業地帯の中核を担う。1963年門司小倉若松八幡戸畑の五市の対等合併[1]を経て誕生した。

概要

北九州工業地帯において、1963年2月10日門司市小倉市戸畑市八幡市および若松市の5市による新設合併で誕生した。三大都市圏を除く地域では初の政令指定都市となった(都道府県庁所在地以外の都市としても初)[2]。当市を中心とした北九州都市圏のほか[一次資料 2]、隣接する山口県下関市などとともに関門都市圏を形成する[3]

人口規模は日本の市で13位[4]、九州地方では福岡市に次ぐ2位であり、同市とともにグローバル創業・雇用創出特区として国家戦略特別区域に指定されている[5]。非都道府県庁所在地においては川崎市に次ぐ2位の人口を有する[一次資料 3]

九州における主要な国道や鉄道路線の起点であり、1880年代から九州鉄道[6]関門海峡に面した門司港、若松港などの港湾をはじめとする交通基盤の整備が進んだ。2016年4月24日には、東九州自動車道大分市および宮崎市まで直結し、九州自動車道と合わせて交通結節点としての拠点性が向上した[7]

NHK北九州放送局朝日新聞西部本社毎日新聞西部本社が置かれており、古くから福岡市と共に県内のマスメディアの拠点になっている。

1901年筑豊炭田から近い八幡町(明治34年当時。村制施行は明治22年。後の八幡(やはた)市) に官営製鉄所が設置され、日本国内最大の鉄鋼供給地として工業化が進展した[8]。北九州では、港湾と鉄道が一体となった国際貿易港と鈴木商店による食品工業が集積する門司、軍事産業が集積する小倉、石炭の集散地の若松、官営八幡製鉄所が操業する八幡、紡績や石炭関連産業と水産基地の戸畑と、様々な産業特性の顔を持つ都市が、関門海峡や洞海湾沿岸で互いに競いながら発展してきた[9]

戦後においては、鉄鋼・金属などの重工業を中心に発展し、高度経済成長の原動力となった[9]1990年代後半までは地域経済に占める製造業の割合が大きかったが、2000年代にはサービス業と逆転し、産業構造の転換が進んでいる[10]。また、北九州エコタウンなどのエコビジネスも集積している[11]

地理

位置・地形

関門海峡の衛星写真。下側が北九州市、上側が下関市。※多少歪みあり
洞海湾の夕景

九州の北東端に位置する。市の北側は日本海響灘)に、東側は瀬戸内海周防灘)に面し、関門海峡を挟んで本州下関市とは最も幅が狭い早鞆瀬戸において約650メートル (m) の距離で向かい合う[12]

市の海岸は入り組んでおり、2009年3月時点の海岸線の総延長は約226キロメートル (km) と政令指定都市の中では最も長い[一次資料 4]。関門海峡は若松区沿岸から門司区沿岸にかけて約20 kmに渡りS字形の水域を形成し[12]、九州本島と若松半島の間にある洞海湾は湾口から約13 kmに渡る奥行きを持つ[一次資料 5]

海岸線のうち8割は港湾等の人工海岸であり、自然海岸の延長は約20 kmとなっている[13]。響灘沿岸の自然海岸では岩屋漁港周辺の海浜にてウミガメ上陸が確認されており、周防灘沿岸には曽根干潟や喜多久自然海浜保全地区等が残る[一次資料 6]

市域の中央部は福智山地の北部をなし、門司区・企救半島の脊梁である企救山地(足立山妙見山風師山・戸ノ上山等)、小倉南区の貫(ぬき)山地(貫山等)、戸畑区南部・八幡東区に広がる皿倉・尺岳山地(皿倉山帆柱山権現山福智山・尺岳・金剛山等)、若松区・若松半島の脊梁である石嶺山地(石峰山岩尾山・弥勒山等)に細分される[14][15]

これらの山間部は北九州国定公園に指定され[一次資料 7]皿倉山は「100億ドルの夜景」として新日本三大夜景に選定されている[16]。福岡県北部から山口県西部にかけては石灰質の地形が拡がり、市内にはカルスト台地平尾台がある[17]。その他山系の主峰ではないが、公園として整備されている山として、高塔山公園[一次資料 8]、 中央公園(金比羅山)[一次資料 9]、 古城山(和布刈公園)[一次資料 10] などがある。

市内を流れる紫川板櫃川金山川遠賀川等があり、これらの河口部を中心に扇状地や海岸平野が分布している[14]が、上記の通り山地が多く海に隣接した地形であり、可住地面積は市全体の20%程度に限られる[18]。遠賀川のほか、山間部に建設された畑ダムや鱒淵ダム等のダム湖が都市部への水供給を支えている[19]

市内のとして、藍島馬島(小六連島。下関市 六連島 の属島 )、白島男島・女島 ローソク岩 バンドー島 等含む島嶼の総称)、和合良島間島羽島軽子島(陸繋島)、津村島がある[一次資料 11]。また、人工島として北九州空港などがある[一次資料 11]

気候

北九州市(八幡
雨温図説明
123456789101112
 
 
83
 
9
2
 
 
82
 
11
3
 
 
126
 
14
5
 
 
127
 
19
10
 
 
156
 
24
14
 
 
268
 
27
19
 
 
300
 
31
23
 
 
169
 
32
24
 
 
187
 
28
20
 
 
75
 
23
14
 
 
89
 
17
9
 
 
68
 
12
4
気温(°C
総降水量(mm)
出典:気象庁 八幡(1981年 - 2010年の平均値)
インペリアル換算
123456789101112
 
 
3.3
 
49
36
 
 
3.2
 
51
37
 
 
5
 
57
42
 
 
5
 
67
50
 
 
6.1
 
74
58
 
 
11
 
80
66
 
 
12
 
87
74
 
 
6.6
 
89
75
 
 
7.3
 
82
68
 
 
3
 
73
57
 
 
3.5
 
63
48
 
 
2.7
 
54
40
気温(°F
総降水量(in)

北九州市の東部は瀬戸内海周防灘)、北部は日本海響灘)に面しており、瀬戸内海気候日本海気候の中間的な傾向を示し、比較的温暖である[一次資料 12]。季節風の影響を受けやすく、冬は西からの風が強く、春から秋にかけては南からの風が強い[一次資料 12]

響灘は日本海特有の冬季の風浪の影響を受けるが、周防灘は瀬戸内海特有の比較的平穏な海域となっている[一次資料 13]。春先は関門海峡で濃い霧がしばしば発生する[一次資料 13]。梅雨明け後は太平洋高気圧に覆われ、晴れて暑い盛夏になり、最高気温35度以上の猛暑日が増える[一次資料 14]。冬型の気圧配置になると曇天になることが多く、雪が降ることもある[一次資料 15]

北九州観測局の2006年(平成18年)の測定結果によると、年平均気温17.0度、年平均湿度72.9%、年間降水量2,237.0mmであった[一次資料 12]

北九州市(八幡)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 18.7
(65.7)
24.0
(75.2)
25.2
(77.4)
30.1
(86.2)
32.4
(90.3)
34.2
(93.6)
36.9
(98.4)
36.7
(98.1)
34.5
(94.1)
33.0
(91.4)
26.3
(79.3)
24.8
(76.6)
37.0
(98.6)
平均最高気温 °C°F 9.4
(48.9)
10.5
(50.9)
13.7
(56.7)
19.2
(66.6)
23.6
(74.5)
26.8
(80.2)
30.5
(86.9)
31.6
(88.9)
27.9
(82.2)
22.9
(73.2)
17.4
(63.3)
12.2
(54)
20.47
(68.86)
日平均気温 °C°F 5.8
(42.4)
6.5
(43.7)
9.5
(49.1)
14.4
(57.9)
18.7
(65.7)
22.4
(72.3)
26.4
(79.5)
27.4
(81.3)
23.7
(74.7)
18.3
(64.9)
12.9
(55.2)
8.1
(46.6)
16.2
(61.2)
平均最低気温 °C°F 2.4
(36.3)
2.8
(37)
5.4
(41.7)
9.8
(49.6)
14.3
(57.7)
18.7
(65.7)
23.2
(73.8)
24.1
(75.4)
20.2
(68.4)
14.0
(57.2)
8.8
(47.8)
4.4
(39.9)
12.34
(54.21)
最低気温記録 °C°F −4.6
(23.7)
−6.2
(20.8)
−3.8
(25.2)
0.5
(32.9)
6.4
(43.5)
10.5
(50.9)
15.4
(59.7)
17.6
(63.7)
8.9
(48)
3.5
(38.3)
0.7
(33.3)
−3.6
(25.5)
−12.6
(9.3)
降水量 mm (inch) 82.8
(3.26)
82.0
(3.228)
126.0
(4.961)
126.9
(4.996)
156.1
(6.146)
267.9
(10.547)
299.9
(11.807)
168.5
(6.634)
186.6
(7.346)
75.4
(2.969)
89.2
(3.512)
68.0
(2.677)
1,729.3
(68.083)
平均月間日照時間 94.6 113.6 146.0 184.5 198.2 149.5 168.8 197.5 158.4 170.4 131.4 112.6 1,825.5
出典:気象庁

地域

地名

行政区

以下の7つので構成される(自治体コード順)。 人口はいずれも2024年4月1日時点の推計人口。

コード 区名 人口
(人)
割合(%) 面積
(km²)
人口密度
(人/km²)
40101-3 門司区 88,926 9.8 73.66 1,207
40103-0 若松区 77,854 8.6 72.10 1,080
40105-6 戸畑区 55,175 6.1 16.61 3,322
40106-4 小倉北区 179,005 19.7 39.23 4,563
40107-2 小倉南区 203,519 22.4 171.51 1,187
40108-1 八幡東区 62,083 6.8 36.26 1,712
40109-9 八幡西区 243,017 26.7 83.13 2,923
合計 909,579 100 492.50 1,847

当初は旧5市にほぼ対応した5区だったが、1974年、小倉区小倉北区小倉南区に、八幡区八幡西区八幡東区

若松区西部の浅川地区が八幡西区に編入され7区制へ移行。

市街地構成

旧五市では貿易や筑豊炭田の積み出し基地として港湾が整備され、製鉄所など臨海部への重化学工業の展開があいまって鉄道網が発達した。 平地が少なく山地が複雑に入り組んだ地勢に加え、豊前国筑前国と異なる歴史的な背景を持つなど、現在も独自の文化・生活面での結びつきが見られる[一次資料 16]

このような経緯から、北九州市の都市構造は、旧五市の鉄道駅を中心に市街地が発展し、それらが鉄道沿いに細長く繋がり都市軸が形成された[一次資料 16]

旧市単位で公共施設が整備されたため、全国の政令指定都市20市の中でも、人口1人あたりの公共施設面積が最も大きいという特徴を持つ[20]

その後、交通網の充実、都市軸への各種機能集積、郊外化の進行などにより、都市構造は本州から福岡方向の東西軸と小倉から大分方面、黒崎から直方方面の2本の南北軸を持つπ(パイ)型の都市構造へ移行した。この都市軸が交差する小倉黒崎では交通結節機能や拠点性が高まるようになった[一次資料 16]

北九州市は小倉を都心、黒崎を副都心と位置付け、また合併前各市の中心市街地(門司港戸畑若松)と鹿児島本線および日豊本線の主要駅付近(門司八幡折尾城野下曽根など)を地域拠点と位置付けている[一次資料 17]

主な市街地は以下の通りである。

都心部

都心(小倉北区)の鳥瞰
皿倉山から見た小倉北区戸畑区の市街地
紫川に架かる常盤橋(小倉北区)
副都心である黒崎駅周辺の市街地(八幡西区
皿倉山から見た八幡駅周辺市街地(八幡東区)。写真右上は戸畑区洞海湾の北側(写真上)は若松区
小倉(都心)
北九州市の都心、小倉北区の中心拠点である[一次資料 17]。中心市街地としての「小倉」の範囲は、JR小倉駅を中心として西側から南側は、大門から国道3号木町交番前交差点まで南下した部分、同じく南側から東側は、国道3号を基本に黄金地区を経由して長浜地区を含む国道199号まで北上した部分、同じく北側は海岸線に沿った部分となる[一次資料 18]
城下町長崎街道の起点であったことに加え、明治以降は鉄道交通の拠点となったことから、北九州から山口にかけて広域商業の拠点となった。また、多業種の工場が立地し、軍都として関連施設が整備されたことから、海陸交通の要衝としても発展した[一次資料 18]
戦災被害を受けなかったため、城下町の町割を基本とした街区構成が現在も継承されているほか[一次資料 18]、職人・職業の名称がついた町名(魚町、米町、鍛冶町馬借、船頭町)が現在も残っている[一次資料 19]
小倉駅南口一帯は、商業・業務集積地として、百貨店・商店街・オフィス街・飲食街が広がり、紫川周辺には小倉城松本清張記念館北九州芸術劇場など多様な施設が立地している[一次資料 20]。商業施設では、魚町銀天街、京町銀天街、旦過市場井筒屋アミュプラザ小倉、小倉駅前アイム、リバーウォーク北九州チャチャタウンなどが立地している[一次資料 21]
小倉駅北口一帯は、西日本総合展示場や国際会議場などコンベンション施設が整備されているほか、近年では小倉記念病院の移転、あるあるCityのオープン、ギラヴァンツ北九州後述参照)の本拠地北九州スタジアムのオープンといった動きがあった[一次資料 22]
黒崎(副都心)
北九州市の副都心、八幡西区の中心拠点である。JR鹿児島本線北側の洞海湾沿岸部には大型工場が立地し、JR線南側の地域には商業、医療・福祉、交通拠点など多様な都市機能が集積、JR黒崎駅を中心に放射状の街並が広がっている。黒崎駅前には井筒屋黒崎店やコムシティなどがあり、黒崎バスセンター及びJR黒崎駅・筑豊電鉄黒崎駅前駅を中心に路線網が展開されている交通の便の良さから、市西部をはじめ、周辺市町村から訪れる人も多い[一次資料 20][一次資料 23]国道3号をはじめ、中心部の道路は慢性的な渋滞に悩まされるが、2008年10月25日黒崎バイパスの部分供用が始まり、全線開通に向け工事が進められている[一次資料 24]

その他の主要市街地

門司港
関門海峡に面する九州の玄関口で、門司港駅北側には下関に連絡する渡船場がある。平地が少ない北九州市の中でもとくに平地部が少なく、限られた平地・斜面に市街地が発達している。
かつては門司と言えば門司港地区を指したが、関門鉄道トンネルの開通などにより門司駅の名を旧大里駅に譲り、市街地の名称として「門司港」地区とされるのが一般的である。明治以降貿易で栄え、横浜神戸と並び日本における主要な貿易港の一角を担い、市街地には銀行・商社・新聞社等の支店のほか、遊廓高級料亭、百貨店の「山城屋」などが立地したが、鉄道トンネルの開通により門司港地区の交通上の重要性は著しく低下した。市街地の賑わいは影を潜め、百貨店は閉鎖されたが、明治から昭和初期にかけての建築様式を示す建造物が多く残ったことから、門司港レトロとして再開発され、多くの観光客を集める場所となった。
大里
関門鉄道トンネルの開通により九州の玄関口となり、門司鉄道管理局門司機関区を中心に鉄道関係者が集積し、市街地化が進んだ。2002年には周辺の貨物駅の機能を集約して北九州貨物ターミナル駅が開業した[21]。海岸部は国道199号線に沿って細長い産業地をなし、JR線より山側は斜面の中腹まで密集した住宅地を形成している。また柳町周辺に商店街が形成されており、近隣高齢者の利用が大変多い。かつてはサッポロビールの工場や門司競輪場などが立地していたが、いずれも廃止された。近年は都心の小倉駅から一駅という利便性に加え、工場跡地のレトロ建築物群を生かした門司赤煉瓦プレイス周辺の再開発が門司駅北側で行われている。
三萩野
三萩野交差点を中心に商業施設、金融機関が集積するほか、近隣にはハローワークや北九州中央郵便局小倉競輪場北九州市民球場などの公共施設がある。都心部への入口であると共に国道3号10号322号からの通過交通の重なる重要な交差点であり、北九州モノレール香春口三萩野駅から戸畑、黒崎方面のバスに乗り換えなど市内交通の要でもあることから、日夜交通量が多く繁華な地区である。
城野
日豊本線日田彦山線の主要駅であるJR城野駅や、北九州モノレールの城野駅があり、さらに田川行橋方面への主要道路(国道10号・国道322号)が通っているため、交通の分岐点となっている。また、周辺には中学校・高等学校が多数存在しており、朝夕の時間帯には通勤客や学生で非常に賑わう。JR城野駅周辺の陸上自衛隊城野分屯地跡地は「ゼロ・カーボン先進街区」「みんなの未来区 BONJONO(ボン・ジョーノ)」として再開発が進められている。
徳力
小倉南区北西部地域の拠点。北九州モノレールが通っており、北九州市都心部の郊外として住宅団地が広がっている。1960年代後半から、当時の日本住宅公団(現・都市再生機構)によって大規模な住宅団地(徳力団地、総戸数約2,400戸)が作られたことを契機として、以後周辺地域を含めおよそ30年にわたって土地区画整理事業が行われた。千里ニュータウン多摩ニュータウンに代表されるニュータウン型の街並みが形成されており、市内でも公共交通の分担率が高い地区と言われる。サンリブもりつねを始め、ナフコベスト電器などが軒を連ねる。
下曽根
小倉南区東部地域の中心拠点。ザ・モール小倉(現・サニーサイドモール小倉)の開店とともにJR下曽根駅に南口およびロータリーも建設された。駅前の通りには飲食店、銀行、エディオンなどの大型家電店がある。北九州市郊外のベッドタウンであり、周辺には住宅地やマンション等も多い。下曽根駅北側には61haに及ぶ北九州空港移転跡地があり、その一部に九州労災病院が2011年に移転開業、残りの41haは市が工業団地として整備した。2005年4月のサンリブシティ小倉開業を皮切りに、下曽根地区西側の上葛原地区に郊外型店舗が相次いで開店し競争が激化している。
戸畑
小倉と黒崎の間に位置するため住宅地としての人気が高い地域である。駅前が再開発され、戸畑サティ(現・イオン戸畑ショッピングセンター)の開業によって、一つの商業拠点として成り立っている。また、駅東側には地域福祉活動・芸術文化活動の拠点として2002年にウェルとばたがオープンして新たな賑わいを見せている。戸畑区内には九州工業大学や多くの高校があるほか、市立美術館があり市内でも文教地区とされる。沿岸部は工業地帯である。
八幡
八幡製鉄所日本製鉄)の企業城下町として栄えた地域で、製鉄業の最盛期は小倉と並び、北九州有数の繁華街であった。現在[いつ?]でも八幡中央区商店街には100以上の店舗が集まる。東田地区の開発や八幡駅前の再開発などが進み、工場遊休地の活用により建設された国内初の宇宙テーマパーク「スペースワールド」があった(2018年に閉鎖)。
若松
区域の東部・南部の洞海湾沿いの地域が旧来からの市街地であり、区の中ほどにある二島地区まで国道199号に沿って連続した市街地が形成されている。区東部は石炭積出港として栄え、かつては港湾関連の業務地区のほか歓楽街も形成した。二島以西は近年まで農村的景観であったが、1980年代以降は区西部の高須地区が郊外型新興住宅地として開発され、それに伴い郊外型商業施設が集まる地域も形成されている。東部の高齢化および人口流出が進む中、区全体の人口比重も西側に偏る傾向がある。高須一帯は折尾地区(八幡西区)とも隣接しており、また2000年代以降、高須地区・本城地区(八幡西区)に跨る地域に北九州学術研究都市が整備され[22]、開発が進行している。
折尾
八幡西区の西端部で折尾駅周辺の地域。折尾地区には大学院大学短期大学専門学校高等学校が多数存在しており、周辺には学生向けの飲食店やスーパー等の商業施設も揃っており、利便性の良い学生街を形成する一方で、交通の結節点でもあり、市西部の住宅地の中心であるなど多面的な顔を持つ。北九州学術研究都市(住所上は若松区ひびきの。区境で本城・浅川地区と接している)があり、ハイテク産業の技術研究を企業と大学が共同で実施している[22]。折尾地区総合整備事業では駅周辺の鉄道の高架化、幹線道路や駅前広場の整備、鉄道跡地を含む土地区画整理事業を一体的に実施することで、遠賀地区や中間市を含めた広域的な中心核として、また学園都市の魅力ある玄関口にふさわしい「まち」に再構築するため。総事業規模830億円をかけて2020年度(平成31年度)完成を予定に施工中である。

人口

旧五市の国勢調査人口の推移[一次資料 25]
   戸畑市(戸畑町)

旧五市の人口は、合併前でみると八幡・小倉両市の比率がやや高かったが、「多核都市論」に基いて五市対等合併をし、旧五市の均衡発展を目指した[23]。しかし、1988年(昭和63年)策定の北九州市ルネッサンス構想により小倉都心(小倉北区)と黒崎副都心(八幡西区)の両極を中心とした「集中型都市」へと舵を切った[23]。これらの政策転換を背景に小倉都心では商業・文化・行政・業務施設など都市機能の集積が進んだ一方、黒崎地区は商業機能が低下し、小倉・黒崎の2極構造から小倉一極集中型へと変化しつつある[24]

合併後から1978年に福岡市に抜かれるまでは福岡県および九州で最多だった市の推計人口[25] 1979年に記録した108万6415人をピークに減少が続いている[26]。2004年4月の推計人口で初めて100万人を割り込み、同年5月に一旦100万人台を回復したものの、2005年1月に100万人を割って以降は100万人台を回復することなく[27]、2007年以降は毎年平均4000人程度減少が続く状態で[28]、2014年時点では福岡市の人口が北九州市の人口の1.5倍以上となっており[25]、2015年10月1日付国勢調査による人口は96万1815人となっている。2010年の国勢調査による人口と比べ、5年間で15,031人減少し、全国の自治体で人口減少数が最も多い都市となった[29]国立社会保障・人口問題研究所は、2040年における市の将来推計人口を78万4162人と見込んでいる[27]

国勢調査人口の推移(単位:万人)[一次資料 28][一次資料 29]

  旧5市の合計の人口
  北九州市の人口
  福岡市の人口
  福岡市の現市域にあたる地域の人口

北九州市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


2015年国勢調査では、市の平均年齢は47.5歳(男45.3歳・女49.4歳)である[一次資料 30]。年齢3区分別人口は年少人口(0歳から14歳まで)が11万9,448人(構成比12.6%)、生産年齢人口(15歳から64歳)までが54万9,397人(同58.1%)、老年人口(65歳以上)が27万7,120人(同29.3%)であり、老年人口の占める割合は政令指定都市で最も高くなっている[一次資料 30]

隣接する自治体

福岡県
山口県
  • 下関市とは陸続きではないが、橋梁、海底トンネル、航路で結ばれている。

歴史

小倉城、小倉北区

令制国においては、北九州市における門司区・小倉北区・小倉南区の全域、および、八幡東区の東半分に相当する地域は豊前国企救郡)、八幡西区・若松区・戸畑区の全域、および、八幡東区の西半分に相当する地域は筑前国遠賀郡鞍手郡)に属しており、別の国であった。

大化元年(645年)には今の和布刈神社付近に「文字ガ関」が置かれたといい、門司の地名由来となっている。古代に九州地方を統括していた大宰府への第一の関所の位置付けである。

1871年8月29日の廃藩置県により、豊前国は小倉県に、筑前国は福岡県となった。しかし、1876年8月21日の府県合併により、小倉県は分割されて大半の地域が福岡県と合併した。それ以降、北九州市の市域に相当する地域は全体が福岡県に属するようになる。

この豊前国と筑前国とも、山口市に拠点を置く西日本最大の大名であった大内氏の時代には、この大内氏により守護されており、文化圏の枠組みでは、九州よりも本州瀬戸内海岸の文化の影響が強い。また、この界隈の基礎となった官営八幡製鉄所の建設には、明治の長州閥が深く関わっており、歴史的にも豊前と長州の2地域は密接である。

1889年の市制町村制施行により、それぞれが町制を敷き、大正時代に門司市、小倉市、戸畑市、若松市、八幡市(後の八幡東区全域と八幡西区黒崎地区に相当する区域。八幡西区の残りの地域は昭和12、19、30年に合併)が成立した。

当時より五市(場合によっては下関市、中間市を含めた七市)の合併が提起されていたが、1963年2月10日にこの5市が合併(新設合併)し[2]、4月1日に政令指定都市となった。新市名については、合併後の新市名を住民公募した結果、1位は「西京」だったが、の名を含んだ名称には異論もあり、2位の「北九州市」が採用された。北九州都市協会会長を務めた出口隆は、新市の名称を決める特別委員会で「ひとりの長老」が「天子様がおられた歴史がないのに、京と名乗っていいのかなあ」と発言したことから「西京市」の名称が選ばれなかったと証言している[30]

小倉県庁舎、小倉北区

ちなみに「北九州」という名称は、この地域を運行していた西鉄路面電車(2000年11月全線廃止)の路線の総称として北九州線が、西鉄設立の1942年(昭和17年)から用いられていた。1943年(昭和18年)12月に閣議決定された「都市疎開実施要綱」では、門司・小倉・戸畑・若松・八幡の五市が「北九州地域」とされた[31]

また市内にある北九州市立大学の前身である北九州外語大学(当時、1953年から2000年までは「北九州大学」)が1950年以来「北九州」を冠していたほか、1923年(大正12年)から国定教科書において八幡市、戸畑市の工業地帯が「北九州工業地帯」と表記されていた。いずれも北九州市の成立以前から、この地域を表す名称として使われていたものとして挙げられる。

北九州市は昔から交通の要衝であり、重化学工業で栄えた都市でもある。古くから筑豊地方、京築地域、遠賀地方、福岡市周辺はもとより、山口県の下関市宇部市山陽小野田市美祢市大分県中津市宇佐市などの地域との関係が歴史的・文化的に密接であり、本市を中心にこれら3県に跨がる関門都市圏を形成している。

特に山口県とは歴史的に非常に強い関係があり、文化面・経済面での影響を強く受けている。市内で使われる北九州弁も周辺地域の影響を濃く受けているが、先述の通り歴史上別の国であったことも影響し、市内でも西部と東部で方言に差異が見られる。

また、響灘に面していることもあり、今の市域全体が古くから軍事の要衝ともなっていた。関門海峡では1185年に壇ノ浦の戦いがあり、明治期には西日本最大の要塞であった「下関要塞」の一部として指定され、主だった山や小倉城址、今の若松区の海岸地帯などは一般人の出入りが禁止・制限された。さらに小倉には陸軍造兵廠が置かれ、1945年にはここが長崎に投下されたプルトニウム原子爆弾の最初の投下目標となった(長崎市への原子爆弾投下も参照)。

文豪・森鷗外が小倉に住んでいたのも陸軍軍医としてであった。第二次世界大戦後はそれらの施設や民間の建物などがアメリカ軍に接収され、今のNHK北九州放送局も米軍向け放送を一時行っていた。市内の一部には軍事都市の名残をとどめる史跡が存在する。

沿革

古墳

  • 一本松塚古墳(小倉北区)- 市指定史跡
  • 荒神森古墳(曽根古墳群、小倉南区)
  • 上ん山古墳(曽根古墳群、小倉南区)- 市指定史跡
  • 茶毘志山古墳(曽根古墳群、小倉南区)- 市指定史跡
  • 御座古墳群(小倉南区)
  • 小田山古墳群(若松区)- 市指定史跡

近代以前

近代 - 北九州市成立以前

西日本工業倶楽部、戸畑区

北九州市成立以降

関門橋、門司区
スペースワールド

政治

行政

市の経常収支比率は、平成16年度決算(2005年3月末迄)の90.6%から、同21年度(2010年3月末迄)は99.8%まで悪化している[20]

市長

歴代市長
氏名 就任年月日 退任年月日
吉田敬太郎 1963年2月10日 1963年3月14日
吉田法晴 1963年3月15日 1967年2月28日
2-6 谷伍平 1967年3月1日 1987年2月19日
7-11 末吉興一 1987年2月20日 2007年2月19日
12–15 北橋健治 2007年2月20日 (現職)
※市長職務代行者(旧若松市長)

議会

市議会

  • 定数:57人
  • 任期:2021年2月9日

県議会

福岡県議会(北九州市選出)
  • 定数:16名
  • 任期:2019年(令和元年)5月14日〜2023年(令和5年)5月13日
選挙区 氏名 会派名 備考!
門司区 (2) 川端耕一 自民党県議団
森下博司 公明党
小倉北区 (3) 原田博史 民主県政県議団 党籍は国民民主党
壹岐和郎 公明党
中村明彦 自民党県議団
小倉南区 (3) 吉村悠 自民党県議団
高瀬菜穂子 日本共産党
二宮眞盛 公明党
若松区 (2) 山本耕一 民主県政県議団 党籍は国民民主党
中尾正幸 自民党県議団
八幡東区 (1) 津田公治 自民党県議団
八幡西区 (4) 松下正治 公明党
岩元一儀 民主県政県議団 党籍は国民民主党
松尾統章 自民党県議団
縣善彦 自民党県議団
戸畑区 (1) 冨田徳二 民主県政県議団 党籍は国民民主党

衆議院

選挙区 議員名 党派名 当選回数 備考
福岡県第9区若松区八幡東区八幡西区戸畑区 三原朝彦 自由民主党 8 選挙区
福岡県第10区門司区小倉北区小倉南区 山本幸三 自由民主党 8 選挙区
城井崇 立憲民主党 3 比例復活
田村貴昭 日本共産党 2 比例復活

国家機関

官公庁

独立行政・特殊法人

施設

警察

本部
警察署

北九州地区の警察署数は10。警察車両のナンバー地名はすべて「北九州」となる。

警察署名称 管轄区域 備考
北九州 門司警察署 北九州市 門司区 警備艇配置
小倉北警察署 小倉北区 北九州地区幹事署 管区機動隊配置
小倉南警察署 小倉南区北九州空港(空港の通常警備は本部直轄) 管区機動隊配置
戸畑警察署 戸畑区
若松警察署 若松区
八幡東警察署 八幡東区
八幡西警察署 八幡西区(東部) 管区機動隊配置
折尾警察署 八幡西区(西部)、中間市遠賀郡芦屋町水巻町岡垣町遠賀町 管区機動隊配置
行橋警察署 行橋市京都郡苅田町(北九州空港を除く)、みやこ町
豊前警察署 豊前市築上郡吉富町上毛町築上町

消防

本部
消防署
  • 門司消防署:門司区大里東一丁目4番10号
    • 老松:門司区浜町三丁目3番22号17
    • 松ヶ江:門司区新門司一丁目1996番地69
    • 門司西:門司区上馬寄一丁目10番18号
  • 小倉北消防署:小倉北区大手町8番38号
    • 浅野:小倉北区浅野三丁目10番50号
    • 井堀:小倉北区井堀二丁目7番5号
    • 富野:小倉北区神幸町2番22号
  • 小倉南消防署:小倉南区若園五丁目1番3号
    • 三谷:小倉南区徳吉南二丁目2番2号
    • 新曽根:小倉南区大字曽根3947番地1
    • 臨空:小倉南区大字朽網801番地1
  • 若松消防署:若松区桜町1番28号
    • 藤ノ木:若松区赤島町11番19号
    • 島郷:若松区鴨生田二丁目3番1号
  • 八幡東消防署:八幡東区春の町二丁目8番13号
    • 高見:八幡東区高見二丁目8番22号
    • 枝光:八幡東区枝光一丁目1番2号
  • 八幡西消防署:八幡西区相生町15番25号
    • 折尾:八幡西区光明一丁目9番20号
    • 黒崎:八幡西区南八千代町2番10号
    • 上津役:八幡西区下上津役一丁目7番3号
    • 楠橋:八幡西区楠橋南二丁目1番1号
  • 戸畑消防署:戸畑区新池二丁目1番15号
    • 大谷:戸畑区東大谷一丁目19番13号

医療

主な医療機関

医療体制

  • 救急医療

北九州市の救急医療体制は機能別応需病院(二次救急)を導入している。これは、北九州独自に症状や臓器など機能別に救急隊員による迅速かつ的確な救急搬送が可能なシステムを導入している。これによりいわゆる、患者のたらい回し、かかりつけ医の持たない傷病者でも迅速な対応が可能となる。

※夜間・休日急患センター : 2ヶ所、休日急患診療所 : 2ヶ所、救急告示病院 : 18ヶ所、地域医療支援病院 : 7ヶ所、災害拠点病院 : 7ヶ所、救命救急センター : 2ヶ所

  • 小児医療(主要疾患)
    • 救急 : 北九州市立八幡病院(一次 - 三次)、北九州総合病院(三次)
    • 周産期 : 北九州市立医療センター、産業医科大学病院、九州病院、国立小倉医療センター
    • 循環器 : 九州病院、北九州総合病院、国立小倉医療センター
    • 内分泌代謝 : 産業医科大学病院など
    • 血液 : 産業医科大学病院など
    • 神経 : 北九州市立総合療育センター、産業医科大学病院、九州労災病院など

郵便局

JP日本郵便は、北九州市と近隣都市のエリアだけで「80x-xxxx」の郵便番号を使いきっているので、近隣自治体分も掲載する。

対外関係

姉妹都市・提携都市

海外

姉妹都市

国内

下関市との交流関係

下関市と北九州市は、関門海峡を挟んで対岸に位置しており、門司市(現門司区)を中心に五市合併以前から交流が盛んである。下関市は北九州市の5%都市圏であり、電車で数分の距離にあることから実質的には同一の生活圏を形成している。下関市と北九州市を合わせて関門(下司から)といい、両市を中心都市とする都市圏関門都市圏」が形成されている。

観光面では、水族館など片方の市にあるものは作らないという方針から、観光客の取り合いのないバランスの取れた関係になっている。小倉城前にて「焼きそばvs焼きうどんバトル」が実施された時には、江島潔・前下関市長が審判を務めた。毎年8月13日に開催される関門海峡花火大会は元々は下関市の恒例行事だったが、門司側の嘆願から第4回以降は下関市と合同で行なっている。門司港地区では下関市唐戸巌流島への定期航路が出ており、両市の観光客の周遊ルートになっている。

下関市と北九州市の越境合併については、山口・福岡両県議会で過半数の議決を得る必要があるなど制度上のハードルが高いこともあり議論は進展していない。道州制の実施を見据え、下関市と北九州市の市域をもってに属さない独立した自治体「関門特別市」を新設する構想が検討されたこともある。

経済

モノレール小倉線から見た小倉駅周辺

産業

八幡製鉄所
(現:日本製鉄九州製鉄所

1901年明治34年)に操業を開始した八幡製鉄所を契機として、鉄鋼化学窯業電機などの工場が集積する北九州工業地帯を形成し、それら重化学工業が北九州市の経済をリードしてきた。

産業別の就業人口構成(平成22年国勢調査)を見ると、第2次産業が23.6%、第3次産業が70.4%であり、第2次産業の割合は政令指定都市の中では浜松市静岡市相模原市に次いで高い[58]。製造品出荷額等(平成22年工業統計)を見ると、北九州市は2兆1,288億円で、政令指定都市(東京都区部を除く)の中では9番目に高い水準となっている[58]。その内訳を見ると、鉄鋼が37.6%、化学が10.2%、金属が8.5%、窯業・土石が6.9%となっている[58]

以上のように、工業は市の重要な産業であるが、従来の素材型のほか、自動車関連産業など新しい分野の企業進出も進んできている。また、かつて公害克服してきた技術を活かした、リサイクル業をはじめとする環境関連産業が集積する北九州エコタウン[11]や、北九州学術研究都市を拠点として半導体関連企業の研究機関の集積も進んでいる[22]

その他、門司港レトロ地区など観光都市に向けた取り組みを行っている(#観光スポット北九州市ルネッサンス構想を参照)。

企業

井筒屋小倉店
オフィスの集積する魚町
北九州市に本社・本店を置く主な企業
北九州市に事業所を置く主な企業
北九州市が発祥の主な企業

情報・通信

マスメディア

新聞社

一般紙
スポーツ紙
通信社、業界紙 他

放送局

テレビ

各放送局とも、皿倉山放送所から電波を発信している。また、皿倉山からの受信が困難な箇所のため、一部補助的に小出力の中継局も設置されている。

民放各局は、市内スタジオからの番組放送は行わない

ラジオ

市内から放送を行うラジオ局

中継局のみ

生活基盤

ライフライン

上下水道

下水道普及率
  • 下水道普及率:99.8%(平成25年度末)

教育

九州工業大学

大学・短大

高等専門学校

高等学校

中学校

小学校

学校教育以外の施設

交通

九州の玄関口に位置し、九州における主要な国道や鉄道路線の起点であり、また関門海峡に面することから海上においても交通の要衝である。2016年4月24日には東九州自動車道大分市および宮崎市まで直結し、九州自動車道と合わせて交通結節点としての拠点性が向上した。

空港

北九州空港
  • 北九州空港(小倉南区空港北町・苅田町空港南町) - 2006年3月16日に苅田町と隣接する周防灘沖に開港。24時間運用可能な海上空港である。

鉄道

小倉駅
門司港駅
日豊本線で運用中のワンマン列車
JR九州813系1100番台
北九州高速鉄道
九州旅客鉄道(JR九州)
旧国鉄の九州地区本部である門司鉄道管理局(門鉄)がおかれ、筑豊炭鉱地帯の積出港、九州内鉄道網の要衝として国内でも重点的に鉄道整備がなされた地域である。
主要市街地のほとんどにJR駅がある他、鹿児島本線門司 - 折尾間は複々線(貨客分離)である。
また長距離きっぷの場合、下記北九州市内各駅に市内中心駅(小倉駅)までの運賃が適用される(特定都区市内)。
西日本旅客鉄道(JR西日本)
北九州高速鉄道
筑豊電気鉄道
平成筑豊鉄道
皿倉登山鉄道
廃止路線
  • 北九州市電(1975年〈昭和50年〉11月1日廃止:貨物のみ)
  • 国鉄香月線(1985年〈昭和60年〉4月1日廃止)
  • 西日本鉄道北九州線
    • 田野浦線:東本町三丁目(→門司) - 田野浦間(1936年〈昭和11年〉1月10日廃止)
    • 門司 - 砂津間(1985年〈昭和60年〉10月20日廃止)
    • 砂津 - 黒崎駅前間(1992年〈平成4年〉10月25日廃止)
    • 黒崎駅前 - 熊西 - 折尾間(2000年〈平成12年〉11月26日廃止)
    • 戸畑線:大門 - 戸畑間(1985年〈昭和60年〉10月20日廃止)
    • 枝光線:中央町 - 幸町間(1985年〈昭和60年〉10月20日廃止)
    • 北方線:魚町 - 北方間(1980年〈昭和55年〉11月2日廃止)
黒崎駅前 - 熊西間は実質的には筑豊電気鉄道線の運行系統に組み込まれながら第3種鉄道事業者として2015年2月28日まで存続していた[一次資料 145]
北方線はモノレール小倉線が代替路線として整備された。

バス

一般路線バス

西日本鉄道(西鉄)グループと、北九州市交通局が運行しているが、運行地域によって棲み分けが行われている(小倉北区、戸畑区、八幡西区、若松区のそれぞれ一部に競合区間がある)。いずれも乗車方法は後乗り前降り後払いで、運賃は整理券による区間制である。

  • 西鉄グループ(西鉄バス北九州西鉄バス筑豊北九西鉄タクシー) - 通称は西鉄西鉄バス。以前は西鉄の直営であったが分社化された。若松区・八幡西区の折尾地区の大部分を除く全域。北九州市内の一般路線の大半は西鉄バス北九州による運行で、中谷 - 田川間および黒崎 - 直方間の路線を西鉄バス筑豊が、青葉車庫-大谷池・霧ヶ丘三丁目間の路線を北九西鉄タクシーが運行する。非接触型ICカードのnimocaSUGOCAはやかけんSuicaなど「全国相互利用サービス」対応カードも)が使用可能。
  • 北九州市交通局 - 通称・市営バス。前身が若松市営バスであるため、市内全域には路線を持たず、若松区および八幡西区の折尾地区までが中心範囲。北九州市役所、戸畑駅への路線として、小倉北区・戸畑区の一部にも路線を持つ。非接触型ICカード「ひまわりバスカード」が使用できるが、このカードは独自規格であるためnimocaとの相互利用はできず、またnimocaでは市営バスに乗車できない。

このほかに市・交通事業者・地域住民の連携により「おでかけ交通」と称する路線バス・乗合タクシーが運行されている地域がある(西鉄バスがもともと運行されていない区域や、西鉄バス路線が廃止された区域)。

高速バス・特急バス

北九州市と本州・四国を結ぶ中長距離高速バス、北九州市と福岡市や周辺各都市を結ぶ近距離高速バスがある。

本州・四国発着の路線は、いずれも福岡市と本州・四国を結ぶ路線が北九州市を経由するという形態である。かつては福岡市より南側の九州内の主要都市と北九州市を結ぶ中長距離高速バスも多く運行されていたが、多くの路線が廃止となり、現在は2路線のみとなった。

北九州市内の主な夜行高速バス停車地を以下に示す。

昼行高速バスは上記以外の場所にも停車する。

以下は路線一覧

夜行

昼行

道路

高速道路

北九州市周辺の高速道路網
(北九州高速道路の路線図より)
北九州高速1号線大手町付近
北九州ジャンクション
九州道東九州道が接続)
高規格幹線道路高速自動車国道
地域高規格道路都市高速道路

一般道路

洞海湾若戸大橋
夜の若戸大橋
若松区側からの景観)
洞海湾の下をくぐる若戸トンネル
戸畑区側)
新北九州空港道路の連絡橋部
小倉南区苅田町の境界付近)
地域高規格道路(一般有料道路を含む)
その他の一般有料道路
一般国道

県道(主要地方道)

市道

  • 槻田あおぞら通り
    北九州市八幡東区茶屋町から同区石坪町にかけて、市街地内にある延長0.9 kmにわたるコミュニティ道路の愛称。法廷路線名は、北九州市道 石坪町5号線・石坪町10号線ほか[60]。槻田地域は昭和10年頃に土地区画整理により整備された住宅地域であるが、幹線道路の抜け道としての利用や迷惑駐車による環境悪化から、コミュニティ道路として整備されたものである。道路の中には幅1.5–2.5メートルある人工の小川が作られていて、噴水やせせらぎが創出されている。歩道には、トンボ・カワセミ・ホタルなどの70センチ四方のレリーフ版が20メートル間隔ではめ込まれている。また、植樹帯の街路樹は、四季の変化に応じ花や新緑、紅葉が楽しめる樹種が配置されていて、付近を流れる槻田川も河岸のサクラや川床の玉石敷き、子供が遊べる環境を作っていることから、河川・道路・公園が一体となって整備されている[60]。整備計画に当たっては、北九州市と地域住民が一体となって進められ、完成の際に住民による道路やせせらぎ広場の命名、自治会からは「みんなで守る標語碑」やニシキゴイの寄贈を受けている[60]。道路施設の維持管理の地域の年中行事として行われており、地域住民に守られるコミュニティ道路として、1986年(昭和61年)8月10日に、旧建設省と「道の日」実行委員会により制定された「日本の道100選」に選定されている[61]

主要都市までの距離

小倉北区中心部から

港湾

北九州港は貨物取扱量・輸出入総額ともに西日本(九州・中国・四国)で最大の港湾である[要出典]。なお、港湾法上は下関港と一元化した関門港として扱われており国際拠点港湾に指定されているが、港湾管理者の一元化はされていない(経緯および詳細はそれぞれの項目を参照)。

2004年にトヨタ自動車が物流機能を設けたほか、2005年3月には響灘地区に「ひびきコンテナターミナルアの中枢港湾に向けた取り組みが活発化している。

定期旅客航路

若戸渡船

観光

夏の祭りが盛んな地域で、各地区ごとに特色ある文化を伝えるほか、花火大会等も頻繁に行われている。テーマパークのほか雄大な自然や歴史系の観光スポット等も備えるが、近年では従来の観光に対する考え方にとらわれず、北九州工業地帯の歴史や工場群のダイナミックな景観を生かし、産業観光工場萌え(工場観賞クルージング等)、映画の撮影地として市内で頻繁にロケが行われていることから撮影地を巡るツアー、あるいは角打ち体験などニッチな体験型観光の掘り起しも盛んである。

文化財

百選

名所・旧跡

神社仏閣

観光スポット

皿倉山山頂(八幡東区)
新日本三大夜景」の一つ[16]。山頂へは、皿倉山ケーブルカーと、ケーブルカー山上駅を発着するスロープカーを利用することでアクセス可能。山頂にはレストランのある展望台がある。通常平日は上りケーブルカーは17時台、下りは18時までの運行だが、土、日、祝日、および7月から9月とゴールデンウィーク前後の2週間は平日も含め毎日、ケーブルカー、スロープカーともに上り20時台、下り21時30分までの運行となる。また、土日祝の午後のみ、八幡駅とケーブルカー山麓駅の間に無料送迎バスが運行されている。(八幡東区)
門司港レトロ地区(門司区)
JR門司港駅周辺地域に、門司港駅舎などの歴史的建造物と、ホテル・観光商業施設などを整備した観光スポット。レトロフェスタ(5月)をはじめ様々なイベントが行われている。(門司区門司港地区)
小倉城、小倉城庭園(小倉北区)
1602年細川忠興によって築造、その後小笠原15万石の居城として城下は栄えた。長州征討により1866年焼失したが1959年天守を再建、改装を経てハイテク歴史資料館となっている。最上階が展望室となっているほか、1998年隣接地に小倉城庭園が築かれ、小笠原流礼法の拠点としての機能も果たしている。
森鷗外旧居(小倉北区)
森鴎外は1899年から1902年までの3年間、陸軍第12師団軍医部長として小倉に赴任した。その際の居宅の1つが保存されている。(小倉北区鍛冶町
平尾台(小倉南区)
日本有数のカルスト地形。羊の群れのように見える羊群原の独特の風景や、千仏鍾乳洞をはじめとする鍾乳洞の内部を見ることができる。(小倉南区ほか)
北九州市立いのちのたび博物館(八幡東区)
自然史系の博物館としては国内第二位の規模を持つ。多種多様の生物の骨格標本や本物と見紛うばかりの迫力ある恐竜ショーが楽しめるエンバイラマ館や、日本に2カ所しかない月の石などがみどころ。
八幡製鐵所東田第一高炉跡(八幡東区)
1901年に八幡製鐵所の高炉として建造され1972年の操業終了後、解体保留されていたが、2001年の北九州博覧祭2001を契機に東田第一高炉を保存、整備した。転炉、トーピードカーも高炉と一緒に保存されている。

博物館・美術館

北九州市立いのちのたび博物館(2003年10月22日撮影)

文化・商業施設

温泉・冷泉

近年ボーリングにより発掘された泉源から湧出し、温泉施設も近年建設されたものが多い。

  • 清麿鉱泉(単純冷鉱泉、小倉南区葛原)
  • 寺迫ラジウム温泉(放射能泉 小倉南区沼緑)
  • 日明温泉(スパリゾートパビリオ日明の湯 ナトリウム塩化物強塩泉、小倉北区日明)
  • 東田温泉(ゆったり温泉シーサイドスパ、含弱放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物強塩泉、八幡東区東田
  • 河内温泉(あじさいの湯、アルカリ性単純温泉、八幡東区河内)
  • 本城温泉(おとぎの杜、アルカリ性単純温泉、八幡西区御開)
  • 若松ひびき温泉(かんぽの宿北九州、ナトリウム・カルシウム-塩化物泉、若松区有毛)
  • 輝泉 くさみ温泉(ナトリウム・カルシウム・マグネシウム・塩化物温泉、小倉南区朽網)

自然・公園等

文化・名物

祭事・催事

祭事

  • 井手浦の尻ふり祭(小倉南区、1月)
  • 脇の浦はだか祭(若松区、1月)
  • 火野葦平忌(若松区、1月)
  • 和布刈神事(門司区、2月)
  • 八坂神社節分祭(小倉北区、2月)
  • 北九州演劇フェスティバル(小倉北区、3月)
  • 北九州芸術祭(市内各地、4-5月)
  • 若松恵比須神社春季大祭(若松区、4月)
  • 吉祥寺藤まつり(八幡西区、4月)
  • 沼楽(小倉南区、5月)
  • 門司港レトロフェスタ(門司区、5月)
  • とばた菖蒲まつり(戸畑区、6月)
  • 若松あじさい祭り(若松区、6月)[62]
  • 前田祇園山笠(八幡東区、7月)
  • 二島祇園(若松区、7月)
  • 皿倉山八文字焼(八幡東区、8月)
  • 小文字焼(小倉北区、8月)
  • 木屋瀬盆踊(八幡西区、8月)
  • まつりみなみ(小倉南区、8月)
  • 小倉城薪能(小倉北区、9月)
  • 合馬神楽(小倉南区、9月)
  • 横代神楽(小倉南区、10月)
  • 筑前黒崎宿場まつり(八幡西区、10月)
  • 北九州国際音楽祭(市内各地、10-11月)
  • 小倉城菊花展(小倉北区、11月)
  • 筑前木屋瀬宿場まつり(八幡西区、11月)
  • 大積神楽(門司区、11月)
  • 若松恵比須神社例大祭「冬のおえべっさん」(若松区、12月)
  • 隠蓑のしびきせ祭(小倉南区、12月)

その他の祭り

わっしょい百万夏まつり(小倉北区)
8月第1土日 市内最大の祭。市役所前にて市内各地の祭山車が勢ぞろいする。また市の祭りで最大規模の露店や1万人超で行われる百万踊り、都心部で行われる花火大会が見どころ。
小倉祇園太鼓(小倉北区)
7月第3金土日 県無形文化財 「無法松の一生」で有名。太鼓を横置きにして両面をドロカン(表裏)2名で勇壮に打ち鳴らす。毎年100団体前後が出場し、観客動員40万人と県下有数の祭りである。
戸畑祇園大山笠(戸畑区)
7月第4金土日 国無形文化財 中日の大山笠競演会が見どころ。昼夜で衣替えするのが特徴で昼は清楚に、夜は309個の提灯が街を照らし出す。
黒崎祇園山笠(八幡西区)
7月第3金土日 県無形文化財 喧嘩山笠とも言われ人形と灯で飾られた大きな人形山笠が回転する迫力は壮観である。
まつり起業祭八幡(八幡東区)
11月3日前後 八幡製鉄の創業を記念して行われている祭り 露店、ステージショー、スポーツイベントなどの混在した地域密着型の祭である。製鉄所の一般公開も行われる。
門司みなと祭
5月第3土日 日本三大港祭の一つ レトロな港町を舞台にダンス、パレードや艦艇の公開などが行われる。
若松みなと祭り
7月第3金土日 かつて石炭積み出し港として栄えた若松で運搬船の船頭が打ち鳴らした五平太ばやしが鳴り響く、期間中にくきのうみ花火の祭典を実施。

主な花火大会

くきのうみ花火の祭典(戸畑区・若松区)
7月第3週末 打ち上げ数4000発 若松みなと祭りの会期中に実施。若戸大橋からのナイアガラがみどころ。
わっしょい百万夏まつり(小倉北区)
8月第1日 打ち上げ数 3000発 小倉都心部で間近に見られることが特徴。
関門海峡花火大会(門司区・下関市)
8月13日 打ち上げ数15000発 規模、観客動員共に西日本有数の規模。下関、北九州の共催で海峡の両岸から打ち上げる花火や尺玉百連発、2尺玉などが見どころ。混雑が激しくJR等の公共交通機関を利用したい。

催事

毎年開催される大会
過去に開催された大会
  • 2002年世界車椅子バスケットボール選手権大会・北九州(北九州ゴールドカップ2002)
    アジア初開催。8月23日 - 9月1日の10日間、北九州市立総合体育館で開催された。
  • 全国選抜高等学校テニス大会(2003年まで)
    毎年3月に、八幡西区の北九州プリンスホテル(当時)テニスコートを主会場に行われていたが福岡市に会場を変更。
  • 第12回アジアジュニア卓球選手権2006北九州大会(2006年)
    福原愛らが出場。
  • 朝日駅伝
    福岡市からスタートし、北九州市がゴールとなる。
  • 九州一周駅伝
    2013年まで毎年10月に開催、9日目最終区途中 - ゴールまでと、最終日スタート - 2区途中まで市内を通っていた。

名産・特産

  • 焼きカレー(門司区) - カレーにチーズや卵をのせて焼いた門司港発祥のメニュー[63]
  • フグ(門司区) - 対岸の下関が有名な関門海峡のふぐだが、門司区にも専門店が多数[63]
  • ウニ(若松区) - アカウニ、バフンウニ、ムラサキウニの3種類があり、種類によって漁期が異なる[一次資料 146]。アカウニの稚ウニを放流し、資源の維持を図っている[一次資料 146]
  • 屋台おはぎ(小倉) - 旦過の屋台では、酒を販売しない(持込みは可)代わりにおはぎを販売している。余談だが、北九州市一円にチェーン展開をするうどん店(資さんうどん)でも、おはぎを販売している。
  • 鰯のぬか炊き(小倉北区・小倉南区) - 青魚をぬかみそで炊き込んだ江戸時代から伝わる郷土料理。イワシやサバなどを、醤油、みりん、砂糖などを加えて煮込み、最後にぬかみそを調味料として加え、煮込む[63]。別名「じんだ煮」[64]
  • 合馬たけのこ(小倉南区) - 全国に出荷され、関西の高級料亭などでも極上品として扱われる。柔らかくてえぐみがなく歯触りもよい[63]
  • 小倉牛(小倉南区) - 市内で飼育された黒毛和牛の中から厳選[63]
  • 小倉ロールケーキ(小倉) - ロールケーキでの街おこしを目的とし、「小倉ロールケーキ研究会」が発足している。北九州モノレールとタイアップし、「ロールケーキ列車」などのイベントも行われている。
  • 大葉春菊(小倉南区) - 一般的な春菊とは違い、ギザギザがなく丸い葉っぱが特徴[63]
  • 一粒かき(門司区・小倉南区) - 豊前海で養殖され、殻つきのまま販売されるブランドかき。栄養分の多い海で育った粒が大きく、のど越しも良い[63]
  • 焼きうどん(小倉北区・小倉南区) - 戦後食糧難の時代に、小倉で生まれた焼うどん。干したうどん(乾麺)を使うのが特徴[63]
  • 山芋鉄板
  • くろがね堅パン(八幡) - 八幡製鐵所の工員向けカロリー補給食として開発されたと言われる。以前に比べ硬さは落ちたといわれるがかなり硬い。歯が悪い人は牛乳などに浸して食べるのがよい。
  • くろがね羊羹(八幡) - 堅パン同様、八幡製鐵発祥のお菓子だが、こちらは一般的な羊羹である。
  • かしわめし(八幡) - 折尾駅の駅弁として有名だが、若松、黒崎、八幡、戸畑、小倉の各駅でも販売を行っている。折尾駅ではホームで立ち売りを行っている。
  • かしわうどん - 駅ホームのうどん。鶏肉でだしをとり、鶏そぼろが具に入っている。小倉駅の「ぷらっとぴっと」と折尾駅・黒崎駅・若松駅の東筑軒で食べることができる(小倉駅のぷらっとぴっとは漫画『クッキングパパ』59巻で紹介されている)。
  • 八幡ぎょうざ(八幡) - かつて八幡製鐵所に勤務する労働者の間で、スタミナ食として餃子がよく食べられていた。
  • 関門海峡たこ(小倉・門司) - 福岡県北九州市と山口県下関市との間にある関門海峡で育った真蛸(まだこ)。
  • 戸畑ちゃんぽん - ちゃんぽんの元祖は長崎市であるが、北九州市では「ちゃんぽん」を出す食堂やラーメン屋などが多い。細い蒸し麺に特徴がある。JR戸畑駅近くの商店街など数店で食べられる。
  • ちゃんらー - 門司港周辺で食べられる麺料理。
  • ご当地バーガー
  • 銘菓
  • 小倉織(小倉) - 江戸時代の豊前小倉藩の特産物としてつくられた織物で、主に縦縞を特徴とした良質で丈夫な木綿布。徳川家康羽織として使用するなど、当時は珍重され、その後全国的に広まった。昭和初期に途絶えたが、後に復元された。
  • 孫次(戸畑) - 郷土玩具、セミ等の形をした凧、福岡県知事指定特産工芸品・民芸品。
  • 発祥

    北九州市発祥のもの

    小倉市発祥のもの

    その他

    スポーツ

    スポーツチーム

    市内で活動するチーム
    かつて活動していたチーム

    公営競技

    北九州市は全国で唯一、4つある公営競技のうち、競馬競輪競艇がそろっている自治体である。なおかつ競輪場競艇場の両方を所有する全国唯一の自治体でもある。

    小倉競馬場
    小倉南区北方にある競馬場。JRA競馬場では最西端に位置する。北九州モノレール競馬場前駅と直結している。
    小倉競輪場北九州メディアドーム
    小倉北区三萩野にある競輪場。1998年、旧・小倉競輪場(1997年まで使用)に隣接する三萩野陸上競技場跡地に開設された。西日本で唯一の全天候型競輪場(1周400mバンク)を持つとともに、多目的アリーナとしても使用され、コンサートスポーツ・文化系イベントと幅広く活用できるようになっている。この他、かつては門司競輪場も存在した。
    若松競艇場
    若松区赤岩町にある、1952年開設の競艇場。2004年からナイター競走(パイナップルナイター)をほぼ1年中実施している。隣接する遠賀郡芦屋町にも芦屋競艇場があり、日程を決める際重複しないように調整が行われている。

    出身関連著名人

    北九州市(または旧5市)を舞台とする作品

    映画

    1989年から積極的に誘致を開始、2000年には「北九州フィルム・コミッション」を設置した。

    北九州市発足以前

    北九州市発足以後

    作中、北九州市(または旧5市)として登場する映画
    北九州市が舞台ではないが市内でロケが行われた映画

    テレビドラマ

    脚注

    注釈

    1. ^ 本店は門司区[一次資料 104]、本社は東京都中央区[一次資料 105]
    2. ^ 北九州本社・福岡本社の2本社体制[一次資料 107]、本店は福岡市博多区[一次資料 108]
    3. ^ 本部は北九州市門司区[一次資料 111]、本店は神戸市東灘区[一次資料 112]
    4. ^ 本店は若松区[一次資料 140]、本社は東京都中央区[一次資料 141]

    出典

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    参考文献

    関連項目

    外部リンク