三菱マテリアル

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Mitsubishi logo.svg三菱マテリアル株式会社
Mitsubishi Materials Corporation
種類 株式会社
市場情報
東証1部 5711 1950年9月上場
大証1部(廃止) 5711 2013年7月12日上場廃止
本社所在地 日本の旗 日本
100-8117
東京都千代田区大手町1-3-2
設立 1950年(昭和25年)4月1日
業種 非鉄金属
事業内容 非鉄金属製錬セメント製造、金属加工事業、電子材料事業など
代表者 代表取締役社長 矢尾宏
資本金 連結:1,194億5,700万円
売上高 連結:1兆1,194億4,800万円
総資産 連結:1兆8,264億6,420万円
従業員数 連結:22,181人
単体:4,168人
決算期 3月31日
主要株主 日本トラスティ(5.71%)
日本マスタートラスト(4.34%)
主要子会社 三菱アルミニウム
関係する人物 大槻文平(元三菱鉱業セメント社長)
永野健(初代会長)
外部リンク http://www.mmc.co.jp/
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三菱マテリアル株式会社(みつびしマテリアル、英名Mitsubishi Materials Corporation)は、三菱グループの大手非鉄金属メーカーである。

概要[編集]

製錬セメント製造、金属加工(自動車部品の製造等)、アルミ缶製造などの事業を行っている。1990年に三菱金属と三菱鉱業セメントが合併して現在の社名となった。三菱系企業としてのルーツは1871年(明治4年)からの炭鉱事業にさかのぼる。

1998年には宇部興産とセメント事業で提携して宇部三菱セメント、2002年にはシリコンウエハー事業を住友金属工業と事業統合して三菱住友シリコン(現在のSUMCO)、2004年には銅管事業で神戸製鋼所と事業統合してコベルコマテリアル銅管を設立するなど、他社との事業提携・統合が増えてきている。また、アルミ缶事業についても北海製罐と事業統合してユニバーサル製缶を設立した。

他にも関連会社を通して、シリコンウエハー製造、電子デバイス製造、金地金販売、環境リサイクル事業、原子燃料製造などの販売も行っている。

社内カンパニー[編集]

セメント事業カンパニー

セメントの生産量は太平洋セメント住友大阪セメントに次いで国内3位。 またセメントの販売会社である宇部三菱セメントの供給量は太平洋セメントに次いで国内2位。

銅事業カンパニー

銅地金の生産、供給量はパンパシフィック・カッパー住友金属鉱山に次いで国内3位。

加工事業カンパニー

超硬工具メーカーとしては国内首位。

電子材料事業カンパニー

多結晶シリコンの生産、供給量はトクヤマに次いで国内2位。

事業所所在地[編集]

沿革[編集]

三菱鉱業→三菱鉱業セメント[編集]

三菱合資会社炭鉱部、鉱山部、研究所が独立し1918年(大正7年)4月に設立された。本業の高島炭鉱・大夕張炭鉱などの炭鉱経営、生野銀山などの金属鉱業の他に採掘した石炭を輸送するために地方鉄道事業も行っていた。雄別炭礦鉄道は傍系会社であった。

三菱セメント[編集]

  • 1954年(昭和29年)2月 - 三菱セメント株式会社発足。
  • 1955年(昭和30年)4月 - 黒崎工場(現・九州工場黒崎地区)操業開始。
  • 1963年(昭和38年)5月 - 東谷工場(現・東谷鉱山)操業開始。
  • 1969年(昭和44年)6月 - 横瀬工場操業開始。

豊国セメント[編集]

  • 1918年(大正7年)12月 - 豊国セメント株式会社発足。
  • 1920年(大正9年)5月 - 福岡県京都郡苅田町にて門司工場(現・九州工場)操業開始。
  • 1922年(大正11年)6月 - 名古屋セメント、佐賀セメントを合併。
  • 1924年(大正13年)8月 - 佐賀工場を閉鎖。
  • 1941年(昭和16年)11月 -敦賀セメント七尾セメントとともに 磐城セメントに合併、名古屋工場を閉鎖、門司工場を苅田工場に名称変更。
  • 1948年(昭和23年)3月 - 磐城セメントより独立し豊国セメント株式会社再発足、豊国セメント苅田工場となる。
  • 1959年(昭和34年)3月 - 三菱セメントが経営参加。

三菱金属[編集]

  • 1950年(昭和25年)4月 - 太平鉱業株式会社発足、三菱鉱業の金属部門を継承。
  • 1950年(昭和25年)9月 - 東京証券取引所に上場。
  • 1952年(昭和27年)12月 - 三菱金属鉱業株式会社に社名変更。
  • 1973年(昭和48年)4月 - 岐阜工場(現・岐阜製作所)操業開始。
  • 1973年(昭和48年)12月 - 三菱金属株式会社に社名変更。
  • 1976年(昭和51年)7月 - 金属鉱山部門を子会社に譲渡。

三菱マテリアル発足後[編集]

  • 1990年平成2年)12月 - 三菱金属と三菱鉱業セメントが合併し、三菱マテリアル株式会社が発足。
  • 1991年(平成3年)3月 - 筑波製作所操業開始。
  • 1991年(平成3年)4月 - いわき製作所操業開始。
  • 1991年(平成3年)10月 - 東北開発株式会社(かつて特殊会社であった)を吸収合併、岩手工場(1958年6月操業開始)および青森工場(1979年6月操業開始)を継承。
  • 1994年(平成6年)6月 - 苅田工場を九州工場に改称。
  • 1998年(平成10年)7月 - 宇部三菱セメント株式会社を設立。同年10月にセメント販売・物流部門を譲渡。
  • 1999年(平成11年)6月 - 東谷工場が九州工場に統合され、九州工場東谷地区となる。
  • 2000年(平成12年)1月 - 株式会社神戸製鋼所の工具事業部門の子会社である神鋼コベルコツール株式会社(現・三菱マテリアル神戸ツールズ株式会社)を買収。
  • 2000年(平成12年)11月 - 黒崎工場が九州工場に統合され、九州工場黒崎地区となる。
  • 2002年(平成14年)2月 - 住友金属工業とシリコンウエハー事業を統合し、三菱住友シリコン(現・株式会社SUMCO)を設立。
  • 2002年(平成14年)12月 - 九州工場東谷地区におけるセメント製造を停止。
  • 2004年(平成16年)4月 - 神戸製鋼所との銅管事業統合会社、株式会社コベルコマテリアル銅管を設立。
  • 2005年(平成17年)10月 - 北海製罐と飲料用アルミ缶事業を統合し、ユニバーサル製缶株式会社を設立。
  • 2005年(平成17年)12月 - プランゼー・ホールディングとの共同出資により、三菱マテリアルPMG株式会社を設立。
  • 2007年(平成19年)4月 - 三菱マテリアルポリシリコンを吸収合併。
  • 2007年(平成19年)10月 - 三菱マテリアル神戸ツールズを吸収合併。
  • 2009年(平成21年)12月 - プランゼー・ホールディングとの合弁解消により、三菱マテリアルPMGを株式会社ダイヤメットに社名変更。
  • 2010年(平成22年)7月 - 桶川製作所事業を分社化し、MMCスーパーアロイ株式会社を設立。

社長[編集]

歴代の三菱マテリアル社長
代数 氏名 在任期間 出身校 出身母体
初代 藤村正哉 1990 - 1994 東京帝国大学法学部 三菱鉱業
第2代 秋元勇巳 1994 - 2000 東京文理科大学理学部 三菱金属
第3代 西川章 2000 - 2005 京都大学工学部 三菱金属
第4代 井手明彦 2005 - 2010年 早稲田大学商学部 三菱金属
第5代 矢尾宏 2010 - 一橋大学社会学部 三菱金属

グループ企業[編集]

セメント事業

  • 宇部三菱セメント株式会社
  • 株式会社エヌエムセメント
  • 菱光石灰工業株式会社
  • 東海菱光株式会社
  • 新関西菱光株式会社
  • 中国菱光株式会社
  • 中津宇佐菱光コンクリート工業株式会社

建材・建築・エンジニアリング事業

銅事業

金属加工具・機械部品・機械装置・高性能合金材事業

  • MMCツーリング株式会社
  • MMCハードマテリアル株式会社
  • MMCスーパーアロイ株式会社[[1]]
  • 株式会社タマダイ
  • 日本新金属株式会社
  • 日本ダイヤモンド株式会社
  • 三菱マテリアルシーエムアイ株式会社
  • 株式会社ダイヤメット
  • 菱三工業株式会社
  • 株式会社リョウテック

アルミ事業

電子材料・電子部品事業

  • ジャパンスーパークォーツ株式会社
  • 三菱マテリアル電子化成株式会社
  • 細倉ケミカルズ株式会社
  • 株式会社SUMCO

環境・エネルギー事業・コンサルティング事業

  • 秋田発電株式会社
  • アックス・グリーン・サービス株式会社
  • オー・エー・ピー熱供給株式会社
  • 苅田エコプラント株式会社
  • 株式会社セルナック
  • 八幡平地熱株式会社
  • 北海道エコリサイクルシステムズ株式会社
  • 東日本リサイクルシステムズ株式会社
  • 関西リサイクルシステムズ株式会社
  • マテリアル石油株式会社
  • 三菱原子燃料株式会社

観光・スポーツ事業

  • 株式会社ゴールデン佐渡
  • 株式会社シルバー生野
  • 株式会社ダイヤプラザ
  • ダイヤランド開発株式会社
  • 土肥マリン観光株式会社
  • 西日本開発株式会社
  • 菱空リゾート開発株式会社

流通・金融・不動産・その他事業

  • 株式会社エヌ・エフ・ティ・エス
  • オー・エー・ピー・マネジメント株式会社
  • 北菱産業埠頭株式会社
  • ゴールド・ハウス・インターナショナル株式会社
  • 太平物産株式会社
  • 株式会社ダイヤステイリー
  • ダイヤソルト株式会社
  • 日本アンホ火薬製造株式会社
  • 株式会社マテリアル九州
  • 株式会社マテリアルビジネスサポート
  • 株式会社マテリアルファイナンス
  • 三菱マテリアル不動産株式会社
  • 菱光産業株式会社
  • 菱光サービス株式会社

他に、北海道放送との合弁で、札幌市内の手稲山一帯でスキー場やレジャー施設を運営していた株式会社テイネオリンピアもあったが、2002年11月にHBC保有の資本も含め、加森観光に売却された。

環境保全活動[編集]

  • 埼玉県の総合研究所・おおさかアメニティパーク・秋田精錬所・埼玉県桶川製作所などの土壌汚染問題や、秋田県における酸化チタン廃棄物などの環境汚染問題解決に向けて取り組んでおり内容がホームページで公開されている。
  • かつて経営していた鉱山炭鉱周辺を中心に14,513haもの森林を所有する。これは生産される木材を坑道建設の資材や搬出路の枕木に用いるために確保されてきたものである。現在もマテリアルの森として森林経営(林業)が行われている。

諸問題[編集]

コンプライアンス違反企業犯罪
  1. 子会社による補助金不正受給
    • 三菱マテリアルの完全子会社である細倉鉱業は、同社から近くの川に流す排水中の鉛濃度が鉱山保安法の基準値を超え、「休廃止鉱山鉱害防止工事費補助事業」の目的を達成できないことを知りながら、補助金受給を計画。国と県に提出した報告書の水質データを改ざんして「目標を達成した」などと偽り、2000年から2001年にかけて補助金計1億1,142万円を騙し取っていた。これにより同社の元社長らが逮捕され、元社長には懲役2年(執行猶予3年)、同社には罰金100万円等の判決が下された[1]
  2. 土壌汚染隠蔽再開発事件
  3. 秋田精錬所における地下水汚染
  4. 四日市工場における高圧ガスの無許可使用
    • 2010年5月、三重県防災危機監理部が三菱マテリアル四日市工場に立入検査を行ったところ、高圧ガス保安法第5条第1項に基づく許可を受けずに高圧ガス製造行為が継続されていることが判明。三重県は、同社四日市工場に対して高圧ガスの製造を停止するよう行政指導を行った。
事故
  1. 四日市工場における爆発事故

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • 『三菱鉱業社史』 1976年 三菱鉱業セメント株式会社刊

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 細倉鉱業株式会社による補助金不正受給に対する処分について,2002年12月20日,原子力安全・保安院
  2. ^ 秋田市で2005年初めから、カドミウムやヒ素を検出・三菱マテリアル,2006年7月29日,毎日新聞朝刊
  3. ^ “四日市、三菱マテリアル 工場爆発、5人死亡 熱交換器洗浄中”. 伊勢新聞. (2014年1月10日). http://www.isenp.co.jp/news/20140110/news01.htm 2014年1月11日閲覧。 
  4. ^ “業務上過失致死で現場検証 四日市の工場爆発”. 中日新聞. (2014年1月10日). http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014011090120801.html 2014年1月12日閲覧。