皿倉山

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皿倉山
標高 622m
位置 北緯33度50分47秒
東経130度47分47秒
所在地 福岡県北九州市八幡東区
山系 帆柱山系
皿倉山の位置(赤点)
  

皿倉山(さらくらさん)は、福岡県北九州市八幡東区にある標高622mの。北九州市を代表する山である。神功皇后の伝説が多く残る山としても知られている。

目次

[編集] 概要

北九州国定公園皿倉支部の一部を構成しており、帆柱山花尾山などと「帆柱連山」と呼ばれる。

各種登山ルートが整備されており、登山をするには非常に手軽に楽しめる山である。登山口は八幡東区の帆柱ケーブル山麓駅近くの帆柱登山口が最も有名で整備されているが、河内登山口もあり、同区末広町の住宅街から登る大蔵登山口、八幡西区市瀬の市瀬峠から登る登山口など数多く存在する。また、近隣の権現山や花尾山を経由して登る方法もあり、皿倉山を経由し、八幡東区田代から尺岳などを経由して福智山へ到達する縦走も可能であるため、香春町採銅所地区や直方市龍王峡、福智町上野からも皿倉山に到達することは可能である。

また、山麓より帆柱ケーブル線1957年に敷設されており、山頂へはケーブルカーおよびスロープカーに乗れば、殆ど自力で登らずに到着することができる。
以前はケーブル山上駅から山頂までリフトがあったが、2006年8月31日に廃止され、2007年12月28日、同ルートにスロープカーが設置された。スロープカーの料金は大人片道200円小学生片道100円。あわせて展望施設もリニューアルされた。

皿倉山からの夜景

なお、帆柱ケーブルは、以前は観光用のみでなく、山頂に設置されている各放送局の八幡テレビ・FM放送所職員の通勤の足としても利用されていたが、送信所は後に全て無人化されたため、現在は専ら観光用としての利用である。

夜景が有名。北九州市100億ドルの夜景と銘打っており、その視野角200度に広がる夜景は北九州市街を一望でき、「新日本三大夜景」の一つに選定されている。
パラグライダーのメッカとしても知られ、その景色のダイナミックさから人気が高い。3月・9月には皿倉山パラグライダーフェスタが開かれている。また、夏期にはキャンプ場がオープンする。かつては冬期に小規模なスノーボード場がオープンしていた。

旧展望台からの眺め

ケーブル山上駅近くにはかつて国民宿舎・山の上ホテルがあり、登山者に利用されていたが、利用客の減少に伴い2006年3月閉鎖された。その後、山の上ホテルの建物は改装され、現在は研修・休憩施設「皿倉山ビジターセンター」となっている。

この近辺までは帆柱登山口から自動車でも登ることができる。ただ、それらは主に送信所の設備維持や、国定公園の管理を行うための車両などに利用が限定されており、また走り屋による暴走行為も多く見受けられたため、一般車両は入山禁止とされている(一応、夕方17時までは開放されている)。また、ケーブル山麓駅の近くでは北九州ユースホステルが営業している。

8合目付近から南側にアーチェリーができる施設がある。 ここでは、フィールドアーチェリーコースができる。

帆柱ケーブルカー
皿倉山スロープカー
皿倉山展望施設

[編集] 名前の由来

神功皇后がこの山に登り、下山の時に夕暮れになり、夕闇が深まっていたため、「更に暮れたり」と言われたと伝えられている。そのため、この一体が更暮山または更暗山と呼ばれ、それが更倉山に転じたと言われている(山頂にある説明文より)。

[編集] 名所など

  • 皿倉平
皿倉山8合目にある高原。旧山の上ホテル(現・皿倉山ビジターセンター)はここにあり、その他にも森の音楽堂、帆柱ケーブル山頂駅などがこの近辺にある。桜の名所として知られる。
  • 国見岩
神功皇后が皿倉山に登り、国を見たという伝説から名付けられた岩。野口雨情が神功皇后の皿倉山に残る伝説を謡った歌碑も存在する。
神功皇后の伝説は北九州市内に多く残っており、皇后が船を降り立った箇所が「皇后崎(こうがさき)」(八幡西区)、船の帆柱が折れてしまい、皿倉山横の山の杉を折って修復したことから「帆柱山」・「帆柱町」、その他にも豊山八幡宮(八幡東区)、勝山(八幡東区)などがある。
この岩近辺は、ロッククライミングの練習場所としても利用されている。
  • 皇后杉
上記の神功皇后の帆柱伝説が残る杉林。杉自体は江戸時代黒田藩による植樹政策の一環で植えられたもので、最も古い杉は樹齢400年になる。
  • 帆柱森林植物園
一周1.8kmに及ぶ植物園。南側の8~9合目付近に存在する。桜の名所として知られるほか、ツツジカエデなど多くの植物が植えられている。

[編集] 放送局の送信所・基地局の山

放送局などの送信塔群(権現山より撮影)。
  • 皿倉山は地元放送局の北九州局テレビ・FM送信所や、新聞社、電力会社、警察庁等の無線基地局があり、北九州市や筑豊方面に電波を送信している。
  • 電波の出力はテレビがアナログVHFとデジタルが1kW、アナログUHFが10kW、FMラジオが250Wと、いずれも強力である。そのため、隣接する山口県下関市はもちろんだが、福岡県外の山口県西部、大分県北部、長崎県壱岐などにも届いている。

詳しい技術情報については、八幡テレビ・FM放送所の項を参照。

デジタル波

総務省の定めた受信可能エリアは以下の通り。

[編集] 関連項目

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