佐賀のがばいばあちゃん

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佐賀のがばいばあちゃん』(さがのがばいばあちゃん)は、島田洋七小説、及びそれを原作とした映画漫画テレビドラマ舞台


注意以降の記述で物語に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概要

  • 小説は、少年時代を佐賀で過ごした島田洋七が、少年時代の出来事を書いた小説。いわば、彼の自伝である。
  • 映画では、大人になった主人公が少年時代に帰ってきた、という設定になっている。
  • 佐賀県の方言では、「がばい」とは「非常に」の意味で連用修飾に使用され、このタイトルのように連体修飾詞として名詞の直前に付くことは無い。例えば、「非常にすごい」→「がばいすごか」と使われる。そのため、「佐賀のがばいばあちゃん」ではなく、「佐賀のがばいすごかばあちゃん」というのが正しい言い方である。「とんでもないばあちゃん」を「とんでもばあちゃん」ということもあり、正しくはないがそれほど間違いともいえない。
  • 『「がばい」の意味を間違って広めた』といわれるが、「『がばい』とは『すごい』という意味である」と解説・説明しているのはメディアの問題。劇中でも「がばいすごか」と言う言葉が使われ、本人も何度か書籍のがばいは本来の使い方でないと言っている。「とんでもないじいちゃん」を「とんでもじいちゃん」というようなこともあり、解説・説明に注意が必要である。
    • ちなみに、江頭2:50のギャグで知られる「がっぺむかつく!」の「がっぺ」は「がばい」と同じ言葉である。
    • 佐賀の老人たちはこの本がベストセラーになるまで「がばい」の意味を知らない人が多数いた。「がばい」は若い世代を中心に広まった比較的新しい佐賀弁という見方が一般的で、佐賀市内で子供のころから「がばい」を使っていたという団塊世代も存在する。[1]
  • 小説は1993年の出版以来、2007年4月までに400万部を売り上げた。日本国内のほか海外では台湾での売り上げも大変好調である。
  • テレビ版は、佐賀県で唯一の民放テレビ局・サガテレビを系列局に抱え、同局の番組に現在は佐賀県在住の洋七自身も時折出演していることから、フジテレビが制作・放送した。メインロケ地には樋渡啓祐(ひわたしけいすけ)市長が中心となって誘致を進めた武雄市が選ばれ、同市の市役所では「佐賀のがばいばあちゃん課」が設置されるに至った。
  • 余りにも大きな反響となったことから、2007年にはついに舞台劇にまでなることが決まった。

[編集] あらすじ

戦後の動乱期、広島に暮らす昭広(島田洋七の本名)少年は母親に女手ひとつで育てられている。働く母を恋しがって、まだ幼い昭広が物騒な夜の盛り場にやってくるため、懸念した母親がだますようにして、佐賀の昭広の祖母・おさのばあちゃんの家へ送ることから物語が始まる。

おさのばあちゃんの家は超のつく貧乏であり、ばあちゃんは苦労人だった。だがそれ以上に、明るく逞しい「がばいばあちゃん」であった。奇想天外なアイデア、破天荒な発言で昭広をけむに巻く。最初は驚かされっぱなしだった昭広だが、佐賀にも、学校の友達にも、そしてばあちゃんとの「由緒正しい貧乏」暮らしにも馴染んでいった。 周囲の優しい人々に見守られ、すくすくと成長する昭広少年の、がばいばあちゃんと過ごした8年間を描く。

洋七自身は高校進学に際して広島へ戻っている。シリーズ「第1篇」である本作品では、中学卒業で昭広がサノばあちゃんと別れるところで一区切りをつけている。

[編集] 書籍

1993年に3000部を自費出版。2001年にムーンライトファクトリーから発売。2004年に徳間書店で再出版され、一気に話題に。以後、さまざまな本がシリーズで出され、売り上げ冊数は総計400万部を超えた。

[編集] 書籍化の経緯

  • 洋七の祖母の逸話を耳にしたビートたけしが、最初に書籍化を強く勧め、洋七がそれに応え執筆した。

[編集] 映画

2006年6月3日より全国公開されたが、佐賀県を舞台とした作品のため、同県および九州各県の一部映画館では、4月22日から順次先行公開された。

単館系映画ながら、興行収入6億円のヒット作となった。文部科学省推奨。また2007年11月23日日本テレビ系金曜ロードショーで地上波初放送し、17.2%の高視聴率をマークした。

[編集] スタッフ

[編集] 登場人物

[編集] テレビドラマ

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テレビドラマ

フジテレビ系列にて、2007年1月4日の21:00~23:18(JST)に放送された。ビデオリサーチ社によると関東地区で19.2%、北部九州地区(福岡都市圏)で21.6%と、同時間帯及び2007年正月のドラマ番組としてトップの視聴率を獲得した。なお佐賀県内の視聴率は、島田洋七によると、88%という驚異的数字をマークしたらしい。 また、同年12月31日の12:00~14:00に再放送(120分の短縮版)を全国ネットで放送された。

[編集] スタッフ

[編集] 出演




ほか

[編集] 漫画

ビジネスジャンプにて『がばい -佐賀のがばいばあちゃん-』のタイトルで連載中。画は石川サブロウが担当。

[編集] 舞台

映画、テレビドラマのヒットを受け、舞台化もされた。全国に先駆けて最初の公演地として、名古屋の中日劇場が選ばれた。

出演

スタッフ

  • 脚本:池田政之
  • 美術:石井強司
  • 照明:内藤収啓 
  • 音楽:舛田大輔
  • 効果:岡田俊道
  • 舞台監督:岡田圭太、椎野忠相
  • 演出:市川正
  • 制作:中日劇場・吉本興業
  • 企画・製作:中日劇場
舞台化にあたり、洋七側の「舞台化するなら、東京、大阪以外のところから火をつけたい」という思いと、中日劇場側の「是非とも舞台化するなら当劇場から」という願いが実を結び、当公演が実現したといういきさつがある。
吉本興業の興行に元・松竹新喜劇の曽我廼家文童が出るのは異例。
この舞台が終了する8月末に洋七は吉本興業を離れた。

[編集] 関連項目

  • 佐賀県立佐賀北高等学校第89回全国高等学校野球選手権大会に優勝し、その劇的な戦いぶりからがばい旋風と呼ばれるようになった。ちなみに佐賀北の決勝の相手であった広陵(広島)は島田洋七の母校であり、決勝で逆転満塁本塁打を放った佐賀北の選手・副島の出身中学(佐賀市立城南中学校)も島田の母校(島田はどちらの母校でも野球経験あり)という非常に面白い巡り合わせになっている。

[編集] 脚注

  1. ^ 佐賀新聞2006年6月25日付記事参照

[編集] 外部リンク

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