ホウレンソウ

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?ホウレンソウ

ホウレンソウ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ナデシコ目 Caryophyllales
: アカザ科 Chenopodiaceae
: ホウレンソウ属 Spinacia
: ホウレンソウ S. oleracea
学名
Spinacia oleracea L.
和名
ホウレンソウ
英名
Spinach

ホウレンソウ(学名:Spinacia oleracea)は、アカザ科野菜雌雄異株ほうれん草菠薐草法蓮草鳳蓮草などとも表記される。高温下では生殖生長に傾きやすくなるため、冷涼な地域もしくは冷涼な季節に栽培されることが多い。

目次

[編集] 歴史

ホウレンソウの原産地は、中央アジアから西アジアで、初めて栽培されたのはアジア、おそらくはペルシア地方(現在のイラン)だったと考えられている。英語のspinachの語源はペルシア語から来ていると思われ、「菠薐草」の「菠薐」も中国語でペルシアを意味していると思われる。ヨーロッパには中世末期にアラブから持ち込まれ、他の葉菜類を凌いで一般的になった。東アジアにはシルクロードを通って広まり、中国には7世紀頃、日本には江戸時代初期(17世紀)頃に渡来した。

[編集] 栽培

ホウレンソウの種子は外殻に包まれており、そのままでは発芽率が悪いことから、経済的な栽培にはネーキッド種子と呼ばれる裸種子が用いられる。種子はテープシーダー等に封入され、圃場に播かれる。子葉展開後本葉が展開し、葉伸長2~30cmの頃に収穫期を迎える。

ホウレンソウはビニールハウスでも育てることが出来る。日本で比較的に栽培が多い産地は千葉県埼玉県である。年間約30万t生産されており、生ものはほぼ全部を自給しているが、冷凍ものが約2万t輸入されている。

ホウレンソウがおいしくなる時期は冬である。収穫前に冷温にさらすこともしばしば行われ、これらの処理は「寒締め(かんじめ)」と呼ばれている。東北農試の生み出したアイデアである。ホウレンソウが収穫可能な大きさに育ったら、ハウスの両袖や出入り口を開放し、冷たい外気が自由に吹き抜けるようにする。このまま昼夜構わず放置する。ホウレンソウは約5度を下回ると伸長を停める。収穫作業に追われることがないから、高齢者、女性に好評を博している。寒締めを行ったホウレンソウは、低温ストレスにより糖度の上昇、ビタミンCビタミンEβカロチンの濃度の上昇が起こる。

[編集] 品種

日本では西洋種(葉が丸みを帯びている)と東洋種(葉に切り込みが多い)の2種類が栽培されてきた。しかし、最近は両者の間の一代雑種品種(丸葉系・剣葉系)が開発されて、広く普及するようになった。

[編集] 栄養

調理例:ホウレンソウのゴマあえ

ビタミンA葉酸が豊富なことで知られる。ルテインというカロテノイドを多く含む。おひたし、胡麻和え、バター炒めなど様々な形で調理される。調理するとかさが3/4程度に減る。

一般にホウレンソウは鉄分が多いと信じられている。実際には緑黄色野菜の中では鉄分が多い方ではあるが、コマツナよりも少ない。ただし葉酸は鉄分の吸収を促進するため、ホウレンソウが貧血予防に繋がる事は確かである。

食品の宣伝などで、「ホウレンソウは鉄分が豊富」という誤ったイメージを悪用し、"ホウレンソウ~~個分の鉄分"といった売り文句が見られることがあり、注意を要する(近頃はあまり見られなくなった)。どちらにしても、日本の土壌はミネラル分が少ないため、鉄分やカルシウムについては西洋産のホウレンソウほどの過大な期待はできない。

ホウレンソウにはシュウ酸が多く含まれており、度を越えて多量に摂取し続けた場合、シュウ酸が体内でミネラルと結合し腎臓や尿路に結石を引き起こすことがある。シュウ酸摂取量を低減したい場合は、多量の水で茹でこぼす(茹でると、シュウ酸が茹で汁に溶け出す)など生食を避け調理法を工夫する。

最近の研究で、ホウレンソウにはTNF(腫瘍壊死因子)の働きを10倍強くする働きがあることが分かってきた。

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[編集] ポパイとホウレンソウの缶詰

アニメーションポパイ』では、ホウレンソウの缶詰を食べると、とたんに元気になって超人的なパワーを発揮するという描写がある。 これは、野菜を食べる事を嫌う子供が、「ホウレンソウを食べるとこんなに強くなれる」菜食の推進という教育的要素がある。

[編集] その他

サラリーマンの心得に、「ホウレンソウ」というものがある。それぞれ、

「ホウ」は報告のホウ、「レン」は連絡のレン、「ソウ」は相談のソウを意味している。

[編集] 外部リンク

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