春野寿美礼
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はるの すみれ 春野 寿美礼 | |
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本名 | 長田雅子 |
生年月日 | 1972年12月15日(46歳) |
出生地 |
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身長 | 168cm |
血液型 | AB型 |
職業 | 女優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 1991年 - |
活動内容 |
1991年:宝塚歌劇団入団 1992年:花組に配属 2002年:花組トップスター就任 2007年:宝塚歌劇団退団 2009年:本格的な芸能活動を開始 |
配偶者 | あり |
公式サイト | http://www.haruno-smile.com/ |
主な作品 | |
舞台 『失われた楽園』(1997年) 『あかねさす紫の花』(2002年) | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 | |
春野 寿美礼(はるの すみれ、1972年12月15日 - )は、日本の女優。元宝塚歌劇団花組トップスター。
東京都狛江市出身。梅田芸術劇場と専属マネージメント契約でタレント・女優活動している。
公称身長168cm、血液型AB型、愛称オサ・まさちゃん。
芸名は万葉集の山部赤人の歌、「春の野の すみれ摘みにと こしわれそ 野を懐かしみ 一夜寝にける」から名付けられた。
目次
略歴[編集]
1991年、第77期生として宝塚歌劇団に入団。月組公演『ベルサイユのばら』で初舞台。同期生に安蘭けい(元星組トップスター)、朝海ひかる(元雪組トップスター)、花總まり(元宙組トップ娘役)、成瀬こうき(元専科男役スター)など。1992年、朝海らとともに花組に配属される。
1994年、東京公演『ブラック・ジャック 危険な賭け』新人公演で準主役に抜擢される。1996年、『ハウ・トゥー・サクシード』新人公演第2部で初主演。1997年、『失われた楽園』と『ザッツ・レビュー』で新人公演主演を務める。1999年、『冬物語』でバウホール初主演。
2001年12月、愛華みれの退団に伴い三井住友VISAカードのイメージキャラクターを退団まで務める。2002年、『琥珀色の雨にぬれて/Cocktail』の東京公演ではトップスター匠ひびき休演のため、代役として主演を務める。匠の退団に伴い、博多座公演『あかねさす紫の花/Cocktail』(中大兄皇子役)から花組トップスターに就任。平成以降入団で初のトップスター誕生でもあった。宝塚大劇場でのお披露目は『エリザベート』(トート役)となった。新専科発足以後、初の組替え経験のない生え抜きトップだった。男役の宝庫であった当時の花組の中で4番手以下から一足飛びに抜擢され、入団12年目でのトップ就任だった[要出典]。
相手役は当初大鳥れいが務め、その後ふづき美世、桜乃彩音と交代した。2004年、文化庁芸術祭新人賞(演劇・関東参加公演の部)を受賞[1]。2007年、世界陸上の開会式で君が代を歌った。同年12月、『アデュー・マルセイユ/ラブ・シンフォニー』の東京公演千秋楽をもって退団。なお、平成入団のトップスターでは春野は最長在任であったが、2015年に退団した柚希礼音がその記録を更新した。
退団後は歌手・女優として舞台を中心に活動している。2009年6月、結婚を自身の公式サイトで発表。相手は会社経営の40代男性。
同年5月7日、双子の妊娠が報じられ[2]、7月13日、双子の女児を出産[3]。
人物[編集]
- 元月組トップスターの瀬奈じゅんとは親友で、春野が最後に出演した2007年のTCAスペシャルでは、両者の愛称を並べた「OSA ASA」というコーナーが誕生し、台本無しのフリートークが披露された。
- スカイ・ステージのトーク番組『JURIのおじゃまんぼうセンサー!』で、退団後は「レジ打ちがしたい」と言っていた。
- 中学時代には吹奏楽部に所属しクラリネットを吹いた。
宝塚歌劇団時代の主な舞台[編集]
花組時代[編集]
- 1991年『ベルサイユのばら』(月組)*初舞台
- 1991年『ヴェネチアの紋章』/『ジャンクション24』
- 1992年『白扇花集』/『スパルタカス』
- 1992年『けれど夢の中でめざめたときに』(宝塚バウホール)
- 1992年『心の旅路』/『ファンシー・タッチ』
- 1992年『フラワー・ドラム・ソング』(宝塚バウホール)
- 1993年『メランコリック・ジゴロ』/『ラ・ノーバ!』
- 1993年『ル・グラン・モーヌ』(宝塚バウホール)
- 1993年『ベイ・シティ・ブルース』/『イッツ・ア・ラブストーリー』
- 1993年『ワン・タッチ・オブ・ヴィーナス』(宝塚バウホール・天王洲アートスフィア)
- 1994年『サラン・愛』趙翼元(宝塚バウホール)
- 1994年『ブラック・ジャック 危険な賭け』宝塚:記者・群衆(新人公演:空港職員)、東京:コロス・空港職員(新人公演:ケイン)/『火の鳥』
- 1994年『たけくらべ』(日本青年館)
- 1994年『冬の嵐』(新人公演:スーリン)/『ハイパーステージ』
- 1994年 紫吹淳の『エスプリコンサート・ファンシーブルー』に出演
- 1995年『哀しみのコルドバ』ゴンザーロ(新人公演:ビセント)/『メガ・ヴィジョン』
- 1995年『エデンの東』英国調達官(新人公演:アブラハム)/『ダンディズム!』
- 1995年『チャンピオン!』ベニート(宝塚バウホール、日本青年館)
- 1996年『花は花なり』若衆・鼠/『ハイペリオン』(新人公演:エリック、タンゴの女、ヤングブルーの男)
- 1996年『ハリケーン』リカルド(宝塚バウホール)、ジョージ(日本青年館、愛知厚生年金会館)
- 1996年『ハウ・トゥー・サクシード』ジョンソン(新人公演:フィンチ(2部のみ))
- 1996年『香港夜想曲』レオン(宝塚バウホール)
- 1997年『失われた楽園』ピーター(新人公演:アーサー)/『サザンクロス・レビュー』
- 1997年『風と共に去りぬ』ルネ(全国ツアー)
- 1997年『アデュー東京宝塚劇場』出演
- 1997年『ザッツ・レビュー』松本(新人公演:春風泰平)
- 1997年 愛華みれ『ディナーショー・PURE LOVE』出演
- 1997年『ブルー・スワン』ベルナルド(宝塚バウホール、日本青年館、愛知県芸術劇場)
- 1998年 『ヴェロニック』コクナール(宝塚バウホール、日本青年館)
- 1998年『SPEAK EASY』ブラッドレー/『スナイパー』
- 1998年『宝塚パリ祭』出演
- 1998年『春ふたたび』三郎次/『サザンクロス・レビュー』(全国ツアー)
- 1999年『夜明けの序曲』津坂幸一郎・岡本綺堂・エトワール
- 1999年『冬物語』中村富五郎・十六夜(宝塚バウホール)*バウホール初主演作
- 1999年『Endless Love』チャールズ(愛知厚生年金会館・日本青年館)
- 1999年『タンゴ・アルゼンチーノ』マイク/『ザ・レビュー'99』タンゴの男・愛の鳥
- 2000年『冬物語』*主演
- 2000年『源氏物語 あさきゆめみし』刻の霊/『ザ・ビューティーズ!』
- 2000年『SUMIRE 2000〜メタモルフォーゼス〜』 *初ディナーショー
- 2000年『宝塚舞踊会』
- 2000年『ルートヴィヒ2世』ホルニヒ/『ASIAN SUNRISE』
- 2001年『源氏物語 あさきゆめみし』刻の霊/『ザ・ビューティーズ!』(全国ツアー)
- 2001年『ミケランジェロ』ラファエロ/『VIVA!』アルティスト
- 2001年『カナリア』ラブロー、ジュール(シアタードラマシティ、ル・テアトル銀座)
- 2002年『琥珀色の雨にぬれて』宝塚:ルイ、東京:クロード(代役)/『Cocktail』
花組トップ時代[編集]
- 2002年『あかねさす紫の花』中大兄皇子/『Cocktail』(博多座)
- 2002年『エリザベート』トート
- 2002年 ディナーショー『S(es)』
- 2003年『不滅の棘』エロール・マックスウェル、エリイ・マック・グレゴル、エリイ・マクロプロス(シアタードラマシティ、赤坂ACTシアター)
- 2003年『野風の笛』花井主水正義雄/『レヴュー誕生』
- 2003年『琥珀色の雨にぬれて』クロード・ドゥ・ベルナール公爵/『Cocktail』(全国ツアー)
- 2004年『天使の季節』ギスターブ、ペスカトーレ国王/『アプローズ・TAKARAZUA!』
- 2004年『ジャワの踊り子』アディナン(全国ツアー)
- 2004年『La Esperanza-いつか叶う-』カルロス/『TAKARAZUKA舞夢!』
- 2004年『天の鼓』井頭虹人(シアタードラマシティ・日本青年館)
- 2005年『マラケシュ・紅の墓標』リュドヴィーク/『エンター・ザ・レビュー』
- 2005年『マラケシュ・紅の墓標』リュドヴィーク /『エンター・ザ・レビュー』(博多座)
- 2005年 春野寿美礼イン・コンサート『I got music』(梅田芸術劇場、昭和女子大学・人見記念講堂)
- 2005年『落陽のパレルモ』ヴィットリオ・ロッシ/『ASIAN WINDS! ーアジアの風ー』
- 2006年『Appartement Cinema』ウルフ(シアタードラマシティ、日本青年館、愛知厚生年金会館)
- 2006年『ファントム』ファントム(エリック)
- 2006年『うたかたの恋』ルドルフ/『エンター・ザ・レビュー』(全国ツアー)
- 2007年 『明智小五郎の事件簿 -黒蜥蜴-』明智小五郎/『TUXEDO JAZZ』
- 2007年 ディナーショー『etude』
- 2007年『源氏物語 あさきゆめみし II』光源氏(梅田芸術劇場)
- 2007年『アデュー・マルセイユ』ジェラール/『ラブ・シンフォニー』
宝塚歌劇団退団後の主な活動[編集]
舞台 [編集]
- 2009年 ミュージカル『マルグリット』マルグリット(赤坂ACTシアター、梅田芸術劇場、日生劇場)
- 2010年1月 ブロードウェイ・ミュージカル『ファニーガール』(赤坂ACTシアター、梅田芸術劇場)
- 2011年1月 TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY『DREAM TRAIL 〜宝塚伝説〜』(青山劇場、梅田芸術劇場)
- 2011年 ミュージカル『ア・ソング・フォー・ユー』(新国立劇場(東京)、中日劇場(名古屋)、兵庫県立芸術文化センター(兵庫)、金沢歌劇座)
- 2012年5月 - 9月 ミュージカル『エリザベート』 エリザベート(帝国劇場、博多座、中日劇場、梅田芸術劇場) *瀬奈じゅんとWキャスト
- 2012年11月 - 12月 『エリザベート ガラコンサート』トート(東急シアターオーブ、梅田芸術劇場)
- 2014年12月 『モーツァルト!』ヴァルトシュテッテン男爵夫人(帝国劇場)*香寿たつきとWキャスト
- 2015年8月 『貴婦人の訪問』マチルデ(シアタークリエ)
コンサート[編集]
- 2008年 ファーストコンサート『My Heart』(青山劇場、梅田芸術劇場)
- 2009年8月 - 9月『春野寿美礼ソロ・コンサート09男と女』(青山劇場、梅田芸術劇場)
- 2010年9月 コンサート『春野寿美礼 meets image オーケストラ』(サントリーホール、梅田芸術劇場)
- 2010年11月 コンサート『没後30th 越路吹雪 トリビュートコンサート』(中野サンプラザ)
- 2013年 『2013 春のライブ 2nd』(ビルボード東京)
- 2014年9月 『春野寿美礼コンサート <S・mile>』(天王洲銀河劇場・宝塚バウホール)
その他[編集]
- 2008年 春野寿美礼トークショー(東京會舘、リーガロイヤルホテル大阪)
- 2008年 ディナーショー『セレブレーション』(グランドプリンスホテル新高輪(飛天)、ホテル阪急インターナショナル(紫苑))
- 2009年 元気プロジェクト2009 春野寿美礼『ANGEL OF MUSIC』(ホテル グランパシフィック LE DAIBA(パレロワイヤル))
- 2010年 元気プロジェクト2010『20th Anniversary Live』(ホテル グランパシフィック LE DAIBA(パレロワイヤル))
- 2011年3月 オフィシャルファンクラブイベント『春野寿美礼 トーク&ライブ Departure(出発))』(東京會舘)
- 2011年4月 春野寿美礼ライブ『2011 春のライブ 1st! at Billboard Live』(Billboard Tokyo、Billboard Osaka)
- 2011年5月『没後30th 越路吹雪 トリビュートコンサート』(神戸国際会館こくさいホール)
- 2011年6月『第2回 阪急ゆめ・まち 親子チャリティコンサート』ナビゲーター(梅田芸術劇場メインホール)
- 2011年7月 トークショー『七夕プレミアムトーク』(梅田芸術劇場大ホール)
- 2011年 With K、Aran、Sumire Notes合同イベント『チーム77チャリティートーク』(梅田芸術劇場・ドラマシティー、日本青年館)
- 2011年8月 東日本大震災復興支援チャリティー公演『朗読劇 星の牧場』イベント出演(日本青年館、梅田芸術劇場)
- 2011年 ホテルニューグランドタワー20周年記念イベント『Haruno At The Grand〜ライブ、トーク&グルメ〜』(横浜ホテルニューグランド)
- 2011年9月 コンサート『関西フィルハーモニー管弦楽団 UMEDA演奏会 with 春野寿美礼』(梅田芸術劇場)
- 2011年12月 オフィシャルファンクラブイベント『お茶会』(ガーデンシティ品川)
- 2012年1月 オフィシャルファンクラブイベント『お茶会』(宝塚ホテル)
- 2014年8月 『越路吹雪生誕90年記念コンセール〜想い出のヤマハホールにて〜』(ヤマハホール)
- 2015年2月 『麗人 REIJIN』CD発売記念コンサート(メルパルクホール)
書籍[編集]
写真集[編集]
- 宝塚パーソナルブックI VOL.2春野寿美礼(阪急電鉄 /阪急コミュニケーション 2001年10月25日)
- 春野寿美礼写真集 Something cross(阪急電鉄 /阪急コミュニケーション 2004年9月10日)
- 春野寿美礼サヨナラ写真集 「MOMENT」 (阪急電鉄 /阪急コミュニケーション 2007年10月12日)
- ANUHEA―春野寿美礼写真集 (日本文芸社 2008年12月)
エッセイ[編集]
- 歌の贈り物 (朝日新聞出版、2009年3月6日)
ディスコグラフィ[編集]
シングル[編集]
- 「前山にて/行かないで NE ME QUITTE PAS」(Epic Records ESCL-3252 2009年7月22日)
- 「黄昏に傷ついて」(Victor Entertainment VICL-37152 2016年10月5日)[4]
アルバム[編集]
- 男と女 Un homme et une femme(ESCL-3251 2009年8月12日)
- ミュージカル「マルグリット」日本公演 オリジナルキャスト ライブ盤 (WHDエンタテインメント 2009年7月29日)
- Chopin et Sand -男と女-(エピックレコードジャパン、2010年7月28日)
- “まれ”のケーキ「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」(ソニー・ミュージックダイレクト、2015年8月26日発売、MHCL-2554) - 連続テレビ小説『まれ』とのコラボ仕様
- 想〜スミレノーツ〜(VICL-64674 2016年12月14日)
ゲスト参加[編集]
- 「今ここで with 春野寿美礼 (『マルグリッド』より)田代万里生『Mario Tashiro I am here 〜Musical selection〜』(2014年10月29日発売)
- 「瞳をとじて」『麗人 REINJIN』(2015年1月21日発売)[5]
- 「ジュテムレ」「群衆」『越路吹雪に捧ぐ』(2016年12月21日発売)[6]
タイアップ[編集]
- ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ(アルバム「男と女 Un homme et une femme」収録) - 連続テレビ小説『まれ』劇中歌(2015年)[7]
脚注[編集]
- ^ 平成16年度(第59回)芸術祭贈賞理由(演劇)
- ^ “宝塚元花組男役トップ・春野寿美礼が双子妊娠!43歳、結婚8年目”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2016年5月7日) 2016年5月7日閲覧。
- ^ “43歳の春野寿美礼、双子女児出産!結婚8年目で待望のママに”. SANSPO.COM (産経デジタル). (2016年7月14日) 2016年7月14日閲覧。
- ^ “春野寿美礼、テレサ・テンのために作られた“幻の曲”「言葉をかみしめて歌う」”. ステージナタリー. (2016年8月22日) 2016年8月22日閲覧。
- ^ “音楽史上初 宝塚歌劇団OGによるJ-POPカバーアルバムがリリース決定”. シアターガイド. (2014年11月21日) 2014年11月25日閲覧。
- ^ “越路吹雪37回忌、トリビュートアルバム&メモリアルコンサートに宝塚OGら”. ステージナタリー. (2016年10月26日) 2016年10月26日閲覧。
- ^ “連続テレビ小説『まれ』で話題、春野寿美礼が歌う「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」が発売”. CD Journal. (2015年8月21日) 2015年8月21日閲覧。
外部リンク[編集]
- 春野寿美礼 オフィシャル・ウェブサイト
- 春野寿美礼・プロフィール(梅田芸術劇場ホームページ)
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