彩風咲奈

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あやかぜ さきな
彩風 咲奈
生年月日 2月13日
出身地 日本の旗 日本 愛媛県大洲市
身長 173cm
血液型 O型
職業 舞台俳優
ジャンル 舞台
活動期間 2007年 -
活動内容 2007年:宝塚歌劇団入団、雪組配属
2021年:雪組トップスター就任
所属劇団 宝塚歌劇団
公式サイト 彩風咲奈 公式プロフィール
主な作品
宝塚歌劇
CITY HUNTER
夢介千両みやげ
蒼穹の昴
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彩風 咲奈(あやかぜ さきな、2月13日[1][2] - )は、宝塚歌劇団雪組に所属する男役。雪組トップスター[3][4]

愛媛県大洲市[1][4]、市立大洲北中学校出身[1][4]。身長173cm[1][2]。血液型O型[5]。愛称は「さき」[1][2]

来歴[編集]

2005年、宝塚音楽学校入学。

2007年、宝塚歌劇団に93期生として首席入団[6][7]星組公演「さくら/シークレット・ハンター」で初舞台[2]。その後、雪組に配属[6][2]

舞台映えする容姿と抜群のスタイルを生かしたダンスで注目を集め[8][9]、2008年の阪急阪神初詣ポスターモデルに起用される[10][11]

2010年の「ソルフェリーノの夜明け」で新人公演初主演[12][13]。その後も、劇団最多タイとなる5度に渡って新人公演主演を務める[7][13]

2011年のバウ・ワークショップ「灼熱の彼方」で、彩凪翔バウホール公演初主演[14][13]

2014年の「パルムの僧院」でバウホール公演単独初主演[3][2]

2017年の「CAPTAIN NEMO」(日本青年館・ドラマシティ公演)で、雪組2番手として東上公演初主演[15][7]

2019年の「ハリウッド・ゴシップ」(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ公演)で、2度目の東上公演主演[16][7]

2020年の「炎のボレロ/Music Revolution!」(梅田芸術劇場公演)で主演[17][18][3]。当初は自身初の全国ツアー主演作として上演が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大により、梅田芸術劇場のみでの振替公演となった[17][18]

2021年4月12日付で雪組トップスターに就任[8][9]。雪組から11年ぶりに誕生した生え抜きのトップとなった[2]。相手役に朝月希和を迎え、同年の「CITY HUNTER/Fire Fever!」でトップコンビ大劇場お披露目[19][20]

2022年に朝月の退団に伴い、夢白あやを2人目の相手役に迎え、翌年の「BONNIE & CLYDE」(御園座公演)で新トップコンビお披露目[21][22]

人物[編集]

子供の頃は活発で、小学生の時に生徒会役員、中学生の時は生徒会長をしていた[5]。学校が好きだったので、宝塚に入っていなければ教師になりたかった[5]

母親が宝塚歌劇のファンだった影響で、本人は観たことがないにも関わらず、幼い頃の将来の夢は「宝塚の男役」だった[5]

小学6年の時、正月にNHKで放送されていた「ベルサイユのばら2001」で宝塚歌劇を初めて観て、オスカル役の彩輝直に一目惚れし、宝塚を目指すようになった[5]

愛称の「さき」は本名に由来する[5]。本名は、母親が当時好きだったNHK連続テレビ小説「青春家族」の主人公の名前から取った名前だという[5]

芸名は「咲」の字が入った名前を赤ちゃんの名前辞典から探して「咲奈」と決め、それに合う名字を母親が選んだ候補の中から決めた[5]

主な舞台[編集]

初舞台[編集]

  • 2007年3 - 4月、星組『さくら』『シークレット・ハンター』(宝塚大劇場のみ)

雪組時代[編集]

雪組トップスター時代[編集]

出演イベント[編集]

  • 2009年6月、『百年への道』(コーラス)
  • 2010年12月、タカラヅカスペシャル2010『FOREVER TAKARAZUKA』
  • 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
  • 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
  • 2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』[31]
  • 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
  • 2018年5月、『凱旋門』前夜祭
  • 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』
  • 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』

TV出演[編集]

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受賞歴[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 『宝塚おとめ 2022年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、75頁。ISBN 978-4-86649-189-9
  2. ^ a b c d e f g h i j 雪組新トップ、貪欲に見つける「彩風咲奈の男役」 スポーツ報知。
  3. ^ a b c d e f g h 宝塚歌劇雪組、次期トップコンビは彩風咲奈&朝月希和 ステージナタリー。
  4. ^ a b c d e 宝塚歌劇 雪組次期トップコンビに彩風咲奈&朝月希和 Sponichi Annex。
  5. ^ a b c d e f g h 『RISING STAR GUIDE 2013』 阪急コミュニケーションズ、2013年、90-91頁。ISBN 978-4-484-13507-6
  6. ^ a b 100年史(人物) 2014, p. 119.
  7. ^ a b c d e f g h i j k l 筒井政也 (2019年10月10日). “彩風咲奈主演「ハリウッド・ゴシップ」力まず挑戦!違う自分になれることが楽しくて”. スポーツ報知. https://hochi.news/articles/20191010-OHT1T50155.html?page=1 2019年10月10日閲覧。 
  8. ^ a b c 宝塚歌劇 雪組次期トップコンビは彩風咲奈と朝月希和 デイリースポーツ。
  9. ^ a b c 宝塚雪組次期トップコンビに彩風咲奈&朝月希和 スポーツ報知。
  10. ^ a b 100年史(人物) 2014, p. 77.
  11. ^ a b c 彩風咲奈、新人公演卒業…男役確立へ「第2章」始動”. zakzak by夕刊フジ. 2014年8月28日閲覧。
  12. ^ a b c d 100年史(舞台) 2014, p. 318.
  13. ^ a b c d e f g h i j 村上久美子 (2014年10月30日). “少年と大人の同居/彩風咲奈”. 日刊スポーツ. https://www.nikkansports.com/entertainment/column/takarazuka/news/p-cl-tp0-20141030-1389378.html 2019年10月10日閲覧。 
  14. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 243.
  15. ^ a b 理想郷に彩られた彩風咲奈の東京初主演作品、宝塚雪組『CAPTAIN NEMMO…ネモ船長と神秘の島…』上演中! 宝塚ジャーナル。
  16. ^ a b “雪組「ハリウッド・ゴシップ」大阪公演開幕!彩風咲奈「一回一回の舞台の大切さ、ひしひしと」”. スポーツ報知. (2019年10月23日). https://hochi.news/articles/20191023-OHT1T50132.html?page=1 2019年10月23日閲覧。 
  17. ^ a b c コロナで中止・延期乗り越え…宝塚雪組・彩風咲奈の主演作がやっと開幕「ここまで来られて感謝の気持ちでいっぱいです」 スポーツ報知。
  18. ^ a b c 宝塚雪組・彩風咲奈 涙の主演公演初日 コロナ禍で当初の会場と日程大幅変更 デイリースポーツ。
  19. ^ a b 「CITY HUNTER」で新生雪組開幕!トップスター彩風咲奈「宝塚の男役が演じることを一番大切に」 スポーツ報知。
  20. ^ a b 宝塚雪組新トップ彩風咲奈 お披露目「シティーハンター」で“Get Wild”熱唱 デイリースポーツ。
  21. ^ a b 雪組新コンビお披露目は伝説のギャング トップ彩風が2人目相手役に夢白迎えボニー&クライド 日刊スポーツ。
  22. ^ a b 彩風咲奈、夢白あや宝塚歌劇雪組新トップコンビお披露目公演、名古屋・御園座で開幕 サンスポ。
  23. ^ a b 100年史(舞台) 2014, p. 320.
  24. ^ 宝塚雪組トップコンビ早霧&咲妃サヨナラ公演開幕 3番手・彩風は病気休演 デイリースポーツ。
  25. ^ 彩風咲奈&朝月希和主演「ヴェネチアの紋章」、朝美絢主演「ほんものの魔法使」上演決定 ステージナタリー。
  26. ^ 宝塚雪組トップ・彩風咲奈が4か月ぶりの舞台開幕に「元気に最後まで」 宙組から組替えの和希そらも躍動 スポーツ報知。
  27. ^ 彩風咲奈たちが極上の船旅へ誘う雪組「オデッセイ」開幕 Lmaga.jp。
  28. ^ 雪組トップ彩風咲奈「ちょっと運命的」娘役朝月希和の退団公演で未来思わせるような幕引き 日刊スポーツ。
  29. ^ 雪組新トップコンビの大劇場お披露目公演「ライラックの夢路」「ジュエル・ド・パリ!!」 ステージナタリー。
  30. ^ 宝塚歌劇雪組「愛するには短すぎる」&「ジュエル・ド・パリ!!」で全国ツアー ステージナタリー。
  31. ^ 第54回「宝塚舞踊会」('17年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  32. ^ 『2018年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2019年、87頁。ISBN 978-4-86649-090-8
  33. ^ 『2021年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、85頁。ISBN 978-4-86649-190-5
  34. ^ 『歌劇 2023年1月号/TAKARAZUKAニュース』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、58頁。

注釈[編集]

  1. ^ 冴輝ちはやとWキャスト。
  2. ^ 凛城きら・帆風成海と役替わり。
  3. ^ 帆風成海と役替わり。
  4. ^ 4/23〜30のみ。
  5. ^ 体調不良により4/21〜24は休演。代役は永久輝せあが務めた。

参考文献[編集]

  • 監修・著作権者:小林公一 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3 
  • 監修・著作権者:小林公一 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク[編集]