帆純まひろ

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帆純 まひろ(ほずみ まひろ、3月15日[1] - )は、宝塚歌劇団花組に所属する男役スター。

兵庫県西宮市[2]市立甲陵中学校出身[2]。身長170cm[3]。愛称は「ホッティー」、「ほっちゃん」[1]

来歴[編集]

2011年、宝塚音楽学校入学。

2013年、宝塚歌劇団に99期生として入団[4][5]。入団時の成績は27番[4]雪組公演「ベルサイユのばら」で初舞台[4]

2014年、組まわりを経て花組に配属[4][3]

元雪組トップスター・早霧せいな似の容姿で注目を集め、2019年、仙名彩世退団公演となる「CASANOVA」で、新人公演初主演[6][3][5]。99期から初の新人公演主演者誕生となった[3]

2022年のバウ・ワークショップ「殉情」で、バウホール公演初主演[2][5][7]

2024年5月26日、柚香光星風まどかトップコンビ退団公演となる「アルカンシェル」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団することが発表された[8]

人物[編集]

幼少の頃からバトントワリングに取り組み、全国大会では優勝常連のチームで腕を磨き、大阪・御堂筋パレードでも活躍した[3]

バトンの先生が宝塚ファンでもあり、2005年宙組公演「炎にくちづけを/ネオ・ヴォヤージュ」で宝塚を初観劇[3]。ショーで楽しそうにキラキラと歌ったり踊ったりしている姿に感動[3]。中学2年でバトン個人の部で全国大会に進出したのを機に、音楽学校の受験勉強に照準を切り替えた[3]

主な舞台[編集]

初舞台[編集]

組まわり[編集]

花組時代[編集]

出演イベント[編集]

  • 2019年12月、タカラヅカスペシャル2019『Beautiful Harmony』
  • 2021年1 - 2月、水美舞斗スペシャルライブ『Aqua Bella!!』[11]
  • 2021年5月、華優希スペシャルライブ『華詩集』[12]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 5/20〜27のみ特別出演。

出典[編集]

  1. ^ a b 『宝塚おとめ 2023年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、23頁。ISBN 978-4-86649-223-0
  2. ^ a b c d e <華宝塚>等身大の姿究めたい 花組・帆純まひろ 東京新聞。
  3. ^ a b c d e f g h i j 帆純まひろ、「CASANOVA」新人公演で待望の初センター 背中で語れる男役に”. スポーツ報知. 2019年2月14日閲覧。
  4. ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 125.
  5. ^ a b c d 花組スター帆純まひろがバウ初主演作初日 谷崎潤一郎の名作「春琴抄」のミュージカル化 日刊スポーツ。
  6. ^ a b c d e f g 新人公演初主演の舞台は美しきプレイボーイ・カサノヴァ”. ウィズたからづか. 2019年3月1日閲覧。
  7. ^ a b 宝塚 花組バウ「殉情」帆純まひろ“甘美にして芳烈”な世界を表現 デイリースポーツ。
  8. ^ a b 【宝塚】花組トップ柚香光退団公演開幕「1回1回を大切に」大劇場に別れ告げるようなしぐさも 日刊スポーツ。
  9. ^ a b 水美舞斗のルキーニ再び!宝塚花組「Dream On!」開幕”. スポーツ報知. 2019年5月22日閲覧。
  10. ^ 【宝塚】期待の花組スター聖乃あすかバウ主演作開幕 「舞姫」でエリート軍人 正統派男役に成長 日刊スポーツ。
  11. ^ 水美舞斗スペシャルライブ「Aqua Bella!!」('21年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
  12. ^ 華優希スペシャルライブ「華詩集」(’21年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。

参考文献[編集]

  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0 

外部リンク[編集]