東京宝塚ビル

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東京宝塚ビル
Tokyo Takarazuka Building 20160711.jpg
東京宝塚ビル
東京宝塚ビルの位置(東京都区部内)
東京宝塚ビル
東京宝塚ビル
施設情報
所在地 東京都千代田区有楽町一丁目1番3号
座標 北緯35度40分22.8秒 東経139度45分33秒 / 北緯35.673000度 東経139.75917度 / 35.673000; 139.75917座標: 北緯35度40分22.8秒 東経139度45分33秒 / 北緯35.673000度 東経139.75917度 / 35.673000; 139.75917
状態 完成
着工 1998年7月[1]
竣工 2000年12月 [1]
用途 オフィス、店舗、劇場、映画館、地域冷暖房施設[1]
地上高
高さ 118.850m[1]
最上階 19階[1]
各種諸元
階数 地下4階、地上19階、塔屋2階[1]
敷地面積 3,874.04 [1]
建築面積 3,049.60 [1]
延床面積 39,093.51 [1]
構造形式 地上:S造
地下:SRC造[1]
エレベーター数 8基(事務所乗用:4基、劇場人荷用:1基、身障者用昇降機:1基、非常用:1基、舞台大道具用搬入昇降機:1基)[1]
駐車台数 113台(3段昇降式機械駐車場設備(大型車72台収容)[1]
関連企業
設計 竹中工務店[1]
構造エンジニア 竹中工務店[1]
施工 竹中工務店[1]
デベロッパー 東宝[1]
管理運営 東宝
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東京宝塚劇場
Tokyo Takarazuka Theater
Tokyo Takarazuka Theater 2012.JPG
東京宝塚劇場
情報
完成 2000年12月14日
開館 2001年1月1日
開館公演 月組
いますみれ花咲く」「愛のソナタ
客席数 2,069(1階1229、2階840)席[2]
設備 場内:セリ・オーケストラピット
その他:売店飲食店
用途 宝塚歌劇団の公演
運営 宝塚舞台
所在地 101-0006
東京都千代田区有楽町一丁目1番3号
東京宝塚ビル1-6階
アクセス 該当項目を参照
外部リンク 宝塚歌劇団公式サイト 劇場案内
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東京宝塚ビル(とうきょうたからづかビル)は、東京都千代田区有楽町に所在する映画館劇場オフィスからなる複合高層ビル。

概要[編集]

都心の一等地であるが比較的狭隘な東京宝塚劇場跡地に複合建築物を実現するため、映画館を地階に、劇場を31mまでの低層部にと上下に配置し[3]、低層部を2面の道路境界からそれぞれ、18m、12mセットバックさせることで高層部に最大限のオフィス空間(12フロア)を確保。さらにオフィス用エレベーター5台をリニアに配置することで2000席の劇場の実現が図られた[3]。こうした多用途大空間の重層化を企図するためにメガストラクチャー構造が採用され、同時に劇場・映画館の遮音対策にも十分配慮された計画となっている[3]

総工費は230億円(東京宝塚ビル全体と劇場設備)[2]

外装[編集]

宝塚歌劇団の若さと躍動感、上昇の勢いを表現した「ライジング・ステップ」というビルのコンセプトをもとに[4]、高層部コーナーにを設けて都市のランドマークとし、全体が塔に向けて階段状に上昇していくシルエットが形づくられた[3]。さらに外壁には淡いパープル色のタイルと柔らかなベージュ色の塗装を用いて、優しさや華やかさ、気品といったものも併せて表現されている[3]。また劇場ファサードは彫りの深い繊細なリズムの壁面構成とすることで「」をイメージさせるようにし、全体を劇場のプロセニアム・アーチに見立てた[3]

施設構成[編集]

映画館[編集]

地下2階に日比谷スカラ座1・2の2館体制で開設され、2005年(平成17年)4月1日、東宝会館地下1階にあったみゆき座の閉館に伴い、スカラ座2はみゆき座の名称を継承した。これを受けスカラ座1はスカラ座となった。2009年(平成21年)2月3日、2館はTOHOシネマズみゆき座、TOHOシネマズスカラ座にそれぞれ名称を改めた。

2018年(平成30年)3月に開業する東京ミッドタウン日比谷TOHOシネマズ日比谷に併設されることに併せ、TOHOシネマズみゆき座、TOHOシネマズスカラ座は改装の上でTOHOシネマズ日比谷に合併、一体運営されることになった。これによって、スカラ座はTOHOシネマズ日比谷 SCREEN12、みゆき座はTOHOシネマズ日比谷 SCREEN13となった。

東京宝塚劇場[編集]

1~6階部分に入る劇場で21世紀最初の日に当たる 2001年(平成13年)1月1日にオープンした[4]阪急電鉄に賃貸された宝塚歌劇団専用の劇場として[4]舞台のサイズ、設備等のシステムは、宝塚大劇場と同等になっているが、客席数ではこちらが約500席少なくなっており、客席数の最大限確保と楽屋配置などの関係から3階が主階席とされた[3]。全体的に宝塚らしい華やぎのあるデザインや色彩でまとまられているが、絨毯の地の色に旧劇場の色を用いるなど記憶の継承にも配慮され[3]、リニューアルオープンを契機に元花組トップの甲にしきこと小川甲子が支配人に起用された。

2011年(平成23年)3月3日に来場者数が1,000万人を達成し、記念セレモニーが執り行われた。リニューアルから10年間の通算公演回数は約4,800回、通算客席稼働率は100%以上となっている[5]

管理・運営・製作は、当劇場、宝塚大劇場ともに阪急電鉄から分社された宝塚舞台が行っている。

オフィスフロア[編集]

7階~18階がオフィスフロアとなり、当時は不況の時代だったが開業前に全て埋まる活況を呈した[4]。1フロア約340坪の貸室空間には、従来より一回り大きい3.6Mモジュールを採用し、より自由度の高いレイアウトを可能にした[3]。また建物南東角にはリフレッシュコーナーを設け、都市のパノラマが楽しめるよう配慮されている[3]

主なテナント
  • 8F パーキングマーケット
  • 12F 日鉄住金鋼管
  • 14F 三菱商事ライフサイエンス
  • 15F 日本映画放送
  • 17F 光陽国際特許事務所、東名国際特許事務所

沿革[編集]

受賞歴[編集]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 近代建築 2001, p. 45.
  2. ^ a b 「東京宝塚劇場 東京・有楽町 豪華な気分を味わう スポット探検」『日経流通新聞』10頁 2001年3月3日
  3. ^ a b c d e f g h i j 近代建築 2001, p. 40.
  4. ^ a b c d e 東宝75年のあゆみ ビジュアルで綴る3/4世紀 : 1932-2007 2010, p. 526.
  5. ^ 東京宝塚劇場開場10周年 ご来場者1,000万人達成(宝塚歌劇団公式ページ、2011年3月4日)
  6. ^ 東京宝塚ビル”. 公益財団法人日本デザイン振興会. 2021年4月25日閲覧。

参考文献[編集]

  • 『近代建築』近代建築社、2001年3月。
  • 東宝75年のあゆみビジュアルで綴る3/4世紀編纂委員会、東宝株式会社総務部『東宝75年のあゆみ ビジュアルで綴る3/4世紀 : 1932-2007』東宝、2010年。

外部リンク[編集]