自民党たばこ議員連盟

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自民党たばこ議員連盟(じみんとうたばこぎいんれんめい)は、日本の自由民主党に所属する国会議員が結成した議員連盟である。略して自民党たばこ議連ともいう。2013年11月5日発足[1]

概要[編集]

日本禁煙学会によれば、自民党における、全国たばこ販売政治連盟および、全国たばこ耕作者政治連盟の政治的主張の代行組織とされる[2]自民党受動喫煙防止議連とともに、同党におけるたばこを巡る対立勢力双方からの様々な政治的働きかけの受け皿のひとつである。超党派のたばこと健康を考える議員連盟禁煙推進議員連盟とは連携していない。

受動喫煙防止に対する基本理念として「禁煙より分煙 目指せ分煙先進国」スローガンに掲げており、飲食店などの建物内を原則禁煙とする法改正に強く反対している[3]

組織[編集]

2018年時点で両院あわせ、約260人の自民党議員が所属している[4]

役員[編集]

2017年3月7日現在[5][6]
役職 議員名 議院 選挙区 備考 出典
会長 野田毅 衆議院 熊本2区 自民党たばこ特別委員会(顧問) [5][6]
顧問 麻生太郎 衆議院 福岡8区 [5][6]
高村正彦 衆議院 山口1区 第48回衆院選2017年)に出馬せず引退 [5][6]
谷垣禎一 衆議院 京都5区 第48回衆院選2017年)に出馬せず引退 [5][6]
伊吹文明 衆議院 京都1区 [5][6]
衛藤征士郎 衆議院 大分2区 [5][6]
大島理森 衆議院 青森3区 もくもく会(名誉会長) [5][6]
額賀福志郎 衆議院 茨城2区 [5][6]
副会長 石破茂 衆議院 鳥取1区 [5][6]
石原伸晃 衆議院 東京8区 [5][6]
山口俊一 衆議院 徳島2区 自民党たばこ特別委員会(顧問)
もくもく会(顧問)
[5][6]
岸田文雄 衆議院 広島1区 [5][6]
塩谷立 衆議院 静岡8区 [5][6]
高市早苗 衆議院 奈良2区 [5][6]
田中和徳 衆議院 神奈川10区 [5][6]
金田勝年 衆議院 秋田2区 自民党たばこ特別委員会(副委員長) [5][6]
宮腰光寛 衆議院 富山2区 自民党たばこ特別委員会(元・副委員長) [5][6]
江渡聡徳 衆議院 比例東北ブロック 自民党たばこ特別委員会(委員長) [5][6]
西川公也 衆議院 栃木2区 第48回衆院選2017年)で落選 [5][6]
宮沢洋一 参議院 広島県選挙区 [5][6]
幹事長 山田俊男 参議院 参議院比例区 自民党たばこ特別委員会(副委員長) [5][6]
幹事長代理 金子恭之 衆議院 熊本4区 自民党たばこ特別委員会(副委員長、事務局長) [5][6]
長島忠美 衆議院 新潟5区 2017年 [5][6]
幹事 竹下亘 衆議院 島根2区 [5][6]
谷公一 衆議院 兵庫5区 [5][6]
大塚高司 衆議院 大阪8区 もくもく会 [5][6]
中川雅治 参議院 東京都選挙区 [5][6]
事務局長 坂本哲志 衆議院 熊本3区 自民党たばこ特別委員会(副委員長) [5][6]

所属議員[編集]

議員名 議院 選挙区 備考 出典
吉川貴盛 衆議院 北海道2区 [6]
中村裕之 衆議院 北海道4区 もくもく会 [6]
津島淳 衆議院 青森1区 もくもく会(幹事長) [6]
木村太郎 衆議院 青森4区 2017年 [6]
鈴木俊一 衆議院 岩手2区 自民党たばこ特別委員会(元・委員長) [6]
秋葉賢也 衆議院 宮城2区 [6]
伊藤信太郎 衆議院 宮城4区 [6]
小野寺五典 衆議院 宮城6区 [6]
遠藤利明 衆議院 山形1区 [6]
根本匠 衆議院 福島2区 [6]
吉野正芳 衆議院 福島5区 [6]
田所嘉徳 衆議院 茨城1区 [6]
梶山弘志 衆議院 茨城4区 [6]
石川昭政 衆議院 茨城5区 [6]
永岡桂子 衆議院 比例北関東ブロック茨城7区 [6]
佐藤勉 衆議院 栃木4区 [6]
渡辺博道 衆議院 千葉6区 [6]
林幹雄 衆議院 千葉10区 [6]
森英介 衆議院 千葉11区 [6]
白須賀貴樹 衆議院 千葉13区 [6]
秋元司 衆議院 東京15区 [6]
大西英男 衆議院 東京16区 [6]
松本純 衆議院 神奈川1区 [7]
牧島かれん 衆議院 神奈川17区 [6]
斎藤洋明 衆議院 比例北陸信越ブロック新潟3区 [8]
高鳥修一 衆議院 新潟6区 [6]
北村茂男 衆議院 石川3区 第48回衆院選2017年)に出馬せず引退 [6]
後藤茂之 衆議院 長野4区 [6]
宮下一郎 衆議院 長野5区 [9]
武藤容治 衆議院 岐阜3区 [6]
宮澤博行 衆議院 静岡3区 [6]
勝俣孝明 衆議院 比例東海ブロック静岡6区 [10]
神田憲次 衆議院 比例東海ブロック愛知5区 もくもく会 [6]
三ツ矢憲生 衆議院 三重4区 [6]
上野賢一郎 衆議院 滋賀2区 [6]
田中英之 衆議院 京都4区 もくもく会 [6]
長尾敬 衆議院 大阪14区 [6]
神谷昇 衆議院 比例近畿ブロック大阪18区 [6]
門博文 衆議院 比例近畿ブロック和歌山1区 [11]
赤澤亮正 衆議院 鳥取2区 [6]
細田博之 衆議院 島根1区 [6]
寺田稔 衆議院 広島5区 [6]
岸信夫 衆議院 山口2区 [6]
河村建夫 衆議院 山口3区 [6]
平井卓也 衆議院 香川1区 自民党たばこ特別委員会(副委員長)
もくもく会
[6]
瀬戸隆一 衆議院 香川2区 第48回衆院選2017年)で落選 [6]
大野敬太郎 衆議院 香川3区 自民党たばこ特別委員会(元・幹事)
もくもく会
[6]
村上誠一郎 衆議院 愛媛2区 [6]
山本公一 衆議院 愛媛4区 [6]
後藤田正純 衆議院 徳島1区 [6]
中谷元 衆議院 高知1区 [6]
山本有二 衆議院 比例四国ブロック高知2区 [6]
福山守 衆議院 比例四国ブロック [6]
福井照 衆議院 比例四国ブロック [6]
鬼木誠 衆議院 福岡2区 [6]
岩田和親 衆議院 比例九州ブロック佐賀1区 自民党たばこ特別委員会(幹事) [6]
古川康 衆議院 比例九州ブロック佐賀2区 [6]
加藤寛治 衆議院 長崎2区 自民党たばこ特別委員会(幹事) [6]
谷川弥一 衆議院 長崎3区 [6]
北村誠吾 衆議院 長崎4区 自民党たばこ特別委員会(副委員長) [6]
岩屋毅 衆議院 大分3区 自民党たばこ特別委員会(副委員長) [6]
保岡興治 衆議院 鹿児島1区 第48回衆院選2017年)に出馬せず引退 [6]
小里泰弘 衆議院 鹿児島3区 [6]
森山裕 衆議院 鹿児島4区 自民党たばこ特別委員会(顧問) [6]
西銘恒三郎 衆議院 沖縄4区 [6]
石井浩郎 参議院 秋田県選挙区 [6]
愛知治郎 参議院 宮城県選挙区 自民党たばこ特別委員会(副委員長) [6]
森まさこ 参議院 福島県選挙区 [6]
岡田広 参議院 茨城県選挙区 自民党たばこ特別委員会(副委員長) [6]
上月良祐 参議院 茨城県選挙区 [6]
上野通子 参議院 栃木県選挙区 [6]
石井準一 参議院 千葉県選挙区 [6]
塚田一郎 参議院 新潟県選挙区 自民党たばこ特別委員会(副委員長) [6]
岡田直樹 参議院 石川県選挙区 [6]
渡辺猛之 参議院 岐阜県選挙区 [6]
藤川政人 参議院 愛知県選挙区 [6]
二之湯智 参議院 京都府選挙区 [6]
西田昌司 参議院 京都府選挙区 [6]
堀井巌 参議院 奈良県選挙区 [6]
舞立昇治 参議院 鳥取県選挙区 [6]
青木一彦 参議院 鳥取県・島根県選挙区 [6]
林芳正 参議院 山口県選挙区 [6]
三宅伸吾 参議院 香川県選挙区 [6]
磯崎仁彦 参議院 香川県選挙区 [6]
山本順三 参議院 愛媛県選挙区 [6]
中西祐介 参議院 徳島県・高知県選挙区 [6]
大家敏志 参議院 福岡県選挙区 [6]
山下雄平 参議院 佐賀県選挙区 [6]
福岡資麿 参議院 佐賀県選挙区 [6]
古賀友一郎 参議院 長崎県選挙区 [6]
金子原二郎 参議院 長崎県選挙区 [6]
松村祥史 参議院 熊本県選挙区 自民党たばこ特別委員会(副委員長) [6]
礒崎陽輔 参議院 大分県選挙区 [6]
野村哲郎 参議院 鹿児島県選挙区 自民党たばこ特別委員会(副委員長) [6]
木村義雄 参議院 参議院比例区 [6]
藤木眞也 参議院 参議院比例区 自民党たばこ特別委員会(事務局次長) [6]

設立趣旨[編集]

1.製造たばこ小売販売業の許可に係る低調店特例の廃止

2.厚生労働省の主導によるたばこ増税を消費税率改定の時期に合わせて実施しないこと

3.過度な喫煙規制に反対し喫煙者と非喫煙者が共存できる分煙社会の構築

低調店特例 - 既存のタバコ販売店を保護する政策のひとつ。既存販売店の販売本数が、法令上の基準を満たさない場合でも、周辺への新規出店(ライバル店)を許可しない特例[14]

基本理念[編集]

受動喫煙防止に関する基本理念[編集]

  • 喫煙を愉しむこと”と“受動喫煙を受けたくないこと”は、ともに国民権利として尊重されなければならない[3]
  • このため、たばこ喫煙する者は受動喫煙を受けたくない者の権利を侵害してはならず、一方、合法嗜好品であるたばこを喫煙する者を社会的悪者として排除することもあってはならない[3]
  • したがって、「欲せざる受動喫煙を防止する」を基本理念として、たばこ喫煙する者と受動喫煙を受けたくない者双方の立場を尊重し、世界に誇る分煙先進国の実現を推進していくことが重要である[3]

活動[編集]

  • 2013年11月5日 - 第1回総会を開催[15]
    • 130人の国会議員に加え、財務省JTも出席した。普段は禁煙の会場ではあるが、たばこ議連ということもあり灰皿が設置された。総会では「昨今、たばこがいじめられている。販売店は高齢化しているし、応援団を作らなければならない」、「弱者の立場で仕事をする…、今のたばこ業界がそれだ」、「たばこ業界がこうなってしまったのは、政治による“政策的な構造不況”であり、これ以上の規制をやるべきではない」、「地方自治体にとって、たばこ税のありがたみは身にしみて理解している。地方でも分煙できる仕組みをしっかり作ることで、全国に浸透させたい」等の意見が飛び交った[10][15]
  • 2014年2月18日 - たばこ特別委員会・たばこ議員連盟合同役員会を開催[16]
  • 2015年6月4日 - たばこ特別委員会・たばこ議員連盟合同会議を開催[16]
  • 2017年3月7日 - 臨時総会を開催[17]
    • 厚生労働省が同年3月1日に公表した受動喫煙対策を強化する健康増進法改正案について議論するため、100名前後の議員が出席した。野田毅会長が同案について「原理主義的だ。禁止を前提にして進めるやり方はだめだ」と批判したことをはじめとして、出席した議員から同案への批判が相次ぎ、最終的に「禁煙分煙喫煙」の表示を義務化して分煙を維持する対案をまとめた[17][18][19][20]。厚生労働省は対案の決定を受け、「がん患者や妊婦にとっては受動喫煙防止は権利ではなく、生きるために不可欠なものだ。議連案では望まない受動喫煙を防げない」と反論したが、3月10日頃を想定していた法改正案の閣議決定は断念することとなった[17][21]
  • 2017年5月30日 - 臨時総会を開催[16]
    • 健康増進法改正案がまとまらない原因について、野田毅会長が「塩崎氏(塩崎恭久)が自民党案に乗ってこないから全てがストップしている」と主張した[22]
  • 2017年10月25日 - たばこ特別委員会・たばこ議員連盟合同会議を開催[23]

参照[編集]

  1. ^ 自民党たばこ議員連盟 総会【13.11.05】 - 野田たけしオフィシャルサイト” (2013年11月5日). 2018年7月8日閲覧。
  2. ^ 「自民党たばこ議連17-3-7臨時総会の出席議員及びタバコ販売&耕作者政治連盟からの6年間の献金額」を掲載しました 日本禁煙学会
  3. ^ a b c d 自由民主党 たばこ議員連盟臨時総会への出席【17.03.08】 - 野田たけしオフィシャルサイト” (2017年3月8日). 2018年7月3日閲覧。
  4. ^ “受動喫煙防止、規制推進派が巻き返し 決議採択に議連試案… 「党議拘束外すべき」の声も”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2018年2月14日). http://www.sankei.com/politics/news/180214/plt1802140028-n1.html 2018年4月10日閲覧。 
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac 「自民党たばこ議員連盟」役員(2017/3/7現在)及び役員へのタバコ販売&耕作者政治連盟からの6年間の献金額(万円)”. 2018年4月11日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ba bb bc bd be bf bg bh bi bj bk bl bm bn bo bp bq br bs bt bu bv bw bx by bz ca cb cc cd ce cf cg ch ci cj ck cl cm cn co cp cq cr cs ct cu cv cw cx cy cz da db dc dd de df dg dh di dj dk dl dm dn do dp dq 自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
  7. ^ 松本純の国会奮戦記2017-05”. 自由民主党 衆議院議員 松本純 (2017年5月30日). 2018年4月11日閲覧。
  8. ^ さいとうひろあき 公式Twitter” (2018年3月5日). 2018年4月12日閲覧。
  9. ^ 伊那市立美篶小・西春近南小・西春近北小、阿智村立清内路小・浪合小 国会見学、天竜川上流直轄砂防事業促進期成同盟会より要望、たばこ特別委員会に出席”. 宮下一郎 公式Webサイト (2017年10月25日). 2018年4月11日閲覧。
  10. ^ a b たばこ議連”. かつまた孝明オフィシャルブログ (2013年11月5日). 2018年4月11日閲覧。
  11. ^ 活動報告 平成26年11月”. かど博文 OFFICIAL SITE (2014年11月5日). 2018年4月11日閲覧。
  12. ^ 自由民主党 役員表”. 自由民主党. 2018年4月11日閲覧。
  13. ^ 九州市医報(平成29年7月)第720号 - オリンピックと屋内全面禁煙法・条例(その33)”. 北九州市医師会 (2017年7月1日). 2018年8月12日閲覧。
  14. ^ 製造たばこ小売販売業に係る許可基準の特例の見直しについて”. 2018年7月3日閲覧。
  15. ^ a b “大きな“後ろ盾”を構築 自民党たばこ議員連盟設立”. 緑新聞 (緑新聞社). (2013年11月20日) 
  16. ^ a b c d e f g h i 衛藤征士郎 月刊日程”. 2018年4月10日閲覧。
  17. ^ a b c “分煙徹底、たばこ議連が対案”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2017年3月7日). https://mainichi.jp/articles/20170308/k00/00m/040/138000c 2018年7月3日閲覧。 
  18. ^ “受動喫煙対策、自民たばこ議連が対案 厚労省「緩い案。歩み寄り考えていない」”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2017年3月7日). http://www.sankei.com/politics/news/170307/plt1703070042-n1.html 2018年7月3日閲覧。 
  19. ^ 自民たばこ議連3/7臨時総会がどんな痴呆議論で盛り上がったか、みなさん読んでみます?” (2017年3月9日). 2018年4月10日閲覧。
  20. ^ “受動喫煙防止で自民慎重派と厚労省が対立 議連「憂さ晴らしも国の締め付けか」VS厚労省「妊婦ら守る」”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2017年3月15日). http://www.sankei.com/politics/news/170315/plt1703150010-n2.html 2018年7月4日閲覧。 
  21. ^ “たばこ議連が反発、混迷する受動喫煙防止対策”. 日経ビジネスオンライン (日経BP社). (2017年3月21日). http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/110879/031700629/ 2018年7月3日閲覧。 
  22. ^ “受動喫煙防止法案、今国会の成立断念 自民政調と塩崎恭久厚労相の信頼崩壊 迷走重ねた調整”. 産経新聞 (産業経済新聞社). (2017年6月6日). http://www.sankei.com/politics/news/170606/plt1706060049-n1.html 2018年7月3日閲覧。 
  23. ^ 自民党の活動 会議情報 バックナンバー”. 2018年4月10日閲覧。
  24. ^ 大西ひでお - Facebook” (2018年3月5日). 2018年4月11日閲覧。
  25. ^ 2018/3/5 自民党たばこ議連がJTやタバコ関係者と会議した議事録を公開。腹立つわ。” (2018年3月8日). 2018年4月10日閲覧。

関連項目[編集]