谷公一
谷 公一 たに こういち | |
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「1.17ひょうご安全の日のつどい」追悼式にて | |
生年月日 | 1952年1月28日(70歳) |
出生地 |
![]() (現:香美町) |
出身校 | 明治大学政治経済学部政治学科 |
前職 | 地方公務員(兵庫県庁勤務) |
所属政党 | 自由民主党(二階派) |
称号 | 政治学士 |
親族 |
大伯父・谷襄(兵庫県議会議員) 父・谷洋一(元衆議院議員) |
公式サイト | 衆議院議員 谷公一 |
選挙区 |
(兵庫5区→) (比例近畿ブロック→) 兵庫5区 |
当選回数 | 7回 |
在任期間 | 2003年11月9日 - 現職 |
谷 公一(たに こういち、1952年1月28日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の衆議院議員(7期)。 復興副大臣、復興大臣補佐官、国土交通大臣政務官、衆議院国土交通委員長、自民党たばこ議員連盟幹事などを歴任。
父は、農林水産大臣、北海道開発庁長官、沖縄開発庁長官を歴任した元自民党衆議院議員の谷洋一。
来歴[編集]
兵庫県立八鹿高等学校、明治大学政治経済学部政治学科卒業。国家公務員上級甲種と故郷兵庫県の両方に合格した[1]。1975年、兵庫県庁に入庁し、防災局長、政策室長を歴任。
父の政界引退を受け、兵庫県庁を退職して出馬を表明するが、兵庫県議会議員の日村豊彦も名乗りを上げたため、自民党兵庫県連の兵庫県第5選挙区支部と谷洋一後援会の合同役員会において、異例の「予備選挙」が実施された。公一が過半数を獲得し、兵庫5区の候補者に内定。2003年の第43回衆議院議員総選挙で兵庫5区から立候補し、初当選。2008年には衆議院議事進行係に就任した。
2009年8月の第45回衆議院議員総選挙では小選挙区で敗北し、重複立候補した比例近畿ブロックでも当選圏に届いていなかった。しかし、当選圏内にいたみんなの党の候補者が重複立候補した小選挙区で法定得票数に達しなかったため比例での当選資格を喪失、その議席が自民党に回り、本来次点であった谷が繰り上がりで当選した。
2012年12月の第46回衆議院議員総選挙では小選挙区で4選。第2次安倍内閣で復興副大臣に就任。副大臣を1年8か月務め、2014年10月より復興大臣補佐官に就任。同年12月の第47回衆議院議員総選挙では小選挙区で5選。2017年10月の第48回衆議院議員総選挙では小選挙区で6選。
2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で7選。
騒動[編集]
2020年4月19日、地元の兵庫県養父市で活動をしていたところ、事務所スタッフの運転する乗用車が丁字路の交差点でガードレールに正面から衝突して突き破り、約2メートル下の田んぼに落下する事故を起こした[3]。助手席に乗っていた谷も左大腿骨骨折の重傷を負った[4]。自民党からは新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、地元選挙区を含む地方への移動を控えるように要請されていた[5]。
人物[編集]
- 大学2年の冬、住んでいた木造アパートが全焼という災難に遭った[1]。
- 1974年、母校である兵庫県立八鹿高校で起きた部落解放同盟による教師への集団暴力事件(八鹿高校事件)は衝動的であり、谷は「正義を振りかざす集団ほど抑制が利かず恐ろしいものはない」という[1]。
家族[編集]
妻とは兵庫県庁の最初の配属課で知り合った[1]。プロポーズから結婚にまで熱いエネルギーを費やしたため、その後の谷は「女性に対して淡白になっている」という[1]。子供や孫がいる。
政策・主張[編集]
- 憲法改正に賛成[6][7]。
- 集団的自衛権の行使に賛成[6]。
- 消費税の10%への増税に賛成[7]。
- たばこ税の増税に反対[8]。
- 軽減税率の導入に賛成[6]。
- アベノミクスを評価する[6][7]。
- 原発は日本に必要[6]。
- 村山談話・河野談話を見直すべきでない[6]。
- 選択的夫婦別姓制度導入について、「どちらとも言えない」としている[9]。
- 永住外国人への地方選挙権付与については、憲法上問題があるとして慎重な立場である。2009年の第45回衆議院議員総選挙における民主党のマニフェストには盛り込まれておらず、急いで取り組むべきではないと述べている[10]。
政治資金[編集]
2009年9月20日、谷が支部長を務める自民党兵庫県第5選挙区支部が第44回衆議院議員総選挙公示直前の2005年8月19日、国と請負契約を結んでいた建設会社から100万円の寄付を受けていたことが、同支部が提出した政治資金収支報告書から判明した[11]。公職選挙法では、国と契約を結んでいる企業が国政選挙に関連した寄付を行うことを禁止している。同支部では、選挙資金としてでなく通常の政治活動への支援として受け取ったとしている[11]。
所属団体・議員連盟[編集]
脚注[編集]
- ^ a b c d e プロフィール2 私の青春時代衆議院議員 谷公一公式サイト。2021年5月15日閲覧。
- ^ 自民党が衆院常任・特別委員長ら了承 予算委員長に野田聖子前総務相
- ^ “自民党の谷公一衆院議員、交通事故で重傷のもよう”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年4月19日) 2020年4月19日閲覧。
- ^ “地元入り自粛要請中に事故 谷衆院議員に「批判、励まし」”. 神戸新聞 (神戸新聞社). (2020年4月25日) 2020年4月28日閲覧。
- ^ “自民 谷公一衆院議員の乗った車が地元の兵庫 養父で事故”. NHKニュース (NHK). (2020年4月19日) 2020年4月19日閲覧。
- ^ a b c d e f 2014衆院選 毎日新聞候補者アンケート
- ^ a b c “第48回衆院選 自民 近畿 谷 公一”. 毎日新聞 (毎日新聞社) 2020年4月19日閲覧。
- ^ “第174回国会 128 たばこ税の増税反対に関する請願”. 衆議院. 2021年4月11日閲覧。
- ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査
- ^ 但馬関係国会議員ら賛否 永住外国人参政権法案 日本海新聞
- ^ a b “国契約業者から百万寄付 谷元国交政務官の自民支部”. 共同通信社. 47NEWS. (2009年9月20日) 2012年10月6日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “「自民党たばこ議員連盟」役員(2017/3/7現在)及び役員へのタバコ販売&耕作者政治連盟からの6年間の献金額(万円)”. 2018年4月11日閲覧。
- ^ “自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
- ^ “政務調査会(部会・調査会・特別委員会等)”. 自由民主党 (2022年4月28日). 2022年5月26日閲覧。
- ^ 俵義文、日本会議の全貌、花伝社、2016年
外部リンク[編集]
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