尾辻かな子

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日本の旗 日本の政治家
尾辻 かな子
おつじ かなこ
201212事務所前にて.jpg
2012年12月、事務所前出発式での演説の様子
生年月日 (1974-12-16) 1974年12月16日(42歳)
出生地 奈良県
出身校 高知大学農学部森林科学科中退
同志社大学商学部卒業
所属政党 民主党→)
民進党
称号 学士(商学)(同志社大学・2001年
公式サイト 尾辻かな子 大阪府第2区(阿倍野区・東住吉区・平野区) 元参議院議員

選挙区 比例区
当選回数 1回
在任期間 2013年5月23日 - 2013年7月28日

選挙区 堺市堺区選挙区
当選回数 1回
在任期間 2003年 - 2007年
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尾辻 かな子(おつじ かなこ、1974年12月16日 - )は、日本政治家LGBT人権活動家、社会福祉士介護福祉士。元大阪府議会議員、民進党所属の元参議院議員(1期)、民進党大阪府第2区総支部長。

来歴[編集]

1974年12月16日奈良県で生まれ、大阪府阪南市にて育つ。

兵庫県立夢野台高等学校を卒業し、高知大学農学部森林科学科中退後、ソウル大学校への語学留学(当初は留学と公表していたが後に語学留学に訂正)を経て同志社大学商学部へ入学した[1]

高校時代に空手のアジア大会で優勝し、大学時代はテコンドーでシドニーオリンピックの予選に出場経験がある[1]

大学在籍中の2000年から、特定非営利活動法人ドットジェイピーの議員インターンシッププログラムに参加し、茨木市議会議員の桂睦子のもとで活動した[2]

2003年統一地方選挙大阪府議会議員堺市堺区選挙区から出馬し、28歳で初当選した。これは当時の府議会で最年少であった。2005年に『カミングアウト~自分らしさを見つける旅』(講談社)を出版し、同性愛者であることを公表した(カミングアウト)。日本で自らが同性愛者であることを公言した政治家は、尾辻が初めてである[3]

2005年10月大阪府の社宅で住宅供給公社が運営管理する住宅について、高齢者だけではく同性カップルなど、法律上の血縁親族以外の単身者同士でも共有住宅として入居出来ることを確認した[4]

2006年2月から4月にかけ、全国4都市で計5回行われた「同性パートナーの法的保障を考える全国リレーシンポジウム:レインボートーク2006」呼びかけ人を務めた[5]

2006年2月、東京プライド、レインボーマーチ札幌実行委員会、ゲイジャパンニュースと三者共同で、同性愛の振興運動を主宰した[6]

2006年6月、米国務省のインターナショナル・ヴィジター・リーダーシップ・プログラム(International Visitor Leadership Progra])に選ばれて、渡米してワシントンD.C.サンフランシスコなど各地を訪問し見聞を広めた[7]

2006年10月、第1回関西レインボーパレードの事務局長を務めた[8]

また、公明党などとの共同提案によって、2005年3月の「性同一性障害を抱える人たちが普通に暮らせる社会環境の整備を求める意見書」(全会一致可決)と2007年3月の「性同一性障害者のための社会環境の整備を求める意見書」(全会一致可決)という、2つの意見書を採択がなされた[9]2007年4月の大阪府議選には尾辻は立候補しなかったため、同月29日付けで地方議員としての任期満了した。同年7月29日第21回参議院議員通常選挙比例区から民主党公認候補として立候補するも落選した。

2012年12月16日第46回衆議院議員総選挙大阪5区から民主党公認候補(引退を表明した民主党の稲見哲男衆議院議員の後継)として立候補するも惜しくも落選した。

2013年5月8日参議院議員であった室井邦彦が辞職したため、繰り上げ当選となった[10][11]。 日本で初めて同性愛者であることを公表した国会議員となり、同年7月には任期を満了した[12]。参議院での所属委員会は文教科学委員会沖縄及び北方問題に関する特別委員会

著作[編集]

  • 『カミングアウト〜自分らしさを見つける旅』(講談社、2005年) ISBN 978-4062130905
  • (共著)『パートナーシップ・生活と制度—結婚、事実婚、同性婚』(杉浦郁子、野宮亜紀、大江千束、尾辻かな子ほか著)(緑風出版、2007年) ISBN 978-4846107017
  • (共著)『セクシュアルマイノリティをめぐる学校教育と支援〜エンパワメントにつながるネットワークの構築にむけて』(加藤慶・渡辺大輔編著/尾辻かな子ほか著)日本図書館協会選定図書(開成出版、2010年) ISBN 978-4876034284

訳書[編集]

出演[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b “尾辻かな子|LGBT政策情報センター”. http://www.lgbtjapan.org/otsujikanako.html 2015年11月20日閲覧。 
  2. ^ 前田和男 (2014年9月13日). “若きLGBT人権活動家・尾辻かな子の巻⑪”. 図書新聞. http://toshoshimbun.jp/books_newspaper/week_description.php?shinbunno=3174&syosekino=7566 2016年4月24日閲覧。 
  3. ^ 同性愛差別をなくしていくために、教育の場でできること - 前川 直哉 2016年3月9日閲覧
  4. ^ 親族以外も同居可能に 大阪府公社住宅 同性カップルを念頭に2016年3月9日閲覧
  5. ^ Rainbow Talk 2006 報告2016年3月9日閲覧
  6. ^ 若きLGBT人権活動家 辻尾かな子の巻⑲2016年3月9日閲覧
  7. ^ 尾辻かな子 プレス用プロフィール(PDF)2017年3月29日閲覧
  8. ^ 朝日新聞(web版)掲載! 関西レインボーパレード2014 BLOG2017年3月29日閲覧
  9. ^ 尾辻かな子活動日記2016年3月9日閲覧
  10. ^ 総務省|参議院議員選挙にかかる繰上補充 2013年(平成25年)5月23日中央選挙管理会告示第8号「平成十九年七月二十九日執行の参議院比例代表選出議員の選挙における名簿届出政党等に係る欠員による繰上補充による当選人の住所及び氏名に関する件」
  11. ^ 参院比例、民主の尾辻氏が繰り上げ当選 日本経済新聞 2013年5月22日
  12. ^ 違いを受け入れる社会の構築を目指して―LGBTプライド月間 アメリカ大使館公式マガジン2017年3月29日閲覧

外部リンク[編集]