江口克彦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
日本の旗参議院議員 江口 克彦
生年月日 1940年2月1日(76歳)
出身地 愛知県
出身校 慶應義塾大学法学部政治学
前職 PHP研究所 社長
所属委員会 内閣委員会
政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会
憲法審査会
世襲
選出選挙区 比例区
当選回数 1回
所属党派 みんなの党→)
無所属→)
次世代の党→)
おおさか維新の会
会館部屋番号 参議院議員会館1002号室
ウェブサイト 公式サイト
テンプレートを表示

江口 克彦(えぐち かつひこ、1940年2月1日 - )は、日本実業家政治家経済学博士おおさか維新の会所属の参議院議員(1期)。元みんなの党最高顧問(両院議員総会長)。PHP総合研究所PHP研究所前社長。

経歴[編集]

愛知県名古屋市生まれ。愛知県立瑞陵高等学校卒業。慶應義塾大学法学部政治学科(中村菊男ゼミ)卒業[1]

松下電器産業株式会社入社後、1967年にPHP総合研究所に異動、松下幸之助の秘書となる[1]2004年に同社社長に就任、2009年に退任。道州制ビジョン懇談会座長(内閣官房)、沖縄新世代経営者塾塾長(内閣府)など、政府関係の役職も務めている[1]

2009年2月、渡辺喜美江田憲司衆議院議員の呼びかけに応じ、「脱官僚」「地域主権」「国民生活重視」の推進のための国民運動体に参加した。2010年7月、第22回参議院議員通常選挙においてみんなの党公認で比例区から出馬し当選、同党の最高顧問に就任した。直後の第175回国会では参議院議長選挙に同党候補として、11票を獲得している[2]

2011年9月16日参議院本会議で、内閣総理大臣野田佳彦に対して、みんなの党から代表質問に立った。松下政経塾1期生の面接試験で、ウシオ電機の社長であった牛尾治朗とともに、応募してきた野田の面接官であったことを明かしたうえで、無税国家論を説いた松下に対して野田が増税を推進していることを指摘、さらに党内融和を優先して失言大臣のフォローに手間をとられている野田を揶揄し、「自業自得だ」と批判、「松下の人間観が今、総理の政治哲学にどう位置付けられているか」と問い、「松下幸之助に何も学んでいない。政経塾“中退”だ」などと批判した[3][4]

2013年7月、参議院国家基本政策委員長に就任。2013年8月、参議院行政監視委員長に就任[要出典]

2014年6月21日、渡辺喜美の多額借り入れ問題について渡辺に辞任を迫ったことを理由に、みんなの党に対して離党届を提出したことを公表。当面は無所属で活動するとした[5]。7月2日、党執行部が離党届を受理した。

8月25日、かねてより超党派自主憲法研究会の活動などを通じて考え方が近いと伝えられてきた次世代の党への入党意向を固めたことが一部で報じられ[6]、翌26日次世代の平沼赳夫党首、山田宏幹事長とともに記者会見し、党総務会で正式に入党が認められたことが発表された。また同時に、江口が次世代の党の憲法調査会長と顧問を務めることが発表された[7]。9月、参議院におけるみんなの党会派も離脱して会派「次世代の党」に参加し、参議院行政監視委員長のポストも失職した。これにより、みんなの党は衆参両院での委員長ポストを失った[要出典]

2015年12月17日、次世代の党が日本のこころを大切にする党に党名変更することに反発し離党[8]

2015年12月24日、おおさか維新の会に入党[9]

2016年3月17日、第24回参議院議員通常選挙には出馬せず1期で引退する考えを表明した[10]

松下幸之助の「松下哲学」の啓発活動[編集]

長年にわたり松下幸之助の側近として仕えた経験をもとに、松下が生涯を通じて構築したという「松下哲学」について、多数の著作を執筆し、各地で講演を行っている[要出典]

江口によれば、「松下哲学」とは、松下自身が数十年をかけて辿りついた「人間観」を出発点にして、人間の使命、宇宙観、世界観、人生観など、独自の哲学を築き上げたものであり、従って「松下哲学」のなかに、彼の政治哲学や歴史哲学、経営哲学などすべてが包含されているとする。それゆえ、松下を語るときに、とくに「松下経営哲学」からのみ評論するのは「皮相的幸之助論」であると批判している(『松翁論語』)。

経営論、経営者論、松下幸之助論、人材育成論、道州制論などをテーマに、執筆した書籍は40冊を超える。

政策[編集]

  • 消費税増税は松下幸之助の教えに背くものであるとして反対している[11]

2012年7月24日の参議院予算委員会で、野田佳彦首相(当時)の消費税増税方針を批判した[12]

  • 選択的夫婦別姓制度導入に反対している[13]
  • 自身の公式サイトに「憲法改正 江口試案」を掲載している[14]
  • 自身のホームページで
    • 子供と高齢者・身障者の医療費無償化
    • 女性が現在の賃金のまま勤務時間が短縮する制度の成立

を提案している。[15]

主な役職[編集]

主な経歴はは以下の通り[16]

  • 内閣官房 道州制ビジョン懇談会 座長
  • 内閣府 沖縄新世代経営者塾 塾長
  • 内閣府 公務員制度の総合的改革に関する懇談会 委員
  • 内閣府 イノベーション25戦略会議 委員
  • 建設省 都市再生推進懇談会 委員
  • 国土交通省 観光に関する懇談会 委員
  • 内閣総理大臣諮問機関経済審議会 特別委員
  • 大阪大学大学院 客員教授
  • 立命館大学経営大学院 客員教授
  • 中小企業大学校 客員教授
  • 地域主権型道州制国民協議会 会長
  • 名古屋市経営アドバイザー(専門委員)
  • 憲法円卓会議 座長
  • 松下社会科学振興財団 専務理事
  • 特定非営利活動法人「武士道協会」副理事長
  • 研究提言機構「世界を考える京都座会」コアメンバー
  • 研究提言機構「次代を考える東京座会」座長
  • 「歴史街道」推進協議会 理事
  • 経済同友会 幹事
  • 京都経済同友会 常任幹事
  • 社団法人 京都音楽文化協会 理事
  • 財団法人 学生サポートセンター 評議員
  • 関西師友協会 理事
  • 関西学生発イノベーション創出協議会 顧問
  • 美ら島沖縄大使
  • 松下電器産業株式会社(現:パナソニック株式会社) 理事 他
  • 親学推進議員連盟 副会長
  • 親学推進協会 評議員
  • 一般財団法人日本教育推進財団 顧問

叙勲等[編集]

  • 紫色大綬景星勲章(台湾)2000.4
  • 国際報道文化賞(台湾)2000.5
  • 京都府産業功労者表彰 2001.11
  • 文化庁長官表彰 2008.11
  • 東久邇宮文化褒賞 2010.10

著書[編集]

  • 『国民を元気にする国のかたち』
  • 『ほんとうの生き方』
  • 『日本を元気にする地域主権』(共著)
  • 『地域主権型道州制~日本の新しい「国のかたち」~』
  • 『脱「中央集権」国家論』
  • 『地域主権論』
  • 『日本再編計画』(共著)
  • 『増税無用論』
  • 『オレが日本を元気にしてやる!』
  • 『成功は小さい努力の積み重ね―松下幸之助の言葉を読み解く―』
  • 『江口克彦・人生を考える201のメッセージ』

ほか(以上、PHP研究所

  • 『松下幸之助は なぜ松下政経塾を創ったのか』
  • 『松下幸之助 成功の法則』

(以上、WAVE出版

  • 『猿は猿 魚は魚 人は人』(講談社
  • 『松下幸之助 君なら必ず出来る』(アスコム
  • 『トップ一人の責任』(ぱる出版

ほか

脚注[編集]

  1. ^ a b c 議員情報参議院 2013年11月28日
  2. ^ 参議院会議録情法 第175回国会 本会議 第1号
  3. ^ “野田首相を松下政経塾恩師批判「中退だ」”. nikkansports.com. (2011年9月17日). http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20110917-836294.html 2014年10月5日閲覧。 
  4. ^ 国会会議録検索システム-本文表示(MAIN) 検索語"江口克彦"もしくは参議院会議録情報 第178回国会 本会議 第3号(2011年9月16日)2014年10月5日閲覧。
  5. ^ “「みんな」江口氏が離党届…当面無所属で活動”. 読売新聞. (2014年6月21日). http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140621-OYT1T50019.html 2014年6月21日閲覧。 
  6. ^ “代表に辞任迫りみんな離党の最高顧問、次世代へ”. 読売新聞. (2014年8月25日). http://www.yomiuri.co.jp/politics/20140825-OYT1T50164.html 2014年8月27日閲覧。 
  7. ^ “江口氏が次世代入り、憲法調査会長に就任”. MSN産経ニュース. (2014年8月26日). http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140826/stt14082617490005-n1.htm 2014年8月27日閲覧。 
  8. ^ “江口氏が次世代離党へ”. 時事通信社. (2015年12月17日). http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015121700706 2015年12月25日閲覧。 
  9. ^ “井上参院議員が自民会派入り=江口氏はおおさか系に”. 時事通信. (2015年12月24日). http://www.jiji.com/jc/zc?k=201512/2015122400346&g=pol 2015年12月24日閲覧。 
  10. ^ おおさか維新・江口氏、政界引退へ産経新聞2016年3月23日閲覧
  11. ^ “「真珠湾攻撃」と増税批判=みんな・江口氏-参院予算委”. 時事通信社. (2012年7月24日) 
  12. ^ 2012年07月24日 予算委員会で質疑を行いました
  13. ^ 読売新聞 2010年参院選 候補者アンケート
  14. ^ 江口克彦公式サイト・思い固めて。 » 憲法改正江口私案
  15. ^ eguchikatsuhiko.com
  16. ^ 講師詳細10MTVオピニオン

外部リンク[編集]