有田芳生

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有田 芳生
ありた よしふ
Yoshifu Arita.jpg
生年月日 (1952-02-20) 1952年2月20日(66歳)
出生地 日本の旗 日本 京都府京都市右京区
出身校 立命館大学経済学部
前職 新日本出版社編集者
現職 ジャーナリスト
所属政党 日本共産党→)
新党日本→)
民主党→)
民進党→)
立憲民主党
公式サイト 民進党参議院議員 有田芳生

選挙区 比例区
当選回数 2回
在任期間 2010年7月26日 - 現職
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有田 芳生(ありた よしふ、1952年(昭和27年)2月20日 - )[1]は、日本政治家ジャーナリストテレビコメンテーター立憲民主党所属の参議院議員(2期)。

父は、政治運動家労働運動家有田光雄

来歴[編集]

生い立ち[編集]

京都府北桑田郡周山町(後の京北町、現・京都市右京区)に生まれる[2]

京都府立乙訓高校を経て[3]立命館大学経済学部1977年(昭和52年)に卒業する[4]。1970年に18歳で日本共産党に入党[5]1977年(昭和52年)から1984年(昭和59年)まで共産党と関係が深い新日本出版社に勤務する。

東京都練馬区在住。

ジャーナリスト、テレビコメンテーターとして[編集]

1986年(昭和61年)にフリーランスのジャーナリストとして『朝日ジャーナル』の霊感商法批判キャンペーンに参加する。同誌休刊後は『週刊文春』でも統一教会報道に携わる[1]

日本共産党員であったが、1990年(平成2年)に出版された『日本共産党への手紙』(教育史料出版会)の編集を手掛たことによって、党規律違反として除籍処分を受ける。 「私が18歳で共産党に入ったのは1970年5月。母の日だ。それから20年後の90年に共産党から追放される。」と2014年6月20日15:17の公式Twitterにてコメントしている。

1990年代後半には、オウム真理教に詳しいジャーナリストとして、しばしばTVの報道番組に出演し、日本テレビ系列の『ザ・ワイド』ではレギュラーのコメンテーターを務めていた。しかし、有田はオウム事件発生以前からオウムを取材していたわけではなく、一緒に酒を飲むほど親しくしていた江川紹子にオウムの話ばかりを聞かされ、詳しくなった。1995年3月22日のオウム施設への強制捜査以降、しばらくの間平均睡眠時間が3-4時間になった[6]

政治家として[編集]

2007年(平成19年)、新党日本副代表に就任し、同年の第21回参議院議員通常選挙に比例区から立候補したが落選した[7]

2009年(平成21年)、新党日本公認で、第45回衆議院議員総選挙東京都第11区(比例区重複)から立候補したが、新党日本は比例区で議席を獲得できず、東京都第11区では落選した[8]

その後民主党に移籍し[9]2010年(平成22年)の第22回参議院議員通常選挙に比例区から立候補し、37万票獲得し初当選した[10]。民主党の比例区当選者としては、トップ当選であった。

2016年(平成28年)の第24回参議院議員通常選挙に比例区から立候補し、2選(20万票、比例4位)[11]

2017年(平成29年)6月18日現在、参議院政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会委員長。行政監視委員会、参議院法務委員会に所属。

同年12月11日、民進党を離党し立憲民主党への入党を申請[12]。26日承認された。

「反レイシスト活動家」として[編集]

桜井誠らによる新大久保お散歩と題した暴言排外活動の様子 2012年11月11日

在日特権を許さない市民の会などといった行動する保守が行っている活動への批判を行っている。

取材・執筆活動[編集]

オウム真理教問題、統一教会[編集]

1993年(平成5年)からオウム真理教の取材を始め、1995年(平成7年)にはオウムウォッチャーとしてテレビに出演した。 レギュラーコメンテーターを務めていた『ザ・ワイド』では、 統一教会の合同結婚式騒動およびオウム真理教による地下鉄サリン事件の際のコメンテーターとして出演していた。

統一教会(現:世界平和統一家庭連合)が拉致監禁と呼んでいる教会信徒に対する脱会説得工作について、有田は「霊感商法など反社会的問題を起してきた統一教会から脱会させようと努力するのは、家族として当然の行為だ」と主張している[13]。有田は統一教会の批判記事を書くために拉致監禁され当時偽装脱会で軟禁中だったとされる豊島区の統一協会系病院の医師、小出浩久に文春の記者とともにインタビューした。そこから得た情報は後日週刊文春に掲載された。この時、有田は「一年間も閉じこめられていて、よく耐えられましたね」と小出が監禁状態であった事を事前に知っていた発言をしたと小出は証言している[14]。これに対して有田は小出に会った事は認めたが発言は否定し、監禁されているようには見えなかったと弁明している[15]。また、月刊タイムスの座談会記事[16]においても有田は改宗拉致について「一部では確かに行き過ぎもありました。」と拉致監禁の要素も一部あった旨の認識を示している。

神戸連続児童殺傷事件の事件の犯人がオウム真理教で使われていた言葉の日本語訳を犯行ノートに記していたことを元にオウム真理教事件が影響していると推測している。また犯人の精神鑑定を担当した精神科医も同様の見解を示しているという[17]。 有田は、神戸連続児童殺傷事件の犯人である元少年Aが匿名で2015年に出版した本『絶歌』について、「まさに飛ぶように売れています。」「事件の社会的教訓はまだまだです。」とツイートした[18][19][20]。また、種々の批判を「感情的批判は「外在」にすぎない。」と、「週刊文春」に寄せられた関川夏央の「『正義』を自称する『集合的悪意』は野放図に肥大化するだろう」という言説を引用した[21]

都はるみ、テレサ・テンとの関係[編集]

  • 都はるみとは『歌屋都はるみ』(1994年刊行)の取材および執筆を機に親しくなった。都の公式サイトでは有田を「都はるみの大親友」としている[22]
  • テレサ・テンとは亡くなる半年前に会い、伝記執筆を申し入れた[23]2005年(平成17年)に出版した『私の家は山の向こう - テレサ・テン十年目の真実』は、2007年(平成19年)にテレビドラマ化された。

文藝春秋との関係[編集]

政治活動・主張[編集]

北朝鮮問題[編集]

  • 北朝鮮による日本人拉致問題の被害者全員の救出に向けて行動を起こす事を公約として挙げている[25]
  • 北朝鮮に対する経済制裁には「日本政府がここで独自の制裁を強化したなら、日朝交渉は破綻するかもしれない」という理由で反対している[26]
  • 北朝鮮の核実験に反対している[26]
  • 横田滋早紀江夫妻と親交を持ち連絡を取っているとツイートしている[27][28][29]
  • 日本政府の拉致問題対策本部の広告に起用されている俳優の津川雅彦について国家観は違うとしながらも、「心意気はいい」としており、国家観は違えども、拉致問題では広い共同を求めている[30]
  • 2012年10月24日、中国視察の後に北朝鮮の平壌を訪問していたことが判明。北朝鮮への渡航は政府によって自粛が求められていた中でのことだった。これについて外務大臣玄葉光一郎記者会見で「政府・与党に相談なく、与党議員が訪朝するのは残念だ」と不快感を示した[31]
  • 2015年10月27日から31日までの日程で、訪朝経験のある東京都渋谷区議が同行し、北京経由で北朝鮮を訪問した[32][33]。なお、有田が訪朝したのは2012年10月23日以来2度目である[34][35]

民団や朝鮮総連との交流[編集]

朝鮮学校への高校無償化推進[編集]

外国人参政権推進[編集]

反韓デモ規制推進[編集]

  • 2013年3月14日に参議院議員会館開催の「排外・人種侮蔑デモに抗議する国会集会」を呼びかけ、新大久保で行われる反韓デモの不許可を東京都公安委員会に要請した[39]この有田の行動に賛同する6000人近くの署名が集まった一方で、有田自身はツイッターに匿名で『有田をぶっ殺す』と書き込まれたと述べている[40]。また、「人の尊厳を傷つけ続ける輩に罵声が浴びせられるのは当然のこと。自らも痛みを感じるべきだ」などと述べた[41]
  • 反韓デモに対して、有田は2013年5月9日に行われた第183回国会・参議院法務委員会において「ヘイトスピーチ」を主題として質疑に立った[42]。この質疑で有田は[43]において、『在特会(在日特権を許さない市民の会)』などがデモの前後、「お散歩」と称して大久保界隈の韓流タウンを練り歩いているが、その道中に「眼前にいるコリアンの人たちに対して直接『殺すぞ!』『お前ら殺すぞ!』と罵声を浴びせて脅した」「全国から韓流ショップへ買い物に来た人たちから『私物検査だ』と言っては買い物袋を取り上げ、中身を道路上にぶちまけた。警察官はそれを見ているじゃないですか」と発言した。これに対し政府参考人警察庁長官官房審議官の河邉有二は、「お散歩」は把握しているが「私物検査」については承知しておらず、法律に従って対処していると回答した(国会会議録 参 - 法務委員会 - 5号)。

国民連合政府への対応[編集]

  • 国政選挙での野党共闘の推進者で、共産党の不破哲三の理論を高く評価している[44]

選択的夫婦別姓制度[編集]

表現の自由[編集]

安全保障[編集]

その他[編集]

著書[編集]

共著または共編[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b 有田芳生の酔醒漫録「主要著書」
  2. ^ 有田芳生の酔醒漫録「随風録・無音の想い出」
  3. ^ 有田芳生の『酔醒漫録』2010年3月10日付け
  4. ^ 民主党:議員プロフィール 詳細 Who's Who
  5. ^ 2014年6月20日15:17の公式Twitter。
  6. ^ 『宝島30』(宝島社)1995年7月号
  7. ^ asahi.com: 2007参議院選挙 比例区開票結果・新党日本
  8. ^ asahi.com(朝日新聞社):東京11区 - 小選挙区開票結果 - 2009総選挙
  9. ^ 有田芳生の『酔醒漫録』2009年11月19日付け
  10. ^ asahi.com(朝日新聞社):民主党 - 政党別開票結果 - 2010参院選
  11. ^ 比例区開票速報2016参院選朝日新聞2016年7月11日閲覧
  12. ^ 独自】民進・有田芳生議員あす離党へ日テレNEWS24 2017年12月10日付
  13. ^ 秋元司参院議員が統一教会の立場で質問有田芳生の『酔醒漫録』 2010年5月24日
  14. ^ 『人さらいからの脱出―違法監禁に二年間耐えぬいた医師の証言』小出浩久著 光言社1996年、122頁。
  15. ^ “拉致監禁”の連鎖 パートⅡ「医師・小出浩久さんの手記」を終えて(2)
  16. ^ 月刊タイムス2010年4月号 座談会「追いつめられる統一教会の悪あがき」 信者の「保護・説得」を「拉致監禁・強制改宗」と強弁(16-23頁)
  17. ^ 神戸「酒鬼薔薇聖斗」事件から10年有田芳生の『酔醒漫録』 2007年5月23日
  18. ^ 有田芳生のツイート(2015年6月9日付)
  19. ^ 有田芳生のツイート(2015年6月17日付)
  20. ^ 有田芳生のツイート(2015年6月17日付)
  21. ^ 有田芳生のツイート(2015年6月18日付)
  22. ^ 都はるみホームページ「リンク」
  23. ^ 有田芳生の酔醒漫録「テレサ・テンさんのこと」
  24. ^ 長年の「同志」松井清人さんが文藝春秋の社長に就任しました。
  25. ^ 民主党参議院議員 有田芳生
  26. ^ a b 有田芳生 ‏@aritayoshifu 2016年1月11日 1:32のツイート
  27. ^ 有田芳生 ‏@aritayoshifu 2014年11月7日 22:02のツイート
  28. ^ ‏@aritayoshifu 2015年7月19日16:31 のツイート
  29. ^ 有田芳生 ‏@aritayoshifu 2015年8月28日8:23 のツイート
  30. ^ 有田芳生 @aritayoshifu 2013年7月13日22:50 のツイート
  31. ^ 民主・有田議員が訪朝…「相談なく残念」と外相 読売新聞 2012年10月25日
  32. ^ 民主党の有田参院議員が訪朝へ27日、拉致調査を聴取 共同通信47NEWS 2015年10月9日
  33. ^ 拉致調査報告、北が「越年も」と説明 訪朝の有田議員 産経ニュース 2015年10月31日
  34. ^ 有田芳生氏が北朝鮮訪問 金正恩新体制の本音を探る 〈週刊朝日〉2012年11月16日号 | dot.ドット朝日新聞出版 2012年11月9日
  35. ^ 民主党の有田参院議員が訪朝へ27日、拉致調査を聴取 共同通信47NEWS 2015年10月9日
  36. ^ “@aritayoshifu”. Twitter. (2012年2月10日). https://twitter.com/aritayoshifu/status/167990617002094592 2014年10月13日閲覧。 
  37. ^ 『朝鮮学校差別問題で院内集会/国会議員など日本人士も参加、180余人 〝許さない!子どもたちへの差別〟』(朝鮮新報)
  38. ^ 永住外国人に地方参政権を求め集会 在日本大韓民国民団東京本部
  39. ^ J-CASTニュース (2013年3月27日). “有田芳生参院議員ら、新大久保「反韓」デモの不許可を都公安委に要請”. http://www.j-cast.com/2013/03/27171314.html 
  40. ^ [1]
  41. ^ [2]
  42. ^ 参議院インターネット審議中継
  43. ^ 第183回国会 法務委員会 第5号 平成二十五年五月九日(木曜日)
  44. ^ 共産党大会が終わった。86歳の不破哲三さんを信任しない投票は8人という。
  45. ^ 「2010参院選 候補者アンケート」毎日jp (毎日新聞社)、2010年6月26日。
  46. ^ 本人のブログ 表現を規制する石原都知事の4選阻止をーー反対「陳情者」への手紙
  47. ^ 映画『ザ・コーヴ』上映とシンポジウム」ネット中継のお知らせ 篠田博之
  48. ^ 米大統領宛に集団的自衛権行使容認「不支持」を要請 蓮舫氏ら 産経新聞 2014年4月21日 2014年4月29日閲覧。
  49. ^ 14世ダライ・ラマ法王と中国政府首脳との直接対話を求める声明文[リンク切れ]

参考文献[編集]

  • 余命プロジェクトチーム 『余命三年時事日記 外患誘致罪』 青林堂〈SEIRINDO BOOKS〉、2016年ISBN 978-4792605643

外部リンク[編集]

議会
先代:
牧山弘恵
日本の旗 参議院政治倫理の確立及び
選挙制度に関する特別委員長

2016年 - 2017年
次代:
徳永エリ