兵庫県第6区

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日本の旗兵庫県第6区
衆議院小選挙区 兵庫県.svg衆議院小選挙区 凡例.svg
行政区域 伊丹市宝塚市川西市5区に属しない区域)
(2022年12月28日現在)
比例区 近畿ブロック
設置年 1994年
2017年2022年区割変更)
選出議員 市村浩一郎
有権者数 44万9512人
1.960 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
総務省・2022年9月1日)
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兵庫県第6区(ひょうごけんだい6く)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。

区域[編集]

現在の区域[編集]

2022年令和4年公職選挙法改正以降の区域は以下のとおりである[1][2]。川西市の西部が5区に移行している。

  • 伊丹市
  • 宝塚市
  • 川西市(南部)
    • 中央町、小花1・2丁目、小戸1〜3丁目、美園町、絹延町、出在家町、丸の内町、滝山町、鴬の森町、萩原1〜3丁目、火打1・2丁目、松が丘町、霞ケ丘1・2丁目、日高町、栄町、花屋敷山手町、花屋敷1・2丁目、寺畑1・2丁目、栄根1・2丁目、南花屋敷1〜4丁目、加茂1〜6丁目、下加茂1・2丁目、久代1〜6丁目、東久代1・2丁目、萩原台東1・2丁目、萩原台西1〜3丁目、鴬が丘、新田1〜3丁目、新田、平野1〜3丁目、多田桜木1・2丁目、東多田1〜3丁目、鼓が滝1〜3丁目、矢問1〜3丁目、矢問東町、西多田1・2丁目、錦松台、多田院1・2丁目、多田院多田所町、多田院西1・2丁目、満願寺町、満願寺、平野(字カキヲジ原を除く)、東多田、西多田、多田院、緑台1〜7丁目、向陽台1〜3丁目、水明台1〜4丁目、湯山台1・2丁目、鴬台1・2丁目、南野坂1・2丁目、西畦野(字丸山、字東通り)、清流台

2017年から2022年までの区域[編集]

2017年平成29年)公職選挙法改正から2022年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[3][4]。川西市の旧東谷村の区域については、2017年の区割り変更により5区に移行している。

  • 伊丹市
  • 宝塚市
  • 川西市(旧東谷村域を除く)
    • 中央町、小花1・2丁目、小戸1〜3丁目、美園町、絹延町、出在家町、丸の内町、滝山町、鴬の森町、萩原1〜3丁目、火打1・2丁目、松が丘町、霞ケ丘1・2丁目、日高町、栄町、花屋敷山手町、花屋敷1・2丁目、寺畑1・2丁目、栄根1・2丁目、南花屋敷1〜4丁目、加茂1〜6丁目、下加茂1・2丁目、久代1〜6丁目、東久代1・2丁目、萩原台東1・2丁目、萩原台西1〜3丁目、鴬が丘、新田1〜3丁目、新田、平野1〜3丁目、多田桜木1・2丁目、東多田1〜3丁目、鼓が滝1〜3丁目、矢問1〜3丁目、矢問東町、西多田1・2丁目、錦松台、多田院1・2丁目、多田院多田所町、多田院西1・2丁目、満願寺町、満願寺、平野(字カキヲジ原を除く)、東多田、西多田、多田院、石道、虫生、赤松、柳谷、芋生、若宮、緑台1〜7丁目、向陽台1〜3丁目、水明台1〜4丁目、清和台東1〜5丁目、清和台西1〜5丁目、湯山台1・2丁目、鴬台1・2丁目、けやき坂1〜5丁目、南野坂1・2丁目、西畦野(字丸山、字東通り)、清流台

なお、伊丹市や宝塚市と同様阪神北県民局の地域で、かつ能勢電鉄沿線で川西市南部と関係が深く兵庫県議会では川西市南部と同一の選挙区となっている川西市北部(1954年以前の川辺郡東谷村地域)と川辺郡猪名川町は第6区ではなく、但馬丹波地区と同様第5区になる。

2017年以前の区域[編集]

1994年平成6年)公職選挙法改正から2017年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[5]

  • 伊丹市
  • 宝塚市
  • 川西市

歴史[編集]

兵庫県の南東部に位置し(阪神北摂地域)、大阪神戸2大都市のベッドタウンとして発展してきた住宅地である。阪急電鉄宝塚線の路線敷設に伴って開発が進み、それまでの農村地帯から一転して関西を代表する郊外住宅地区に生まれ変わった。現在も宝塚市南部や伊丹市の中心部ではマンション開発が進んでいる。こうした事情もあって選挙区民のほとんどは他地域から移住してきた新住民で占められており、無党派層が極めて多い。

2000年代半ばまでは、環境大臣防衛大臣を務め2016年8月に東京都知事に就任した小池百合子や、後に宝塚市長に転身した阪上善秀中川智子地盤としていた。また、2009年の第45回衆議院議員総選挙までは、自民党系候補(自民党・保守党)と反自民系候補(新進党民主党)で当落が毎回入れ替わる激戦区となっていた。

2005年の第44回衆議院議員総選挙以降は小池は東京10区に国替えし、兵庫6区では小泉旋風に支えられて自民党新人の木挽司が当選したが、2009年の第45回衆議院議員総選挙では一転して自公政権への強烈な逆風と民主党への追い風により、前回比例復活だった市村浩一郎が17万票以上を獲得して当選した。

2012年の第46回衆議院議員総選挙では自民党の大串正樹が初当選し日本維新の会杉田水脈が比例復活、市村は落選した。

2014年の第47回衆議院議員総選挙では大串が再選。次世代の党に参加した杉田は大幅に得票数を落とし最下位で落選し、比例復活もできず議席を失った。

2017年の第48回衆議院議員総選挙ではかつてこの地域を地盤としていた小池が希望の党を結党し、元秘書の幾村奈応子を擁立したほか、民進党桜井周立憲民主党から、市村は日本維新の会から出馬した。与野党の混戦状態となったが大串が制し3選を決め桜井は比例復活当選、幾村は供託金没収の惨敗に終わった。また、杉田は自民党へ入党し比例中国ブロックから比例単独で出馬し当選した。

2021年の第49回衆議院議員総選挙では、大串、桜井、市村による三つ巴の争いとなり、市村が自身12年ぶりとなる当選となった。維新系候補が大阪以外の衆議院小選挙区において非自民第一党と競合しつつも当選したのは過去においては2012年衆院選と2014年衆院選の各1例の計2例で今回の市村が7年ぶりであり、本人又は親族が自民党政権で要職になかった維新系候補としては初めてであった[注 1]。市村の当選は、維新が兵庫に浸透しつつある象徴例として取り上げられた。また、敗れた大串、桜井も共に比例復活し、結果的にこの選挙区からの立候補者全員が当選した。

2003年から2014年までは隣接する7区とともに全国で1位2位を争う一票の格差が大きい選挙区であった。

小選挙区選出議員[編集]

選挙名 当選者 党派
第41回衆議院議員総選挙 1996年 小池百合子 新進党
第42回衆議院議員総選挙 2000年 保守党
第43回衆議院議員総選挙 2003年 市村浩一郎 民主党
第44回衆議院議員総選挙 2005年 木挽司 自由民主党
第45回衆議院議員総選挙 2009年 市村浩一郎 民主党
第46回衆議院議員総選挙 2012年 大串正樹 自由民主党
第47回衆議院議員総選挙 2014年
第48回衆議院議員総選挙 2017年
第49回衆議院議員総選挙 2021年 市村浩一郎 日本維新の会

選挙結果[編集]

第49回衆議院議員総選挙2021年(令和3年)10月31日 兵庫県第6区

時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:46万5210人 最終投票率:55.58%(前回比:増加6.45%) (全国投票率:55.93%(増加2.25%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
市村浩一郎57日本維新の会89,571票
35.21%
――
比当大串正樹55自由民主党87,502票
34.39%
97.69%公明党推薦
比当桜井周51立憲民主党77,347票
30.40%
86.35%国民民主党兵庫県総支部連合会・社会民主党兵庫県連合推薦
第48回衆議院議員総選挙2017年(平成29年)10月22日 兵庫県第6区

時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:46万4425人 最終投票率:49.13%(前回比:減少2.53%) (全国投票率:53.68%(増加1.02%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
大串正樹51自由民主党93,622票
41.75%
――公明党推薦
比当桜井周47立憲民主党69,878票
31.16%
74.64%社会民主党兵庫県連合推薦
市村浩一郎53日本維新の会38,398票
17.12%
41.01%
幾村奈応子37希望の党22,338票
9.96%
23.86%
第47回衆議院議員総選挙2014年(平成26年)12月14日 兵庫県第6区

時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:47万8067人 最終投票率:51.66%(前回比:減少8.21%) (全国投票率:52.66%(減少6.66%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
大串正樹48自由民主党116,328票
48.93%
――公明党推薦
辻泰弘58民主党61,902票
26.04%
53.21%
吉岡健次45日本共産党34,647票
14.57%
29.78%
杉田水脈47次世代の党24,877票
10.46%
21.39%
第46回衆議院議員総選挙2012年(平成24年)12月16日 兵庫県第6区

時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日 最終投票率:59.87%(前回比:減少7.21%) (全国投票率:59.32%(減少9.96%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
大串正樹46自由民主党99,988票
36.04%
――公明党推薦
比当杉田水脈45日本維新の会79,187票
28.55%
79.20%
市村浩一郎48民主党58,270票
21.01%
58.28%国民新党推薦
松崎克彦57日本未来の党21,739票
7.84%
21.74%新党大地推薦
吉見秋彦38日本共産党18,221票
6.57%
18.22%
第45回衆議院議員総選挙2009年(平成21年)8月30日 兵庫県第6区

時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日 最終投票率:67.08% (全国投票率:69.28%(増加1.77%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
市村浩一郎45民主党172,889票
55.57%
――
木挽司50自由民主党104,014票
33.43%
60.16%
北野紀子46日本共産党28,098票
9.03%
16.25%
上野仁宏38幸福実現党6,096票
1.96%
3.53%
第44回衆議院議員総選挙2005年(平成17年)9月11日 兵庫県第6区

時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日 (全国投票率:67.51%(増加7.65%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
木挽司46自由民主党112,265票
36.40%
――
比当市村浩一郎41民主党102,055票
33.09%
90.91%
阪上善秀58無所属47,534票
15.41%
42.34%×
中川智子57社会民主党28,875票
9.36%
25.72%
大塚寿夫66日本共産党17,696票
5.74%
15.76%
  • 小池はこの選挙より東京10区へ国替え。
  • 阪上は公認候補を差し替えられ、かつ比例も下位の予定だったことに反発し、無所属で出馬。落選後、2006年宝塚市長選に立候補し当選。2009年に阪上が収賄で逮捕され辞職した後の市長選には中川が立候補し当選。
第43回衆議院議員総選挙2003年(平成15年)11月9日 兵庫県第6区

時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日 (全国投票率:59.86%(減少2.63%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
市村浩一郎39民主党109,320票
42.68%
――
阪上善秀56自由民主党96,410票
37.64%
88.19%
中川智子56社会民主党32,078票
12.52%
29.34%
大塚寿夫64日本共産党18,351票
7.16%
16.79%
  • 小池は自民党に移籍し比例単独立候補で当選。
第42回衆議院議員総選挙2000年(平成12年)6月25日 兵庫県第6区

時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日 (全国投票率:62.49%(増加2.84%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
小池百合子47保守党84,647票
33.81%
――
市村浩一郎35民主党73,931票
29.53%
87.34%
比当中川智子52社会民主党55,788票
22.28%
65.91%
前田えり子50日本共産党30,887票
12.34%
36.49%
朝倉多恵子56自由連合5,141票
2.05%
6.07%
第41回衆議院議員総選挙1996年(平成8年)10月20日 兵庫県第6区

時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(減少8.11%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
小池百合子44新進党89,672票
38.28%
――
比当阪上善秀49自由民主党81,398票
34.75%
90.77%
佐伯勉50日本共産党32,210票
13.75%
35.92%
間脇八蔵32民主党26,594票
11.35%
29.66%
鈴木邦重58自由連合4,376票
1.87%
4.88%

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 維新系候補が大阪以外の小選挙区で当選した例としては2012年衆院選の平沼赳夫園田博之、2014年衆院選の小熊慎司江田憲司柿沢未途井出庸生重徳和彦井坂信彦がいる。園田、小熊、江田、柿沢、重徳、井坂は非自民第一党である民主党と競合することなく当選しており、平沼と井出の2人が非自民第一党である民主党と競合しつつも大阪以外の小選挙区で当選した維新系候補であった。平沼は自民党政権で閣僚経験があり、井出は祖父や叔父に自民党政権で閣僚経験を持つ政治家の世襲候補であるため、本人または親族が自民党政権で要職になかった維新系候補が非自民第一党と競合しつつも大阪以外で当選した維新系候補としては市村が初めてである。

出典[編集]

関連項目[編集]