能勢町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
のせちょう ウィキデータを編集
能勢町
Nose Myokenzan kaiunden.jpg
Flag of Nose Osaka.JPG Nose Osaka chapter.JPG
能勢町旗 能勢町章
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 大阪府
豊能郡
市町村コード 27322-8
法人番号 1000020273228 ウィキデータを編集
面積 98.75km2
総人口 8,850[編集]
推計人口、2021年12月1日)
人口密度 89.6人/km2
隣接自治体 豊能郡豊能町
京都府亀岡市南丹市
兵庫県川西市丹波篠山市川辺郡猪名川町
町の木 ケヤキ
町の花 ササユリ
能勢町役場
町長 上森一成
所在地 563-0392
大阪府豊能郡能勢町宿野28番地
北緯34度58分20.8秒 東経135度24分51.2秒 / 北緯34.972444度 東経135.414222度 / 34.972444; 135.414222座標: 北緯34度58分20.8秒 東経135度24分51.2秒 / 北緯34.972444度 東経135.414222度 / 34.972444; 135.414222
能勢町役場]
外部リンク 公式ウェブサイト

能勢町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

能勢町(のせちょう)は、大阪府豊能地域に位置する

地理[編集]

大阪府最北端に位置し、町内は山林・田畑が多く存在する。「大阪の軽井沢」「大阪の北海道」「大阪のチベット」と表現される場合があり、この表現から推察される様に、町内全域が標高200m(天王地区は500m)地帯で大阪市内と6~10℃気温差があり、夏は涼しいものの、冬は氷点下まで冷え込む事が多い。最高気温は、夏の8月が30.9℃ 冬の1月が7.1℃ 最低気温は、夏の8月が21.3℃ 冬の1月が-2.2℃ 特に冬場の冷え込みは、厳しいこともあり、2012年2月3日には、-9.1℃を記録している。(天王付近ではー13℃)年平均気温13.5℃

町は中央の山並(暮坂峠・逢坂峠・名月峠・坂井峠)を境に西と東に分かれており、中学校の校区も同様に分けられている。

最寄駅は能勢電鉄山下妙見口であるものの、峠を越えて亀岡京都市内三田篠山方面へも向かう事が可能である。商業施設や行政施設は西地区に集中するものの、豊能警察署が東地区(地黄)に存在するなど町内に各施設が分散している。鉄道駅から距離があること、また国道が整備されていることもあり、自動車オートバイ路線バスが重要な移動手段となっている。

歴史[編集]

  • 1956年昭和31年) 歌垣村田尻村西能勢村が合併して発足。
  • 1959年(昭和34年) 東郷村を編入。現在の町域となる。
  • 1960年(昭和35年) 町章制定。
  • 1963年(昭和38年) 国道173号が制定施行(1971年から建設省直轄化)。
  • 1970年(昭和45年)3月17日 皇太子夫妻が来町。青少年総合野外活動センターを視察[1]
  • 1972年(昭和47年) 阪急デマンドバス運行開始(1997年まで)。
  • 1973年(昭和48年) 電話自動化により市外局番を072701・072702から0727に統一。
  • 1981年(昭和56年) 国道173号(一庫 - 民田間)改良開通。
  • 1983年(昭和58年) 国道173号はらがたわトンネル開通。
  • 1984年(昭和59年) 国道173号(森上 - 山辺間)改良開通。
  • 1988年(昭和63年) 豊能郡美化センター稼動(1997年まで)。
  • 1989年平成元年) 天王中学校が西中学校に統合。
  • 1990年(平成2年) 国道173号(山辺 - はらがたわトンネル南口間)開通により全線改良完成、管理権を府へ移管。
  • 1997年(平成9年) 豊能郡美化センターにおいてダイオキシン問題発生。
  • 1999年(平成11年) 町内循環バス運行開始。能勢浄瑠璃(のせじょうるり)が国の選択無形民俗文化財に選択。
  • 2006年(平成18年) 町制50周年を迎える。
    キャッチフレーズ「能勢はブラン土(ド)!未来にゆめのせて…」
  • 2007年(平成19年) 町内に200人以上の太夫を擁し、子供浄瑠璃や浄瑠璃用劇場など、町ぐるみで浄瑠璃の振興に取り組んでいるとして、「能勢 浄瑠璃の里」がサントリー地域文化賞を受賞[2]
  • 2015年(平成27年)4月1日 豊中市消防局に有償委託することにより消防常備化[3]。町内に豊中市北消防署能勢町分署が開設される[4]

行政[編集]

  • 町長 上森 一成(2期目)

町議会[編集]

  • 定数:12人
  • 任期:平成29年5月1日 - 令和3年4月30日
会派名 議席数 所属党派 女性議員数 女性議員の比率(%)
公明党 2 公明党 1 50.0
大阪維新の会 1 大阪維新の会 0 0
自由民主党 1 自由民主党 0 0
日本共産党 1 日本共産党 0 0
無所属 7 1 14.3

2020年10月19日現在。

  • 下水道上水道とも普及率が低い。但し、現在下水道工事、府営水道の埋設工事が急速に進んでいる。
  • 1997年、町内の「豊能郡美化センター」から高濃度のダイオキシンが検出され操業停止となった。周辺自治体にゴミ処理を委託していたが、2009年4月より川西市・猪名川町・豊能町と共同で建設した「国崎クリーンセンター」で処理を行っている。
  • 2003年度末現在、町の財政は苦しく、「財政再建団体」(収支差し引き赤字額が標準財政規模の20%以上の市町村など)に転落しかねない状況である。

経済[編集]

産業[編集]

秋鹿酒造(有)製造 地酒秋鹿が知られている。

特産品[編集]

  • 秋鹿酒造(有)製造 日本酒「秋鹿・摂州能勢」、「秋鹿・千秋」、「秋鹿・大吟醸雫酒」、「秋鹿純米大吟醸雫酒」・「一貫造り」、「米・人・心・技」、「秋鹿倉垣・千石谷」他
  • でっちようかん

工場[編集]

日本郵政グループ[編集]

(2012年12月現在)

  • 日本郵便株式会社
    • 西能勢郵便局(森上) - 集配局。
    • 地黄(じおう)郵便局(地黄) - 集配局(尚、集配業務における指示管理等は箕面郵便局の指示管理下にある)。
    • 歌垣郵便局(倉垣)
    • 妙見山(みょうけんざん)簡易郵便局(野間中)
    • 宿野(しゅくの)簡易郵便局(大里)
    • 豊能田尻簡易郵便局(下田尻)

※簡易郵便局を除く各郵便局にゆうちょ銀行のATMが設置されており、西能勢郵便局ではホリデーサービスを実施。
※能勢町内の郵便番号は西部地域が「563-03xx」(西能勢郵便局の集配担当)、東部地域が「563-01xx」(地黄郵便局の集配担当)となっている。

姉妹都市・提携都市[編集]

地域[編集]

人口[編集]

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、9.60%減の11,659人であり、増減率は府下43市町村、72行政区域でともに最下位。

Population distribution of Nose, Osaka, Japan.svg
能勢町と全国の年齢別人口分布(2005年) 能勢町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 能勢町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

能勢町(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

教育[編集]

隣接している自治体[編集]

周囲のほとんどを他府県に囲まれており、同じ大阪府の他の町(豊能町)に直接出る道は1本しかない(大阪府道4号茨木能勢線野間峠越えのみ)。

交通[編集]

鉄道路線[編集]

町内に鉄道路線なし。町役場へ鉄道を利用する場合の最寄り駅は、能勢電鉄妙見線および日生線山下駅。なお、野間地区へは能勢電鉄妙見線の妙見口駅が最寄りとなる。

バス[編集]

能勢町へ向かう阪急バスはすべての便が山下駅前発着となる

町内では、最盛期には阪急バス京都交通国鉄バスの3つの事業者が町内に乗り入れていた。1963年3月時点での運行路線で、各路線の最長系統を示すと、次のとおり。

  • 阪急バス
    • 杉生線 池田 - 虫生 - 紫合 - 木津上 - 杉生 - 山田 - 森上
    • 西能勢線 池田 - 山下 - 一庫 - 森上 - 宿野
    • 西能勢線 山下 - 一庫 - 森上 - 山田 - 杉生
    • 杉生線 森上 - 杉生 - 杉生新田
    • 長谷循環線 森上 - 垂水 - 神山 - 森上
    • 倉垣線 森上 - 名月峠 - 倉垣
    • 倉垣線 山下 - 国崎 - 下田尻 - 上田尻 - 倉垣
  • 京都交通
    • 吉川線 亀岡駅前 - 湯ノ花 - 井手 - 奥田橋 - 倉垣橋 - 本滝口 - 黒川 - ケーブル前 - 新滝口 - 吉川
    • 野間線 吉川 - 新滝口 - ケーブル前 - 本滝口 - 大原口 - 本滝寺 - 野間峠 - 妙見口 - 余野
    • 森上線 今西 - 宿野 - 大坂峠 - 清正公前 - (一部のバスは和田経由)- 倉垣橋 - 本滝口 - ケーブル前 - 新滝口 - 吉川
    • 出野線 出野 - 東出野 - 本滝口 - ケーブル前 - 新滝口 - 吉川
    • 今西 - 上宿野 - 広野線 今西 - 宿野 - 森ノ裏(上宿野)- 広野
  • 国鉄バス
    • 園篠線(西能勢線) 福住 - 摂津天王 - 山辺 - 西能勢(森上バスセンター)

阪急バスは池田・山下・杉生から町内の西部を、京都交通は亀岡・吉川・余野から町内の東部と北部を運行していた。桧山・福住からの天王を経由して森上に連絡する国鉄バスの路線が誕生すると、森上にバスセンターが設置された。隣府県(猪名川町・亀岡市)から大阪府立能勢高等学校へ通学する学生もあったので、阪急バスの杉生 - 森上、京都交通の今西 - 森ノ裏(上宿野) - 広野など、府境をまたいで運行された。

1972年に阪急バスによって、日本ではじめてデマンドバスが運行を開始。長谷循環線などの町内路線はデマンドバスに変わった。

京都交通の今西 - 森ノ裏(上宿野)- 広野の路線も、これより前に廃止され、代わってデマンドバスが上宿野まで運行するようになり、その後は豊中センターまで運行区間をのばした。京都交通は、車掌付きツーマンバスを廃止する頃には、亀岡からの直通バスを廃止して、途中の本梅車庫前で乗り換えられるようにした。出野 - 吉川の路線もこの時期に廃止された。

国鉄バスは、1987年2月に廃止され、町有バスによる運行を経て、阪急バスが廃止代替バスとして能勢町宿野 - 山辺 - 摂津天王間を運行したが、1992年4月に廃止して天王 - 森上(西中学校)の通学バスに転換し、1999年4月に廃止されるまで運行され、以降は町有バスのスクールバスに変わった。1978年8月、阪急バスは池田 - 能勢の郷の運行をはじめるが、国鉄バスの廃止によって山辺地区にバス停が立てられるようになった。

京都交通は、吉川線・野間線・森上線の町内3路線すべてを、2003年7月に廃止した。能勢町は助成金を出して、廃止代替バスの運行をはじめ、妙見口駅 - ケーブル前 - 倉垣 - 奥山内 - 奥田橋(循環)と、妙見口駅 - 倉垣 - 大坂峠 - 宿野 - 今西 の2路線が、阪急バスによって妙見口能勢線として運行された。妙見口駅 - 今西の路線は、2009年2月に宿野までの運行に短縮されたあと、2021年4月に廃止された。2011年12月からは、一部の便が箕面森町地区センターへ延びて、バスを乗り換えて千里中央に出られるようになった。2021年4月からは、平日のみの運行になった。

阪急バスは、杉生線の杉生 - 森上 - 口山内の運行を1983年11月に、倉垣線を1985年5月に、それぞれ廃止した。デマンドバスは、上杉地区・山辺地区・杉原・豊中センターに運行区域を広げたが、1997年10月に廃止して、一般路線に転換した。1999年からは町有の福祉バスによって町内を循環する路線が運行されるが、2007年5月に過疎地有償運送に代替された。能勢小中学校の統合によって、2017年4月に口山内 - 杉原間が廃止され、町有のスクールバスに転換した。2020年5月には、猪名川町の乗合デマンド交通(ちょいそこいながわ)の運行開始により、日生中央 - 上阿古谷 - 能勢町宿野の路線を休止した。2021年4月には、西能勢線の山下駅前 - 山辺 - 能勢の郷、妙見口能勢線の妙見口駅 - 倉垣 - 能勢町宿野の2路線が廃止された。

新たな公共交通システムとして、路線バスの廃止代替として「公共交通空白地有償運送」の活用がすすめられている。


阪急バス

  • 西能勢線(阪急バス猪名川営業所、中核となるバス停は能勢町宿野、森上)
    • 73系統 山下駅前 - 一庫ダム - 森上 - 能勢町宿野 - 能勢の郷(能勢町宿野 - 能勢の郷間は土休日2往復のみ・平日は運休)
    • 74系統 山下駅前 - 一庫ダム - 森上 - 能勢町宿野 - 口山内(平日のみ・能勢町宿野 - 口山内間の区間便あり)
    • 76系統 日生中央 - 上阿古谷 - 森上 - 能勢町宿野(平日1往復のみ・土休日は運休)
    • 77系統 山下駅前 - 一庫ダム - 森上 - 能勢町宿野 - 豊中センター前

能勢町内の各集落と最寄り駅の山下駅・日生中央駅を結ぶ路線。旧歌垣小学校の通学便として運行されていた口山内 - 杉原の末端区間は、能勢小学校への統廃合で歌垣小学校が閉校したことにより、2017年4月1日をもって廃止となった。

2003年6月に廃止となった京都交通の吉川線・森上線・野間線を同年7月より阪急バスが引き継いだ路線で、妙見口駅(豊能町)~箕面森町地区センター(箕面市)(千里中央箕面森町近隣公園前方面及び、東ときわ台循環~光風台駅、光風台駅~新光風台循環方面、また豊能町東西バスに乗り換え可能)~倉垣~能勢町宿野が妙見口能勢線となる。系統番号は付いていない。宿野近辺や倉垣 - 加村 - 奥山内間では西能勢線と重複する区間もあるが、西能勢線のバス停とは別の専用バス停に停車する。また、ほとんど全区間で小型の簡易型バス停を使っている。また、2009年2月をもって、宿野 - 今西の末端区間が廃止となった。

能勢町内で使われている簡易型のバス停(高さは1.5mぐらい)

能勢営業所が町内路線を担当していた時代は、全ての業務を阪急田園バスに委託していた。豊能町東地区と同様に町外の鉄道駅から町内へ向かうローカル路線であり、運行距離に伴う運賃の高さや運転本数の少なさ等があり、利用者が減少傾向にある。現在は、赤字の路線に対し町が補助金を拠出しての運行がなされている。ただし春や秋にはハイキング客で賑わう。

かつては電話をすると迎えに来る「阪急デマンドバス」(日本初のデマンドバス)の運行が行われていたが、採算面などの理由から1997年10月に路線の大幅見直しが行われ、デマンドバスは廃止となった。このときの路線を引き継いだのが77系統(能勢町宿野 - 豊中センター前間)、74系統(口山内 - 杉原間)であるが、その他の大部分の路線は廃止(後にふれあいバス、通学・通園バスが廃止区間を補完すべく運行を開始)となった。

阪急バスが運行していない地域を補完すべく、自治体運営の町内循環バス(ふれあい号)が運行されていた(原則として町内の住民のみ利用可)が、2007年3月をもって廃止し、代わってNPOによる過疎地有償運送に変更されている。

また森上 - 摂津天王間もかつて営業路線として存在した(能勢町立西中学校の学生通学用と兼用)。中学校の下校時間に合わせて運転されていたため、一定のダイヤが無い路線であった。通学バスは町内循環バスの車両が使用されていたが、現在は町の職員が運転するワゴン車が代用されている。

タクシー[編集]

日の丸ハイヤー

道路[編集]

一般国道[編集]

主要地方道[編集]

一般府道[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事・有名生物[編集]

野間の大ケヤキ(2004年撮影)
野間の大ケヤキ(2017年撮影)
地黄城の石碑
長谷の棚田の初夏景色
清普寺

祭り[編集]

  • 能勢町民カーニバル 能勢栗まつり(体育の日
  • 能勢町民カーニバル 能勢農業文化祭(文化の日
  • 能勢浄るり音頭まつり・商工会青年部夏まつり合同祭「よっほいせ」

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ 皇太子ご夫妻 青少年大会に『朝日新聞』1970年(昭和45年)3月17日夕刊 3版 11面
  2. ^ 2007年度 第29回サントリー地域文化賞 大阪府能勢町「能勢 浄瑠璃の里」
  3. ^ 能勢町と豊中市との間における消防事務の委託に関する規約
  4. ^ 豊中市北消防署能勢町分署が開設されました。(平成27年4月20日、能勢町総務部自治防災課自治防災係)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]