静岡県第7区 (1994年〜2002年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

静岡県第7区(しずおかけんだい7く)は、かつて存在した日本衆議院議員総選挙における選挙区である。

1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置された静岡県第7区は2002年の公職選挙法改正で区割り変更の対象となった。この際に行われた区割り改正で静岡県の衆議院小選挙区が削減され、旧7区の地域が分割され隣接選挙区に編入、それまでの静岡県第9区のほぼ全域が新たな静岡県第7区に変更となった。そのため、旧静岡県第7区と現在の静岡県第7区は、まったく別個の地域である。

区域[編集]

2002年の小選挙区区割変更に伴い、三島市・田方郡伊豆長岡町函南町5区へ、熱海市・伊東市・下田市・賀茂郡・田方郡(伊豆長岡町・函南町を除く)が6区へそれぞれ編入された[1]

1994年平成6年公職選挙法改正から2002年の小選挙区改定までの区域は以下のとおりである[2]

小選挙区選出議員[編集]

選挙名 当選者 党派
第41回衆議院議員総選挙 1996年平成8年) 木部佳昭 自由民主党
第42回衆議院議員総選挙 2000年(平成12年) 細野豪志 民主党

選挙結果[編集]

第42回衆議院議員総選挙2000年(平成12年)6月25日 静岡県第7区

時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日
当日有権者数:36万1567人 最終投票率:68.22%(前回比:増加6.44%) (全国投票率:62.49%(増加2.84%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
細野豪志28民主党73,044票
30.34%
――
木部佳昭74自由民主党56,825票
23.60%
77.80%保守新党推薦
栗原裕康51無所属51,625票
21.44%
70.68%×
松本義廣49無所属39,685票
16.48%
54.33%×
宮城島正52日本共産党18,252票
7.58%
24.99%
志良以榮63自由連合1,313票
0.55%
1.80%
  • 細野は区割り再編後は5区で活動。栗原は41・43回は6区で活動(自民党)。この選挙では公認争いに敗れ無所属出馬。
第41回衆議院議員総選挙1996年(平成8年)10月20日 静岡県第7区

時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日
当日有権者数:35万6361人 最終投票率:61.78%(前回比:---%) (全国投票率:59.65%(減少8.11%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
木部佳昭70自由民主党90,317票
42.92%
――
小池政臣56無所属78,355票
37.24%
86.76%×
渡辺浩美36日本共産党23,925票
11.37%
26.49%
菊地董54社会民主党17,814票
8.47%
19.72%
  • 小池は1998年に三島市長選挙に立候補し当選。
  • 菊池は、前島秀行の死去により2000年2月に繰り上げ当選(なお、2000年以降の衆議院議員選挙では、有効得票10%未満では復活当選及び繰り上げ当選はできない)。42回では静岡5区に立候補し、落選。

脚注[編集]

関連項目[編集]