千葉県第4区

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日本の旗千葉県第4区
衆議院小選挙区 千葉県.svg衆議院小選挙区 凡例.svg
行政区域 船橋市(本庁管内、二宮芝山高根台習志野台西船橋の各出張所管内、船橋駅前総合窓口センター管内の丸山1丁目~5丁目以外)
(2017年7月16日現在)
比例区 南関東ブロック
設置年 1994年2013年2017年区割変更)
選出議員 野田佳彦
有権者数 46万4840人
2.010 倍(一票の格差鳥取1区との比較)
総務省・2021年10月18日)
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千葉県第4区(ちばけんだい4く)は、日本衆議院議員総選挙における選挙区1994年平成6年)の公職選挙法改正で設置。

区域[編集]

現在の区域[編集]

2017年平成29年公職選挙法改正以降の区域は以下のようである[1][2]。2017年の区割変更に伴い飛地である丸山1丁目〜5丁目が13区に移動している。

2013年から2017年までの区域[編集]

2013年平成25年公職選挙法改正から2017年の小選挙区改定までの区域は以下のようである[4]2010年平成22年)の国勢調査で船橋市内の日本国民の人口が人口最少選挙区の人口の2倍を上回るため[5]、2013年の区割変更に伴い二和出張所管内・豊富出張所管内の区域が13区に移動した。

  • 船橋市
    • 本庁管内
    • 二宮・芝山・高根台・習志野台・西船橋の各出張所管内
    • 船橋駅前総合窓口センター管内

2013年以前の区域[編集]

1994年平成6年公職選挙法改正から2013年の小選挙区改定までの区域は以下のようである[6]

  • 船橋市

歴史[編集]

千葉県第二の人口を擁する船橋市1市で構成される(ただし、上記のように北部地域の一部が13区に編入されている)。船橋市は市域南部を中心として東京ベッドタウンとして開発が進み、「千葉都民」と呼ばれる無党派が多い地域といわれる。

小選挙区制施行以後、1996年の第41回衆議院議員総選挙では、県議を6期務めた自由民主党田中昭一新進党野田佳彦をわずか105票差で制した(新進党は小選挙区で出馬した候補者は原則として比例重複立候補を認めなかった[7]ため、野田は重複立候補しておらず比例復活できずに落選)が1期で引退し、2000年以降は民主党に移籍した野田が安定した地盤を築き、地方部に多い「保守王国」と呼ばれる地域選出の自民党議員並の得票率を獲得しながら連続当選中である。

2005年の第44回衆議院議員総選挙では、小泉旋風で千葉県の他の小選挙区の民主党候補が全員落選する中、野田は自民党の藤田幹雄に944票差まで迫られながらも議席を守り抜いた。2009年の第45回衆議院議員総選挙では、民主旋風にも乗って野田は藤田に約8万票差をつけて再選した。民主党に大逆風が吹いた2012年の第46回衆議院議員総選挙においても、現職首相の野田が当選挙区の投票率が下がりながらも自身過去最多の得票を得て再選、再び出馬した藤田は自民党候補で唯一、南関東ブロック比例復活すらできずに落選した。2014年の第47回衆議院議員総選挙でも野田が候補者を差し替えた自民党の新人候補・木村哲也に5万票以上の大差をつけて圧勝し比例復活も許さなかったが、3位の日本共産党斉藤和子が比例復活で初当選した。2017年の第48回衆議院議員総選挙では、民進党の分裂を受けて無所属での出馬となったが、前回よりも更に木村との差を広げ、野田13万票に対し木村6万票とダブルスコアを超える差を付けて圧勝した。ただし、千葉県の小選挙区では4区を除き全て自民党公認候補が当選したこともあって、木村も比例復活で初当選した。2021年の第49回衆議院議員総選挙(昭和32年生まれの岸田文雄内閣)では、野田が立憲民主党公認の野党統一候補として出馬し、木村の比例復活を許さずに完勝した。

1996年の第41回衆議院議員総選挙で民主党から出馬した小島孝之はお笑い芸人の小島よしおの父親である。

2013年の区割変更がなされるまでは、全国で最も有権者の多い小選挙区であった。

小選挙区選出議員[編集]

選挙名 当選者 党派
第41回衆議院議員総選挙 1996年 田中昭一 自由民主党
第42回衆議院議員総選挙 2000年 野田佳彦 民主党
第43回衆議院議員総選挙 2003年
第44回衆議院議員総選挙 2005年
第45回衆議院議員総選挙 2009年
第46回衆議院議員総選挙 2012年
第47回衆議院議員総選挙 2014年
第48回衆議院議員総選挙 2017年 無所属
第49回衆議院議員総選挙 2021年 立憲民主党

選挙結果[編集]

第49回衆議院議員総選挙2021年(令和3年)10月31日 千葉県第4区

時の内閣:第1次岸田内閣 解散日:2021年10月14日 公示日:2021年10月19日
当日有権者数:46万3083人 最終投票率:52.69%(前回比:増加3.28%) (全国投票率:55.93%(増加2.25%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
野田佳彦64立憲民主党154,412票
64.55%
――
木村哲也52自由民主党84,813票
35.45%
54.93%公明党推薦
第48回衆議院議員総選挙2017年(平成29年)10月22日 千葉県第4区

時の内閣:第3次安倍第3次改造内閣 解散日:2017年9月28日 公示日:2017年10月10日
当日有権者数:45万1595人 最終投票率:49.41%(前回比:減少3.75%) (全国投票率:53.68%(増加1.02%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
野田佳彦60無所属131,024票
59.59%
――×
比当木村哲也48自由民主党61,804票
28.11%
47.17%公明党
深津俊郎69日本共産党14,955票
6.80%
11.41%
佐藤浩52日本維新の会12,104票
5.50%
9.24%
第47回衆議院議員総選挙2014年(平成26年)12月14日 千葉県第4区

時の内閣:第2次安倍改造内閣 解散日:2014年11月21日 公示日:2014年12月2日
当日有権者数:44万3507人 最終投票率:53.16%(前回比:減少6.30%) (全国投票率:52.66%(減少6.66%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
野田佳彦57民主党119,193票
51.69%
――
木村哲也45自由民主党67,600票
29.32%
56.71%公明党
比当斉藤和子40日本共産党24,275票
10.53%
20.37%
西尾憲一64無所属19,510票
8.46%
16.37%緑の党グリーンズジャパン支持×
第46回衆議院議員総選挙2012年(平成24年)12月16日 千葉県第4区

時の内閣:野田第3次改造内閣 解散日:2012年11月16日 公示日:2012年12月4日
当日有権者数:49万5212人 最終投票率:59.46%(前回比:減少3.67%) (全国投票率:59.32%(減少9.96%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
野田佳彦55民主党163,334票
57.28%
――国民新党
藤田幹雄44自由民主党72,187票
25.31%
44.20%公明党
三宅雪子47日本未来の党28,187票
9.88%
17.26%新党大地
斉藤和子38日本共産党21,459票
7.53%
13.14%
第45回衆議院議員総選挙2009年(平成21年)8月30日 千葉県第4区

時の内閣:麻生内閣 解散日:2009年7月21日 公示日:2009年8月18日
当日有権者数:48万7837人 最終投票率:63.13%(前回比:減少0.24%) (全国投票率:69.28%(増加1.77%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
野田佳彦52民主党162,153票
53.64%
――国民新党
藤田幹雄40自由民主党85,425票
28.26%
52.68%公明党
野屋敷いとこ58みんなの党28,280票
9.35%
17.44%
斉藤和子34日本共産党23,050票
7.62%
14.21%
山中宏一郎41幸福実現党3,403票
1.13%
2.10%
第44回衆議院議員総選挙2005年(平成17年)9月11日 千葉県第4区

時の内閣:第2次小泉改造内閣 解散日:2005年8月8日 公示日:2005年8月30日
当日有権者数:46万5142人 最終投票率:63.37%(前回比:増加9.08%) (全国投票率:67.51%(増加7.65%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
野田佳彦48民主党129,834票
44.90%
――
比当藤田幹雄36自由民主党128,890票
44.57%
99.27%公明党
仁木利則53日本共産党24,138票
8.35%
18.59%
永野耕士57無所属6,311票
2.18%
4.86%×
第43回衆議院議員総選挙2003年(平成15年)11月9日 千葉県第4区

時の内閣:第1次小泉第2次改造内閣 解散日:2003年10月10日 公示日:2003年10月28日
当日有権者数:45万9501人 最終投票率:54.29%(前回比:減少2.51%) (全国投票率:59.86%(減少2.63%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
野田佳彦46民主党135,522票
55.77%
――
長谷川大44自由民主党80,051票
32.94%
59.07%公明党
津賀幸子55日本共産党27,441票
11.29%
20.25%
第42回衆議院議員総選挙2000年(平成12年)6月25日 千葉県第4区

時の内閣:第1次森内閣 解散日:2000年6月2日 公示日:2000年6月13日
当日有権者数:44万4237人 最終投票率:56.80% (全国投票率:62.49%(増加2.84%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
野田佳彦43民主党116,156票
47.27%
――
西尾憲一49自由民主党76,067票
30.96%
65.49%公明党
石井正二55日本共産党44,586票
18.15%
38.38%
秋元豊62自由連合8,899票
3.62%
7.66%
第41回衆議院議員総選挙1996年(平成8年)10月20日 千葉県第4区

時の内閣:第1次橋本内閣 解散日:1996年9月27日 公示日:1996年10月8日 (全国投票率:59.65%(減少8.11%))

当落候補者名年齢所属党派新旧得票数得票率惜敗率推薦・支持重複
田中昭一59自由民主党73,792票
31.99%
――
野田佳彦39新進党73,687票
31.94%
99.86%
小島孝之48民主党45,924票
19.91%
62.23%
丸山慎一40日本共産党37,300票
16.17%
50.55%

脚注[編集]

  1. ^ 衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第193回国会 制定法律の一覧 >衆議院議員選挙区画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律の一部を改正する法律 法律第五十八号(平二九・六・一六)”. 衆議院 (平成29-06-16). 2021年10月1日閲覧。住居表示などにより変更あり。
  2. ^ 千葉県”. 総務省. 2021年10月1日閲覧。
  3. ^ 衆議院小選挙区の区割りの改定について(平成29年)” (日本語). 船橋市ホームページ (令和2年9月28日). 2021年10月1日閲覧。
  4. ^ 衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第183回国会 制定法律の一覧 >衆議院小選挙区選出議員の選挙区間における人口較差を緊急に是正するための公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律の一部を改正する法律 法律第六十八号(平二五・六・二八)”. 衆議院 (平成25-06-28). 2021年10月1日閲覧。地名は2013年(平成25年)当時のものである。
  5. ^ 第18回衆議院議員選挙区画定審議会 (2021(令和3)年12月10日). “令和2年国勢調査人口(確定値)に基づく計算結果の概要”. 総務省. p. 2. 2022年1月4日閲覧。
  6. ^ 衆議院トップページ >立法情報 >制定法律情報 >第131回国会 制定法律の一覧 >法律第百四号(平六・一一・二五)”. 衆議院 (平成6年11月25日). 2021年10月1日閲覧。地名は1994年(平成6年)当時のものである。
  7. ^ 同党は1つの例外を除き、各比例ブロックにつき1人しか重複立候補を認めない方針であった。

関連項目[編集]